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2003年8月後半

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03.08.29 (fri)
SHE AND THE BAND「EMOTIONAL BANDITS」ドイツのハードポップ91年作。少しハスキーで力強いANN WILSON的な女性VoにファットなKeyアレンジ。物憂げなメロのミドル〜バラードが中心で、雰囲気は好きな感じなんですが、メロの魅力としては今ひとつ物足りないかな。
CHAPTER 29「SCENERY」アメリカの男性ポップ・デュオ。繊細な哀愁メロでダンサブルなアレンジのシンセ・ポップで、ULTRAVOX meets SAVAGE GARDENってな雰囲気?ロック的な要素は全く無いですが、僕は好きなタイプ。
熊木杏里「殺風景」スタイリッシュ・フォーク・シンガーの1st、らしいです。アコースティックで無臭の都会的な楽曲に時折フォーク臭いメロが混じるのが新鮮。結構聴ける。
今日の入手CD
■サンプル/熊木杏里「殺風景」

03.08.28 (thu)
中間英明「POINT OF NO RETURN」日本の様式美Gtの89年ソロ。速弾き云々よりメロディアスな楽曲としてのレベルが高い。ネオクラシカル一辺倒では無く、哀愁の歌入りメロハー、スパニッシュで繊細なアコギが印象的な楽曲、BLACKMORE風のシャッフル、明るい開放感に満ちたナンバー、ストリングスをフィーチュアした荘厳なクラシック風とバラエティに富んだ構成も良い感じ。
STORMWAVE「DEADLY TRACE」オーストリアのメロハー。何年作か書いてないので「LOVE IS A〜」とどっちが先に出たアルバムか分からないんですが、基本的な路線は同じでBON FIREタイプの欧州メロハー。「LOVE IS A〜」と比べると小気味良い疾走感が無いんですが、メロは結構しっかりしており十分に楽しめるクオリティ。
天野月子「鮫」ジャパニーズメロディアスハードの第一人者(嘘)天野月子のニューシングル。「亀」とのカップリング。「鮫」は哀愁のヴァースとヘドバンを誘発するファストなサビが超格好良い名曲。「亀」はサザンの「亀が泳ぐ街」を彷彿とさせる意味不明な歌詞とジャパニズムな郷愁漂う名曲。めちゃめちゃ良いッ!天野月子最高!

03.08.27 (wed)
REGATTA「S.T」カナダのメロディック・ロック89年作。これぞカナダ!という感じの端正に整った軽やかなロックサウンドに、キャッチーかつ仄かな哀愁漂う歌メロが乗るハイクオリティな楽曲。中盤に多少グルーヴを押し出した毛色の異なるアレンジの楽曲が出てきてアルバムに彩りを加えてますが、サビではしっかりメロディックに決める辺りは流石というか。隠れた名盤。
BOXER「S.T」MATTI ALFONZETTIがVoを務めるメロディック・ロック98年作。恐らくスウェーデンのみのリリースで歌詞も現地語。ALFONZETTIといえば熱い歌唱で知られてますが、このアルバムでは力みを抑えた軽やかな歌唱が印象的で、彼の歌うアルバムの中でも一番北欧的な雰囲気。そんなに哀愁がある訳ではないですが、大らかで広がりのある開放的な楽曲はCLOUSEAUなんかを連想させるような。良い。

03.08.26 (tue)
PEARLY WHITE「WAY OF LIFE」スウェーデンのメロハー自主制作94年作。頼りなさげな哀愁メロを奏でるツインリード、臭い歌メロの弱々Vo、薄っぺらなサウンドと、まるで一昔前のマイナー北欧メタルの王道を行くようなアルバム。ドB級なんですが、確かに僕の琴線をくすぐる何かが感じられます。(苦笑)
ARLEN SALTE「GREAT BIG NOISE」カナダの産業ロッカー91年作。前作に比べて格段にハードなアレンジになっており、曲によってはHRと言っても差し支え無いくらい。ただ、ハードになった曲は大味なGtリフ主導であんましメロが魅力的じゃなく、柔和なKeyと哀愁メロが映える産業ロック的な楽曲や繊細なバラードの方が出来は良い感じ。
MRBM便到着。放出ブツは→BLUE BLUD「THE BIG NOISE」/CHRISSY STEELE「MAGNET TO STEELE」/LEE Z「TIME LINE」/ZINATRA「THE GREAT ESCAPE」。今回も結構良い感じのトレードが出来たような。静岡のおかげです。(笑)
今日の入手CD
MELODIC ROCK BY MAILBENJAMIN「S.T」/BOXER「S.T」/REGATTA「S.T」/■ヤフオク/MICHAEL STANLEY BAND「HEARTLAND」\500/RUCKUS「S.T」\700/SAHARA「SELF EGO」\400/VALENTINE「S.T」\600

03.08.25 (mon)
SEPTIC FLESH「SUMERIAN DAEMONS」ギリシャの耽美デス03年6th。ホラー映画のような宗教的荘厳さを感じさせるアレンジは、ニュアンスの違いはあるもののCRADLE OF FILTHを少し彷彿とさせます。賛美歌っぽい女性コーラスの神々しいパートから、激烈なブラストとロウでディープなデス声への落差が強烈なコントラストを生んでます。チープさの欠片も無し。
HEARTS AND MINDS「S.T」軽快なアメリカン・ロック90年作。ノーギミックなアレンジで、シンプルかつキャッチーなメロを爽快に聴かせるBRYAN ADAMS系のロック。何の変哲も無いですが、メロはなかなか良い感じで好感触なアルバム。

03.08.24 (sun)
GREG X VOLZ「THE RIVER IS RISING」元PETRAのVoのソロ86年作。80年代のPETRAのアルバムと言われても気付かない位に同じ感じの、キレのある産業ロック。つまりそれだけハイクオリティという事。メチャ良いです。PETRAのKeyのJOHN LAWRYがゲストで1曲だけソロを披露してます。

03.08.23 (sat)
FREUDIANA「S.T」ALAN PARSONSのVo、ERIC WOOLFSONのソロ・プロジェクト 90年作。ジークムント・フロイトをテーマにしたコンセプト・アルバムみたい。場面展開の多いサントラのようなアルバムで、一括りでこんなアルバムと言うのは難しいんですが、全体的な印象としては大らかでゆったりと流れるような楽曲に仄かな翳りを湛えたアンニュイな歌メロが載るポンプ・ロックという感じかな?非常に美しくドラマティックなアルバム。
EDIN ADAHL「MINNEN 1980-1992」スウェーデンのAORグループが残した8枚のアルバムからのベスト盤。90年代になってからはアダルトな雰囲気のAORをやってましたが、80年代初期の楽曲が素晴らしい。Keyをたっぷりフィーチュアしたハードポップ的なノリの良い楽曲で、しかもメロは透明感のある北欧哀愁系。80年代後半にかけてどんどん洗練されてファンキーなAORタッチの楽曲が増えていくのが辛い・・・。ちなみにADAHL兄弟2人とEDIN兄弟2人ってトコからバンド名が付いてるようです。
C'VELLO「S.T」アメリカの美形4人組ハイテクAOR92年作。BLVD.を打ち込み系にしたような繊細で仄かな哀愁を感じさせるメロディアスナンバーが頭から2曲続き、「おっ!」と思ったものの、その後やや散漫な内容になってトーンダウン。最後の方にもアダルトな雰囲気ながらなかなか良いメロの楽曲があって悪くない出来のアルバム。

03.08.22 (fri)
GLEN MEDEIROS「S.T」ハワイ出身のAORシンガーのデビュー作。ウチの嫁さんでも知ってる超有名曲"NOTHING'S GONNA CHANGE MY LOVE FOR YOU"収録。演奏陣にKEANE兄弟、MICHAEL LANDAU、JAY GRUSKA等を迎えて制作されてるので、TOTO/AIRPLAY系の躍動感のある楽曲を期待したんですが、ほとんどがバラードで、ちょっと物足りない・・・
MITCH MALLOY「SHINE」アメリカン・ロッカー久々の3rd。2ndのAOR路線から一転、1stの頃のような爽快なアメリカン・ロックが全編で堪能できる好盤になってます。ジャケの雰囲気からちょっとレイドバックした感じのアダルトな楽曲を想像してただけに、これは嬉しい驚き。

03.08.21 (thu)
BAI BANG「ATTITUDE」スウェーデンのハードR&Rバンドの00年作。あのOLE EVENRUDEの「ONE SIZE FITS ALL」の全曲カヴァーアルバム。OLEのキャッチーな哀愁メロとBAI BANGのタイトでアメリカンな楽曲が合わさって、非常に格好良い仕上がりになってます。
ARLEN SALTE「HERE I STAND」カナダのクリスチャン産業ロッカー89年作。ホーリーでポジティヴなメロを快活でノリの良い産業アレンジで聴かせてくれます。ゴスペルっぽい女性コーラスが良いフックになってます。やっぱIMAGE 7レーベルは良いアルバムが多いですね。・・・何かジャケットの記載より曲数が少ないぞ・・・

03.08.20 (wed)
TRIXIE「S.T」詳細は分からないですが、女性Voを擁する多分北欧のポップバンド89年作。Keyメインの小気味良いノリのポップな楽曲で、北欧っぽい哀愁はあまり感じられないですが、キャッチーなメロはなかなか良い感じ。
RUSS TAFF「S.T」アメリカのCCMアーティスト87年3rd。ファンキーな楽曲、SURVIVORのようなハートウォーミングでポジティヴなメロの楽曲、CHRIS EATON作曲の哀愁バラード、渋くアーバンな夜の雰囲気を漂わせたミドル、カントリータッチのGtをフィーチュアしたアップテンポ等幅広い楽曲を、ちょっとハスキーで枯れた声のソウルフルなVoで聴かせるアルバム。

03.08.19 (tue)
TRACE「LINE OF FIRE」ドイツのメロハー96年作で、ロングアイランドからのリリース。リリカルなKeyを前面に出した哀愁ヨーロピアンメロハー。ただ、柔和な印象は無く楽曲の骨組みはエッジのあるHR。Keyは叙情味を演出するために効果的に用いられている感じ。Voがかなり弱々なのが難点ですが、それ以外はかなり格好良いアルバムです。
C.O.D.A「NIVEL 3」メキシコのメロハー97年作。少しラテンの雰囲気を感じさせるダンサブルなKeyアレンジを取り入れた楽曲。
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■サンプル/WAKEFIELD「AMERICAN MADE」

03.08.18 (mon)
STREET TALK「RESTORATION」スウェーデンのAORハードプロジェクト02年3rd。過去2作も柔和で涼しげな良いメロを聴かせてくれてましたが、このアルバムは更に素晴らしい。何から何まで最高。1曲目のイントロからして既に悶絶ですが、この曲のように今回は割とHR的なエッジのある楽曲が多め。優しく穏やかな楽曲とのコントラストがアルバムにダイナミズムを生み出してます。メロの方も抜けるような爽快さと透明感の中に仄かな哀愁を織り込んでいく素晴らしい出来。完璧。もちろんVoのMr.北欧ことGORAN EDMANは最高で、HUGOも良い仕事してます。
昨日BOOK OFFで気になったまま置いてきたAMERICAN ANGELが、実はそこそこのレア盤という事が分かり、急いで回収に。しかしこれがまたしょーもないアルバムで・・・
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■川崎BOOK OFF/AMERICAN ANGEL「S.T」\750/CARIOT「RIGHT BETWEEN THE EYES」\950/MALLET「FANTASY IS WHAT WE NEED TODAY」\250/■ヤフオク/ROUGH DIAMONDS「LOST GENERATION」\500

03.08.17 (sun)
CHESNEY HAWKES「THE ONE AND ONLY」イギリスのポップ・アイドルのデビュー作91年作。タイトルトラックがヒットしたらしいですが、これは確かに軽快でポップな中にも独特の哀愁が漂う佳曲でNIK KERSHAW作曲。あと同じくNIK KERSHAWの"ONE WORLD"とSTEINBERG/KELLYの"A CRAZY WORLD LIKE THIS"あたりがグッド。その他まずまずのポップソングが揃ってますが、メインのブレーンはJOHN WESLEY HARDINGのようです。
CHESNEY HAWKES「GET THE PICTURE」で、93年の2nd。風貌も大人びて、楽曲も深みを増した気がします。ブレーンはNIK KERSHAWに、あとRANDY GOODRUM、PAUL JANZなんかが楽曲提供してます。爽快なポップ感が多少減じて、落ち着いたアダルトな雰囲気が出てきた感じ。PAUL JANZの楽曲は彼のソロ作にも収録されてる爽快な佳曲"EVERY LITTLE TEAR"。
SPIDER「S.T/BETWEEN THE LINES」あのHOLLY KNIGHTがKeyとして在籍していたアメリカのハードポップ80年1stと81年2ndの2in1。Keyが前面にフィーチュアされた古臭い音ながらも躍動感のある、往年のアメリカン・プログレハード的な雰囲気も感じられる楽曲。2作とも大体同じような感じなんですが、2ndの方が多少ポップになってるかな。VoはHOLLY KNIGHTではない別の女性シンガーなんですが、なかなかの実力者。
ARCH ENEMY「ANTHEMS OF REBELLION」ANGELA GOSSOWを迎えての2作目になる通算5th。結構否定的な感想が目に付いてたんですが、僕の感想も概ね同意見。何が問題って、やっぱ決め曲が無いんですよね。"SILENT WARS"とか"DESPICABLE HEROES"みたいな突進力のあるデスラッシュ・チューンはそりゃ格好良いんですが、決め曲じゃないんだよなあ。Gtソロのカタルシスを排除するんであれば、今後はもうちょい歌メロでアクセントを付けて行くしかないんじゃないか?そういう意味では"INSTINCT"とか"END OF THE LINE"あたりの曲調を発展させていく、とか・・・。今思いついたけど、このアルバムって、偶然かどうか同じANDY SNEAPプロデュースのTESTAMENT「THE GATHERING」に雰囲気が似てるような気が。Voの表現力もリフの切れ味も楽曲の練りもTESTAMENTの方が上だけどね・・・。あ、ARCH ENEMYもTESTAMENTみたいに今のメンツとサウンドで、初期のアルバムのセルフカヴァーやってくれんかな。という事で、何か不完全燃焼。過渡期のアルバムって事かね。
結局盆休みは毎日雨だったな・・・。空港に妻子を迎えに行くついでにまた猟盤。
今日の入手CD
■川崎ヨドバシカメラ/ARCH ENEMY「ANTHEMS OF REBELLION」■川崎BOOK OFF/GERARD「EMPTY LIE,EMPTY DREAM」\750/MAMA'S BOYS「LIVE TONITE」\950/SPIDER「S.T/BETWEEN THE LINES」\950/WARRANT「BELLY TO BELLY VOL.1」\250/BABYLON A.D.「S.T」\100/JAG「THE ONLY WORLD IN TOWN」\750

03.08.16 (sat)
DRAGON「BONDI ROAD」オーストラリアの産業ロック89年作。このアルバムではプログレハードっぽい雰囲気はほとんど消えており、産業ロックっぽいAORという方がしっくり来るサウンドになってます。メロは洗練されたAOR的なものなんですが、厚めのKeyや躍動感のあるアレンジなんかが産業っぽい印象。まとまりの感じられる完成度の高いアルバム。
PAUL RAYMOND PROJECT「UNDER THE RISING SUN」UFO〜MSGのKeyのソロ89年作で、6曲入りミニ。勇壮なKeyメロをフィーチュアした様式美HR。特に哀愁メロ炸裂のアタマ2曲が素晴らしい。大谷令文、中間英明がGtで参加。ラストの"SHIMO KITAZAWA"は冗談みたいな曲。
3日連続雨かよ・・・。関内DISK UNIONのメタル帯付CDセールに。開店前に並んで突入するも、出遅れてめぼしいブツを全部奪われる・・・。ダメだ。取り合いには向いてないわ、俺。まあ他人の取ったブツをチラチラ覗いてみても大したモンは無さそうだったし、高そうだったんでまあ良いか。昨日買ったCDが到着。早速このブツを使ってトレード交渉1件成立。結構足下見られたなあ・・・。
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■関内DISK UNION/LION/MARK EDWARDS「POWER LOVE/CODE OF HONOR」\1800/STREET TALK「RESTRATION」\1600/ZINATRA「S.T」\1200「THE GREAT ESCAPE」\1200

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