LACUNA COIL「WITHIN ME」イタリアのゴシックメタル07年来日記念EP。メランコリックなスローチューンのタイトル曲、国内未発表曲の"VIRTUAL ENVIRONMENT"、"CLOSER"のアコギVer、あとライヴ5曲という構成。未発表曲は、ヘヴィでタイトなリフに乗せてダークなメロディがゆったりと浮遊するゴシックっぽい楽曲。ライヴは素晴らしくタイトで、LOUDPARKの熱演が思い出されます。
GOTTHARD「THE CALL」スイスのメロディアスハード07年来日記念EP。超哀愁バラードのタイトル曲、ラジオ・エディットと、国内未発表曲"CAN'T BE THE REAL THING"という構成。未発表曲は、エッジのあるGtリフが躍動する軽快なシャッフル・ナンバーで、アルバムに入っていても遜色無い程度の、なかなかの出来映え。
VANISHING POINT「THE FOURTH SEASON」オーストラリアのメロディック・メタル07年作。重厚なGtリフにKeyの装飾を散りばめたアレンジは、STRATOVARIUS系のメロパワっぽい雰囲気があるんですが、曲調自体は疾走を抑えて、歌メロや構成で聴かせるKAMELOTやNOCTURNAL RITESっぽい印象。勿論そこまでのクオリティには到達していないと思いますが、悪くない出来。1曲目"EMBODIMENT"の高揚感と哀愁の交錯したメロディ展開などは秀逸。B!の点数を見て、どんな出来なのかと思ってましたが、あの点数は酷い。
KENNY MARKS「MAKE IT RIGHT」アメリカのCCMシンガー87年作。ポジティヴで爽やかなメロディを聴かせる、ポップで産業ロック的なAOR。数曲大味なR&Rチューンが収録されているのが個人的にはウザいんですが、ハートウォーミングなメロディが軽やかに流れる"HOLY EYES"、JOHN PARRを彷彿させる"NEVER BEEN A STRANGER"、BRYAN ADAMS的な熱い軽快ハードポップ"I'D DO IT ALL OVER AGAIN"等、出来の良い楽曲が揃っています。
TESLA「FIVE MAN ACOUSTICAL JAM」アメリカのブルーズHR90年作。アコースティックブームの嚆矢となった作品。僕はアコギバラードは嫌いな方なんですが、リラックスした中にも切ない哀感を潜ませた楽曲が何曲かあり、それは良い感じ。特に"PARADISE"は名曲。 |