上塗り11回目 もどる 細部に手を入れています。マツダスーパー絵の具のHシリーズ(一番高い)コバルトバイオレットディープを暗部に入れているのですが、ちっとも紫色が出てきません。あと、部分的にヤスリ掛けをしました。コバルトやら、鉛やらを含む絵の具を使っているので、絵の具を削って出てきた粉は有害だと思いますが、なすすべなく。健康被害が出なければいいけれど。
上塗り9回目 もどる 10月31日に真鶴町の中川一政美術館へ行ってきました。筆致がパワフルで、色がカラフルです。メガネを外してド近眼の視力で見ると、明暗差や色のバランスがよく分かり、絵の魅力が増しました。 そこで、今描いている絵も、細部を細密描写するのではなく、メガネを外して描くことで、細部も大胆に描こうと考えました。描く方針がブレることなく進められそうです。(ド近眼なので、パレットさえ見えないのが難点です。) 特にこのポスターに採用された、82歳の時に描かれたバラの絵が、とても美しいオーラがあると感じました。
上塗り7回目 もどる 再び細部を捨てました。方法は簡単です。かなりの近視なので、メガネを取ればぼんやりしか見えません。そのぼんやりで描き、細部を描く時は、運転用の遠近両用メガネをかけて描きます。細部を捨てた方が、全体がまとまります。 ところで、「○○は細部に宿る」という言葉をよく耳にします。きっと細部こそ大切なのでしょう。全体を大事にして、細部を描くつもりがないのに、気づいたら細部も描けていた、そんな描き方をしてみたいです。 描き始めて2ヶ月でここまできました。
上塗り4回目 もどる 新作はお得です。どう描き進めても進んだ実感があります。これも、まだ細部は全然描けていないのに、離れて見れば、ずいぶん進んだように見えます。 ところで、昨日(日曜)に続き、平日(月曜)仕事から帰ってすぐに描いてみました。充実感はあります。明日に疲れが残らなければいいのだけれど。
上塗り2回目 もどる 長い夏休み(年休)も終わり、また土日画家に戻ります。シリーズの新作「化身3」も、上塗り2回目となります。これくらいの時期が、色も濁らず、新鮮な感じがします。この初心を忘れないようにします。 今年度は春も秋も発表の場(展覧会)がなくなってしまいましたが、なぜか制作意欲は衰えていません。おそらく、このサイトで発表できているからだと思います。閲覧していただいている方々が、日々一桁台のほんのごく少数ではありますが。励みになります。
上塗り1回目 もどる 下塗りは3日で乾きました。「上塗り1回目」とは言うものの、下塗りの重ね塗りです。バックをどう処理するか未定なまま見切り発車したのも気がかりです。実際の緑の葉にすべきか、異形の樹を際立たせるためには、当たり前の葉は不釣り合いと言えるか。 この作品を仕上げるのは、ジグソーパズルのピースをはめていくような感覚に陥ります。
下塗り もどる 最初の下塗りです。斜めに3色の帯状に塗ることは決めていました。下塗りは乾きにくい(冬場なら1週間以上)のですが、37℃を記録するような夏真っ盛りの毎日なので、驚くほど早く乾く(酸化する)と思います。少し残念なのは、120号(長辺193㎝)という大きさを感じさせないところです。
まずはデッサンから もどる 「化身3」の制作スタートです。まずはデッサンから。 モデルは例によって座間市宗仲寺境内にある欅の樹です。今回は猪の面構えのようなものを感じました。また今まで以上のコントラストの差を感じました。それをデッサンで表すのに、初日はファーバーカステルの60色水性色鉛筆を使って描きました。ところが、クロッキーブックの紙との相性が悪いのか、しっかりのりません。そこで翌日はパステルを上からかけてみました。すると、時間をかけずにぐいぐいと描き進められました。色鉛筆と違って、パステルは油絵の具に近い表現方法ができると再認識しました。 これからは「化身」「化身2」「化身3」が同時(並行)進行することになります。