38)鏡山385m・石部神社: 2020年6月17日 2020年山の記録に戻る 、2020年チョウのページへ戻る2020年花・鳥・その他に戻る
  6月12日の下見に引き続き、再度訪問した。 5日前のカキランのその後は、時期はほぼ適期、十分に見ごたえがあった。その他には、やや時期が後期になってきたシライトソウ、ササユリ,ソクシンランも見られた。ノギランはこれから、モウセンゴケの花は最盛期で、付近でハッチョウトンボが舞っていた。鏡山の前に、石部神社付近のトキソウも再度訪れた。ヤマトキソウは、今回はやっと観察できたのみだった。今回は、1眼レフカメラ2台を持参、じっくりと撮影した。
 6月12日の記録を参照のこと。
コバノトンボソウの観察地で地元の方に出会い、シライトソウのポイントを聞き、追加することができた。ササユリはやや色あせが見られた。4人の山行だったが、皆満足だった。梅雨の晴れ間の1日だった。
 

 自宅−集合場所(9:00)−道の駅鏡の里(9:30)−石部神社駐車場(9:40)−観察地−駐車場所(10:05出発)−移動−希望ヶ丘立地ランド・公園駐車場(10:10、10:18出発)−鳴谷池・鳴谷渓谷合流点(11:08)−ササユリ他観察(11:24〜12:00)−経塚−石の広場−雲冠寺跡分岐(12:16)−尾根筋コース−合流点(12:21)−展望台・鏡山山頂(12:31)−鏡山三角点(12:35〜13:20)−展望台・鏡山山頂(13:24)−雲冠寺跡分岐点(13:38)−雲冠寺周辺−尾根筋合流点(13:47)ー石の広場−鳴谷池(14:00)−分岐(14:04)−駐車場所(14:31、14:40出発)−道の駅鏡の里−集合場所−自宅

           行動時間:4時間20分   歩行距離:6.3q  累積登高:357m

9時集合の少し前に出発する。途中、道の駅鏡の里に立ち寄り、石部(いそべ)神社に到着する。木陰に駐車する。トキソウの群生地に向かう。雨がたくさん降った後でもあり、今回はゴム長靴を履いての観察だったが、正解だった。途中の空池に今回は水がたっぷりあり、カルガモがいる。しばらくで観察地に着く。しばらくすると、駐車場で後ろにつけた2人が合流する。トキソウはあまり変化がなかったが、ヤマトキソウは花が咲き終わっていて、他でかすかに観察された。イシモチソウも花は少なくなっていた。モウセンゴケであるが、これから旬で、白い花の花部がねじれたように白い花付けていた。赤い5弁の花もあり、下部はモウセンゴケと同じである。トウカイコモウセンゴケであろうか。たくさんある。たくさんの写真を撮り、適当に切り上げ戻る。

駐車場所に戻り、ササユリとカキランの観察に向かう。希望ヶ丘リッチランドにある公園の駐車場まで移動し、出発する。緩やかな川沿いの道をゆっくりと進む。モチツツジ、タニウツギも変わらない。観察地までどんどん進む。5日前には花1輪〜2輪だった株が、結構花を付けだした。色も綺麗だ。何枚も何枚も枚数を重ねる。同行の3人と代わるがわる場所を交代する。
カキラン
足元の花を確認しながら進む。湿地に出て、木道を歩く。砂地で結構綺麗なところに出る。足元にはモウセンゴケが多い。白い花が多くなっている。モウセンゴケは、白い花だが、ここでも赤い花が多い。トウカイコモウセンゴケだろうか。アカネがいるということで、よく見るとハッチョウトンボの雄が2匹飛びかっている。赤に花の咲きや、株にも止まってくれる。翅を乾かしている羽化したばかりの個体か、じっとしてくれるものも見つける。これなら撮影も楽になる。

ウラジロの群生地を過ぎ、少し登って下った先が鳴谷池の淵で、竜王アウトレットの登山口からの道と合流する。池の水は一気に増えていた。少し先の休憩所で少し休み、持参のおやつをいただく。
鳴谷池

そのあと池沿いに進み、本道から離れ、花観察に向かう。
約35分の散策になった。まずササユリが現れ、さらに先でカキラン、コバノトンボソウ、モウセンゴケの白い花と赤い花のトウカイコモウセンゴケ(?)、などのかわいい花を確認した。先に来ていた女性は、地元の方で、毎年、開花状況を確認しているとかで、年々消えたり少なくなっていることを嘆いておられた。
コバノトンボソウ
花情報を聞いたところ先にシライトソウが咲いているとのことで、さらに足を伸ばす。シダ(コシダ?)の続く一角に見つけることができた。途中、岩がむき出しの崖があり、ここでもカキランの美しい花を確認した。
たくさんの写真を撮り、元に戻る。花観察の時間は約35分、期待通りの花に出会えた。ここから山頂を目指す。先を進む。いよいよ登山道らしくなる。すぐの経塚、石の広場を通過し先を進む。勾配が急になり、雲冠寺跡は下りに回し、尾根筋の道を選ぶ。階段状の道になり、すぐに合流点になる。遊歩道と書かれた道を進むと山頂は間近になる。尾根筋の道が、クマザサになり、ヒノキの樹林帯を登り切れば鏡山山頂に出る。すぐ先の最高三角点で昼食にする。東方向が開け、比叡山から音羽山、湖南アルプス、阿星山、飯道山と山並みが続く。
最高三角点からの眺め
鏡山三角点
カップ麺にパン、コーヒーといつもの通り、塩分の多いチーズがおいしく感じる。暑さ疲れの体を休め、元の山頂展望所に戻る。ここからは来た道を戻る。分岐まで戻る。途中、見晴らしの良い場所に出て、西方向に、釈迦岳〜竜ヶ岳〜静ヶ岳、御池岳綿向山や御池岳方向を確認する。
 
雲冠寺跡経由を取って、苔むした大きな岩や遺跡跡の昔を偲び、先を進む。あたりは大きな岩がごろごろとして、苔むした雰囲気は中々に見ごたえがある。先の合流点に戻り、鳴谷池から駐車場に所に戻った。撮影できたチョウは、クロアゲハとヒメウラナミジャノメだった。モンキアゲハは飛ぶ姿を今日も観察した。


 
 トキソウ  ヤマトキソウ  コバノトンボソウ トウカイコモウセンゴケ モウセンゴケ 
         
  イシモチソウ シライトソウ    ショウブ タツナミソウ
         
ササユリ  カキラン  ソクシンラン    
他にはコツクバネウツギ

チョウ
         
ルリシジミ オオチャバネセセリ  ヒメウラナミジャノメ  ツバメシジミ  
モンキアゲハは観察のみ

トンボ
         
 ハッチョウトンボ        



コースマップ(YAMAPより引用)


(国土地理院の地図を引用)

2020年山の記録に戻る 、2020年チョウのページへ戻る、2020年花・鳥・その他に戻る

作成日: 2020年6月18日