48)高旗山(信楽) : 2020年7月31日 2020年山の記録に戻る、2020年チョウのページへ戻る、2020年花・鳥・その他に戻る |
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高旗山は滋賀県甲賀市と三重県伊賀市の県境にある標高710mの山。徳川家康が本能寺の変の知らせを聞き、堺から岡崎に逃げ帰る途中、多羅尾光俊や服部半蔵の警護で峠越えをした事で有名である。高旗山はその御斉峠にあり、地元の人たちには山菜取で慣れ親しんだ山だった。その後、登山道は荒れたままになっていた。2008年に有志により整備が実施さ れ、復活した。 山頂への主なルートは2つあって、御斎峠側から登るルート、伊賀市西山からのハイキングルートがある。さらに、北の多羅尾温泉やゴルフ場から登るルートである。新居地区では元日に登山をする山として親しまれ、秋は伊賀盆地を覆う雲海のスポットとしても知られている。伊賀からは険しく姿であるが、滋賀県側からはなだらかな山になっている。木津川断層帯によるずれが原因で、その形状から伊賀盆地の成り立ちが読み取れる。名前の由来は、江戸中期から明治にかけ、山頂から大阪の米相場を手旗信号で伊賀に伝えたことからきている。(伊賀市案内他より引用) 信楽五山の最後になる高旗山に登った。今年の梅雨明けの日になった。山頂にはオオナンバンギセルが咲いていた。高度は、700mを越すが、駐車場所は500m以上の位置で、あっという間に踏破出来た。山頂からは青山高原も見られる。チョウとの出会いもあった。 自宅(8:00出発)−御斉峠展望台P(9:40、9:45出発)−タラオCC(ゴルフ場)取り付き口(9:51)−高旗山南登山口(9:54)−高旗山(展望台)(10:15〜10:30)−ゴルフ場北登山口(10:41)−ゴルフ場横舗装道〜ホテル〜ゴルフ場前(11:03)−舗装道−ゴルフ場分岐口(11:31)−仕置場分岐(11:34)−仕置場跡(11:37)−駐車場所(11:41)〜御斉峠峠展望所〜駐車場所( 行動時間: 1時間56分 、歩行距離5.7km 累積登高 295m 自宅を出発、信楽に向かう。信楽駅の川向うにある公共駐車場に立ち寄り、更に小川城山の横を通過して多羅尾に向かう。山はゴルフ場の取り付け口がスタートになっていて、下山先はゴルフ場の中にという格好になっている。車での移動であるが、途中やや狭い部分もあるが、ホテルが併設されたゴルフ場だけあって、道は快適である。付近の駐車場所を探すが、御斉峠展望台のあるところが大きな空き地(駐車場?)になっており、ここに駐車する。 すぐに出発する。今日が梅雨明けになった、暑い。仕置場分岐には徳川家康伊賀越えの道と看板が立っている。辺りはゴルフ場の入口近くで、芝生が良く整備されている。 ゴルフ場取り付き道の手前に案内板がある 入り口からゴルフ場への道を進んで、大きく左に迂回するあたりに、森の中へ入り込む格好で踏み跡がある。高旗山登山口の表示も、ササ原の傍で立っている。うっそうとした森の中の草地であるが、やがて、スギ林と広葉樹の中の道がしっかりと続く。 右手に道が通じている 山頂まで高度差120m程度、見通しはきかないが、やがて、草原状のところに出て、すぐに山頂に出る。途中、展望所と出ているが、結局、山頂のことだった。広い草原で、チョウも飛んでいる。東から南方向が開け、伊賀盆地が広がる。奥には青山高原、左手の手前の山は、笠取山である。ササ原の中に、オオナンバンギセルが咲いている。時期はやや過ぎた様子であるが、ピンクが綺麗で大振りに花である。花弁の縁がギザギザとしている。 高旗山 15分ほど滞在し、ゴルフ場に向け下山する。緑が綺麗な樹林帯であっという間に北登山口に出る。ゴルフ場とホテルの施設の中で、場違いな中、縁を回る格好で歩く。バンガローのなかを進んだが、結論から言えば、舗装道を右手方向に進めばすぐに通過することができていた。それをほぼ一周する形で歩いたことになった。きれいに手入れされたゴルフ場を見学することになってしまった。 ホテルの前を通過、更に、ゴルフ場の建物の入口前を通過して、登りだしの南登山口を通り、駐車場に戻った。暑い中の舗装道歩きはさすがにこたえた。一息ついた後、せっかくに機会であるので御斉峠峠展望所に駆け上った。山頂から見る風景に近いものだったが、天気はずっと良くなっていて、遠くまで見渡せた。
コースマップ 国土地理院の地図から引用 2020年山の記録に戻る 、2020年チョウのページへ戻る、2020年花・鳥・その他に戻る 作成日:2020年8月13日 |