60)夕張岳 1,668m 日本二百名山、花百名山: 2022年7月2日、2022山の記録に戻る 2022年花・鳥・その他に戻る 2022年蝶のページ、 日本三百名山に戻る 北海道遠征7月1日〜6日 @7月1日:大阪〜新千歳空港〜夕張フォレストファーム泊 A7月2日:夕張岳 吹上温泉白銀荘泊 B7月3日:富良野岳 吹上温泉白銀荘泊 C7月4日:旭岳 旭岳温泉白樺荘泊 D7月5日:富良野周辺(富田ファーム) 千歳第一ホテル泊 E7月6日:千歳空港〜大阪 飛行機の予約の関係で、日程調整は決まってしまえば変更が難しい。6月の早い時期に梅雨明けがあったがその後は不安定な天気になり、天気予報を気にしての遠征だった。初日の移動日、雲が垂れ込める新千歳空港着陸前に雲上に顔を出す夕張岳を見ることができた。安上がりのレンタカー会社に予約を入れていたが、幸運にも1000円アップでやリスクロスに変更できた。4人の遠征は幾分余裕ができた。乗りなれた車だったが、ガソリン車で航続距離が4割悪く、やっと注油なしで千歳市に戻ることができた。全日程、朝食と昼食はスーパーで購入、吹上温泉と第一ホテルは夕食も購入した。コロナ感染のリスクもあって、外食は避けた。吹上温泉白銀荘は療養保養センターで棚段式のベッドだったが、定員1/2で幾分かゆったりできた。安上がりでいつも利用している。各山は個別の記録を参照のこと。5日目の富田ファームは観光客人でいっぱいだった。ラベンダーが最盛期で楽しめた。お土産買いにも力が入った様子だった。全体を通じ山での眺望はいまいちだったが、花に恵まれた遠征だった。チョウもそこそこ撮影できた。各山の記録は同行者にお願いし、HPにそのまま使わせてもらった。 @夕張岳 夕張岳(ゆうばりだけ)は、北海道の中央部を南北に走る夕張山地の南端に位置する標高1,668 mの山。夕張市と南富良野町にまたがり、山域は北側の芦別岳と共に「富良野芦別道立自然公園」に指定されている。 『花の名山』として知られ、初夏から夏にかけての花のシーズンには全国から多くの登山者が訪れる。この山独自の固有種の他、北海道の山岳にあるほぼ全ての高山植物が見られるとされ、田中澄江により花の百名山、及び新・花の百名山に選定されている。また日本二百名山、一等三角点百名山にも選定されている。かつてアイヌによりこの山に魔物が棲む部落がある伝えられ、「カムイシリ」(神の山)として恐れられていた釣鐘岩付近の熊ヶ峰と夕張岳山頂との鞍部は吹通しと呼ばれ蛇紋岩が露出する砂礫地で、ユウバリソウなどの群生地となっている。山域は1996年に「夕張岳の高山植物群落および蛇紋岩メランジュ帯」として、山ごと国の天然記念物に指定された。ユウバリソウ、ユウバリコザクラ、シソバキスミレ、ユウバリリンドウ、ユウパリミセバヤ、ユウバリツガザクラ、ユキバヒゴタイ、ユウバリタンポポが代表的な花で、エゾノシモツケソウ、シナノキンバイ、シロウマアサツキ、シラネアオイなど、633種の高山植物の豊庫となっている。 登山口(7:28)−冷水ノ沢コース−馬の背尾根合流点(08:52)−展望台石原平(9:19〜9:30)−望岳台(9:37〜9:42)−お花畑−吹通し()−夕張岳(11:40〜12:00、昼食)−水場(13:15〜13:25)−望岳台(13:54〜14:00)−登山口(15:30) 歩行時間 7時間10分 とにかくロングコースなので4:30宿を出発、国道から狭く曲がりくねった林道を14キロも進んで(6/18解放されたばかり)やっと駐車場に。クマ鈴、笛、ザックカバー準備して,5:40いざ出発。人気の冷水コース、山頂まで7キロか‥と、テンション下がり気味で歩き出すが。励ますように、早速あちこちに花がお目見え。ナナカマド、ウコンウツギ、ゴゼンタチバナその他咲き誇っている。2.6`歩いて馬の背コースとの合流点まできたがまだ先は長い。 ![]() 急登が続き、心のよりどころはお花だけ(笑)、シラネアオイの群生地の看板が出てくるが花は時期遅れでがっかりしたがその後、旬の群生地が出てきてホットとする。白い色もある。 ガスで他は見えません。30分ばかりのランチタイムは、タグの無いソーセージに悪戦苦闘(笑)。パワーチャージして、下山開始。
参考: 北海道登山1日目になる。昨日北海道に入った。夕張フォレストYHを6:30にでて、登山口には7:20についた。週末で車も結構あった。準備後早々に出発する。コースは冷水コースを取る。ガスがかりの樹林帯の中を進む。時々花が目に付く。緑が美しい。馬の背コースと合流し、つらい急坂になる。登り切ったところが石原平で、シラネアオイの群生地だが、花の時期は過ぎている。残った花を何とか撮影したがしばらく進むと綺麗に咲いた群落地に出た。ハクセンナズナが見られる。前岳を北へトラバースし、しばらくで、望岳台に着く。前回は芦別岳が見られたが、今日はガスで見通しが利かない。前岳の北面を横切り進む。1400m湿原、憩沢、前岳湿原が現れる。ムシトリスミレも健在だ。ガスがかかりかえって幻想的な雰囲気がする。他にもいろいろな花が現れる。進行方向にガマ岩がうっすらと姿を見せる。一旦下り、ガマ岩を過ぎるとお花畑が広がる。高原歩きといった雰囲気になる。湿原のお花畑が広がり、蕾の膨らんだシロウマアサツキでいっぱいだ。このあたり、滑らないように濡れた木道を進む。少々登りきった蛇紋岩の露出したガラガラとしたところに来れば、ユキバヒゴダイが現れる。ユウバリソウは何とか残った形で白い花を残している。少し進めば、金山コースが合流し、ハイマツの道を一頑張り登りきると祠のある広場に到着する。目の前に山頂があり、一息だ。この頃にはガスもましになる。リュックをデポし、山頂に進む。すぐだと思っていたが急な坂が結構ある。雲の切れ間を期待したが遠くが見渡せるほどにはならなかった。しばらくで祠に戻り、昼食とする。片道7qはなかなかに手ごわかった。充実感を味わいながらおしゃべりの昼食タイムだった。帰りは元来た道を引き返す。ガスはだいぶましになり、撮影の追加が待っていた。馬の背コースはもう一山登るということで止めた。第1日目、上々の滑り出しだった。花をタップリと堪能した。明日の富良野も花が一番いい時だ。富良野の吹上温泉白銀荘に向かった。 コースマップ(YAMAPより引用) ![]() 国土地理院の地図より 2022山の記録に戻る 2022年花・鳥・その他に戻る 2022年蝶のページ 、日本三百名山に戻る、 作成日: 2022年7月20日 |