61)富良野岳1912m 花百名山: 2022山の記録に戻る 2022年花・鳥・その他に戻る 2022年蝶のページ、 日本三百名山に戻る
富良野岳は、
登山口(7:28)−冷水ノ沢コース−馬の背尾根合流点(08:52)−展望台石原平(9:19〜9:30)−望岳台(9:37〜9:42)−お花畑−吹通し()−夕張岳(11:40〜12:00、昼食)−水場(13:15〜13:25)−望岳台(13:54〜14:00)−登山口(15:30) 歩行時間 7時間10分
北海道第二座、花百名山の期待の富良野岳だった。安政噴火の影響が残る荒々しい谷筋の後、十勝連峰の縦走路分岐からはお花畑を楽しんだ。エゾノツガザクラ、アオノツガザクラ、チングルマ、コイワカガミ、エゾハクサンイチゲ、エゾコザクラ、ウズラバハクサンチドリ、エゾヒメクワガタ、イワヒゲ、コマクサなどが斜面を覆いつくしている。雲上のお花畑だった。エゾルリソウは残念ながら蕾だった。
数年前は十勝岳まで縦走し、望岳台から吹上温泉まで歩いたがもうその元気はない。
富良野岳は十勝連峰でも植物が多く、花の散策が楽しめるそうなので天候の快復を願い登ろう。前日の宿泊地吹上温泉から登山口の駐車場に向かう。緩い登りのしっかりした散策路を40分程進み右手に降る。
ヌッカクシ富良野川を越え、左安政火口、右上ホロ分岐の標識を右に進む。
人の背丈以上の低木帯でウラジロナナカマド、ウコンウツギ、足元にはマルバシモツケ、エゾイソツツジ、山側にはサンカヨウ、エイレンソウ、ミツバオウレンと花のトンネルのようだ。
透き通ったサンカヨウ
少しずつ標高を上げながら巻いて上ホロ分岐に出る。
三ヵ所程雪渓を徒渉し三峰山の山腹をトラバース気味に富良野岳へ向かう、岩とぬかるんだ沢で登りにくいが、途中に現れたシマリスやミズバショウ、リュウキンカにホッと一息する。
渡渉 雪渓が残っている
稜線に出ると上ホロカメトック山への縦走路分岐で一気に視界が広がるはずだが、ガスで眺望はない。

山頂への登路は、急斜面が続くが苦にならない次々に出てくる花に歓声をあげながら写真を撮るなどして中々前に進まない。
エゾノツガザクラ、アオノツガザクラ、チングルマ、コイワカガミ、エゾハクサンイチゲ、エゾコザクラ、ウズラバハクサンチドリ、エゾヒメクワガタ、イワヒゲ、コマクサなどが斜面を覆いつくしている。雲上のお花畑だ。
コマクサ エゾコザクラ
ツガザクラ、チングルマのお花畑
エゾノハクサンイチゲの大群落
山頂近くのハクサンイチゲの群落は圧巻。ロープで保護されているエゾルリソウの蕾は、まだ固そうだっ た。
エゾルリソウは蕾が固い
山頂で昼食にする。
青空が見え隠れするも次から次と流れてくるガスで晴れそうもない。
山頂写真
後ろ髪引かれる思いで下山する事にした。安政火口分岐に着く頃には青空が見えてきた。
前日の夕張岳登山を思うと、なんだか呆気なく登り終えた感じだった。
眺望はなかったけれど、沢山の花に出会えて、大満足の山行きだった。
宿に戻り、入浴後、青の池に行きました。
青の池
登山道に見られる花々
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クルマバソウ |
ギンリョウソウ |
オオバミゾホウズキ |
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エンレイソウ |
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ミヤマキンポウゲ |
ミヤマハンショウズル |
チシマキンバイソウ |
イワイチョウ |
チングルマ |
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エゾグンナイフウロ |
ハクサンフウロ |
ヨツバシオガマ |
ウコンウツギ |
チシアマザミ |
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トモエシオガマ |
エゾノリュウキンカ |
タカネバラ |
エゾハクサンイチゲ |
シナノキンバイ |
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シロウマアサツキ |
チシマキンレイカ |
ホソバイワベンケイ |
ミズバショウ |
イブキトラノオ |
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カンチコウゾリナ |
ミヤマダイコンソウ |
エゾタカネツメクサ |
ユウバリアズマギク |
トウゲブキ |
チョウ
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エゾシロチョウ(エゾウサギギク) |
コチャバネセセリ(グンナイフウロ) |
コヒオドシ(エゾウサギギク) |
コースマップ(YAMAPより引用)

国土地理院の地図より
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作成日: 2022年8月10日 |