26)大千軒岳 1,072m 三百名山 : 2009年7月20日、 日本三百名山に戻る2009年山の記録に戻る2009年チョウのページへ戻る
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大千軒岳(だいせんげんだけ)は、渡島半島の南西部、松前郡松前町と上ノ国町との境にある1,072mの山。1896年(明治29年)、北海道で最初に一等三角点が設置された山である。寛永16年(1639年)、松前藩による隠れキリシタン処刑によって106人が殉教した地でもあり、金山番所跡(知内川コースの5合目付近)と、千軒平の尾根には十字架が建てられており、毎年7月の最終日曜日には千軒岳殉教記念ミサが行われる。今回の新道コースは、国道228号の松前町石崎から道道607号を北上し、登山口に至る。林道30qを走る。旧道登山口は新道登山口の3km手前にある。山頂からは、駒ヶ岳、函館山をはじめ、日本海に浮かぶ奥尻島や渡島大島、津軽海峡、さらには、青森県の八甲田山、岩木山までもが一望できるなど、素晴らしい景色が眼下に広がります。(ウイキペディアより引用)

登山口9:47−(松前新道)−山頂10:50〜11:00−千軒平−山頂11:36(20分)昼食−登山口12:40

前日の狩場山は雨のため中止し、賀老の滝を見学後、渡島半島西海岸を南下し、宿である松前についた。宿は、料理で有名なところで十分に北海道の
魚介類を楽しんだ。登山口までは、約30kmの長い林道だが、山頂までは短い。半分を過ぎる頃から、視界が広がりちらほらと花が咲き出す。お花畑は、
山頂から千軒平らまでが素晴らしく、ずーっと続く。この時期は、エゾカンゾウが当たり一面を埋め尽くし、その規模に圧倒される。山頂から千軒平まで進みお花畑を満喫し、山頂に戻りお弁当と景色を楽しんだ後、来た道を引き返す。帰りの林道では、蝶にも会えた。この山はキリシタン殉教の山で、千軒平には大きな十字架が立っている。

     
 千軒平から山頂を望む  中千軒岳から前千軒岳への稜線  エゾカンゾウ、イブキトラノオのお花畑
         
 登山道より山頂を目指して  山頂と雲海 松前旧道  千軒平へ向かうエゾカンゾウの道   千軒平から山頂に戻る(奥)

この山の魅力である、エゾカンゾウの大群落(時期によってシラネアオイ)を見るためには、山頂から更に進み、千軒平まで20分ほど下る必要があるが、それだけの価値は十分ある。広大なお花畑が楽しめる。イブキトラノオやエゾカンゾウの大群落には目を奪われる。

         
お花畑 エゾカンゾウ群落  エゾカンゾウ群落    
         
 イブキトラノオ(山頂)  オニユリ  トウゲブキ  エゾシオガマ  ヨツバシオガマ
         
エゾ カワラナデシコ ツリガネニンジン       ハイオトギリ

蝶は、残念ながら不作、長い林道での出会いに期待するしかなかった。30kmの林道では、随所に蝶の写真ポイントがある。これはこれでよい点だが、カラスアゲハとミスジチョウくらいがその成果だった。

     
 カラスアゲハ ミスジチョウ  イチモンジチョウ
         
 クモガタヒョウモン  コチャバネセセリ  サカハチチョウ  エゾスジグロシロチョウ  ミドリヒョウモン
   ルリシジミ    

行程MAP

登山後、228号線に戻り、東新し、海岸線を楽しみながら函館に行く。

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作成日: 2015年4月10日