山と蝶と自然
チョウの写真集詳細ページ (2009年度) |
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2009年度 チョウの写真 |
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1)八重山諸島 :2009年4月26日〜5月4日 石垣島、西表島、与那国島をはじめとする八重山諸島は華やかな蝶の宝庫だ。北の北海道と並ぶ数多くの蝶が見られるところである。反面、採取目的で訪れる人も多く、彼らの後には、写真に撮りたい種類や数でフラストレーションがたまる。最近の傾向として、自然や動植物の保護が叫ばれ、採取にも結構ブレーキがかかっていることは大変喜ばしい。 八重山諸島は、何回か来ているだけにポイントも分り、余裕で島内をめぐることが出来る。今回は、上記3島に加え小浜島と竹富島を加えた。 @バンナ公園 2009年4月26日 今回も着いた当日はバンナ公園だ。空港から近く、蝶園も併設しておりその近くでは蝶の集まる花があって期待を裏切らない。学術員の方から情報を入手した。この時期には、ウスキシロチョウ(ギンモン)、オオゴマダラ、カバマダラ、クロテンシロチョウ、アマミウラナミシジミ、など美しい蝶が見られる。
A於茂登岳、真栄里ダム周辺、嵩田林道、屋良部岳周辺林道 : 2009年4月27日 於茂登岳は沖縄県の最高峰で、天然記念物のアサヒナキマダラセセリで有名な山だ。この蝶は保護されており採取が禁じられている。登山口から1時間30分ほどで山頂に着く。この周辺も、蝶を見ることが出来る有名なポイントの一つだ。登山のついでに周辺を散策した。亜熱帯の樹木が生い茂り、独特の雰囲気をかもし出している。 上と重複するところも含めて掲載する。
この他、アマミウラナミシジミ、スジグロカバマダラ、マサキウラナミジャノメ等が見られた。 B竹富島、野底岳周辺: 2009年4月28日 竹富島のに通じる道は蝶が飛び交うバタフライロードだ。道の両脇にはセンダングサの白い花が咲き乱れ、数え切れないくらいの蝶が吸蜜し、圧巻である。島のあちらこちらでも蝶の姿を見ることが出来る。午後は野底岳周辺に場所をかえた。ここも良いポイントである。
この他、スジグロカバマダラ、タイワンホソバチョウ、リュウキュウコミスジ、モンシロチョウ、オオゴマダラ、キチョウ、さらに野底岳周辺には、ツマムラサキマダラ、クロマダラソテツシジミ、ムラサキシジミ、アカタテハ、アオタテハモドキなどが見られた。 C西表島(大富林道、牧場跡周辺) : 2009年4月29日〜30日 西表島は数多くの蝶に出会える。特にマルバネルリマダラやタイワンキマダラは比較的容易にカメラに収めることが出来る場所だ。今回は、大原の小さな店で出会った大阪からの方にいろいろ案内してもらった。その他幾つかのアドバイスも受けることができた。両日とも天候に恵まれ楽しい2日間だった。島内の観光は今回は省略した。何回も来ており、見るところが少なくなっている。 その他には、リュウキュウウラボシシジミ、ルリウラナミシジミ、オキナワビロウドセセリ、ヤエヤマカラスアゲハ、クロボシセセリ、ヤエヤマイチモンジ、ネッタイアカセセリなども写真に撮ることができた。
この他、ヤマトシジミ、リュウキュウコミスジ、ムラサキシジミ、ナミアゲハ、アオタテハモドキ、アオスジアゲハ、モンキチョウ、クロマダラソテツシジミ、コウトウシロシタセセリ、タイワンクロホシシジミ、ナミエシロチョウ、マサキウラナミジャノメ、スジグロカバマダラなどが見られた。 D与那国島 : 2009年5月1日〜2日 与那国島は今回始めての訪問になる。日本最西端の場所であり、最後の夕日が見れるところだ。宿もそこにした。海底遺跡で有名で、船で観光した。蝶の情報は、で、日本最大のガ、から名前を取った施設である。1日あれば十分に島内を観光できる。天気がよければ、台湾を見ることが出来るのだが、年間を通じそれほど多くないとのことだった。 見られた蝶は、ヒメウラナミシジミ、シロミスジ、ウスアオオナガウラナミシジミ、クロテンシロチョウ、シルビアシジミ、
E於茂登岳と島内: 2009年5月3日 着いた日の翌日の4月27日の登頂では、アサヒナキマダラセセリの姿が見えなかったため、再び訪れた。登山口で保護員の方2名に採取しないように注意をされた。その時に、山頂で一匹確認したとの情報を得て、喜び勇んで登った。情報どおり、その固体にめぐり合えた。葉の上でじっとすること数分以上、十分にきれいな写真を撮れた。羽化してすぐか綺麗な固体だった。今回の訪問の目的が達成され一人喜んだ。
F小浜島 : 2009年5月4日 小浜島には低いが、大岳と称する山があって登山目的も兼ねて渡った。竹富島と同様、レンタサイクルで島内一周だった。一緒の船に乗り合わせた人も港でレンタルし、行くところが同じため、何回も出会うことになる。ここは、ちゅらさんの海でNHKのドラマで出たため、訪れる人も多い。島内一周は、自転車では少々時間がかかる。
2)横山岳: 2009年5月9日 横山岳のウスバシロチョウも年によって、2週間以上もずれることがある。この時期だと花も蝶も十分楽しめる。山の記録は2008年に譲る。2009年は、春と夏に訪れている。横山岳は花がひときわ引き立ている花の山だ。この時期の蝶は、
3)芦生の森・生杉 :2009年5月23日 生杉あたりの春の到来は同じ滋賀県でありながら随分と遅い。4月下旬でも、芦生の森への林道は雪で阻まれ通行止めのときが多い。この森へは玄関口が2箇所あって、京都美山町芦生(京大研究林で2012年訪問、花・鳥その他に記載2012年4月15日)と、滋賀県朽木の生杉で、後者は生杉の林道を詰めた休憩所から、ブナ原生林を登り三国峠を経由するか、ゲートのあるところまで行き、地蔵峠を経由しては入れる。今は事前許可が必要になっている。この日は、うす曇り空であったが、かえって動物に会えることができた。以下、行程と、花やチョウを取り上げる。奥まで入ったところでは5〜6匹の子連れのキジに出会った。いわば、鉢合わせといったところで、慌てふためく子供は散らばって逃げるのでなく、集団で一定方向に、又メス親鳥は、私の気を引くため、一定の間隔(円弧状で反対側)で回っていた。しばらくし、子供が安全圏(あるいはこちらの出方を確認後)、足早に遠ざかった。それにしても、雲の子を散らしてと言った表現がぴったりのニヤミスだった。ピョンピョンと跳ねる鹿も見ることができた。こちらは写真には撮れなかった。生杉周辺ではウスバシロチョウが沢山飛び交っていた。クモの巣に捕まったウスバシロチョウも何匹かいた。
4)比良武奈ヶ岳 : 2009年7月5日 昨年2008年の同じ時期には、ミドリシジミの幾つかに出会えることができた。今年も、梅雨の合間を見計らって行ってみた。コースはイン谷口から大山口〜カモシカ台〜北比良峠を経由して武奈ヶ岳山頂に登った。帰りは北比良峠のガレ場の急斜面をロープを頼りに下り、久しぶりに神爾滝を見学してイン谷口へ戻った。結果は、期待に反し、いつも見るヒオドシチョウやウラギンヒョウモン、ルリタテハにとどまった。今年は、1月と2月の冬の比良山に挑戦し、これで3回目になったが、比良山系は結局2009年度はこの3回のみであった。
5)北海道紀行・T: 2009年7月16日〜7月21日 北海道には2009年7月16日に入った。YKさんとは恒例の北海道だ。登山については山の記録に記載した。花や風景、景勝地は花や鳥その他に纏めた。 我々2人は新千歳空港から、高速に入り、愛別町 協和温泉を目指した。ここの天塩岳を皮切りに、芦別岳、狩場山(悪天候で断念)の麓にある賀龍の滝、松前、大千軒岳、函館、大沼公園等をめぐる北海道紀行だ。 蝶は、天塩岳のヒメウスバシロチョウ、大千軒岳への長い林道の道すがらに撮ったカラスアゲハやミスジチョウ程度であった。芦別では、曇り空で早朝だったこともあり、出会いはなかった。 @天塩岳 道道101号線から林道に入る。路は舗装され、2車線で問題はない。途中、エゾシカの親子、キタキツネの子供に出くわす。登りかけてすぐに、ヒメウスバシロチョウに出会う。見通しの良い稜線に出ると、花にコヒオドシが止まって吸蜜している。前天塩を下ったあたりや、天塩岳にもコヒオドシがいる。後はいない。避難小屋を過ぎ、新道コースから急斜面を下り、林道に合流したあたりで、樹上のシジミチョウ(ルリシジミ?)を見つけた。駐車場に戻る林道にもシジミチョウが見られた。その時に、林の中で、エゾライチョウをはじめて見ることができた。花は結構あった。 A大千軒岳 1,072m 三百名山 : 2009年7月20日 カラスアゲハ 詳細ページへ 松前の町から、松前新道コース登山口までは林道30kmを車で行く必要がある。長い道のりだが、山頂までは1時間20分ほどで着く。ただ、花を楽しむためには、山頂から、千軒平まで20分ほどを下らなければならない。しかし、イブキトラノオやエゾカンゾウの大群落には目を奪われる。 蝶は、残念ながら登山道では不作、長い林道での出会いに期待するしかなかった。カラスアゲハとミスジチョウくらいがその成果だった。 6)北アルプス(室堂〜五色が原〜薬師岳) : 2009年8月22日〜8月23日 見られた蝶は、越中沢岳への道すがら、ベニヒカゲとヒメキマダラヒカゲのみであった。ベニヒカゲは、下山途中でもかなりの数見られた。2009年の山の記録に花とともにまとめて記載した。 更新日:2013年12月15日 |