山と蝶と自然

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1.2009年

2009年は、幾つかの山で途中から引き返した。それぞれに理由があるが、カムイエクウチカウシ山は残念だった。いつの日か再チャレンジ
したいと考えている。大谷山(滋賀県マキノ)は1月4日につぼ足で挑戦、深い雪に阻まれた。同じく武奈ヶ岳(1月17日)も、大山口から目指
すが、積雪多く、北比良峠で引き返した。3月28日の福井、経ヶ岳も保月山を少し行った急坂で深い雪に阻まれた。少し前に降った季節外
れの大雪が理由だ。カムイエクウチカウシ山は前日の雨で、川嵩が増え渡渉に手間取ったことと、通常のコースがふさがったことが原因だ

番号   山名 日程 高度   見どころ
 1 ブンゲン山  2009.01.25 1235.4m  パウダースノー
 2 取立山  2009.02.22  1307m  白山の眺望
 3 南紀の山(矢筈山、冷水山、護摩壇山)  2009.03.20〜03.21 811,1261.9,1372m  果無(はてなし)山系
霊仙山  2009.04.05 1083.5m  フクジュソウ
 5 群馬の山(浅間隠山、榛名富士)  2009.04.18 1757,1391 m  360度の大パノラマ
 6 八重山諸島の山(於茂登岳、屋良部岳、野底岳、宇良部岳、久部良岳、大岳)  2009.04.27〜05.03 m  亜熱帯の山々
 7 ドンデン山(佐渡島))  2009.06.07 m  佐渡の花百名山
金糞岳  2009.06.14 m  滋賀第二の高山
北海道の山・T(天塩岳、芦別岳、大千軒岳  2009.07.17〜07.20 1558,1726,1072m 花の山、三百名山 
 10 伊吹山  2009.08.16 1377.4m   滋賀県にある百名山
11 北アルプス(立山〜薬師岳縦走)  2009.08.22〜08.23 2926m  眺望の縦走路 
12 北海道の山・U(ニペソツ岳、大雪山黒岳)  2009.09.13〜09.15 2013,1984m  
13 北陸の山(三方岩山、医王山、金剛堂山、白木峰)  2009.09.20〜09.21    三百名山
14 猫又山  2009.10.04 2,378m 剱岳と後立山の眺望 
15 九州の山(大崩山、国見岳、高隈山)  2009.10.31〜11.03 1644,1739,1236.4m  三百名山 
追加1  高島トレイル(地蔵峠〜三国岳〜ナベクボ峠周辺) 20019.05.23  高島トレイル 
         
         


























































1) ブンゲン山 1235.4m :2010年1月25日


奥伊吹スキー場−リフト最上終点10:00−山頂10:53(10分)−リフト最上終点11:48−あたり散策と昼食(25分)−スキー場口12:48

菩提寺PAで大阪からの一行に合流、奥伊吹スキー場を目指す。伊吹山を過ぎ、程なく、道も雪に覆われた状態になる。坂では、スタッドレスタイヤが古いのか
、立ち往生した車が何台かある。早朝では路上が凍り、運転にも注意が必要だろう。スキー場に到着後、山スキーに登山靴でリフトに乗ろうとするが、セッティン
グがうまくいかずすぐ外れる。初めてのスキーということもあって、4回のリフト乗り換えは大変だった。リフト最上終点からは、誰にも踏まれていない新雪を踏み
しめ、パウダースノーの中を気持ちよく歩く。3人はワカンやスノーシュー、3人は山スキーだ。1時間もかからずに山頂に着く。見晴らしは抜群、快晴の中、記念
写真を何枚か撮る。雪山の雰囲気を十分に味わい、元のリフト地点に戻る。あたりの散策(スキー)と昼食をとり、2人は下まで歩く。2台で来たことを利用して、
初めてのスキーに挑戦する。61歳を過ぎてからの初挑戦だ。これをきっかけにスキーにはまる。ただし、翌年の2010年度からだ。素晴らしい景色を見ていただ
きたい。

     
 ブンゲン山頂から貝月山  粉雪の中を  霧氷と新雪のコース
         
 山頂にてメンバー  伊吹山方向  奥美濃の山々  来た稜線を振り返る  美濃の山々


2) 取立山 1307m :2010年2月22日

国道横駐車場8:50−いこいの森−取立山頂11:20〜12:05(45分)−こつぶり山12:35(5分)−国道15:13−駐車場

今回は、Yさんが山スキー、Tさんと私がワカンである。国道157号から脇道へは雪が深く積もりは入れない、いこいの森を通り、歩き出す。道なき道を好きに進
み、林道に出る。ここからも、林道をつききって踏み後をトレースする。通常なら、1時間30分程度のところ、2時間30分ほどかけて山頂にたどり着く。途中、急な
苦しい坂があるが、次第になだらかになり、素晴らしい眺望が開ける。眺望と写真に時間を使い、昼食を取った後、6月ならミズバショウが楽しめる、こつぶり山を
経由して、尾根筋を歩き、林道に出た後、しばらく進み、林間を国道に降り立った。ここから駐車場までは結構あったが、親切な方に声を掛けていただき、駐車
場まで送ってもらった。こつぶり山から2時間30分、結構な距離だった。山頂から見る白山は素晴らしいものだった。例年より雪が少ないのか、室堂小屋が、雪
の中に確認できた。

     
経ヶ岳、荒島岳の眺望  山頂と白山の眺望  山頂から振り返って
         
 山頂スナップ  荒島岳  白山  山頂から  


3)南紀の山(矢筈岳、冷水山、護摩壇山) 2009年3月20日〜3月21日

Kさんと南紀の山に挑戦した。関西百名山が目当てだった。その中で、冷水山は、果無(はてなし)山系とすごい名前をもつ山系に属する。新大阪からJR湯浅駅
で拾ってもらう。道沿いはスモモの白い花が咲き、南紀の早い春爛漫を満喫した。途中、柑橘類を購入した。やや時期的には遅い。

@矢筈岳 811m 関西百名山:2009年3月20日

登山口駐車場10:53 −支尾根取付き11:33−山頂12:48〜13:07昼食(19分)−支尾根取付き13:47−登山口駐車場14:22

登山口は鷲ノ川遊歩道の入口にある。この川は、日高川に合流する支流だ。歩き始めてすぐに、鷲ノ川ノ滝に出会う。轟音を響かせながら水しぶきを上げてい
る。40分ほどで支尾根に取り付く。すぐに急登となる。5月にはシャクナゲが楽しめるそうだ。最初、ピークを間違えた。山頂は更に奥にあった。南紀の山々や見
渡せる。事前の情報では、山城があったところだと山の説明にあった。往路はもときた道を戻ったが、結構早く下りることができた。途中でサワガニを見つけた
。チョウは、テングチョウ、モンシロチョウ、ヒメアカタテハ、ルリタテハ、ルリシジミなどお馴染みのものばかり。

         
 サクラが開花  鷲ノ川ノ滝・迫力が現せない  日高川と山々・先に紀伊水道  こちらが山頂 サワガニ 


A冷水山 1261.9m 関西百名山:2009年3月21日

スーパー林道竜神本宮線の最低鞍部 8:25 −黒雄山1235m8:53− 冷水山山頂9:21〜9:37(16分)−果無橋9:50−(車で送ってもらう)−最低鞍部10:01(9分)
−安堵山10:27(10分)−最低鞍部口10:51

果無(はてなし)山系の最高峰である。和田の森〜果無峠を果無と呼び、その名の響きから、訪れる人も多いそうだ。この日、山頂で一等三角点を目指す東京
からの山の会の一行に出会った。8時間余りを車で来たそうで、この後も次の山を目指すという。結構年配の方が多く、東京はさすがに登山人口が多い。我々
は、Kさんの事前調査十分で、スーパー林道竜神本宮線の最低鞍部から尾根に取り着き、黒雄山、冷水山、林道に下って、果無橋にいたる。ここで、先ほどの
一行に車を置いたところまで送ってもらい、安堵山を往復する。

         
 宿のサクラ  最低鞍部付近  大塔山系の山々(山頂から)  山頂スナップ  氷柱

登山の後、近くのかわせみ(?)温泉へ。穴場的な温泉だが、竜神温泉と同じ泉質とか。ヤマセミが決まった時間に来るそうな・・・

B護摩壇山 1372m 関西百名山:2009年3月21日

登山口駐車場14:03 −山頂14:17−登山口駐車場14:30

こちらは帰り道、駐車場からすぐに山頂です。二度目でもあり、特に取り立てて書くことはありません。近くにある百名山の伯母子岳(おばこ)は是非行ってくださ
い。いい山です。また、山頂からすぐの耳取山は展望がききます。

       
 山頂からの眺め  山頂  伯母子岳  ヒオドシチョウ


4)霊仙山 1083.5m : 2009年4月05日

登山口(今畑 9:40)−笹峠(10:37、10分)−近江展望台(11:15)−西南尾根(11:50〜13:47)昼食と写真撮影−最高峰(14:00)−山頂1083.5m(14:10〜14:15)
−お虎ヶ池(14:43)−猿岩14:50−汗拭き峠(15:21)−駐車(15:50)

今畑の廃屋に車を止め、少し戻った登山道から登りだす。今回はTさんとの2人ずれ。登りだすとすぐにフクジュソウが見られる。笹峠へは、笹の中を巻くように

少し下って行くが、最近では、直進して西南尾根の取り付き、笹峠まで行く。近江展望台への尾根筋では、ミスミソウの白い花が見られた。展望台前から、霧氷
が見え始め、展望台から少し行くとフクジュソウが出迎えてくれる。この時期には、雪の中のフクジュソウではなく、茎が伸びている。しかし、西斜面では太陽が
あたらず成長も遅く、つぼみのものも多かった。2時間余りもあちこちで写真を撮り、4時間30分経ってから山頂に着いた。南霊岳付近までのフクジュソウはいつ
もながら素晴らしく、目を楽しませてくれた。経塚山から汗拭き峠へ下り、汗拭き峠から落合方面へ下山する。

     
 中央奥が霊仙山頂  フクジュソウ  西南尾根の西側斜面
     


         
         
         
 西斜面  右が東霊仙、中央奥が霊仙岳  奥に藤原岳と御池岳  ホオジロ  ミスミソウ


5)群馬の山 浅間隠山、榛名富士:2009年4月18日)

@浅間隠山 1757m 三百名山:2009年4月18日

駅前レンタカー8:00−登山口駐車場9:11 −山頂10:15〜35(20分)−登山口駐車場11:25

遠望すると円錐形の美しい山で、川浦富士や矢筈山とも呼ばれる。東の山麓、中之条や東吾妻方面からみると、浅間山を隠してしまうことからつけられた。今
回は、最短コースである二度上峠からの往復にした。宿泊したホテルのある高崎駅にてレンターカーを借り、1時間強で登山口につく。天気は快晴、気持ちの良
い中を快調に進む。新芽はまだまだで、見通しもよく、クマササの中を景色の見とれながら進んだ。道は明瞭、特に急登もなく、ハイキングコースだ。1時間少し
で山頂に着く。眺めは抜群、ゆっくりと楽しんだ。帰りは分岐のある違ったコースで下りた。50分ほどであった。山頂からの展望は、八ヶ岳連峰、北アルプス(薬
師〜蓮華〜立山)、苗場山、平ヶ岳〜至仏山〜武尊山、国師岳〜富士山、剱岳〜唐松岳、妙高〜焼山等々の大眺望。

     
 浅間山、右奥には槍ヶ岳、水晶、薬師が見える(西)  中央は大倉〜苗場、右は平標〜巻機(北)  薬師〜蓮華〜立山の眺望(西北西)
     
 中央は平標〜巻機(北)、右は平ヶ岳〜至仏〜燧ケ岳〜武尊山  至仏〜燧ケ岳(中心の鋭鋒)〜武尊山のアップ  八ヶ岳連峰、蓼科山(右端)〜赤岳(左)左奥は北岳〜悪沢岳


         
 朝露が朝日に照らされて輝く  広々とした山頂  草津白根山  中心に平ヶ岳  ハシブトガラ


A榛名富士1391m 三百名山:2009年4月18日

登山口駐車場12:23 −山頂12:50〜13:10昼食(20分)−ロープウエイ13:11−登山口駐車場13:17

上毛三山の一つに数えられる秀麗な姿の山である。駐車場からはすぐで、手軽に登れる。浅間隠山が思ったより早かったため、こちらに寄った。前回は、
この山と周辺の烏帽子〜相馬山を登ったこともあって、下りはロープウエイで下りた。

       
 榛名湖  山頂への階段  相馬山(右)〜二ッ岳  

6)八重山諸島の山々(於茂登岳、屋良部岳、野底岳、宇良部岳、久部良岳、大岳)他 :2009年4月26日〜5月4日

南国の蝶は、チョウの項目を参照。ここでは、亜熱帯の木々が生い茂る八重山諸島の山と昆虫、風景、その他を紹介する。

−石垣島−

@於茂登岳 525.8m : 2009年4月27日 & 5月3日

登山口8:37 −山頂(9:47〜10:00)−登山口11:00 (4月27日)

林道から少し入ったところが登山口で数台は駐車できる。その道も年々状態が悪くなり、2011年度には、台風の影響で林道が土砂で埋まり、登山口への道も大
きく削られた。2009年は傷跡もなく、亜熱帯の木々の中を、1時間10分余りで山頂に到着する。置く敵であるアサヒナキマダラセセリは、探したが会えなかった。
再度5月3日に訪問し、念願を叶えた。

登山口10:05 −山頂(10:51〜11:43)−登山口12:13 (5月3日)

登山口で保護員の方に、アサヒナキマダラセセリの捕獲に関する禁止パンフレットを受け取る。山頂で1匹いるとのことで大急ぎで向かった。吸蜜で
じっとした蝶を見つけ、写真を撮る。その後も、葉の上で羽を休めている。絶好のチャンスだった。2回来ただけのことがあったとともに、ほっとした。
明日は帰る日だ。

     
 山頂からの風景北東  中央奥の尖った山が野底岳(北)  バンナ公園(南)
         
     シジュウカラ    


A屋良部岳 216.5m : 2009年4月27日


登山口14:10 −山頂(14:25〜41)−登山口14:48

崎枝から出ている屋良部林道からの近道から登った。あっという間に登ってしまう。突き出たテラスからは海が一望できる。天気に恵まれ、青い海が見渡せた。
東南にバンナ岳や市街が少し見える。

     
 バンナ岳、於茂登岳方向(南西)右端山頂付近に天文台  南東の大崎方向 カンムリワシ 
         
 山頂  カンムリワシ(林道にて頭上)  害虫がうじゃうじゃ  テラスからアップ  崎枝付近にて


B野底岳 282.4m : 2009年4月28日

登山口10:05 −山頂(10:51〜11:43)−登山口12:13

別名、ヌスクマーペーと呼ばれる。山頂は、大きな石がある岩山だ。於茂登岳から見てもすぐ分る、とがった形の独特の姿をしている。野底林道からの近道が
あるが、反対の小学校のある反対から登る。50分弱、あっという間に山頂に着く。山頂からの景色も抜群で青い海と緑が目に飛び込んでくる。登山口付近は、
蝶も結構いて、登るより急がしい状況だった。

     
 野底岳(麓より)  山頂からの風景  山頂から島の北を望む
         
 登山途中で  山頂より北方向  西の海岸を望む  山頂より南の海岸を望む  車で移動中


C万勢岳付近

万勢岳には天文台がある。また、近くには展望台があって、竹富島が良く見渡せる。人も少なく、絶好のところだ。この万勢林道は一方通行で、バンナ公園の
入口から入ることになる。この時期には、林道に蛍が観察され、天文台での観測とあわせ、楽しむのが良い。昼にでも一度来ていたほうが良い。

   
 石垣市内  屋良部岳・崎枝方向

D島の景色と観光ポイント

1日あれば車で十分回れる。ただし、十分に観光は出来ない。石垣の港近くに泊って、ここを拠点にあちこち回るのが良いだろう。

−与那国島−

E宇良部岳 231.2m: 2009年5月1日 与那国島


道路わき駐車−20min-山頂 -18min-道路わき駐車

与那国島の主峰で、その容姿から与那国富士とも呼ばれる。アヤミハビル館の傍の道を通り、表示にしたがっていくと入口に着く。山頂付近に、NTT中継所が
あり、山頂まで舗装道が続いているが、道路わきに止め、歩いていく。亜熱帯独特の樹林を進む。クロアゲハが飛び交う。山頂では見晴らしが広がる。久部良
岳も勿論見える。のどかな風景が広がり、一時ほっとする。山頂には蝶も結構いて、ホシミスジなどの写真が撮れた。

     
 無線中継所のある山頂  山頂より西にドナン岳、遠方に久良部岳  祖納集落

F久部良岳 195m : 2009年5月1日 与那国島

登山口14:36 −山頂(14:56〜15:11)−登山口15:36

北側にある登山口から登る。久部良岳山頂には電波塔があり、その管理道路を歩く。舗装されている。20分ほどで山頂に到着する。山頂は放送施設がある
だけで山頂を示すようなものは無い。ただ、この山は日本最西端の山である。山頂は眺めはほとんどなく、蝶もほとんどおらず、程なく戻った。

     
 途中の風景  山頂への道  山頂

Gテンダハナタ 75m : 2009年5月2日 与那国島

駐車場−3‐展望台−3−駐車場−15分−台地の先−15分−駐車場ふ

テンダハナタとは?琉球石灰岩の断崖で”天陀鼻”のことである。山というよりは台地で、祖納のはずれの道から脇にそれるとすぐに上がったところに駐車場が
あり、一方は展望台へ、もう一方は、航空保安施設の横を通って台地の先に着く。ここからの眺めも結構良く、祖納が一望できる。又海も綺麗に見ることが出来
る。
ハイキングに好適だ。牛の糞を踏まないようにあちこち歩く。のんびりムード満喫だ。

 
 祖納集落

H与那国島の景色と観光ポイント
1泊2日、車利用で回るのが良いだろう。などは是非経験したい。西端の夕日も見逃せない。1日に何回も回ればよい。道は立派で快適だ。空からのサンゴ礁も
綺麗だ。

−飛行機からのサンゴ礁の海−

飛行機からは、コバルトブルーの海とサンゴ礁、白い波が見える。素晴らしい景色が広がる。

     
 石垣島を飛び立ってすぐ  途中のサンゴ礁  帰りのフライト


−久部良・西崎: 日本最西端の地−

日本最西端の地で見る最後に沈む夕日は感動ものだ。台湾が見える日はそう多くないとのことだ。空はあくまで澄み切っている。

     
 最後の夕日が沈む  最西端の地  久部良漁港と久部良岳


−海底遺跡−

人工物と思われる海底遺跡が新川鼻の近くにある。島に来れば落とせない観光のひとつだ。海は結構波があり、船の底から海底を目を凝らして見る。海上
からの景色もなかなか素晴らしい。

     
 海底遺跡  海底遺跡  西崎の灯台

−東崎付近−

この付近には灯台があり、馬が放たれている。雄大な海をバックに馬がのんびりと草をついばんでいる。海岸沿いには、軍艦岩、立神岩、人面岩などの見所が
ある。

     
 子馬がのんびりと  立神岩  東崎灯台と馬
     
 馬の放牧と奥に灯台  人面岩、道路から海岸へ入ったところ  西側から立神岩と東崎

−その他−
島でであった花や動植物、その他の風景をあげる。2日の滞在中、2度は島内を一周した。

     
     
         
 ナンバンキセル        

−小浜島−

I大岳 99.2m : 2009年5月4日 小浜島

登山口−20分 −山頂−15分−登山口

大岳とはたいそうな名前だが、100m未満のあっという間に山頂につく山だ。ただ、この山の山頂からは八重山諸島の島々が四方八方に見える八重山のへそ
になり、竹富島の指定文化財になっている”名山”だ。島では自転車を借り、標識のある登山口(たいそうな言い方だが)まで来る。登り、20分反対への下り15分
あっという間に終わる。山頂からは先の説明どおり、見渡す限りの海原に島があちこちに見える。島の端へはアップダウンがあり、自転車で全島は少々辛い。

     
 大岳  竹富島と奥に石垣島  すぐそばに西表島
         
 TVおなじみのちゅらさん  後方は西表島      


−竹富島−

J島の様子と観光ポイント

竹富島のアイヤル浜への道は、蝶の飛び交うバタフライロードだ。島に着いたらレンタサイクルを利用して一周する。水牛車に乗るのが一般だが、牛がかわい
そうになる。島は独特の美しい家並みがあり、海岸は限りなく透明で、コバルトブルーが眩いばかりだ。コンドイビーチ、カイジ浜など見所は多い。ゆっくりと泊る
もよし、日帰りでも十分に良さは体験できる。

     
 アイヤル浜  石垣島を遠くに  コンドイビーチ
     
 花の道  島の民家  コバルトブルーの海
       
   中心部  海岸線  観光水牛車  様子
         
 港近くの海岸  猫ものんびり      

−西表島−

K島の様子と観光ポイント

イリオモテヤマネコをはじめとする動植物の宝庫だ。蝶も豊富で、4月から10月まではいろいろな蝶に出会える。鳥も多く、キンバトも有名だが、いまだに写真に
撮れないでいる。仲間川や浦内川のヒルギは有名で、船で行ける軍艦岩から訪れるマリュウドやカンピレーの滝を見る1時間30余りのハイキングも良いものだ。
スポットは、南風見田の浜、古身のサキシマスオウノキ群落、由布島見学、西表島温泉、ピライラーサの滝、星砂海岸、干立保護区などである。蝶は、大富林
道や牧場跡等になる。また、あちこちで出会える。

     
 南風見田の浜  小浜島が見えるポイント  マリユドゥの滝
     
 カンピレーの滝  ポットホール  星砂の浜
     
大富林道から谷越しにヤシ林   竹富島 祖内の夕日 
         
 南風見田途中(海上に竹富島)  南風見田への途中  野原付近の海岸  牧場跡からの風景  牧場跡からの風景
         
 この中を進む 花に出会う  アマサギ    
         
 滝への道すがら  同左  同左  大富林道  
         
 マングローブ林(古見) サキシマスオウノキ(古見)   仲間川    


7)ドンデン山 (佐渡島):2009年6月6日〜8日

7月にはいつも北海道を一緒するYKさんと佐渡島に行くことになった。6月になって、佐渡へのフェリー料金が土日利用で片道1000円、帰りは土日に入れば
1000円で利用できることになった。これを利用して佐渡に渡った。このような措置は特例で、高速道路、土日1000円に合わせて企画されたもので、予約が大変
だった。当初、金北山も考えたが、道路は自衛隊の管理下で、遠くからしかアプローチできない。今回はあきらめた。流刑の地であったが、古い京都の寺社を
思わせる史跡や、花にあふれた島内は素晴らしいものだった。金曜日の夜、滋賀県で合流した。途中の、ICで仮眠をとり、明け方にはフェリー乗り場に着く。か
もめが見送ってくれる中、船は出発し、予定通り佐渡のに着く。初めての佐渡であり、ドンデン山と島内1周の観光を楽しんだ。山の記録には、ドンデン山のみを
記載し、観光ポイントや島の風景は花・その他の記載した。

@ドンデン山 940m:2009年6月7日

ドンデン山荘 8:30 −山頂 9:30−避難小屋 9:45〜10:30−登山口 11:15−大佐渡自然遊歩道口 11:28−引き返し地点 11:45−ドンデン山荘12:08〜12:29
(昼食)

宿泊は、民宿だが結構有名で大きな宿だ。特筆は料理の立派なところ。本当に大満足であった。ゆっくりめの朝食をとり、車でドンデン山荘に向かう。少し小雨
交じりの中をスタートした。ドンデン高原の最高峰、尻立山(殿尻山?)山頂には1時間ほどで着く。しばらく前から雨はやんだが、見通しは利かない。道中は、花
の時期5月を過ぎたとはいえ、次々と目を楽しませてくれる。花は、花・鳥・その他の2009年に譲る。避難小屋方面に回り、コーヒーを沸かし、ゆっくりと休む。そ
の後、自然遊歩道口に下り、金北山への道をしばらく行くことにする。5月なら、雪割草・フクジュソウ・キクザキイチゲ・ シラネアオイで知られるアオネバ渓谷を
分け、更に進む。道は余り起伏がなく、20分弱で元に戻り、山荘で昼食にした。

         
 尻立山  同  同  避難小屋  小屋前の花

A島の様子と観光ポイント

花・鳥・その他の2009年に記載

8)金糞岳 (滋賀県) 1200m: 2009年6月14日 & 9月5日

鳥越峠岐阜県側登山口(9:36)−山頂(10:20、10分)−白倉岳(11:00〜11:36昼食)−金糞岳(12:05〜12:10)−登山口(12:40)

このコースではもっとも短い、鳥越峠から岐阜県側へ入ったすぐの登山口付近に車を止めた。同行者のKさんは、前日、福井の山を登っており、長浜で拾っもら
った。天気は晴れ、一気に山頂まで行く。ここから更に白倉岳まで30分、見晴らしは一気に広がる。途中の、やや下ったところには、ネマガリダケが出ており、帰
りに沢山収穫した。駐車場で皮をむき、皮は自然に返した。
秋には、KさんとTさんの3人ずれで再度訪問した。時間は大体同じだ。咲いている花はツルニンジン、リンドウ、ツルリンドウなど6月とは随分違う。蝶は別項目
に記載。この後、7月5日に比良山系武奈ヶ岳に登ったが、期待のミドリシジミには出会えなかった。

         
 金糞岳山頂  白倉岳山頂  白倉岳への道すがら(白倉岳) ヨウラク  イワハゼ 
         
 ツルニンジン  つぼみ(ツルニンジン)  ヤマジノホトトギス  ツルリンドウ サラシナショウマ 

上段:6月14日、下段:9月5日

9)北海道の山・T(天塩岳、芦別岳、大千軒岳)  2009年7月17日〜7月20日

北海道には2009年7月16日に入った。

そう、16日はあの忌まわしいトムラウシの遭難事故の日だ。登山者9名が低体温症で死亡した。尊い命が失われた。最近では大きな遭難事故だ。我々2人は新
千歳空港から、高速に入り、愛別町 協和温泉を目指した。大変に寒い日で、7月というのに暖房のスイッチを入れ、こんな日の登山は冬の支度がいるなどと車
の中で話しあったことをおぼえている。YKさんとは恒例の北海道登山だ。花や蝶は別途記載する。

チョウの詳細、2009年度
花とその他の詳細、2009年度

@天塩岳 1558m 三百名山:2009年7月17日

登山口駐車場7:17 −新道分岐7:48−前天塩分岐8:05(5分)−前天塩岳10:06(6分)−天塩岳11:33〜45(12分)−避難小屋12:16〜12:46昼食−
分岐1345m13:29−登山口15:39

早目に宿を出て、表示のある道道101号線から林道に入る。路は舗装され、2車線で問題はない。途中、エゾシカの親子、キタキツネの子供に出くわす。車を止
め、カメラを構えても逃げるそぶりがない。30分ほどで天塩岳ヒュッテに着く。トイレ、炊事場もある立派な小屋だ。30分ほどで、新道分岐につく。帰り道だ。さら
に20分ほどで、前天塩への分岐となる。急登で高度を稼ぐ。ハイマツが続くが、その内、見晴らしも良くなる。時々、花が見られる。軽い稜線に出て、岩礫の前
天塩に着く。大雪山には雲がかかり雄大な山容は確認できないが、稜線の奥に天塩岳や、これから行く新道コースの眺めが良い。コヒオドシが飛び交うハイマ
ツ帯の稜線を進むと30分ほどで天塩岳山頂に至る。雲がかかっていなければ、遠く利尻山や、大雪の360度のパノラマが楽しめるが、今日は山頂まで確認でき
なかった。山頂からは、新道コースを歩き、避難小屋で昼食をとる。円山へ続く、路を下り、分岐にて、駐車場へ向かう。疲れもあり、結構な道のりだ。チシマザ
サとダケカンバの中を下っていく。休み休みで、小屋から3時間程度で帰り着いた。

     
 前天塩から天塩岳への稜線  天塩岳の向こうに前天塩岳(避難小屋から)  前天塩から避難小屋と西天塩岳
         
 前天塩岳  天塩岳  前天塩岳の稜線  YKさんの後姿  避難小屋

下山後は、明日の予定、芦別岳の登山口、山部の太陽の丘に向かう。すこし高台にあり、眺めもよい。芦別も見上げることが出来る。

A芦別岳 1726m 三百名山:2009年7月18日

登山口5:11−鶯谷6:45(6分)−半面山7:21−雲峰山7:55−芦別岳8:15〜30(15分)−雲峰山8:47−半面山9:07−鶯谷9:27−登山口10:26

午後から天気が下り坂との予報で、出来るだけ早く帰ることを目標に、久しぶりに気合を入れた登山になった。今回は、お連れはパスで、単独行になった。車で
すぐの駐車場から登る。公園の一角だ。新道コースを往復する。芦別は夕張山地の主峰で、夕張岳とともに花も楽しめる山だ。花の撮影に結構時間を費やし
た。鶯谷までは、登山道から、旧道のある稜線や山部・富良野の市街が垣間見られる。そこを過ぎると、花が多くなって、所々に花畑も出現する。結構な急登だ
が、あまり気にならなかった。約3時間で山頂に着く。山頂では、急遽予定を変更した夫婦ずれに出会った。トムラウシを予定していたが大勢の報道関係者がい
て、とても登山どころではないとのことで変更したそうだ。遭難の規模からしてそうだろう。途中、健脚の若手に追い抜かれた。最近は無理な登山をやめ、年相
応のペースにしているがそれでも早いほうだ。それにしても速いペースだ。往復、1時間は違うだろう。山頂からは、元来た道を引き返す。下山も写真に忙しい。
半面山を過ぎる頃からポツリと来たが、何とか下山まではもった。

     
雲峰山付近から振り返って(北方向)、右は屏風岩  十勝連峰の山々を望む  登山道途中の湿原
         
 登山口から芦別  屏風岩の向こうに芦別岳  最後の急登、芦別はすぐ前に  芦別岳山頂  山道から北方向

下山後、合流して狩場山登山の拠点、島牧に向かう。途中、山部で赤肉メロン(富良野メロン)を購入し、自宅と家族宅に送る。道中は長い。

B大千軒岳 1072m 三百名山 :2009年7月20日  詳細ページへ

登山口9:47−(松前新道)−山頂10:50〜11:00−千軒平−山頂11:36(20分)昼食−登山口12:40

前日の狩場山は雨のため中止し、賀老の滝を見学後、渡島半島西海岸を南下し、宿である松前についた。宿は、料理で有名なところで十分に北海道の
魚介類を楽しんだ。登山口までは、約30kmの長い林道だが、山頂までは短い。半分を過ぎる頃から、視界が広がりちらほらと花が咲き出す。お花畑は、
山頂から千軒平らまでが素晴らしく、ずーっと続く。この時期は、エゾカンゾウが当たり一面を埋め尽くし、その規模に圧倒される。花のサイトを見てほしい。
しばし景色を楽しんだ後、来た道を引き返す。帰りの林道では、蝶にも会えた。この山はキリシタン殉教の山で、千軒平には大きな十字架が立っている。
前日は、松前城で時間を取った。歴史ある所で、公園も充実している。登山後は、函館に出て夜を楽しんだ。函館山からの花火見物は大変良かった。
その他のサイトに記録。翌日21日は、宿泊地の湯の川温泉から、大沼公園を見学し、空港に戻った。

10)伊吹山 1377.4m 百名山 : 2009年8月16日

登山口9:03−5合目(10:09、5分)−8合目(11:01)-山頂(11:20〜12:07、昼食とお花畑)−3合目(13:08)−登山口(13:30)

近江長岡からバスに乗り、三宮神社横の登山口から登りはじめる。ゴンドラが廃止され、3合目までの手段が登りだけになってしまった。一人での登山で、
身軽なせいもあり、登り2時間17分、下り1時間23分のやや急行気味の速度だ。この時期は、まだまだ花が楽しめることから、写真にも結構時間を使った。
山頂でもあちこち見て歩いた。イブキトラノオ、シモツケソウなど華やかであった。チョウは空振りだった。
写真は花や鳥、その他に掲載。

11)北アルプス縦走(立山〜五色が原〜北薬師岳〜薬師岳)2926m 百名山 : 2009年8月22日〜8月23日

@立山駅駐車場着 AM3:40-ケーブル6:10−バス6:30−室堂(7:23着、7:38出発)−浄土山(8:40、5分)−獅子岳(10:20、5)-五色小屋(11:20〜11:40、
昼食)−トビ岳(12:02)−越中沢岳(13:07、10)−スゴ乗越(14:26)−スゴ小屋(15:07)泊
Aスゴ小屋(5:28)−間岳(6:05)−北薬師岳(7:05、10分)−薬師岳(7:41、15分)-薬師小屋(8:20)−太郎平小屋(9:12、18)−折峰口(11:37)−バス12:30
〜富山14:30

北アルプスでも人気の高い縦走コースである。花の時期には遅いとは言え、まだまだ見ごたえがあった。
山仲間のTさんと前日夜出発し、登山拠点の立山駅にはAM3:40に到着した。仮眠の後、ケーブルとバスを乗り継いで、室堂に到着する。浄土山への登りは
結構辛い。上まで来ると視界は一気に開ける。これから行く縦走路に、五色小屋と五色が原が広がる。更にその先には北薬師や薬師岳が見える。その左には
北ルプスが一望され、槍が岳存在感を示している。結構アップダウンがあり、獅子岳を越え、五色が原への登りは結構負担になる。この辺りで、同行のTさんが
五色小屋で泊る事に決め、単独でスゴ小屋まで行くことになった。私は、仕事の都合もあり、翌日には帰宅する必要があった。トビ岳まで20分、さらに越中沢岳
まで1時間を要する、ここからの眺めも抜群で、何枚か写真を撮る。1人の若い人が仰向けに寝ていて、しばらく話をする。スゴ小屋はすぐ目の前の中腹に見え
るが、スゴ乗越まで、更に1時間10分、小屋まで40分かかった。このコース、実歩きで6時間40分(コースタイム)で結構ハードな1日になった。道中、花は盛り
を過ぎていたが、ご覧のように結構見られた。蝶は、ベニヒカゲとヒメキマダラヒカゲのみで数も少なかった。花の時期にも少々遅くこんなものだろうか。

     
 五色が原〜越中沢岳〜薬師岳(左手奥に槍〜穂高〜笠が岳) 剱岳(浄土山)   立山(雄山)同左
     
 黒部対岸針の木〜蓮華後方は裏銀座(烏帽子〜)  中腹にスゴ小屋〜後方は北薬師・薬師  五色が原(小屋)〜立山〜剱岳

スゴ小屋に入ったのは結局私が最後だった。五色で泊まり、太郎平小屋で泊まるのが普通なのか、小屋は人も比較的少なく、薬師小屋や太郎平小屋に較べ
古ぼけている。翌朝は、5:30分に出発する。東の空が赤くなる頃だ。間岳へ40分、北薬師へ更に1時間、来た道、これから行く縦走路、眺望は抜群だ。北薬師
からの約200度のパノラマ合成写真をあげる。北薬師だけへの登りは、花畑になっていて、今の時期でも、チングルマやハクサンイチゲが咲いている。薬師岳へ
の30分弱も素晴らしい眺望だ。薬師の山頂に着くとたくさんの登山客で賑わっている。堂々たる山容で、人気の高い薬師岳のことはある。雲ノ平、黒部五郎、槍
ヶ岳〜穂高連峰、三俣蓮華、鷲羽岳等々、裏銀座、表銀座が目の前に展開する。しばしパノラマを満喫し、太郎平小屋へは、1時間20分を要した。更に2時間で
折峰口にいたり、バスで富山駅まで出た。
今回のこのコースは、なかなかの縦走路で、花が旬の7月中下旬に再度訪れたいと思った。

北薬師からのパノラマ合成写真(薬師山頂とあまり変わりません)

 
 左より剱岳〜雄山(奥は後立山/五龍・鹿島槍・針の木・蓮華)〜烏帽子(中央左)〜野口五郎〜大天井〜手前は水晶〜奥に槍〜穂高連峰
     
 夜明け(尖っているのは烏帽子岳) 振返って(後方は立山・剱岳〜五龍〜鹿島槍針の木)  北薬師岳・薬師岳
     
 水晶・槍・穂高・鷲羽・三俣蓮華・双六  薬師岳に続く縦走路  雲ノ平〜奥に槍ヶ岳・穂高連峰

薬師岳から下ったところからのパノラマ写真

 
 左から 鷲羽岳〜槍ヶ岳穂高連峰〜三俣蓮華・双六〜黒部五郎(奥左は笠が岳)〜北俣岳〜薬師小屋

花と蝶
獅子岳への縦走路で小休止の時に、登山靴にベニヒカゲが止まってくれた。

         
 チングルマの実  同花  ウサギギク  ヨツバシオガマ  ミヤマアキノキリンソウ
         
 トリカブト  イワギキョウ  ミヤマリンドウ  ハクサンフウロ  ラショウモンカズラ?
         
 ハクサンイチゲ  コウメバチソウ  シナノキンバイ  コバイケイソウ  ミヤマコゴメグサ
         
 イワイチョウ  獅子岳下のお花畑  イワツメクサ  エゾシオガマ  ニッコウキスゲ
         
 ハイオトギリ  キンコウカ(太郎平下り)  オヤマリンドウ  ミヤマダイコンソウ 登山靴に止まったベニヒカゲ 


12)北海道の山・U(ニペソツ山、大雪山黒岳)  2009年9月12日〜9月15日

今年、2度目の北海道になる。Tさん、Kさんの3人での山旅だ。今回の目的のひとつであるカムイエクウチカウシ山は、前日の雨で水嵩が増え、
残念ながら途中で引き返した。ニペソツ山はそれを補ってくれるくらいの好天と素晴らしい山旅になった。少し早いとはいえ、黒岳の紅葉も見事
だった。

@ニペソツ山 2013m 三百名山:2009年9月14日

杉沢出合登山口5:47−小休止2回(7分、10分)−天狗岳9:05(10分)−ニペソツ山頂10:44〜11:21(37分)昼食−コル12:03−小休止(5分、8分)−
登山口15:24

前日、糠平温泉湯元館に入る。この旅館は、糠平温泉では最も古く、温泉を見つけた先人が始めた宿で、その後、幾つかのホテルや温泉がで
きた。老舗中の老舗だ。5時過ぎには宿を出発、登山口に急ぐ。道は砂利道でがたがたと揺れる。石狩岳への道を分け、途中、エゾシカと遭遇
する。天狗岳までの3時間の間に2回小休止を入れる。2時間を過ぎるあたりから一挙に視界が開ける。東大雪の最高峰の山だけに、大雪山、
石狩岳、ウペペサンケ、十勝連峰など素晴らしい眺望が高度を上げるとともに姿を変える。前天狗のところでニペソツ山が雄姿を現す。振り返
れば、石狩岳、さらに西クマネシリルとピリベツ岳の特徴ある姿が見ることが出来る。このあたりから、天狗岳前のガレ場や周辺にはナキウサギ
の姿がたくさん見られ、特徴ある声がこだまする。天狗岳から少し下ったあたりから急登が始まり、1時間30分でやっと山頂だ。山頂からは、大雪、
十勝、遠く阿寒や斜里まで遠望できる。下山は往路を戻る。

     
 糠平湖、斜里、阿寒の遠望  大雪山と前方に石狩岳  十勝連峰(富良野岳〜オプタテシケ山)
     
 前天狗からニペソツ山と天狗岳  トムラウシ山  山頂から天狗岳と前天狗岳


         
 西クマネシリルとピリベツ岳  ウペペサンケ  石狩岳  阿寒・斜里方面  大雪山〜忠別岳
         
 大雪山〜トムラウシの山々  石狩岳と後方に大雪山 ニペソツ 山頂  天狗岳とニペソツ山  ニペソツへの急登


A大雪山黒岳 2009年9月15日

7合目9:20−黒岳山頂11:25〜11:40−7合目13:00

ゴンドラとリフトを乗り継いで7合目に着く。ゆっくりと休みを取りながらいつもの山頂へ、山頂からは北に天塩岳の山々が、南にはお鉢を囲む、北鎮岳〜間宮岳
〜北海岳、その奥に旭岳が眺望できる。山々は雪に覆れている。まもなく、全山雪に覆われた激しい冬の到来だ。紅葉には早いと思っていたがもうすぐに最盛
期だ。

     
 大雪の紅葉  旭岳〜北海岳の眺望  北鎮岳の眺望
         
 天塩岳の眺望  黒岳への登り道  ニセイカウシュッペ山  黒岳より  黒岳より

13)北陸の山(三方岩山、医王山、金剛堂山、白木峰) 三百名山 :  2009.09.20〜09.21 晴れ
北陸にある三百名山を2山/1日で回った。白木峰の拠点からは、金剛堂山への登山道があり、現地に行って、宿の主人に聞いてはじめて分った。あまり
使われていないと見え、登山口からしばらくは、下草に覆われはっきりしない道を歩くことになった。三方岩山は、白山スーパー林道沿いにあり、夜間は
通行止め、早朝も開門せず、しばらく待つことになる。知っていれば、白川郷の見学で時間がつぶせたのに残念なことをした。医王山もすぐ近くに林道が通じ、
比較的簡単にあたりの散策が出来る山だ。
以下山の記録を簡単に記載する。

@三方岩岳 1,736 m 三百名山 :  2009.09.20 晴れ
 自宅4:00−スーパー林道入口7:20〜8:00(開門)−スーパー林道登山口駐車場8:15−山頂(8:45、10分)−登山口9:16

石川県白山市と岐阜県大野郡白川村の両県境に位置する標高1,736 mの山である。白山国立公園内にあり、日本三百名山と岐阜百山に選ばれている。
飛騨岩(岐阜県側)、越中岩(富山県側)、加賀岩(石川県側)の大岩壁に囲まれ、3つの岩壁が山名の由来となっている。駐車場からすぐの三方岩岳展望台
からは、白山がすぐ前に眺望できる。

       
白山の眺め  山頂からの眺め  山頂    
       

すぐに、医王山に向かった。

A医王山 896m 三百名山 :  2009.09.20

夕霧峠駐車場11:34−奥医王山(11:55、15分昼食)−駐車場12:30〜移動〜 シラゲクビ12:37−白兀山(しらはげ)(12:51、10)−シラゲクビ13:21

最高峰の奥医王山(939m)・西の白兀山(896m)の 山塊一帯が医王山と呼ばれている。山は小規模ながら変化に富んだコースにある。金山峠からの
三蛇ヶ滝や大池・鎖を使っ て歩くカニの横ばい・岩場を登った所にある鳶岩と見所が多い

スーパー林道から2時間あまりで福光にいたる。広域林道医王線は稜線上にあり、夕霧峠は奥医王山のすぐ近くで、ここに車を止め、奥医王山を
往復する。更に北上して、白兀山(しらはげ、医王山とも呼ばれる)を往復した。登山道からは金沢市が見られる。

         
 福光とレジャーランド  奥医王岳  金沢市内と海岸  センブリ  
   白兀山(しらはげ、医王山)      

この後、八尾町を見学、観光協会で宿を教えてもらい、当地の越中八尾おわら踊りを勉強した後、国道471号線を南下、白木峰の拠点、庵谷の奥に
ある村上山荘に到着した。大長谷温泉が近くにあり、汗を流した。他に泊り客はなく、朝食・夕食ともに豪華で言うことはなかった。設備は古い。

B金剛堂山 1650m最高 三百名山 :  2009.09.21 晴れ

上長谷第4発電所横空き地 6:14−1240m地点7:20〜7:26−前金剛堂山(本山)(8:06、5)−奥金剛(8:31)−中金剛(8:44)−前金剛(8:53、5)−
登山口10:02−駐車10:26

 金剛堂山は富山市(旧八尾町)と南栃市(旧利賀村)に位置する標高1,650mの山で岐阜県境にも近い。前金剛、中金剛、奥金剛の
、3つのピークがある。一等三角点のある前金剛(1,637.9m)を金剛堂山と呼ぶが、最高峰は1,650mの中金剛である。

 山荘の主人に聞くと、この国道471号沿いに、金剛堂山の登山口があることが分った。白木峰を済ました後、ぐるりと回り、栃谷口からの、登山を
計画していたが、大変な時間の節約になった。コンビニで買った富山県の地図に場所を書き入れてもらい、上長谷第4発電所横から、ダムを横切り、
20分ほど川沿いに進むと(少々草生して道はわかり辛い)登山口に着く。ほとんど利用されていないように感じだった。樹林帯を1時間ほど登ると、
視界が開け、前金剛が見え、近くの山々が見渡せる。前金剛には、祠があり、黒御影のの石碑があり、大きな方位盤が設置されている。更に南を
目指し、草原の中を進むと中金剛、奥金剛に至る。低木があり、ナナカマドの赤い実が見られる。奥金剛からは、もときた道を戻る。チョウは
イチモンジチョウが見られた。

     
 前金剛へ  金剛堂山山頂  同左  奥金剛へ  奥金剛
         
 庵谷方向  眺め    ラショウモンカズラ  
         
 ダイモンジソウ  サラシナショウマ      ツリフネソウ
         
     ナナカマド  ツルリンドウ  キノコ
         
     ルリシジミ  イチモンジチョウ  


C白木峰 1596m 三百名山 :  2009.09.21 晴れ

登山口 11:04−白木峰(11:35、10分)−二等三角点11:51−木道終点(11:59、15分 昼食)−白木峰(12:31、5)−登山口12:53

白木峰は、標高 1596mで、富山市八尾町と岐阜県飛騨市宮川町の境界にある。 周辺は”飛騨高地”の領域になる。山頂部は木道が整備され、
6月のニッコウキスゲの群落が有名で7月にかけ、次々と花が咲く。小白木峰には池塘がある。また、北アルプスの展望台になっている。
21世紀の
森林道終点より往復するのが通常のコースだが、小さな駐車場は、最盛期には車で埋まり、林道脇に置くしかない。この日も駐車場はいっぱいで
あった。ここにはトイレもある。駐車場からは、尾根筋に沿って急勾配だが、30分ほどで山頂に着く。立派な山頂表示があり、ベンチやテーブルが
置かれている。北側一体は草原で、夏なればお花畑である。白木峰山荘を左手に池塘が点在する中を進む。木道が完備され、気持ちよく歩くことが
出来る。池塘には花も見られ、いい雰囲気を味わうことが出来る。紅葉の走りもなかなか良かった。白山の眺め、北アルプスも良く見える。

         
 金剛堂山    山頂  山頂を振り返って  色づいた山頂草原
         
 木道と池塘  池塘と紅葉  紅葉  木道終点  山並み
         
 白木峰山荘   シラヒゲソウ  ミヤマアキノキリンソウ  イワイチョウ
         
   狂い咲き   ダイモンジソウ   
   サカハチチョウ      

13:10には出発し、富山西ICから高速に入る。何箇所かで渋滞にあい、帰宅は19:30だった。

14)猫又山 2,378m : 2009.10.04 晴れ
毛勝三山(けかちさんざん)は、富山県魚津市と黒部市の境界にある山群である。立山連峰、剱岳の北につながり、毛勝山、釜谷山、猫又山で構成
されている。片貝山川の源流になっている。猫又の由来は、昔、猫又(妖怪)が黒部の山の中に追われ逃げてきて、この山に住み付き、たくさんの猫が
集まって泣き声が聞こえるなどの怪異があったのが由来という。猫又山へは、ブナクラ谷を遡り、ブナクラ峠から尾根を急登する。剱岳眺望の絶好
ポイントである。

駐車場(6:00出発)−ブナクラ峠(8:20、10)−猫又山頂(10:20〜11:05 昼食)−ブナクラ峠(12:00、5)−登山口駐車場(14:35)

夜、馬場島の駐車場に到着、幕営する。ここは、剱岳早月尾根の登山口でもある。5:00過ぎには起床、テントをたたみ、朝食後出発する。いつもの
メンバー3名での山行きである。登山は、堰堤につけられた鉄梯子から始まる。何度か、河原や樹林帯、砂礫帯を進み、2時間あまりでお地蔵さんと
標識のある
ブナクラ峠に到着する。ブナクラ峠からは、急な樹林帯になり、続いて、岩交じりの結構急な斜面になる。ここを過ぎると、猫又山のカール
地形に続く湿原帯に向かうことになる。痩せ尾根であるが、剱岳の美しい山容が印象的だ。痩せ尾根の急斜面を登りきるとカール状地形になり、
登りきって頂上に到着する。後立山連峰、毛勝山への稜線、振り返れば剱岳と眺望は申し分ない。昼食をとり、十分に満足した後、もときた道を戻る。
約7時間の歩きであった。

   
 毛勝山(山頂から) 剱岳(下山時) 
 
 後立山連峰(左より、雪倉岳〜白馬岳〜唐松岳〜五龍岳〜鹿島鑓ヶ岳)山頂から


15)九州の山(大崩山、国見岳、高隈山) 三百名山: 2009.10.30〜11.03
 昨年の2008年には、九州の北にある三百名山の5つを登った。今年は、残る3山を実行した。九州の三百名山はこれで完了である。山深い
国見岳、岩と眺望の大崩山、桜島の眺望の高隈山と個性豊かな山々だった。
                                                           
@大崩山  1644m 二百名山: 2009.10.31 快晴
 祖母、傾山の東南に位置し、広大な山塊から構成されている。名前はその山容の如く、天を貫くほどの花崗岩の岩峰、岩壁が大きく崩える
(崩れる)様子から由来している。小積ダキ、袖ダキ(ダキは岩壁の意味)、わく塚などの巨大な岩峰群は見るも見事で、ダイナミックな景観を
十分に楽しむことが出来る。

上祝子登山口(6:20)−大崩山荘(6:43)−徒渉点(7:01) −袖ダキ展望台〜下ワク(8:00)−中ワク(8:30)−上ワク(8:53,9)−
リンドウの丘分岐−石塚−大崩山(9:40,13)− リンドウの丘分岐(10:12)〜坊主尾根〜小積ダキ(10:39,10)−〜像岩〜林道出合(11:33)
登山口(12:20出発)

前日、宮崎空港から、大崩山ふもとの大崩の茶屋には入る。事前に、茶屋のオリジナルマップを入手していた。なかなか電話が通じず、地元
観光案内にお上さんの携帯電話をお聞きし、何度目かでやっと通じた。日ごろは山仕事に精を出しているとか。宮崎は、高速道路がほとんどなく、
特に、大分や北への移動は本当に辛い。更に、ここへの道も狭く、明るいうちの移動が適当だ。福岡からの登山客が入っており、雑談しながら
の食事となった。風呂は、近くの祝子川温泉に行くことになる。
 6時には宿を出て(朝食ははやく準備してくれる。弁当も無料で用意してくれた)、登山口付近の道端に車を止める。やや薄暗かったため、
道の側溝に脱輪、皆の助けを借りて戻してもらった。登山前で、皆さんが沢山いて助かった。樹林の中を20分強進むと山荘に出る。更に20分で
ワク塚ルート分岐点に到着。少し下れば、河原へ出て、鉄製の橋を通り対岸へ渡る。岸へ渡ると林道となる。樹林帯は結構深く、テープやケルンを
目印に進んでいく。。ゆるやかな林道は、次第に急登りとなる。何箇所かのガレ場を登っていくと、正面にワク塚と小積ダキの岩肌を望むことができ
る。袖ダキや乳房岩、下・中・上ワク塚、小積ダキは登山道からやや外れているため、景色を見るためには都度、時間がかかる。ダキを過ぎると、
緩やかなアップダウンになり、崖に架かった梯子を上っていくと、下ワク塚に辿り着く、ロープを伝って岩峰の頂に行くこともできる。30分で中ワク塚へ
の分岐点に到着、展望台へ行ってみる。眺望は素晴らしい。上ワク塚からは坂道になり、坊主尾根と山頂への分岐点に到着する。これから山頂へは、
スズタケの中を進むことになる。見通しは利かず、石塚でやっと展望が開け、10分ほどで山頂に到着する。山頂は最高点だが、実質は石塚が山頂
だろう。眺めは良くなく、休息の後、もときた道を戻る。坊主尾根分岐まで戻り、ここから下山する。坊主尾根コースも殆どスズタケの群生地である。
緩やかなアップダウンを繰り返し、展望が開けて来ると小積ダキの近くである。岩峰上は思ったよりも広くゆったりしている。わく塚の眺めは抜群で
ある。ここからは、急斜面で、先は断崖絶壁になる。梯子を使っての急降下になる。米塚を下った辺りから、梯子も終わり、祝子川に到着する。川を
横切って大崩山荘に到着、元の道を登山口へ急いだ。
この後、国見岳登山の拠点、椎葉村に向かう。道は不便で、何箇所か不通で迂回を余儀なくされる。この後、熊本、鹿児島を回ったが、宮崎の
アクセスの悪さは特別だ。

     
下ワク塚    上ワク塚尾根(上に 7日廻り)
         
 渡渉点  紅葉  7日廻り  山頂スナップ  ワク塚尾根を見る
         
 下積ダミ  祝子川温泉より大崩山  金長寺    


A国見岳 1739m 三百名山: 2009.11.02 曇り
 国見岳は、九州中央山地、向霧立山地に属する山で、標高は1,739mである。熊本一番の山であり、祖母山(1,756m)と市房山(1,721m)と並ぶ九州屈指の
高峰である。熊本県側は平家の落人の里、五家荘の 樅木(もみぎ)、宮崎県側は、椎葉村(しいばむら)に接し、いずれも人里離れた秘境の地で、交通の便が
悪い。

萱野登山口(6:50)−石堂屋分岐(8:16,5)−五勇山(8:44)−国見山頂(9:44,15)− 小国見岳(10:17)−五勇山(11:00,10)−石堂屋分岐(11:28)−
萱野登山口(6:50)−石堂屋分岐(8:16,5)−五勇山(8:44)−国見山頂(9:44,15)− 小国見岳(10:17)−五勇山(11:00,10)−石堂屋分岐(11:28)−

登山口(12:24)


椎葉村の離れ、尾向地区の民宿尾前屋に宿を取る。毎年来る常連の二家族が泊まっていたが、一諸に食事をして楽しくお喋りする。まったけ酒が振舞われ、
感激する。翌日の11月1日は天気がイマイチだったため、高千穂峡と椎葉村の見学に切り替える(2009年の花・その他に記載)。長い歴史の感ぜられる地域
である。高千穂峡もなかなかであった。
11月2日、6時30分に、宿の主人に萱野登山口まで送っていただく。このご主人、国見岳登山の会の会長で、宮崎県側からの登山マップをいただく。県境の峠、
峰越峠からの尾根筋歩きが最もよいとのことであったが、当初予定通り、五葉山への登り口萱野をスタートにする。といっても、行き止まりの、空き地で車は
せいぜい2〜3台程度のものだった。まず、杉林、次に紅葉になった自然林の樹林帯を1時間20分で石堂屋分岐に着く。稜線を、30分ばかりで五勇山に着く。
磁気化時期であればシャクナゲの美しいところだ。左に烏帽子岳への道を分け、右に進む。美しい自然林の平坦な中を進み、小国見岳を分け、最後にシャクナ
ゲ交じりの道を登りきると山頂に着く。立派な祠がある。九州中央部で、快晴ならば、九州の主要な山を360度展望できる。下山は元の道を戻る。
 椎葉村の椎葉平家祭りは有名だが、この1週間後の週末開催だ。
ハガクレツリフネははじめて見た。

     
 国見岳山頂  稜線上の景色  ハガクレツリフネ
         
 分岐への道すがら  稜線を行く  五勇山  尾根筋からの眺望  紅葉

高千穂峡と椎葉村
椎葉村には、十根川重要伝統的建造物、ひえつき節発祥の地、鶴富屋敷、平家落人伝説、その他の歴史的建造物等が、高千穂峡には、真名井の滝、
天岩戸神社、高千穂神社、夜神楽等々見所が多い。

     
 高千穂峡・真名井の滝  同、反対側の橋より  椎葉村の尾前渓谷の紅葉


B高隈山 1236.4m  三百名山: 2009.10.31〜11.03 快晴
 
高隈山は、鹿屋市と垂水市との境界付近に横たわる南北約25q、東西約15kmの山地を指し、大隅半島中央部に位置する。その中心部にそびえる大篦柄岳
が最高峰で、御岳、妻岳などの標高1000メートルクラスの七座を総称して高隈山呼ぶ。山岳信仰の山でもある。日本におけるブナ林の南限があり、
「森林生物遺伝資源保存林」に指定されている。高峠、大隈湖、猿ヶ城渓谷などの景勝地は「高隈山県立自然公園」に指定されている。

東登山口駐車場(7:26出発)−大篦柄岳(9:03〜9:23)−東登山口駐車場(10:21)

 最も良く登られる垂水市側からの小野原林道利用ではなく、鹿屋市から、国道504号線〜峰越林道を詰め、大篦柄岳東登山口から登った。この日に、宮崎空
港まで戻る必要があったためである。鹿屋の観光課の方からは立派な登山マップと親切な注意事項、周辺観光案内等をいただいた。特にバラ園が素晴らしい
そうである。宿泊は、鹿屋市の老舗旅館にした。朝食を宿で済ませ、7:26に登山口を出発する。見通しのない道を登っていく。里山を登る感じだ。途中、10分程
度の小休止を入れ、1時間37分で山頂に着く。桜島が見下ろせる絶好のポイントだ。今年は、過去最高の桜島の小規模噴火が続いている。今回も、山頂にいる
ときに噴煙が上がり、運よく見ることができた。
山塊の眺めが素晴らしく、北には、韓国岳〜高千穂ノ峰が、南西には開聞岳が望めた。この後、宮崎空港に向かった。少し時間があったため、数十年ぶりに
青島を訪れた。

     
 桜島の噴煙(山頂から)  韓国岳〜高千穂ノ峰  開聞岳
         
 高隈山系  大篦柄岳山頂 ヤクシマツチトリモチ   高千穂山系  鬼の洗濯岩(青島)

高隈山は、この年、最後の登山になった。

追加1)高島トレイル(地蔵峠〜三国岳〜ナベクボ峠周辺) m  : 2009.05.23 高島トレイル

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更新日2016年11月28日