2002.9〜13号までの感想
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2002.19〜20号までの感想

2002.20〜24号までの感想



本誌・フルーツバスケットの感想




2003年5号


「君ら若いっていいねぇ。生き方が拙くて」


か・漢字が出ない(号泣)
確か前にもこんなことがあったような・・・・・・ということで、作りました。
かなり違和感がありますが、時間がないのでこれで勘弁してやって
下さい。こういう時、ソフトを使ってサイトを創ると本当に不便だと・・・・・・
つくづく思います(クスン)

さて、今回の花ゆめ。
実は大学の帰りに友人と本屋へ寄った時に、買ったのですが。

私:「御免・・・やっぱ、如何しても駄目だ」(真顔)

友人:「・・・例の"着流しのお兄さん"の雑誌でしょ?
いいって、いいって。解ってるって」

私:「・・・・・・御免。やっぱ、その辺りで待ってて。
如何しても・・・如何しても、見られたくないのよぉぉぉっっっ!!」(脱兎)

友人:「・・・・・・了解」

解ってはいるのです。友人がこういうことに理解を示してくれることは
解っているのです。が・・・・・・
綾女じゃありませんが、「人は誰しも他人には言えない秘密の花園を
一つや二つ」所持していると思うんですよ。
人間には触れてはいけない領域がある(?)と云いますが、
私にとっては、このサイトが正にそうで。
況してや、コミックスならまだしも、いい年こいた大人が「花ゆめ」を
買うのはちょっと恥ずかしい!!ということで、今回も本誌を手に
入れるのに一苦労した綾瀬の与太話でした。
ではでは、妙な前置きとなってしまいましたが、以下、感想です〜!!

<フィルターなしの普通の感想>
■扉■
試験終了後の私は(大抵何時も)廃人と化すのですが、
どうやら今回もそうだったようで。

「胸に閉じこめた想いはありますか?」

一瞬、この扉絵にいる女の子が誰だか解りませんでした。
(幼い頃の?)透・・・・・・ですよねぇ?ち・違います?(滝汗)
あぁ、この扉絵を見ていると、フルバに関する自分の記憶が抜け落ちて
いるのが良く解ります。いよいよ本当にマズイかもしれません。

■これまでのお話■
に注目した人は、もう、私が何を云わんとしているのかお解りでしょう。
うふふふふ・・・・・・(←危険人物)
いや、こういう部分を見逃しちゃ駄目よ、ちゃんと読んでね、という
高屋先生からのメッセージ(?)なのかもしれません。
紫呉Fanなら、もう一度本誌を持って・・・さぁ、要チェック!!

「由希くんが依鈴に責められている所へ、元彼の春くんが登場!
あ〜らら、これは嵐の予感・・・!?」(紫呉)

この括弧でわざわざ、"紫呉"と強調しているところが、また良いんですよ
ねぇ・・・(しみじみ)
一体、何時から紫呉が主役になったんでしょう(笑)
あまりの出番の少なさに(それを云ったらはとりの方がもっと少ない
ですが)とうとう、こんな所にまで出現!?
さて、こんなお茶目な紫呉さんも大好きなのですが。
如何しても、気になることが一つ。
紫呉って、撥春のことを「春くん」って呼んでましたっけ?
今回、最初から最後まで「春君」と呼んでいたのが気になります。
いや、昔からそう呼んでいたのかもしれませんし、あるいは場面毎に
(例えば『はーさん』『はとり』のように)使い分けているのかもしれませ
んが、私の記憶が確かなら、前は「はー君」と呼んでいたような・・・・・・
細かいと云えば細かいのですが、でもフルバはこういった"愛称"が
後々、結構重要になってくるので、今回は敢えて突っ込ませていただき
ました。若しも、私の勘違いだったら、御免なさい〜!!

■リン、撥春を引っ叩く■
触れようとする撥春に、「近寄らないで・・・触らないで」と思いっきり
拒絶の言葉を吐くリン。
しかし、撥春はリンより一枚上手でした。

「俺もう死んだっていいや・・・」

どっからどう見ても演技だとバレバレなのですが、リンにそう云われて
哀しそうに瞳を伏せ、深刻な言葉を吐く撥春。
流石元彼、彼女の弱点をよく理解しているなぁ、と変な所で妙に感心して
しまいました。
個人的には、52頁の驚いたような表情をしたリンがとっても好き。
あぁ、本当に心から春のことが好きなんだなぁ・・・って伝わってきます。
また、その隙にリンを抱き寄せて、強引にキスをする撥春も
男前なんですよ!!こういうカップルって良いですよねぇ(微笑)
もっとも、二人のラブラブっぷりに当てられて呆然とする由希の気持ちも
解りますが。

この後は、暫く男前な撥春の告白が続きますが、気になるのは
「リンはまだあの日のまま立ち上がれないでいるのか一人で」という
言葉、ただ一つ。
一体、その時リンの身になにが起こったんでしょう。
この一言が原因で、結局リンは、春を引っ叩いて去ってしまうのですが。
何がリンの逆鱗に触れたのか、この寝惚けた頭ではイマイチ解りません。
恥ずかしかったんでしょうかねぇ・・・・・・?
今のリンの様子を見ていると、どこか無理に強く在ろうとしているように
思いますから。弱い自分を思い出されたくなかったのかもしれません。
でも、撥春の記憶の中のリンは可愛い過ぎ。
泣いているリンを見てしまったら、迂闊に彼女一人を責められなくなって
しまうじゃないですか。
そして、今回、新たに解ったことが一つ。
リン(馬)は足が速い!!(笑)

■手を貸して、ほんの少しだけ支えになって■
消極的な由希が、どんどん新しいことにチャレンジするのは良いことだと
生徒会での活躍を期待する撥春。
しかし、リンの云った言葉が尾を引いている所為か、自分を最優先する
ことに由希は悩みます。

「・・・由希は弱いね。由希は・・・優しいね。迷うなよ(略)・・・そういう由希
だから、理解ってもらえる人間が、みつけてもらえる人間が、これからも
待ってる気がする」

何とか由希の背中を押そうとする撥春も、十分優しいですよ〜!!
そんな春の言葉で、思わず溢れた由希の熱い涙が、また
感動を誘います。
此処で、春の株がまたググッ、と上がりましたね、確実に。
実は、此処に「がんばれ」という言葉がかぶせてあったのですが、
御免なさい。意図的に省略させていただきました。
理由はもうこれ以上頑張れない人間に、「がんばれ」というのは禁句だと
そう思ったからです。
私自身、語彙が乏しい人間なので、ついこの言葉を使ってしまいがち
なのですが、使わずに済むのなら避けたい言葉でもあります。
でも、「死なない程度に頑張る」という言葉は多分、これからも使い続けると思いますが(←矛盾人間/苦笑)
日本語って、本当に難しいですよねぇ・・・・・・
・・・と・と・と、全然話がズレました。御免なさいっっ!!
何にしろ、立ち上がるためには、誰かに背中を押してもらうのが一番
早いですからね。
これで、由希もリンも、今までよりさらに、前向きな生き方が出来れば
良いのですが。

■透、閉じた蓋を開ける時■
さてさて、その間透は倒れた祖父のお見舞いに行くのですが・・・・・・
やられました!!真逆、此処で透が蓋を開けることになろうとは!!

「会いにいきたいね・・・」

「もう一度、勝也と今日子に会いたい」という祖父の言葉が、きっかけと
なって、透の蓋が開きます。
それはかつて、勝也が死んだ時に、透の母・今日子が云った言葉でも
ありました。若しかしたら、今日子が死んでしまった時、透自身が痛切に
感じたことだったのかもしれません。
透は母を連れて行こうとした父を憎んだのでしょうか。
それとも、そんな醜い自分を憎んだのでしょうか。
透の敬語は父・勝也の口グセであった、というところから推測すると
彼女はそこまで父親を嫌っていないようにも思えるのですが。
何にしろ、閉ざされた重い扉が、痛いです。
それにしても、閉じた蓋を開けるって、そんなに重要なことなんで
しょうかねぇ(溜め息)
寧ろ、閉じたままにしてしまったほうが、幸せのようにも思えるのですが。
由希にしろ夾にしろ透にしろ、閉じた蓋を開けることで幸せになっている
とは思えません。

(どんな思い出もちゃんとこの胸に抱いて信じていきたい。
負けない自分になるように。いつかそれすらも越えて
尊い記憶となるように)(注:コミックス4巻・158〜160頁参照)

詰まるところ、これが"蓋を開ける"ことの最終目標なんでしょうか。
どんなドロドロした思い出も、何時か必ず尊い記憶にしてみせる!!
む〜ん・・・・・・見当違いですかねぇ・・・・・・
自分で考えても、かなり無理があるというか・・・・・・(汗)
もう少し、頭がはっきりしてから熟考することに致します。

■夾、透を迎えに行く■
「どうした?」
過去を思い出して、路上に座り込む透に声を掛けたのは夾でした。
一番最初のページを見ても解るように、夾はずっと透のことが気になって
家の周りをウロウロしていたんでしょうねぇ。
若いです。青春です。そして・・・ラブラブですな。
夾の顔を見て、ホッとする透が可愛いですvv

「・・・ま、無理はするなよ。身内が倒れて不安になるのは
当然なんだからよ」

一巻では透を"他人"と云い切っていた夾ですが、随分変わりました。
透が寝込んだ祖父を心配するように、夾にも身内が倒れて不安になった
経験があるのかもしれません。
勿論、それだけ夾が透の存在の大きさを自覚している・・・ということも
あるのでしょうが。
身内と云えば。
この言葉でフと透と夾が、実は異父(母)兄弟ではないのか、という説を
思い出したりしましたが、此処では敢えて、言及を避けることにします。

■紫呉VS撥春■

「君ら若いっていいねぇ。生き方が拙くて。溺れないよう必死でいて。
力を抜けば浮くのにね」

「・・・そんな味のある生き方は、くだけいた後に得るモノだろ」

矢張りリンは、紫呉と密かに連絡を取り合っていたようで。
リンにとっては紫呉を利用することが(勿論紫呉はリンを利用しているの
でしょうが)、呪いを解くことに繋がるんでしょうか。
そして彼らの企み(?)に気付いた撥春は、此処で紫呉を問い詰めます。
勿論、そんな真剣な春に、紫呉は何時もの口調でサラリと流して
しまいますが。
静かな対決は、案の定、紫呉の勝ち(?)でした。
まぁ、そんな春も、負けじと逆襲してますが(笑)
そのシーンは、本誌を見てのお楽しみ、ということで省略。

「だめだよ春君?手を抜いちゃ。がんばっていて下さい。
それが君ら若者の仕事でしょ?」

何なんでしょうねぇ。若くなければ呪いは解けないんですか?
紫呉とはとりと綾女は若い時、精一杯いて、その結果がああなんで
しょうか・・・(←それも何だかヤだなぁ)
紫呉は一見、傍観者であるかのように見えますが、実は違いますから
ねぇ(苦笑)個人的には、アドバイザー紫呉も好きなんですが。
何にしろ、次回は紫呉さんが大活躍すること間違いなし!?
・・・というわけで、次回の彼の活躍に期待しつつ、今回も(?)
邪な感想をお届けします〜!!

<フィルターありの邪な感想>
眼鏡ぐれさん。
好きな人、いるんでしょうねぇ。やっぱり。
個人的には年寄りに見えるので、あまり、いただけないのですが。
近眼なんだか、老眼なんだか、未だに解りませぬ。
今回のイチオシぐれさんは、眼鏡を取ってニッコリ不敵に微笑む
あの75頁1コマ目の紫呉に決定!!
困っているぐれさんも、勿論大好きですが(笑)
・・・ということで、妄想スタート

−−−−−−−−−−−−−−妄想中−−−−−−−−−−−−−

「はーさん、はーさん・・・お願いがあるんだけど?」

「・・・・・・」(←とっても嫌な予感)

「これからはーさんのこと、"ダーリン"って呼んでもいい?」

―――!?」

「だから、僕のことは"ハニー"って呼んでね

「・・・・・・却下だ」

「え〜っ!!はーさんのケチーっっ!!」

「この馬鹿が・・・っっ!!何処の誰にそんなことを吹き込まれた?」

「はー君」

「全く・・・撥春もロクなことを云わないな」(溜め息)

「でも・・・僕だって、偶には・・・・・・ラブラブしたい」

「何だ?欲求不満か?」

「違うよ・・・っっ!!はーさんって・・・本当に僕のこと好きなの?」

「言葉だけが・・・愛だとは思わん」

「・・・っ、はーさ・・・・・・」

「お前は・・・俺で、十分だろう?」

「・・・・・・はーさんの・・・馬鹿」(←耳を噛まれたラシイ)

−−−−−−−−−−−−−妄想終了−−−−−−−−−−−−−

結局の所、何時もと違う刺激が欲しかっただけの紫呉さん。
そして、うちの二人は相変わらずなバカップルでした。
今回もSS書けなくて、本当に申し訳ない・・・・・・(滝涙)
でも、その前に、あの今にも消えそうな裏を更新しなくてはならないので、
御免なさい〜っっ!!
あぁ、来週こそは、はとりと紫呉がセットで出るといいなぁ・・・・・・


           突然、次回予想!!

次のフルバは6号!!そんなわけで(?)それまでに、勝手に予想を
立ててしまおうという無謀な計画パート15。
因みに、当たったことがあるのか!?という突っ込みは敢えてしないで
やって下さると助かります(笑)
本気なんだがふざけてるんだか解らない予想ですが、(多分)管理人は
何時でも真面目な・・・ハズ?

希望予想その1.紫呉は透の三者面談で若かりし頃の自分を懐古する。
そこで、彼が思い出したのは、あのドロドロな高校時代。
次回、何とあの紫呉にも閉じた蓋は存在した!?
ついに紫呉の本性が明らかに!!

希望予想その2.紫呉が繭子をからかいつつも、三者面談は何とか
無事に終了。その後、紫呉は早速、その楽しい報告をはとりの元へ。
一方、透は帰り道、家の傍で偶然リンと遭遇することに・・・・・・!!

最悪予想その1.リンと紫呉の濡れ場を撥春が目撃!?
目醒めてしまったブラック春を、リンは止めるために・・・・・・

最悪予想その2.紫呉の真の目的をはとりから聞き出した撥春。
彼は果たしてリンを止めることが出来るのか!?
次回、走れ撥春!!

・・・・・・さて、果たして結果は・・・・・・?(←全部、嘘くさいなぁ)









2003年4号


「たっのしみだなぁ・・・っ」


眠い・・・眠い・・・眠いよぉぉぉ・・・っっ!!(泣叫)
のっけからラリッてて誠に申し訳ありません。
どうやら今回は半分眠りながらの感想となりそうです・・・・・・
そう云えば昨日はセンター試験でしたね。
全国の受験生の皆様、本当にお疲れ様でした。
学生の方も、社会人の方も、今が一番大変な時期かとは思いますが、
どうかお身体を大切に、この厳しい寒さを乗り切って下さいませ。
・・・と云ってる自分も、実は修羅場中で死にそうだったりします(苦笑)
本当は、5号と併せて書くことも考えたのですが、
「鉄は熱いうちに打て」(?)という諺もあることですし、
今回は短く簡単に感想を纏めていこうか、と。
それでは以下、感想です〜vv

<フィルターなしの普通の感想>
■扉■
「『舞い』は『絆』・・・絆は呪い・・・新たな年を迎えても十二支たちは
『不変』という名のあやつり糸にからめ取られたまま、運命の螺旋階段を
さまよい続ける・・・・・・永遠に・・・

依鈴&燈路の巻頭カラーですっっ〜vv
しっかし、リンの衣装、目茶目茶綺麗ですねぇ・・・・・・
燈路の「見ないでくれる?」と今にも云い出しそうな表情も素敵。
ときに、この二人ってやっぱり仲が良いんでしょうか。
何せ燈路は、リンのお見舞い(退院祝い?)にも行っているくらいですし。
燈路は杞紗を、リンは撥春を。
自分の大切な人が傷付かないよう不器用ながらにも守るところや、
慊人を責めることが出来ないため透に八つ当たりをするところなど、
色々な意味で似ているのかもしれません。
同じ傷を抱えた者同士、通ずるものがあるのでしょうか。

ところで、この扉の煽り文句、カッコいいですねぇ(惚れ惚れ)
「『舞い』は『絆』」、というところが、ポイントなんでしょうか。
そう云えば少し前に気になることがあって「絆」という字を広辞苑で引いて
みたのですが・・・・・・ちょっと吃驚。

『広辞苑 第5版』岩波書店より
@馬・犬・鷹など、動物をつなぎとめる綱。
A断つにしのびない恩愛。離れがたい情実。ほだし。係累。繋縛。

恐らく前々回、透はAの意味で「絆は尊い」と云ったのだと思いますし、
私自身、それに近いことを考えていましたから・・・・・・
@の意味を改めて確認すると、これほどぴったりな表現は
逆にないのではないかと、そう思えてしまいますね。
というわけで以上、「絆」についての簡単な確認でした。

■透の祖父、倒れる■

「あと三者面談、僕が代わりに行ってあげるからね

祖父がギックリ腰で寝込んでしまったことを電話で知らされ、パニックに
なる透。それにしても、透の親戚は相変わらず彼女に対して
冷たいですねぇ。
他人である紫呉が三者面談に行かなくてはならない程、透は疎まれて
いるのでしょうか。こういう時、紫呉の明るさには本当に救われます。
勿論、彼の場合は親切心50%、遊び心50%でしょうが。
透が「よろしくお願い致します・・・!!」と、紫呉に頭を下げる場面で、
(はたして本田さんが頭を下げるほどの相手なんだろうか)と由希が
いちいち冷静に、心の中で突っ込みを入れる場面が何とも・・・・・・(笑)

そして、家へ帰って来る夾。
これは、もう、あれですね。完全に前回の楽羅の件が影響しております。

「俺・・・寝る」

夾の余所余所しい態度を不審に思う由希と透。
夾でも落ち込むことってあるんですねぇ・・・・・・しかも恋愛関係。
まぁ、楽羅とあんなことになってしまったわけですから、致し方ない
ことなのですが。
何れ自分の身に降りかかること(幽閉)のために、過去を清算して置く。
それが前に進むことなら良いんでしょうけれど、由希と夾の場合は
ちょっと違うような気がして哀しいです。

■由希、透、学校で。楽羅のその後■

「だからってトールまで元気無くすことないのよ!」

夾が落ち込んでいるのを心配する透。
それを精一杯、励まそうとする紅葉が・・・可愛いっvv
抱いている兎のぬいぐるみが微妙に気になるところですが、
紅葉のことを"空気清浄機"と評する撥春の言葉に一票ですね。
紅葉の場を和ませてくれる、こういう明るい雰囲気が好きです。
そして、撥春に生徒会のことを訊かれて、"未知数"と答える
由希も・・・(含笑)

「リンは口が悪いから傷つくこともズバズバ言う。だけど、自分を守る
言葉も使わないから」

今回、最も印象に残った撥春の一言。
この言葉から、撥春が如何に大切にリンのことを想っているかが、
ヒシヒシと伝わってくるような気がします。
そして恐らくリンも、そんな撥春の優しさに気付いてはいるのでしょうが、
傷付けたくないんでしょうねぇ。大切なら、なお更。
因みに、リンも左目を慊人に傷付けられているのですが、
これは偶然・・・なんでしょうか。(←深く考え過ぎ)
中指に嵌まった指輪も、微妙に気になるところです。

さてさて、学校から一旦本家へ立ち寄って、家へ帰る途中、
偶然にも道でバッタリ楽羅と出会う由希。
夾が沈んでいたということと、透に対して余所余所しかったということを
由希から聞いて、一度は「責任重大」と自己嫌悪に陥る楽羅ですが、
それでも、彼女が次に云った台詞に迷いはありませんでした。

「でも平気。平気だよ。誰かを想うのは本当に、理屈じゃなくて。
アタマで色々考えたって"好きだ"と思ったらもうダメなのよ」

「楽羅は・・・強い」(注:コミックス6巻・143頁参照)

以前、そう由希自身が云っておりますが、前回と今回で
"楽羅の強さ"というものが、本当に解ったような気がします。
彼女の"潔さ"も、また良いんですよねぇ。
何時までもズルズルと引き摺らないところなどが特に。
案外、夾の方が引き摺ってしまうのかもしれません。
そのくらい、夾の中で楽羅の存在は大きかったのだと、
暫くそう思わせて下さい(苦笑)

■リン、登場!!!■

由希、家の近くでリンを発見!!漸く捕獲(?)に成功。
しかし、リン・・・本当に一体、何を企んでいるのでしょうか。
彼女が一人、呪いを解くために奮闘していることは解るのですが、
何をしたいのかイマイチ解りません。

さて、由希の告白により、少しずつ明らかになるリンの過去。
私にとっては、由希が予想以上に長く幽閉されていたことも或る意味
ショックだったのですが。
実はもっと気楽に考えておりました(苦笑)
小さい頃だけじゃなくて、中学生頃まで(?)由希は幽閉されて
いたのですね。で、そんな由希のところへ撥春が人目を忍んで
会いに来ていたと。

そして、大人たちから撥春を守るために、その見張り役をするリン・・・
口は悪いけれど健気な彼女に、ちょっと心を動かされましたが、
彼女が云った台詞は或る意味、由希にとっても、私自身にとっても
ショックなものでした。

「おまえ・・・なんでぐれ兄の家に住める事になれたか知ってるのか?
春が頼んだんだよ。あそこから出してやってくれって。由希を助けて
やってくれって。その時、"先生って呼ぶならいいよ"ってふざけて言った
ぐれ兄の言葉を春はバカみたいに守り続けてる」

前回とは別の意味で泣きそうになりました。
念の為、撥春の優しさにではないですよ。
いや、確かに撥春と由希の友情も良かったんですが、
私が此処でショックを受けたのは、紫呉の残酷さ。その一言に尽きます。
私は最初、「先生」というのは、「(小説家の)先生」の略だと
思ったのですが、呼称一つにこんな由来があったなんて・・・・・・
真逆、思いもしませんでした。

賭けても良いです。
「先生って呼ぶならいいよ」と撥春に云った時、紫呉は絶対、
笑っていると思うんですよ。真剣に迫る撥春に対して。
これって、或る意味、物凄く残酷な科白ではないでしょうか。
自分を敬えと、そう強要しているわけですから。
撥春に対する最大限の侮辱行為と受け取られてもおかしくありません。
もう、此処を呼んだ瞬間から、そのシーンが思い浮かんでしまって・・・
頭から離れないのですよ。

そして、そんな私に、さらなる追い討ちが・・・っっ!!!

「僕の家にくるかい?」

うわぁぁぁぁ〜!!!(叫)
もう、止めて下さい。本当に・・・・・・
何で、このシーンで私がこんなに取り乱しているかというと、
膝を抱えて蹲っている由希に、立ったままで、見下ろしながら
紫呉が聞いているからです。
悩んでいる人と同じ目線でというのが、カウンセリングの基本です。
この時、紫呉が少しでも腰を落として由希に話かけていれば
何ら問題はなかったのですがねぇ・・・・・・
これで紫呉が嘲笑でもしていようものなら、私は確実に
泣いていたでしょう。
そんなわけで、39・40頁の、この(過去の)紫呉の科白と態度に、
私は二重のショックを受けたのであります。

以前、はとりが紫呉のことを「相変わらず残酷な事をサラッと言う奴」と
評しておりますが、今回ばかりはこの意見に賛同せざるを得ませんねぇ。
これまで数々の紫呉のブラックな面を見て参りましたが、
流石に少し、落ち込みましたよ。前半部が明るかった分、余計に。
紫呉の黒さ、まだまだ奥が深そうです。
多分、この程度のブラックさなど、まだ序の口なんでしょうが。
きっと、これからどんどん、紫呉の嫌な面も見なければならなく
なるんだろうなぁ。(特に話が終盤に向かうに連れて)
紫呉fanとして、出来れば"紫呉批判"はしたくないのですが、
若しも今回、この感想を読んで不快に思われた方がいらっしゃいましたら
本当に御免なさいっっ!!!
これだけ紫呉を批判していても、私は紫呉が大好きですから(笑)

今回、あまりに粗筋が多かったような気がしたので、一部削りました。
それでもまだ、長過ぎる部分があるのですが、手直ししている時間が・・・
ないんですよ(滝涙)御免なさいっっ!!
そうそう、書き忘れていましたが、コミックスのフルバ11巻が
2月19日に発売されるようです〜!!
表紙は勿論(?)燈路。今からとっても、楽しみだったりvv
それでは、まだお時間がある方は、相変わらず、馬鹿な妄想をして
おります"邪な感想"にお付き合い下さいませ〜

<フィルターありの邪な感想>

横顔も美人な紫呉さん〜vv
そんな貴方の笑顔に私はメロメロです。
というわけで、今回のイチオシ(?)な紫呉さんは18頁!!
自分と会った時、心から嫌そうな顔をする繭を、今から楽しみにして
満面の笑みを浮かべる紫呉さんに決定!!
あのバックのキラキラがまた、似合ってるんですよねぇ・・・・・・
あれは、紫呉だから似合うんでしょう(断言)
あの背景の中にはとりがいたら・・・・・・ちょっと怖いです。
これから(本誌の中で)冬が近付くにつれて、紫呉の鎖骨を見る回数が
減るかと思うと・・・少し哀しい。

それでは。
以下、今度紫呉が繭ちゃん先生に会った時、(こっそり)云おうとしている
科白を勝手に想像してみました。
ただの妄想ですので、くれぐれも本気にしないで下さいなん(笑)

紫呉:「はーさんの件。確かに僕が御膳立てしてあげたんだけど、
あまりいい気にならないでね。はーさんは愛人として貸してあげても
いいけど、正妻は僕だからvvせいぜい、悪い虫(変な女)がはーさんに
くっつかないように、見張っててよ」

繭子:「・・・・・・・・・」(←呆れてモノも云えないラシイ)

以上、繭に釘を刺す紫呉でした。
これ(↑)はただの妄想ですが、実際問題、紫呉は結構、
はとりとの"ノロケ"話を口外してそうな気がするのですがねぇ。
如何なんでしょうか。(←そんなことで真剣に悩むなよ/苦笑)

此処最近、ずっとはとりが登場してなくて、寂しい限りですが、
何時か登場することを願って。
もう暫く紫呉に頑張って貰いましょうvv
しかし、この二人が揃って登場するのは、まだまだ先・・・だろうなぁ(涙)


           突然、次回予想!!

次のフルバは5号!!そんなわけで(?)それまでに、勝手に予想を
立ててしまおうという無謀な計画パート14。
しかし、よくもまぁ、こんなくだらない予想を14回も・・・(以下省略)
毎回毎回、必ずと云ってよい程、外れまくりのこの予想。
最早、誰も信じてなどいないでしょう。(←というか信じないで下さい/笑)

希望予想その1.撥春よ、男になれ!!(笑)
撥春の本音トークに押され、リンが少しずつ心を開き始める。
そこへ偶然、透が現れて・・・・・・
次回、リンの涙の真意とは!?

希望予想その2.リンの様子を遠目から見守り、一人不敵な笑みを
浮かべる紫呉。そしてその横には、苦渋の表情をしたはとりが・・・・・・
次回、紫呉とリンの呪いを解くための計画がついに実行?(←無理過ぎ)

最悪予想その1.リンの暴言で、ブラック春が降臨することに!?

最悪予想その2.紫呉が呪いを解く方法を教える代わりに、
リンに出したある条件とは?
次回、紫呉の恐るべき陰謀が明らかに・・・(←恐るべき陰謀って何だよ)

・・・・・・さて、果たして結果は・・・・・・?









2003年2号


「楽羅・・・俺はおまえを『好き』になったりはしない」


・・・最初から告白します。
私、今回、フルバで初めて泣きました。
正確には、アニメ(紅葉の回)で一度うるうるしたことがあるんですが、
今回ほど、切ない思いをしたことはなかったです。
いや、単に私が年を取って涙腺が弱くなっただけかもしれませんが・・・
それでも今回の話は、(私の中では)あの第33話に匹敵するくらい
良かったと思います。
そうですよね。何時だって楽羅は真剣だったんですよね。
前回、勢いで思わず馬鹿な「次回予想」をしてしまった自分が・・・
恥ずかしいです。
・・・ということで、何時になく深刻になりそうな感想ですが、
ティッシュペーパーの箱を傍らに置きつつ、始めさせていただくことに。
(正直、今回のような話は下手に感想を書かない方が良いんですけどね。
言葉だけでは伝わらないものって、あると思います)

<フィルターなしの普通の感想>
■扉■
「いつもあなたの背中を追いかけていた―――」

倖せそうな楽羅&夾。
しかし、そんな楽羅の笑顔の裏には、昔の自分への懺悔と、
狂おしいほどに夾を想う、切ないまでの気持ちが隠されていました。
夾は一体、何時から楽羅の本当の気持ちに気付いていたんでしょうか。

■楽羅が夾を好きになった最初の理由■

「だから一緒にいたの・・・ずっと夾君を見下していたんだ・・・・・・」

楽羅と夾のデート先は、子供の頃二人で遊んだ思い出の場所でした。
幼年時代、テレビも見れず、一人で目玉焼きを描いて遊んでいる夾に
「きょーちゃん?ネコのきょーちゃんだよね?」と、声を掛ける
楽羅。
夾の境遇を不憫に思い、「これからは、私が一緒に遊んであげる。
ずっと傍にいてあげる」と言う楽羅でしたが、その裏では夾に対する
優越感がありました。

「私・・・・・・・・・物の怪憑きで生まれたこと悲しかったよ(中略)
自分がたまらなく嫌だった。不安だった」

物の怪憑きで生まれた幼い楽羅の心には、
恐らく自分は普通の子供と違うのだという劣等感が絶えず付き纏って
いたのでしょう。猫憑き(夾)に比べれば自分は不憫でもない。
憐れでもない。だから、自分が不幸ではないと実感するために
夾と一緒にいることにした。
それが楽羅が夾を好きになった最初の理由でした。
楽羅は夾と最初に距離を置いたのは自分だと後悔していますが、
それでも、私は幼い楽羅が夾の本当の姿を見て逃げ出したのは
仕方がないことだと思います。

子供は正直です。
人が傷付くことを平気で無邪気に云います。゛死゛にも鈍感です。
それは子供故の残酷性なのかもしれません。
ただ、楽羅が夾を慕った理由は本当にそれだけだったのでしょうか。
本当に見下すためだけに、夾を好きになったのでしょうか。
私は、そこで無意識に幼い少女(楽羅)の母性本能が働いたのでは
ないかと、そう考えたいです。
勿論、そんなこと此処には明瞭と書かれていませんし、
違うかもしれません。
フと、本誌の59頁で幼い楽羅が夾を抱きしめてあげるシーンや
67頁で幼い夾が楽羅を慕うシーン、さらに71頁で幼い楽羅が夾に
本を読んであげているシーンを見て、思っただけです。
幼い夾にとって、楽羅は母のイメージに近かったのではないか、と。
尤も、゛姉のような存在゛と考えることも出来るでしょうが。
しかし、それは楽羅に限らず、「トールはムッテイ(ママ)みたいで
安心するっ」(注:コミックス2巻・115頁参照)と紅葉が云っている通り、
この゛母゛のイメージはフルバに登場する女性全体に共通することだと
思います。例えば、第12話で、お風呂に投げ入れたはとりの髪を、
佳菜が拭くシーンがありますが、彼女もその一人か、と。
リンにだって、多分、その例外ではないでしょう。
あの撥春の件もありますし、ね。

■夾、楽羅を振る(!?)■

(ひどいよね、私は汚い。あの日・・・逃げだした自分。(中略)
嫌だった。やり直したかった。無かったことにしてほしかった。
『化け物の夾君』を受けいれられる『キレイな自分』を夢見た。
その考えこそが汚いってことに気づかずに)

「ごめん夾君。ごめん・・・」

夾との距離を縮められれば、夾が自分を好きになってくれれば、
過去の汚い自分を清算出来ると思った楽羅。
置き去りにされた夾の痛みを解ろうともせずに、自分の為だけに
夾を追いかけていたと懺悔する楽羅。
それは、本当につじつまあわせの恋だったのでしょうか。
確かに 52頁で笑う楽羅が怖い、と思う人もいるでしょう。
゛優越感゛と゛劣等感゛。
でもそれは、楽羅や夾に限らず、誰もが持っている感情です。
人はその中で、バランスを取りながら上手く生きていかなくては
ならないのです。
此処に若し透が居れば、何て云うんでしょうかねぇ。

「汚くたって・・・汚くたって、いいじゃないですか。
大切なのは、過去なんかじゃなくって・・・・・・
現在(いま)の楽羅さんの気持ちではないんですか?」

私なら、こう云わせるかもしれません(←また私的予想かよ/苦笑)

「でも負けないよっ 私の愛の力はどんな障害だって乗りこえるのっ
透君は夾君のどこが好きなの!?私は全部だよ。全部好きだよっ
いいトコも悪いトコも全部受けとめるよっ たとえ夾君がホントの姿に
なったって私は受け止めてみせる・・・・・・」(注:コミックス1巻・156頁参照)

何時だったか、彼女がこう叫んだことがあります。
仮令、楽羅の恋の結末が最初から用意されていたとしても、
私はこの彼女の言葉を信じたいですね。
これが、楽羅の本心なのだと。
だから、私はこの夾&楽羅のコンビが好きだったんでしょう。

「楽羅・・・俺はおまえを『好き』になったりはしない
最後まで『好き』にはならない」

この夾の言葉って・・・ある意味ではとても残酷な言葉なのですが、
それでもそう感じさせないのは、矢張り夾の真剣さに押されている
からでしょうか。
自分へ云い聞かせるような言葉ですが、
楽羅の゛本気゛を正面から受け止めて、それに相応しい形で応えようと
する・・・そんな夾が妙にイイ男に見えるのは、私の気の所為!?
そして、楽羅の「ごめんね」に対し、夾が彼女に贈った言葉は
「ありがとう」でした。

■楽羅、夾に告白す■

此処までは、まだ全然平気だったのですよ。
此処で一旦、油断したのがダメでした(苦笑)

この後、楽羅が去って行くシーンになるのですが、
そこで「おねーちゃんまってぇ」という子供たちのシーンが出て来て、
そこと、昔のシーンがリンクするんですよ。
此処は、こんな私の稚拙な表現で我慢するのではなく、
是非、本誌を手に取って、その良さを解っていただきたいですね。
さて、一度去ろうとした楽羅は、此処で振り返って叫びます。

「夾ちゃんっ 夾ちゃん・・・っ」

(確かに、つじつまあわせで始まった恋だけれど、私を呼んだ夾君を
不器用だった夾君を、いつしか本気で追いかけている自分がいたのも
本当なんだよ)

「夾ちゃん・・・夾ちゃん、大好き・・・夾ちゃん、大好きだよォ・・・つ」

(信じて、信じて、信じて―――

うわぁぁぁんっっっ!!!かぐらぁぁぁぁっっ!!!(号泣)
御免なさい。このシーンだけは、本当にダメです。
直視出来ません。
だって、゛夾ちゃん゛ですよ!!夾ちゃん!!(←しつこいって)
「ゆんちゃん」に「しーちゃん」・・・何で夾だけ「夾君」なんだろうと
確かに思ったこともありましたが、此処にきて゛夾ちゃん゛ですからね。
これはインパクト強いですよ。
恐らく、今回が楽羅と夾の話であることを、誰もが解っていたと思います。
誰もが結果を予想出来る話・・・だからこそ、逆に難しいのではないかと
先月、チラリと思ったのですが、その心配は杞憂に終わりました。
高屋先生は矢張り、流石です。
楽羅の想いを躰全体で、此処まで表現することが出来るのですから。
此処で、夾が「ありがとう」と云って、楽羅の頭を押さえるのですが、
最後に出て来る幼年時代のワンシーンもまた、絶妙なんですよねぇ。
いやはや、久々に漫画で感動させていただきました。

(私みたいじゃなく、゛ごめん゛じゃなく゛ありがとう゛と言ってくれた夾君は
私が泣きやむまでずっと側にいてくれた夾君だけは、私だけのものでいて
せめてこの夜が明けるまでは)

今後、彼らの関係が微妙に気になる所ですが、
遅かれ早かれ、楽羅は夾を越える素敵な人に巡り逢えると思います。
その時、他人の心の痛みを解ることの出来る彼女は
きっと良い母親となるでしょう。
何時か今回の失恋も゛ほろ苦い記憶゛となる日が来るのでは
ないでしょうか。

さてさて、何だか今回も、粗筋なんだか感想なんだかよく解らない
駄文になってしまいましたが、此処まで読んで下さった方、
ありがとう御座いましたvv
引き続き、綾瀬のアホ話に付き合って下さる方は、
゛邪な感想゛をお読み下さいませ(苦笑)

<フィルターありの邪な感想>

今回の要チェック!!は矢張りあの附録でしょう。
スケジュール帳の゛ADDRESS゛の頁に出ている
学ランを着たぐれさんが可愛い〜vv
和服もそそりますが、学ランも意外に良いですねぇ。
学生時代・・・あまり、妄想しないんですが(だって学ランで鎖骨は無理
ですし)教室ではーさんとするのも、イイかもしれない・・・(爆)

今回のクライマックスシーン(68〜70頁)を゛はぐれ゛に置き換えると?

「はーさん・・・はーさんん、大好き・・・はーさん、大好きだよォ・・・つ」

(信じて、信じて、信じて―――

「ありがとう・・・・・・・・・ありがとな・・・」

ダメ・・・全然駄目だ。あまりにも間抜け過ぎる(失笑)
というか、こんな素直なぐれさん嫌です(素)
そもそも彼は、叫びませんし。
激情型の楽羅だからこそ、多分、ストレートに私たちの心に通じるものが
あるんですよねぇ(しみじみ)
やっぱり゛はぐれ゛は、もっとこう、しっとりとした関係(?)でなくっちゃ。

例えば第16話の119頁や第25話の26頁の紫呉→はとりへの目線とか。
淡々とした中に込められたはとりの言葉の優しさとか。
大人の愛情表現、というやつですねvv
゛好き゛ということを伝えるのには、色々な表現があると思うのですよ。
ちょっとからかって苛めてみるとか、無理やり押し倒すとか、
怪しげな薬を飲ませてみるとかetc.(←誰かこの女を止めてやれ)

えーと・・・私の理想の(?)二人の関係は・・・ですねぇ。
例えば、紫呉さんが尻尾振りながら、「はーさん、はーさん〜vv」
と云っている時に、「・・・馬鹿が・・・っ・・・・・・勝手にやっていろ」
と、冷たくあしらう(でも心の中ではちょっと嬉しい)はーさんとか(←これの
どこが゛大人の愛情表現゛なんだ!?)
・・・という感じでしょうか。

今回もSSを書く暇がなくって申し訳ありませんが、その分、
他の所で頑張りますので、どうか勘弁してやって下さると
ありがたかったり。
それでは、今度こそ(?)彼らが登場することを願いつつ・・・・・・
次回予想へ行きましょう。

           突然、次回予想!!

次のフルバは4号!!そんなわけで(?)それまでに、勝手に予想を
立ててしまおうという無謀な計画パート13。
というか、何故に1月20日!?
超修羅場中ではないですかいっっ!!(滝汗)
若しもup出来なかったら御免なさいっっ!!(先に謝っておこう/爆)

希望予想その1.マブダチトリオの同窓会。
はとり&紫呉&綾女の3人は、揃って高校時代の同窓会に
出席することに。
そこで彼らは・・・・・・(←無理過ぎ/苦笑)

希望予想その2.新・生徒会メンバー暴走す。
「ゆんゆん」という渾名がすっかり定着してしまった由希は、
騒がしい連中を尻目に、一人黙々と作業を続ける。
そんな時、偶然にも、学校でリンと出くわし・・・・・・
次回、リンの隠された過去とは一体!?

最悪予想その1.再び紫呉の元を訪れたリン。
呪いを解こうと奔走する彼女の目的とは・・・・・・!?

・・・・・・さて、果たして結果は・・・・・・?









2003年1号


「やれやれ ずっと やってなさい」


実はあと少しで゛今日゛が終わってしまいます・・・・・・
ということで、かなり超特急(?)で強引な感想になってしまいますが、
どうか今回も最後までお付き合いしてやって下さると、幸いなのですvv
相変わらず、読み難い感想で申し訳ない・・・(滝汗)
若しかすると、後日、修正の可能性大!?
その前に、誤字脱字が恐いなぁ・・・・・・
意見・反論は常時、゛ご意見箱゛より募集中(苦笑)

<フィルターなしの普通の感想>
■扉■
「゛不変゛という名の呪いが草摩のすべてを縛りつける。
それは・・・゛慊人゛さえも―――!?」

意外にも扉は慊人さんでした!!
いやはや、相変わらずキワドイ格好で登場です。
しかし、彼は洋服よりも、和服の方が、断然、似合いますね!!
何というかこう、妖しい雰囲気を、躰全体から醸し出している
慊人さんが、個人的には好きだったり。

■籍真、透に対して意味深な返答をす■

「率直に申し上げます。呪いのこと、呪いを解く方法の答えは
私も明確には存じ上げません」

決して迷惑はかけないから、呪いを解く方法を教えて欲しい、と
籍真に頭を下げる透。
しかし、籍真は草摩家以外の人間でありながら、透はもう充分、
十二支の、夾の為に動いてくれたと判断し、或る決断を下します。
彼が透に云った返答を深読みすれば「明確には知らないけれど、
呪いを解く方法を或る程度知っている」ということにならないでしょうか。
籍真がその方法を敢えて隠したのは、まだ時期が早いからなのか、
それとも本当に知らないのか私には解りませんが、彼もまた、苦しい
立場に居るのだ、ということは確かでしょう。
本当は知っているのに、知らない振りをしなければならないのは、
籍真にとっても、恐らく本意ではない・・・筈。

「透さん・・・私は慊人に恐れを感じた事はありません・・・(中略)・・・
脆く・・・不安定な子ども・・・しかし十二支にとっての慊人は特別です。
神のような存在。畏れ敬うべき存在。弱者と強者。
無関係の者からすれば、ただの一言で済む拒絶の言葉を
身を裂くような心の痛みを憶えるのでしょう。慊人と十二支の間には
他人では理解し難い、踏み入れることのできない『世界』がある。彼ら
だけの『世界』。その身に累々と流れる血のつながり。血の絆」

彼らの゛絆゛こそが゛呪い゛なのだ、とそう透に諭す籍真。
十二支は慊人に特別な感情を抱いており、彼らは慊人に逆らう強い
意志を持てない・・・と籍真は嘆きますが、私はこのセリフにやや疑問を
感じざるを得なかったり。
だって、紫呉とかリンなんて、対抗意識、バリバリじゃないですかねぇ?
はとりはあくまで、中立を保っていますけど。
ただ、自分が一番大事、と明言する紫呉が、それと同時に
「慊人さんが、一番、大切ですから」と嘯くのは、矢張り、慊人なしでの
十二支の存在が、難しいからなのでしょうか。
私は最初、今存在している慊人は容れ物で、その中に呪いの作用で
別の人格が棲み付いてしまったため病弱になってしまった彼を、
はとりが同情しているのではないかと阿呆なことを考えておりましたが、
今から思うと、矢張り、ぶっとんだ発想としか思えません(涙)

此処は籍真の云う通り、甘やかされて育った、精神が未熟な子供、と
考えるのが妥当でしょう。
慊人が籍真の畏れの対象にならないのは、彼が他者であるからに
他なりません。
無関係の者からみれば、慊人は無い物強請りをする、ただの子供でしか
ないのです。(多分、透にとっても)
十二支が慊人を畏れるのは、幼少期の刷り込みが原因ではないかと
推測します・・・例の゛幽閉゛ですね。
慊人に云わせれば、お前たちのような異質な存在は、僕以外、
誰も受け容れてくれないよ、というところでしょうか。
詰まる所、彼は透(他者)に拒絶され、傷付いた十二支が自分の元へ
帰ってくるのが楽しみで仕方ないのかもしれません。
また、人間誰でもコンプレックスを抱えておりますが、十二支の場合は
存在自体が異質である為に、その負荷が極端に大きい、ということも
原因している可能性があります。

「俺はこんなだから(引け目や怯えは消えない)」(注:コミックス1巻・128頁参照)

この由希の言葉もそうですが、髪の毛の色とか、牛は笑われるとか、
その他にも、「十二支だから・・・・・・」という思いは、多分、彼らの中で
確実に、渦巻いていると思います。
透がそれを、意識的にではなく、自然に、どれだけ取り除いていけるかが
今後問われてくる所でしょう。

(本音としては、知ってほしくなかった。幽閉のこと)

さて、此処から籍真の本性が徐々に明らかになってきますが、
その前に!!
可哀相とか云うあの着物姿の女の人は一体、誰なのでしょう!?
気になって仕方ありませんが、今は何も思い浮ばないので保留。
これも何かの伏線、の筈なのですが。
可哀相とは、゛夾゛のことを云っているのでしょうか・・・?

(透さんを利用しておきながら、これ以上、何を望む?何を求める
何があろうと咎められるべきは私達だ)

出ました!!この言葉が、聞きたかったのですよ。彼の口から。
漸く籍真の黒い一面(?)が見えてきた、というところでしょうか。
これまで紫呉黒幕説が出回っていて、私も一時期、そう思っていた
時期が無かったとは云えないのですが、何時も何処かに何かが
引っ掛かっていて・・・
いや、別に紫呉=黒幕を否定する訳じゃないですよ、念の為(苦笑)
そういう見方もあったのだ、というだけのことです。
それ以外に、勿論、彼らがタックを組んで慊人に対抗しているのだという
考えもあるでしょう。
しかし、私はそれでも矢張り、彼らもまた、その背後で可変を願う
巨大な存在の駒に過ぎなかった、とこう思いたいですね。
その可変を願う巨大な存在が楝であるとは、まだ断定しません。
一部では早速、楝は女性で、彼女こそが紫呉の想い人(?)である
という説も出回っているようですが、これについてはまた何時か
機会を見て、言及させてさせていただこうか・・・・・・と(苦笑)

「貴女が貴女でいることは・・・とても、大切な事だと思いますよ」

さて、籍真は透にこのようなことを云っておりますが、察しの良い方は
私が何を云わんとしているのか、もうお解りでしょう(笑)
誰かの言葉に酷似していると思いませんか?
本誌の67頁を読んでいる方は、そこを見れば直ぐに解りますが、
この言葉、前に一度、紫呉が透に云っているのですよ。
しかも、偶然かどうか解りませんが、透が゛呪い゛のことについて
尋ねた直後に、です。

「紫呉・・・・・・さん。呪いって・・・なんですか・・・・・・?
私は・・・私は何かしなくていいのですか・・・?」

「・・・・・・・・・君が、君でいることだよ」

(注:コミックス2巻・124頁参照)

彼らの言葉が意味するものは一体・・・!?といきたい所ですが、
時間も迫ってきていることですし、次へ行きましょう(←何て強引な!!)

■楽羅、最後の頼みと云わんばかりに、夾に逼る■

「・・・・・・お願い、もう少しだけ・・・私のことで困ってみせてよ・・・・・・・・・」

何時もの猪突猛進パワーで、夾に逼る楽羅。
しかし、そんな楽羅に、何時に無く真剣な顔で「話がある」と云う夾。
恐らく此処で、楽羅はもう悟ってしまったんでしょうね。
夾から透が好きだと告白されることに。
だからこそ、「デートしよっ」と態と明るく云ったのでしょう。
彼女にとっては、最後の想い出・・・ということになるのでしょうか。
それにしても、楽羅の登場によって、漸く少女漫画らしくなったというか、
少し、ホッとした次第であります。
楽羅が段々美人になっていくのは、それだけ彼女の内面に
変化が生まれつつある、ということなのでしょうか、ねぇ。

■リン、透に警告す■

歩きながら、「私が私でいること」に疑問を抱く透。
此処で注目すべきは、高屋先生の字で書かれた小さな文字、
でしょうか。

(いつものヘラヘラ顔で)

これは以前、夾が透に、何処かで云っていた言葉なのですが、
何処だったかが思い出せない〜っっ!!(叫)
確か透が落ち込んでいる時に励まそうとして云った言葉・・・
だった・・・よう・・・な(←相当、自信がないらしい)
まずいです。
もう、ボケが始まってきているのでしょうか・・・・・・(冷汗)
ただ、笑っている人間が、何時も倖せであるとは限りません。
そして、透もその例外ではないと思うのですが・・・・・・

「おまえ草摩の周りをウロウロするのやめろ」

さらに、毎回毎回、風の如く現れ、風の如く去っていくリン。
しかし、真逆!!此処で彼女が籍真の処へ赴くとは・・・・・・
予想外でした。しかもまた、土足(苦笑)
相変わらず、大胆な行動を取ってくれます。
リンが呪いを解こうと、もがき苦しんでいるのは解りましたが、
如何して透に警告するのかイマイチ謎だったり。
はとりのような優しさから発せられた「近寄るな」なのか、
若しくは、透が新たな絆となることを畏れた「近寄るな」なのか・・・・・・
これも、保留、ということにして宜しいでしょうか?(滝汗)

今回、かなり焦って書きましたので、何だか、予想ばかりの、
感想とは呼べないものをツラツラ書いてしまい申し訳ないのですが・・・
どうか、寛大に受け止めていただけると、ありがたかったり(汗)
思いつきで書いている部分が殆どなので、こんなものをupするのは
恐縮千万なのですが、ねぇ・・・・・・(涙)

<フィルターありの邪な感想>

如何するべきなんでしょう(泪目)
だって、私に残された時間は、あと3分!!(←カップ麺やウルト●マン
じゃないんだから、3分って貴方・・・/苦笑)

今号もはーさんはいないけれど・・・(涙)
兎に角、紫呉さん!!
段々、可愛くなってきて私的には嬉しかったり。
みっちゃんから、くず餅を貰って喜ぶその姿も、
夾をからかうところも、溜め息を吐くところも、
その全てにおいて、今回も萌えさせていただきましたとも!!えぇ・・・
これは矢張り、はとりの調教の賜なんでしょうか・・・って
何を云っているんでしょうか、自分(苦笑)
こういう妄想をするから・・・(以下略)

さてさて今回、妄想SSは、とても書いている余裕がないので、
時間を見て裏Talkに何かupします。
最近、パラレルでは弾けられないし、欲求不満状態、なんですよ(爆)
あぁ・・・二人揃っての登場が見られるのは、一体、何時のことに
なることやら(遠い目)


           突然、次回予想!!

次のフルバは2号!!そんなわけで(?)それまでに、勝手に予想を
立ててしまおうという無謀な計画パート12。
わぁぁん!!時間が無いよう、と喚きつつ、
それでも私は外れまくりの展開を予想し続けます(爆)
でも、次回はちょっとだけ自信、あるんですよ(笑)

希望予想その1.「透のことが好きなんだ」
デート先で、そう告げられてしまった楽羅。
本当はとても哀しかったのに、つい何時もの癖で
「夾君・・・公衆の面前で、女の子を振るなんてサイテーよぉぉっっ!!!」
と夾を殴り飛ばしてしまった彼女に、周囲は唖然。
しかし、夾の背中が見えなくなるまで涙を見せなかった楽羅の目に
遂に涙が!!「偉かったね、自分・・・・・・」
次号、夾と楽羅の感動の別れ!!(←無茶苦茶云ってるなぁ、私)

希望予想その2.透の行動に不審を抱いた紫呉が籍真の元へ。
一方、籍真の処には、既にはとりが。
次号、温和なはとりが、遂にキレる!?(←希望入れ過ぎ/笑)

最悪予想その1.何と夾が二股を決意!?
君は何時から、そんな紫呉みたいな男に成り下がってしまったのか
という突っ込みはさておき、若しかしなくても、これは大問題!!
次号、嘘を吐いた夾が、楽羅に殴られる!!(←夾に限って・・・ねぇ)

最悪予想その2.リンが紫呉の元へ。
彼女と意味深な会話を交わす、紫呉の目的とは・・・・・・


・・・・・・さて、果たして結果は・・・・・・?(←ふざけてるんですか?貴女)