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2002年10月前半

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2002.10.15(tue)

HAYWIRE「BAD BOYS」カナダの爽快ハードポップ1st。ソフトなKeyと適度にエッジのあるGtアレンジ。サビでは超キャッチーで躍動感のあるメロが炸裂する好盤。3rdでとたんにしょうもなくなるこのバンドですが、1st、2ndは極上です。
KENNY ROGERS JR.「YES-NO MAYBE」KENNY ROGERSの息子・・・といってもKENNY ROGERS自体を良く知らないんですが。カントリー界の大物らしいですね。分厚いKeyアレンジのポップでファットなAOR。ライナーではRICHARD MARXあたりと比較されてますが、なるほどという感じ。もっと打ち込み系な印象ですが。MICHAEL SEMBELLO、RANDY GOODRUMが楽曲を提供しています。


2002.10.13 - 14 (sun - mon)

DAVID CASSIDY「S.T」元アイドルという経歴を持つシンガーソングライター。もっとAORなものを想像していたんですが、思った以上にハードテイストなメロディック・ロックで好感触。爽快でキャッチーな楽曲は派手さは無いものの高品質。MICHAEL THOMPSON、MARK FREE、MARK SPIROあたりが絡んでて、そのメンツから想像される音って感じです。
PETER BECKETT「BECKETT」元PLAYER〜THINK OUT LOUDの91年ソロ作。前述の2バンドよりもかなりハードで勢いのある楽曲が多く、AORというよりは産業ロックといった方がしっくりくるサウンドです。1曲目"I TOLD YOU SO"のイントロからして、ディストーションの効いたGtリフが切り込んできます。爽快にドライヴする"HOW CAN THE GIRL REFUSE"があったり、しっとりした哀愁を奏でる"HANGIN' BY A THREAD"があったりとバランスの取れた好盤。
B-JOE「WHITE,WHITE ROSES」B-JOEなるアーティストが率いるスウェーデンのハードポップ2nd。アコースティックで乾いたサウンドに、ちょっとハスキーなVo.がハートウォーミングなメロを歌い上げる様はMIKAEL EARLANDSONの2ndっぽい雰囲気。1stも同じような感じで良いアルバムでしたが、この2ndも期待通りの出来でした。
GREGG ROLIE「HANDS OF TIME」元JOURNEY〜THE STORMのKeyソロ2作目。RICHIE ZITOプロデュース。GtにDAN HUFF、SANTANA参加。Keyたっぷりの哀愁産業ロック。Keyたっぷりといっても豪奢な感じはさほど無く、落ち着いた渋い叙情メロを堪能できます。Gtも要所で熱いロングトーンを聴かせるという渋いプレイ。僕はJOURNEYよりこっちの方が好き。
ULTRANITE「I WANT MY OWN PLANET」スイスのハードポップ。Keyたっぷりの欧州テイストの湿り気のある楽曲に何故かネオクラGtがソロをかましてきます。Vo.はイマイチですが、内容は結構良い感じ。
DRAGON「CUTS FORM THE TOUGH TIMES」MARCとTODDのHUNTER兄弟(?)が率いるオーストラリアの産業ロック。84年作と86年作のコンピなのかな?TODD RUNDGRENプロデュース。サウンドはちょっと古い感じがしますが、柔和なKeyアレンジの、仄かな哀愁を漂わせたキャッチーでノリの良い楽曲は素晴らしいです。

吉祥寺に初の猟盤遠征。DISK UNIONでトレード用のDALTON「THE RACE IS ON」発見!その後中野に移動。ここでもなかなかの成果。フジヤAVICってトコがプログレ系の中古が豊富でびっくり。夜は久々に会う中学のツレの家で鍋を。15年くらい貸しっぱなしになっていたSUICIDAL TENDENCIESをようやく回収。

今日の入手CD
■大井町BOOK OFF/LEGS DIAMOND「THE WISH」/RADAKKA「REQUIEM FOR THE INNOCENT」/TRENE REIN「TO FIND THE TRUTH」■吉祥寺DISK UNION/CHICAGO「16」/GEOFF TATE「S.T」/HEAVY METAL KIDS「KITSCH」/THE HENSLEY LAWTON BAND「THE RETURN」/KEN HENSLEY「FROM TIME TO TIME」■吉祥寺レコファン/CHARLOTTE「S.T」/FAST EDDIE CLARKE「IT AIN'T OVER 'TILL IT'S OVER」■中野音吉プレミアム/WORLDS APART「DAY JOB」■中野フジヤAVIC /AMERICA「PERSPECTIVE」「HOURGLASS」/DONNIE IRIS「THE BEST OF DONNIE IRIS」/NETWORK「NIGHTWORK」/PAULINA RUBIO「BORDER GIRL」/TREVOR RABIN「WOLF」/TURQUOISE「S.T」/WICKED SENSATION「REFLECTED」■村上より回収/SUICIDAL TENDENCIES「LIGHTS...CAMERA...REVOLUTION」


2002.10.07 - 12 (mon - sat)

FASTWAY「ON TARGET」Vo.にLEA HARTが加入したアルバム。LEA HART色満点のKeyたっぷりハードポップ。僕は好き。しかし彼が参加したアルバムには絶対"THESE DREAMS"が入ってるんじゃないでしょうか(笑)。めちゃ格好良い曲なんで別に良いんですが。
FIRST CALL「HUMAN SONG」MICHAEL OMARTIANプロデュースのCCM。ダンサブルなポップス、ソウルテイストのあるナンバー、しっとりとしたバラード等をコンテンポラリーなアレンジで品良くまとめたAOR。
RATA BLANCA「MAGOS,ESPADAS Y ROSAS」3rdの"LONG LIVE ROCK'N ROLL"のカヴァー(嘘)で苦笑を誘ったアルゼンチンの後期RAINBOW大好き様式美バンド2nd。このアルバムではそんなにパクリ加減が気にならずに哀愁の様式美サウンドを楽しめました。いや、実際相当格好良い。
FORGOTTEN TALES「THE PROMISE」カナダの女性Vo.シンフォ・メロスピ。きらびやかなKeyに装飾されつつ疾走する楽曲はSTRATOVARIUS以降のフォーミュラ通りの展開を見せますが、質はなかなか高いような。輸入盤屋でかかってたら秒殺かな(笑)。クサいというよりは明朗で高揚感のあるメロ。
TOBRUK「RECAPTURED」イギリスのメロハーの未発表デモ音源集。音質はそれなりですが、楽曲自体は結構良いモノが入ってます。"OPENING NIGHT"、"CHILDREN"あたりはきっちり仕上がったものを聴きたいと思わせるレベル。
BATTLEAXE「BURN THIS TOWN」子供の落書きのような稚拙なジャケが涙を誘うNWOBHMバンド1st。MOTORHEADばりの猪突猛進型HM。
TRAIL OF TEARS「PROFOUNDEMONIUM」エロティックなジャケが良い感じの、女性Vo.を擁する耽美ゴステイストのあるシンフォ・デス。静と動、美と醜のダイナミズムのある雰囲気は結構良い感じなんですが、どうもメロが琴線に響いてこないかも。
DAN HARTMAN「KEEP THE FIRE BURNIN'」「ロッキー4」サントラ収録の"LIVING IN AMERICA"の作者のベスト。ソウル&ファンキー&ダンサブルなディスコポップ。HIVで亡くなったとか。
THE TUBES「REMOTE CONTROL」FEE WAYBILL在籍のアメリカン・ロック79年作。時代柄結構ポップになりかけてます。キャッチーで勢いのある快活なロック。
MINDSTORM「III」カナダのメロディアスHRの3rd。カン高い声でロバート・プラント風のねちっこい歌い回しをみせるVo.に割とGtオリエンテッドな楽曲。1stとはちょっと雰囲気が変わったような。メロウな楽曲ではなかなか良いメロが聴けますが、ハードな曲は並の出来。
YELLOWSTONE「SITUATION ON PLANET EARTH」ピアノを多用した繊細なメロを聴かせるカナダのプログレハード。前半に数曲柔和でポップな楽曲がありますが、その他は実に美しくも叙情的でドラマティックなメロウ・ナンバーのオンパレード。DREAM THEATERのメロウな楽曲を集めた感じというか。Vo.は歌唱力のあるハイトーンで、サウンドもグッド。全く聞いた事の無いバンドでしたが、こんなに凄いのがまだまだ隠れているあたり、流石カナダというべきでしょうか。素晴らしい!
DARBY MILLS「NEVER LOOK BACK」元HEADPINSの女性Vo.ソロ。ちょっとハスキーでパワフルなVo.に、産業ロック期のHEARTやROBIN BECK的なKeyたっぷりのハードエッジな楽曲。STAN MEISSNER、KENNY KAOSが作曲に絡んでます。仄かな哀愁を感じさせつつも基本は爽快&快活な楽曲。なかなか良い感じ。

また1週間サボってしまった・・・。通販Mからカタログ到着。取り置き分も含めてかなり良いブツをゲットできました。あとカタログを見つつネットで色々と検索。そこでPETRAのKey奏者JOHN LAWRYなる人物のソロ作をSecondSpin.comで格安で発見。早速色々と検索しまくってCCM系を15枚ほどオーダー。これで$60ちょいなんで、流石アメリカのBOOK OFF。ただ、先日のカードトラブルがあったんで、面倒ですがMoney Orderでの送金。さらにTarget Recordsからトレードのブツ到着。今回の放出ブツはBLACK 'N BLUE「S.T」/HAYWIRE「DON'T JUST STAND THERE」/LION「DANGEROUS ATTRACTION」/MADISON「DIAMOND MISTRESS」/SANTERS「4 BOX SET」/TRILLION「CLEAR APPROACH」/WARP DRIVE「GIMME GIMME」。ちょっとBLACK 'N BLUEの使い所を失敗したような気がしますが、まあ良いか。今日は実家の両親が息子の顔を見に上浜。新横浜まで送り届けた後、横浜でちょっと買い物。ジャケが男性ハードポップ・デュオを思わせたのでGREEN ON REDなるアルバムを買ってみましたが、外れ。ROLLING STONES風(?聴いた事無いくせに・・・)のR&Rでした。

今週の入手CD
■通販M/DARBY MILLS「NEVER LOOK BACK」/HARLEQUIN「RADIO ROMANCES」/HAYWIRE「BAD BOYS」/KENNY ROGERS JR.「YES-NO MAYBE」/MARILYN MARTIN「S.T」/PETER BECKETT「BECKETT」/YELLOWSTONE「SITUATION ON PLANET EARTH」Target RecordsB-JOE「WHITE,WHITE ROSES」/DAVID CASSIDY「S.T」/DRAGON「CUTS FORM THE TOUGH TIMES」/EIGHT SECONDS「ALMACANTAR」/GOWAN「STRANGE ANIMAL」/GREGG ROLIE「HANDS OF TIME」/JIMMY BARNES「FOR THE WORKING CLASS MAN」/RADIO MOSCOW「GET A NEW LIFE」/STRANGER「S.T」/ULTRANITE「I WANT MY OWN PLANET」■横浜バナナレコード/GREEN ON RED「THE BEST OF GREEN ON RED」■横浜DISK WAVE/ANGELA AMMONS「S.T」/CHER「LOVE HURTS」/PETER CETERA「ONE MORE STORY」/RENAISSANCE「TIME-LINE」/STEPS「STEPTACULAR」/TEAZE「ONE NIGHT STANDS」/THIS PICTURE「A VIOLENT IMPRESSION」


2002.10.05 - 06 (sat - sun)

BARREN CROSS「ROCK FOR THE KING」LAのクリスチャン・メタル1st。ライヴ6曲追加の再発版。DINO ELEFANTEプロデュース。いやあしかしホントにVo.がBRUCE DICKINSONに似てるなあ。初期の若々しいIRON MAIDENをもうちっと硬質なUSメタル風にしたらこんな感じになるんだろうな、というアルバム。1stにしてかなりのハイレベルです。
ODIN「BY THE GODS」「DON'T TAKE NO FOR AN ANSWER」+「THE GODS MUST BE CRAZY」+「CAUTION 7"」という内容のカップリング再発。LAメタルですが、きらびやかな要素は無く、むしろJAG PANZERあたりと同系統の欧州風の陰りのあるメロを取り入れたギターオリエンテッドなUSメタルという感じ。音質はショボいですが、内容はまずまずといったところ。
TAI PHONG「LAST FLIGHT」JEAN-JACQUES GOLDMANのソロを聴いたので、彼の影響が強く出たというこのアルバムを聴いてみました。確かに2ndまでと比べると明るくポップな面が出てて、事実J.J.GOLDMAN作曲の"SAD PASSION"はNEW ENGLANDのポップな曲みたいになってます。しかし、従来の儚気な哀感は消えてる訳じゃ無いし、ポップさと繊細な感覚のバランスが取れた良いアルバムだと思います。


2002.10.04 (fri)

浜田麻里「PROMISE IN THE HISTORY」86年作。最近この時期の彼女のアルバムを集めて聴いてます。どのアルバムもグレードの高いメロディアスHRでハズレが無いんですが、コレもやっぱ良いです。ドラマティックなハードチューン"FEARLESS NIGHT"、アンセム的なバラード"PROMISE IN THE HISTORY"、キャッチーな"LOVE AND FREE"等、ハイレベルにバランスの取れた1枚です。一応このアルバムでメロハー時代は終わりという感じみたいですね。
浜田麻里「IN THE PRECIOUS AGE」で、次作がコレです。プロデューサーにMIKE CLINK、アレンジにJOHN PIERCE、MICHAEL LANDAU、JOHN KEENE等大物外タレを起用したアルバムで、楽曲の方もそれに伴ってメロハーというよりはハードポップ/産業ロックっぽくなっています。ただ、メロは相変わらずグッドです。


2002.10.03 (thu)

4 HIM「THE MESSAGE」BILL BAUMGARTプロデュースのCCM。ライターにCHRIS EATON、BRENT BOURGEOIS、MICHAEL OMARTIAN等の名前が見えます。美しいコーラスと厚いアレンジのポップなAORで、想像以上にキャッチーで良い感じでした。
WHITE HEART「S.T」クリスチャンAORの大御所1st。なかなか中古で見かけないのでようやくのゲット。正にCCM界のTOTOの異名通りエッジのあるGtとタイトなアンサンブルが躍るハードテイストなグッドAORナンバーがズラリ。特に"HE'S RETURNING"はメロハー者でも楽しめるドラマティックな楽曲。


2002.10.02 (wed)

DAVID VEST「VALLEY OF THE BONES」アメリカン・メロハーシンガーの自主制作1st。大陸的な大らかさを感じさせる雄大なバラードとキャッチーで快活なアップテンポが程よくブレンドされたアルバム。バッキングVo.にBOB CARLISLEが参加してますが、クリスチャンでしょうか?
AMERICA「ALIBI」名盤「VIEW FROM THE GROUND」の前のアルバム。既にこの時点で胸を掻きむしる哀愁のメロと繊細なウエストコースト・アレンジは存分に発揮されており、素晴らしい出来映えのアルバム。特に1曲目"SURVIVAL"は最高。PAGESのカヴァー"I DO BELIEVE IN YOU"収録。


2002.10.01 (tue)

JEAN-JACQUES GOLDMAN「ENTRE GRIS CLAIR ET GRIS FONCE」元TAI PHONGのVo.ソロ。僕は全く知らなかったんですが、フランスのBRUCE SPRINGSTEENと言われて、本国じゃ無茶苦茶人気があるらしいです。ポップな躍動感のあるAORといった感じで、バラードではTAI PHONGを思わせる叙情メロディも顔を出します。"IL CHANGEAIT LA VIE"や"DES BOUTS DE MOI"といった曲では切れ味鋭いタイトな哀愁ロマハー的展開も。これはなかなか良い感じのアルバムです。
MINDSTORM「S.T」アコギをフィーチュアしたカナダの正統派HR。87年作ですが、時代に合った装飾は少なめで、むしろ70年代のJUDAS PRIESTあたりを思い出させる比較的シンプルなアレンジのタイトでダイナミズムのあるHR。数曲格好良い哀愁系ナンバーがあります。


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