05.03.03 (thu)
JUDAS PRIEST「STAINED CLASS」彼等のキャリアの中でも重要な位置づけを占める、HRからHMへの変遷の端緒となった78年4th。ロゴマークもこのアルバムからお馴染みのものに変わってます。"PAINKILLER"の元ネタとも言えそうなDrから始まる名曲"EXCITER"は今後の彼等の楽曲の基本形になるような構成を持つHMチューン。勿論リアルタイムに聴いてたワケが無いので想像でしか無いですが、硬質なリフ、ハイトーンなスクリーミングVo、キメのフレーズをハモるツインGtといったHMのフォーミュラを用いた極々初期の楽曲なんじゃないかと。メチャ格好良い。今回のライヴで聴けるのが楽しみ。"WHITE
HEAT,RED HOT"はタイトかつコンパクトにまとまったアップテンポ。"BETTER BY YOU,BETTER
THAN ME"はフックのあるGtリフがグルーヴを誘発するミドルテンポで、サビでメランコリックに展開するのが良い感じ。"STAINED
CLASS"はザクザクと小気味良く刻まれるGtリフとエキセントリックな歌メロが絡みつつ複雑に展開するプログレッシヴと言っても良い楽曲。アルバムで聴いてる分には良いですが、HALFORDのライヴで聴いた時にはちょっとノリが掴みにくかったのも確か。次の"INVADER"は対照的に非常にストレートでキャッチーな曲調のアップテンポ。UFOの雰囲気を出してるのか、スペーシーなGtイントロが印象的。次の"SAINTS
IN HELL"と"SAVAGE"は個人的にはあんまりピンと来ない。やや大味なGtリフに翳りのある歌メロとシャウトスタイルのコーラスを配した楽曲なんですが、どうもフックに欠けるような。昔からそう思ってましたが、改めて聴いてもやっぱ前半に比べると弱いなあ。でも大した事無いような曲なのに何か変なグルーヴがあって聴けてしまう。単に慣れの問題か?"BEYOND
THE REALMS OF DEATH"はライヴの定番でもある彼等屈指の名バラード。この曲での泣きのGtソロは正に名演。ラストの"HEROES
END"も先の"SAINTS IN HELL"とかと似たような印象。何故か聴き応えがある。信者マジックだろうか?というワケで、実はこのアルバムって名盤と言われてますが、個人的には彼等のアルバムの中では好き度が低い方なのでした。特に後半が何か地味に感じちゃうのよね。意図的に装飾を取り去ってタイトなリフ重視の構成にした楽曲が時に地味さを感じさせるんかな。緊迫感というか音の密度感というか、そういったHM的な要素が前作に比べると格段に増したアルバムで、その変化はかなりドラスティック。リアルタイムで聴いてたファンはこの変化をどう受け取ったのか興味があるな。 |
「僕は歩兵でいい。」朝会社に行くとメーカーから「saku
saku」のDVD発売中止のFAXが来てた。マジかよ!何で今頃アーティストの許諾が得られないなんつう理由で発売中止になるワケ?そこだけカットすりゃ良いじゃん、とか思っちゃうのだが、それも出来ないくらい全編に出てるアーティストなのか?コブクロ?いや、もしかしてカエラか?あり得るかもな・・・。ちょっとブレイクしかけてるし。 |
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