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2005年4月前半

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05.04.18 (mon)
SKO/TORP「A PERFECT DAY」デンマークのAORデュオの96年4thにしてラスト作。初期は典型的なウエストコースト風のサウンドでしたが、このアルバムではもう少しアレンジに幅広い趣向が凝らされた結果、より普遍的なロック/ポップス的な印象が強くなり、同郷のTHOMAS HELMIGに近い雰囲気。R&Bやブルーズ色を取り入れる事によって、爽やかさだけでない陰影のある楽曲となり、表現に深みが感じられます。ちょっとマッタリした楽曲が多いので、2曲目の軽快な"I'M DOWN"のような曲が多ければ嬉しかったんだけど・・・。

05.04.13 - 17 (wed - sun)
BUZZ BAND「S.T」カナダのAORトリオ90年作。カナダ産ですがアレンジはアコギと軽やかなコーラスを活かしたウエストコースト風、楽曲全体は何となく英国的なエッセンスが随所が感じられる雰囲気。JOHN SLOMAN的な夜の渋い哀愁が漂い、Gtソロも超泣きまくる"SO BAD"、軽やかなアップテンポ"ANY OLD NIGHT"、JOHN SYKESの"PLEASE DON'T LEAVE ME"を思わせる懐の深い暖かさに包まれる"TOUCHING DOWN"、GARY MOOREばりの泣きのバラード"COOL BLUE FLAME"等が印象的。
JACOB LAUNBJERG「BEDST OM NATTEN」TOYS OF JOYのHENRIK LAUNBJERGの兄弟であるデンマークのAORシンガー92年作。プロデュースはデンマークでは著名なSTIG KREUTZFELDTが、アレンジをTOYS OF JOYの片割れHANS HENRIK EGESTORPが手掛けています。TOYS OF JOY的なスムースな北欧ウエストコーストAORを軸に、より深みのあるソウルフルな雰囲気や、逆にもっとダンサブルでポップな要素を加えたりと、多少バラエティに富んだ構成。メロディの出来は申し分無く、非常に充実したアルバムと言えます。
PETER BRANDER「SILK & STEEL」AM/PMのVo兼Gtの02年作。AM/PMで聴かせていたブルーズフィーリング豊かなレイドバックしたGtを洗練されたウエストコーストAORに融合させて、深みのある楽曲に昇華させる手法は今作でも健在で、どこかBON JOVIのブルーズ曲を思わせる"DON'T CHANGE"から続く、渋い骨太のGtが泣きまくる強力な哀愁のAORハード"JUST HOW YOU PLAY THE GAME"でいきなりその真骨頂を見せつけます。この曲はマジで格好良い。その後も気怠げなムードが心地良い"DON'T GIVE UP"、ダイナミックなグルーヴが腰に響く"STONE TEARS"、これぞ泣きのバラードという渋さ炸裂の"ANGEL"等、聴き応えのある楽曲多数。
15日は前に見つけた新橋の居酒屋に同僚と2人と。やっぱ良い店だった。また機会があれば使おう。16日は、太田さんがまた関東勤務になったとのことで、Sasaさんと一緒に猟盤、夜はYOUさん合流して呑み&カラオケに。色々話が聞けましたが、個人的に一番意外だったのはGacktが中国語ペラペラで色黒だったって事。iPodがまた壊れた。最近モノがメチャクチャ壊れる。

05.04.12 (tue)
SKO/TORP「ON A LONG LONELY NIGHT」デンマークのAORデュオ01年1st。爽やかな中に仄かな憂いを感じさせるウエストコースト風北欧AOR。タイトなリズムとアコースティック中心の繊細なアレンジにスムースな歌メロが非常に美しい楽曲。
NEWS「CRAZY,LAZY CITY」デンマークのハイテクAOR92年作。ダンサブルな要素もあるKey中心のポップな楽曲。ノリの良さよりはムーディな雰囲気重視の歌メロを活かした楽曲。90年の「SORT PA HVIDT」ではもっとアップテンポな楽曲が多かったんですが、ちょっと大人びて深みが増した感じ。個人的には好ましい変化では無いんですが・・・。

05.04.11 (mon)
HARDINGER/THORUP「KUNTOMAN」MICHAEL HARDINGERとJORGEN THORUPによるデンマークのAORデュオ88年作。タイトかつクリーンなトーンのGtと程良いウェットさを感じさせるKeyが絡むTOTOタイプのAORハード。産業ロック的なファットなKeyからSURVIVORを彷彿させる希望に満ちたポジティヴなサビメロへ展開する"JORDEN ER FLAD"、哀愁を湛えたヴァースから爽快に盛り上がるサビメロ〜泣きのGtソロという展開がDAKOTAを思わせる"CHARTERCHOCK"、爽やかなKeyが盛り立てるドライヴ感のあるコーラスと渋い哀愁を感じさせるサックスのコントラストが鮮烈な"FARLIG LEG"、TAI PHONGのような繊細な憂いを秘めたバラード"VI VENTER PA DIG"等、秀曲満載の好盤。
JAN K「STARFISH POND」デンマークのAORシンガー03年作。アコギにウッドベース、ピアノといった生楽器によるオーガニックなサウンドが奏でるレイドバックした雰囲気のAOR。"TELEPHONE FEVER"や"TONIGHT"のような軽快な楽曲もあるものの、大半の曲は繊細で美しいメロディをフィーチュアした穏やかな楽曲がメインで、ジャジーでムーディな雰囲気が漂うアダルトな曲もあり。
LUNKHEAD「体温」って良い曲だな。メモっとこ。

05.04.08 - 10 (fri - sun)
PFR「GOLDIE'S LAST DAY」アメリカのCCM93年作。BROWN BANNISTERがプロデュースに絡んでいます。1曲目こそややヘヴィなグルーヴが感じられる楽曲ですが、その後は軽快なアレンジでキャッチーなメロを聴かせるメロディックロック。コンパクトにまとまった親しみやすいメロディは全編クオリティが高く、メランコリックな歌メロがDIZZY MIZZ LIZZYを思わせる"BY MYSELF"や"DYING MAN、超QUEENタイプの繊細でドラマティックで可愛らしいメロが印象的なタイトルトラック、爽快なメロを軽やかに聴かせるスタイルがHAREM SCAREMっぽさも感じさせる"WAIT FOR THE SUN"等が特に良い。
ONE VOICE「POWER OF LONELINESS」ドイツの女性Vo入りAOR92年作。アコギメインのアレンジで、非常に特徴的なメロディの楽曲をプレイしているんですが、何と言うか、CYNDI LAUPERがロカビリーをやっている感じというか、タランティーノの映画のサントラに入ってそうというか、メランコリックでうらぶれた哀愁タップリの歌メロとGtフレーズが全編に漂っています。他に例えようが無い独特なスタイルですが、哀愁好きには堪らないパートが随所にあるような気がします。僕はメチャ好き。
MOONSORROW「KIVENKANTAJA」フィンランドのヴァイキング・メタル。安易に疾走する事無くミドル〜スローテンポの堂々とした勇壮なメロディをドラマティックに展開させる全6曲の重厚長大な楽曲は、BLIND GUARDIANやMANOWARを一層大仰にして、ブラックやトラッド風味をブチ込んだような雰囲気か。最近の好みからはチョイズレてるものの、かなり良い感じ。

05.04.06 - 07 (wed - thu)
DESPERADOS「S.T」スウェーデンのAOR90年作。WEST OF SUNSETあたりに近いサウンドスタイルの、スムースで透明感のあるメロディが印象的な程良いタイトさのあるAOR。1曲目の"VANNER FOR LIVET"は爽快感と仄かな哀愁が絶妙に絡んだ極上北欧AORで、全曲この調子なら最高なんですが、このバンドはもうちょい曲調に幅があり、アレンジもファンク調だったりレゲエだったりと多彩。クオリティが高いのは間違いなく、ハートウォーミングなメロディを優しく聴かせる"BINDER MEJ"や噎ぶような哀愁をじっくり聴かせる泣きのバラード"ANGLAR VISST FINNS DOM"あたりは秀逸な出来。
SIRENIA「AN ELIXIR FOR EXISTENCE」ノルウェーのゴシックメタル04年2nd。つい最近聴いた1stとほとんど同印象の、タイトでメタリックなアップ〜ミドルテンポの楽曲に、美と醜の対比を見せる男性グロウルVoと儚い女性Vo、適度に大仰なシンフォアレンジ等で装飾した典型的なゴシック。良い。1stと同じ位良い感じなので今度はこっちをBESTに入れとこう。
ROBERTSON BROTHERS「HERE」オーストラリアのAORトリオの03年2nd。基本は1stと同様、清涼感溢れるスムースで軽快な楽曲なんですが、今作の方がエレクトロニクス系のアレンジが多くなってます。僕はこのテのアレンジは大歓迎。メロも1stより良いんじゃないの?この雰囲気、少しだけSAVAGE GARDENを思い出しました。特にボートラのリミックスされた曲なんてモロそんな感じ。いや、やっぱ一番近いのはRICK PRICEだな。耳当たりの良いVoの感じも似てるし。
うおっ!THE 69 EYESとTO/DIE/FOR来日かよ!!絶対観る!!TO/DIE/FORのオマケ(きっとこっちがメインアクトなんだろうが)でTWILIGHTNINGまで観られて4000円て、何てお得なパッケージなんだ。やるな、クリマン。しかし5.8に横浜でJUDAS、5.12にTO/DIE/FOR、5.13に広島に飛んでまたJUDAS、5.13に東京に戻ってTHE 69 EYES、で5.18、19にJUDAS武道館って、流石にムチャクチャなライヴ参戦スケジュールだ。30のオサーンの身体で体力が持つのか・・・?サマソニのHIMもムチャクチャ観たいけど、流石にHIMだけのためにサマソニはなあ・・・。単独公演無いのかな・・・。

05.04.04 - 05 (mon - tue)
REFUGEE「BURNING FROM THE INSIDE OUT」カナダの産業ロック87年2nd。NIGHT RANGERのプロデューサーとしてお馴染みらしいPAT GLASSERがプロデュース。初期BON JOVIを産業ロック寄りにしたような極上の楽曲連発。MYLES HUNTERのVoも声質と歌い回しがJON BON JOVIっぽい。リリカルなKeyに泣きのGtと哀愁メロを存分にフィーチュアした"LOVE SURVIVES"、「KEEP THE FAITH」の頃のBON JOVIを彷彿させる感動的なバラード"LAY ME DOWN"、キャッチーでポジティヴなメロディが躍動するアップテンポのタイトルトラックと秀曲が続く中盤が特に良い感じ。何か全体的に「どこかで聴いた事ある感」が満載なのは何故だろうか?似た曲があるような気がするんだが思いだせん。
しまった!!何を勘違いしたのか「saku saku」の後ずーっとTVKつけてて「ヘビメタさん」の最初の15分見逃した!テレ東だった。しかしマーティ、メチャメチャオモロイな。"与作"が"PARANOID"って凄い指摘。

05.04.01 - 03 (fri - sun)
BROKEN WINGS「S.T」イギリスのAORデュオ96年作。穏やかで静謐な雰囲気のある楽曲に、美しいコーラスをフィーチュアしたスムースな歌メロのAORで、ROBERTSON BROTHERSなんかの雰囲気に近い。どこか牧歌的なトラッド色のある爽快メロが印象的な"LIFT ME UP"、憂いのある優しげな哀愁メロの"SUZANNA"、典型的なアーバンAORの佳曲"FINE NOW"と前半にもフックのある楽曲が多数あるんですが、後半が更に凄い。前半はどちらかと言うとアコギ中心の穏やかなアレンジなんですが、後半はクリーントーンのエレキGtを用いた厚めのアレンジがメイン。爽やかなメロとゴージャスなコーラスアレンジ、ダイナミックな泣きのGtが絡んだ"GLAD AS HELL"や"HEART OF STONE"、DAREの雰囲気なんかも感じさせる英国的な湿った哀愁メロが秀逸な"NEVER SAY NEVER"といったあたりは名曲級の出来。傑作。

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