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2005年4月後半

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05.04.30 (sat)
THE BROJOS「S.T」元LOVERBOYのKey、DOUG JOHNSONが結成したバンドの90年作。柔和かつ厚いKeyアレンジを全編に施した、キャッチーで躍動感のある産業ロック的な楽曲とムーディなサックスなんかをフィーチュアしたポップなAOR調の楽曲がメイン。透明感のあるメロディは時に北欧的にも感じられ、T'BELLなんかに近い雰囲気もあり。非常にハイクオリティな一枚。
E.G. DAILY「TEARING DOWN THE WALLS」元々女優で今では声優としても活躍中のアメリカの女性シンガー99年3rd。ちょっとハスキーで甘えたような声が魅力的なVoを活かしたバラード中心の歌モノAOR。ほとんどの楽曲を自ら手掛けているんですが、ブレーンに有名ソングライターを揃えた女性Voモノに比べてもクオリティに遜色無く、かなり良くできたメロディの楽曲揃い。リリカルなピアノアレンジが美しい"WHITE TRAIN"をJACK PONTIが、悲哀に満ちた哀愁ピアノバラード"BREATH OF HEAVEN"をAMY GRANT & CHRIS EATONが提供しています。
WIG WAMが欲しくて久々にAOR HEAVENからCD買った。

05.04.29 (fri)
ROMAN GREY「EDGE OF THE SHADOW」ROSS ROMANとDAVID GREYによるカナダのAORデュオ。爽やかでキャッチーな部分と繊細で叙情的な部分を併せ持った楽曲で、雰囲気としては同郷のSHAYLEに近いかな?但しメロのクオリティはこちらの方が格段に高く、爽やかなメロがややダンサブルなリズムに乗って躍動する"SHANGRI-LA"、リリカルなKeyアレンジが秀逸な哀愁メロウチューン"AIN'T IT A SHAME"、ややハードなGtをフィーチュアしたドライヴ感たっぷりの爽快チューン"WITHOUT YOUR LOVE"、郷愁をそそるノスタルジックな哀愁が感じられる"ROUND AND ROUND"等、秀曲多数の好盤。
HENRIK LAUNBJERG「WORDS YOU DON'T SAY」元TOYS OF JOYのVoソロ02年作。「STILL BE」と同様アコースティック中心のアレンジですが、レイドバックした雰囲気は無く、より爽やかに洗練されたウエストコーストAOR。透明感と深みを兼ね備えた歌声が耳に優しい楽曲揃いで、彼の声の魅力だけでなくソングライターとしての才能も存分に感じられる好盤。
せめてロゴくらいは変えようかなと思って作り始めたものの、何か面倒臭くなって止め。

05.04.28 (thu)
LAGOON COWBOYS「MIRACLES」元KUDASAIのLARS NIELSENが結成したデンマークのAOR91年作。GINO VANNELI色が強かったKUDASAIに比べ、よりスムースで透明感のあるウエストコースト風北欧AORになっています。穏やかなムードの楽曲が多く、アルバム全体の起伏は少なめですが、比較的タイトなアレンジでマッタリ感は無く、爽やかなメロディを気持ち良く楽しめるアルバムになっています。
saku sakuのDVD買おうと思って渋谷行ったらドコでも売り切れでアセった。横浜のタワレコ行ったら山積みになってたので無事買えたけど、東京じゃ買えないんじゃないのか?GWに突入なワケですが、全く何の予定も無い・・・。かろうじて最終日にJUDASのライヴがあるのみ。サイトのリニューアルでもしようかな・・・。

05.04.27 (wed)
HENRIK LAUNBJERG「TWO PERSONS IN ONE」元TOYS OF JOYのVoソロ04年作。ややハスキーで優しげな温かみのあるVoをメインに据えた歌モノAOR。声の雰囲気が似ている事もあり、何となくMIKAEL EARLANDSONの2ndあたりに近い印象。アコースティックとテクノロジーが程良く融合したMLTRのような聴き心地良いアレンジにキャッチーな極上メロを乗せた楽曲が非常に素晴らしく、特に暖かく包まれるようなミドルテンポ"I DON'T WANT YOU"は名曲。TOYS OF JOYより良いんじゃないか?と思わせる好盤。

05.04.26 (tue)
STIG KREUTZFELDT「DER ER KUN EN」プロデューサーとしても有名なデンマークのソングライター87年ソロ。厚みのあるポップなKeyアレンジを施した躍動感ある楽曲と、渋いサックスとスムースな歌メロをフィーチュアしたウエストコースト風AORが中心。Keyの音色に時代を感じてしまいますが、メロのクオリティは非常に高く、デンマーク随一のソングライターとして名高い理由が良く分かる好盤。
OLE BOSKOV「LISTEN TO THE WIND」デンマークのAORシンガー96年1st。軽やかかつ爽快なメロディ、タイトなリズムアレンジ、程良く自己主張するクリアトーンのGtに楽曲に彩りを与えるピアノアレンジと、お手本のようなウエストコーストサウンド。刺激は少ないですが、抜けるような透明感のある爽やかな楽曲は全曲素晴らしい充実振りで、名盤と呼べる出来映え。

05.04.25 (mon)
LANA LANE「LADY MACBETH」無条件に全作買う!とまで惚れ込んだアーティストですが、最近の低迷振りにいい加減辟易してきたLANA LANEの7th。色々と良い評判を見ていたのでちょっと期待して聴いてみましたが、確かに結構良い感じ。序盤からメロディのフック、アレンジのセンスともに冴えを見せる楽曲が続きます。特に"SOMEONE TO BELIEVE"はNEIL CITRONの泣きセンスが炸裂した佳曲・・・と思ったらGt弾いてるのは別人なのね。その後も各曲ごとに雰囲気を変える懐の深さと豊かなアレンジ能力を存分に感じさせる楽曲揃い。ガンであったLANA LANEピンでの楽曲もめでたく"SHINE ON GOLDEN SUN"1曲のみに減らされ、この曲にしても冴えない歌メロをアレンジでカバーして何とか聴けるレベルになってます。そして僕が求めるものと全く異なる疾走チューン"KEEPER OF THE FLAME"にしてからが充実の出来。これは初期3作に次ぐ出来と言って良いでしょう!これでDON SCHIFF提供の楽曲を入れてくれたらな・・・と思わないでも無いですが。因みに僕のLANA LANE評価は、2nd>3rd>1stという感じ。「CURIOUS GOODS」の"TAKE A BREATH"と"REVERIE"のようなどことなくジャジーで気怠げな雰囲気の楽曲がメチャクチャ好きなのよね。

05.04.20 - 24 (wed - sun)
LONDON DRIVE「AWAKE」アメリカのKey入りメロディアスハード96年作。"ROUND TRIP WORLD"のようなストレートな爽快メロハーチューンもある一方で、叙情的なピアノと凝ったリズムをフィーチュアしたプログレハード的な"1899"といった楽曲もあり。"TURNIN' THE WHEELS"や"LINE OF FIRE"は産業系の厚いKeyとコーラスをフィーチュアした佳曲。18曲という長尺なアルバムですが、飽きずに楽しめるクオリティを備えています。
TO/DIE/FOR「IV」フィンランドのメランコリック・ゴシック、メンバーチェンジ後の最新4th。一聴して直ぐそれと分かる独特なメロディラインは今作でも変わらず素晴らしい。類型的になりがちなこのジャンルの中でここまで耳を惹くメロを作れるのは大きな強みだな。U2のカヴァー"NEW YEAR'S DAY"は余りにもハマりすぎて唐突に4曲目に出てきても全く違和感が無い。
ENTWINE「DIEVERSITY」フィンランドのメランコリック・ゴシックの最新4th。こちらも全く期待を裏切らない素晴らしいアルバム。彼等の持ち味であるスムースでキャッチーなメロはそのままに、ディストーションGtとモダンな音色のKeyのフィーチュア度を高め、よりヘヴィかつダークな雰囲気を増して一層良い感じに。これは彼等の最高傑作と言って良い出来になってるような気がします。

05.04.19 (tue)
THOMAS HELMIG「GROOVY DAY」プロデューサーとしても名高いデンマークのソングライター96年ソロ作。モダンかつハイセンスなアレンジに、ポップ感覚溢れる楽曲。ジワリと染み込むような暖かいメロディのバラード、胸焦すラテン調の哀愁を帯びた楽曲、R&Bテイストも取り入れたコンテンポラリーな楽曲とスタイルはバラエティ豊か。多彩な才能と引き出しの多さを感じさせる一枚。
JACOB ANDERSEN「FOLLOW ME」デンマークのAORシンガー03年作。ブレーンはJONAS KRAGなる人物。アコースティックを軸にしたオーガニックなサウンドに効果的にエレクトロニクスを取り込んだモダンなアレンジに、ややレイドバックしつつも感動的なメロディを存分に聴かせてくれる叙情的な楽曲。希望に満ちた爽やかなメロディが素晴らしい"SO FULL OF LOVE"、暖かいメロディがジワジワと胸に染み込んでくるアップテンポ"ONLY YOU"、北欧の静謐な空気感が伝わってくるゆったりとした"WHO SAID LOVE"、ブルージーで渋い哀愁を堪能できる"NO MATTER"、渋い哀愁を帯びたメロディがドライヴする"INSIDE"等、聴き応えのある楽曲満載。なかなかの好盤でした。

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