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2005年5月前半

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05.05.15 (sun)
HARVEST「ONLY THE OVERCOMERS/VOICES」JERRY WILLIAMSとED KERR率いるアメリカのCCMデュオの84年作と86年作のカップリング。大仰さすら漂う威風堂々にして繊細なアレンジのホーリィな楽曲。どことなくMEAT LOAFに似た雰囲気もあり。勇壮なメロディをフィーチュアした"ONLY THE OVERCOMERS"、"THE BATTLE IS THE LORD'S"といったアップテンポチューンが非常に格好良いんですが、全体的にはバラードが中心。
MATTHEW WARD「FADE TO WHITE」アメリカのCCMシンガー88年作。程良く厚みのあるKeyアレンジとソリッドなGtプレイをフィーチュアしたタイトなAORハード。ソウルフルなVoに硬軟併せ持ったWHITE HEART的な楽曲。このアルバムはややハードな面が強く出ているようで、"THEN I REALIZED"、"SHOW THEM"、タイトルトラック等はハードな展開が非常に格好良い佳曲。GtにMICHAEL THOMPSON参加。

05.05.14 (sat)
FINNISH ROCK SHOWCASE@原宿アストロホール行ってきた。トップバッターはBOOMHAUER。って誰?というか、今回はTHE 69 EYES以外は名前も聞いた事無い。BOOMHAUERは、3ピースのシンプルなロックバンド。メロが面白く無い・・・というよりメロを聴かせるバンドじゃないんだけど。物凄くライヴ慣れしてて演奏も超タイトなので、このテのサウンドが好きな人なら楽しめるような気がしますが、僕はダメでした。次はTIGERBOMBS。朗らかでポップなメロをフィーチュアしたパンクって感じのバンド。オルガン風の音色のKeyが楽曲に彩りを加えてるのが印象的。このバンドも凄くタイトな演奏で、正直あんまし好きなタイプのバンドでは無いものの、結構楽しめました。MICHAEL SEMBELLOの"MANIAC"の高速カヴァーがメチャ良い感じだった。次はDEEP INSIGHT。FFAFやTHE USEDっぽいスクリーモ系の楽曲に北欧的な泣きメロを加えたようなサウンドで、メチャクチャ格好良い!とにかく最初のGtリフの音色からして「おおっ!」って感じで、激しいステージアクションにも煽られて観客の反応も相当良い感じ。恐らく大半の客がTHE 69 EYESを観に来てると思うんですが、恐らく相当に魅力をアピールできたんじゃないでしょうか。そういう僕もライヴ後すぐにCDを買ってしまった。しかも若くてルックスも良いんだな。このバンドを観れただけでも今日来た価値はあったな。トリはお目当てのTHE 69 EYES。その前のDEEP INSIGHTがあまりに良かったので、もしかして食われてしまうんじゃないかと心配したのは杞憂でした。もう凄まじく格好良いわ。メンバーの立ち居振る舞いだけでオーラ出てる。ゴシック要素を増した「BLESSED BE」以降の妖しく美しいメロディとタイトなグルーヴを有する楽曲はもちろんの事、JYRKI69を筆頭にメンバーのステージングも含めて素晴らしく魅力的なライヴでした。選曲も抜群で、終盤にかけてグイグイ盛り上げていく構成は見事の一言。最高。TO/DIE/FORとはバンドの格が違うなと思わせる圧巻のステージでした。実は今日の方はあまり期待してなかったんですが、断然こっちの方が楽しめました。

05.05.13 (fri)
会社サボってJUDAS PRIEST@広島郵便貯金ホール行ってきた。早めに着いたのでちょっと猟盤。安いブツ中心のGROOVIN'が新しくできてた。ANKIE BAGGERの日本盤帯付きゲット。開場時間が近づいてきたので会場に向かうが・・・誰もいない?間違えてメルパルク広島に行ってもうた。紛らわしいっつの。開演ギリギリじゃなくて助かった。席は21列目だというのに最後列。後ろ10列くらいは誰もいない。しかも前1列空席だし。ライヴの方は横浜と全く同じ構成。今回も超最高。ロブは今回マジで調子良いな。

05.05.12 (thu)
FINNISH METAL SHOWCASE、恵比寿リキッドルーム行ってきた。やっぱココは会社から10分で行けるので嬉しい。まずはENSIFERUM。って誰?という状態で初めて聴いたワケですが、所謂ペイガン・バトル・メタルってヤツですか?民謡調のフレーズをフィーチュアした勇ましいメタルチューンで、最初は様子見っぽく観てたんですが、メチャメチャ格好良くてグイグイ引き込まれ終始ヘドバンしてました。これは観れて良かった!続いてKIUAS。って誰?ブラストビートとかも交えたテクニカルなメロパワという感じだったんですが、ビジュアルがキモいよ(苦笑)。Voはラリってるし、GtとBはどちらもスキンヘッドに顎髭でクリソツ。兄弟なんか?演奏は結構良い感じなんですが、何かグルーヴに欠けるし、楽曲もイマイチ。これは退屈だった・・・。寝そうになってもうた。そしてお目当てのTO/DIE/FOR。結論から言うと・・・ダメだった。正直曲をちゃんと覚えてないのでノリ切れなかったってのもあるけど、ライヴで聴いても全く心に響くものが無かった。これはCD聴いてる方が良いバンドかもな・・・。選曲も何かイマイチだったし。最後はTWILIGHTNING。一応ヘッドライナー扱いで、他のバンドが5〜6曲くらいの演奏時間だったのに対し、倍以上の時間を貰ってました。このバンドも1stを2回程聴いただけでライヴに臨んでいるワケですが、結構良かったんじゃないかと。TO/DIE/FORでテンション下がってしまったんでフロアの後ろの方に下がって観てたんですが、流石に前の方は結構盛り上がってるようでした。演奏もシッカリしてるし、何よりVoが良い。力強いシャウトを交えたハイトーンで、線の細い感じは皆無。全然曲を知らないながらも僕もそれなりに楽しめました。というワケで、今回のライヴの充実度は、ENSIFERUM>TWILIGHTNING>TO/DIE/FOR>KIUASという感じ。期待度とのギャップで言うとTO/DIE/FORは最悪でした・・・。

05.05.08 (sun)
JUDAS PRIEST初日、パシフィコ横浜行ってきた。席は真ん中後方。両隣が女性で、ノリ悪かったらヤだな・・・とか思ってたんだけど、どちらもノリノリで、こっちも気持ち良く楽しめた。やっぱ周りも一緒に盛り上がってる方が絶対楽しいからな。セットリストはB!誌通り。初めてライヴで聴いた"HOT ROCKIN'"、"I'M A ROCKER"、"TARBO LOVER"はどれも良かった。ロブの喉の調子は上々。当然歌メロはフェイクしまくりなワケだが、まあそれは分かってる事なので。"SHOUT-OH YEAH!"の新ネタ「OH! JUDAS FUCKIN' PRIEST YEAH!」が良かった!最高でした。あと3回。

05.05.07 (sat)
INKER & HAMILTON「POETRY IN MOTION」多分スイスの男女AORデュオ94年作。あの名プロデューサーROBERT PAPSTが絡んでます。繊細なアコギと透明感のあるKeyが絡むアレンジに、爽やかさと憂いを兼ね備えた清々しく美しいメロディ。KELLY & STEINBERGの曲に通じるような悲哀に満ちた産業哀愁チューン"PORCELAIN DOLL"、イントロのメランコリックなスパニッシュGtから爽やかなヴァース〜哀愁のコーラスへの展開が絶妙な"HEARTLINE"等が特に素晴らしい。

05.05.06 (fri)
NUCLEAR VALDEZ「I AM I」アメリカのラテンロック89年作。TRIBE OF GIPSIESよりももっとラテン色は強く、GIPSY KINGSをメロディックロック寄りにしたような雰囲気か。とにかくどこを聴いてもラテンの哀愁メロ満載で、特に1曲目の"SUMMER"は名曲。
STYX「CORNERSTONE」アメリカのプログレハード79年の傑作。親しみやすいキャッチーなメロディを繊細なアレンジで聴かせてくれます。DENNIS DEYOUNG作曲の有名な甘口バラード"BABE"とTOMMY SHAW作曲の切ない哀愁バラード"BOAT ON THE RIVER"という2大バラード収録。素晴らしいメロディ満載の名盤。
STYX「THE GRAND ILLUSION」アメリカのプログレハード77年の傑作。個人的にはこのアルバムが一番STYXっぽいような気がします。「CORNERSTONE」以降はプログレハードっぽい凝った展開は控えてメロディをフィーチュアした作風になりますが、この作品では親しみやすいキャッチーなメロディとドラマティックな展開を随所に聴かせるKeyアレンジが融合したSTYXならではのプログレハードらしさが存分に堪能できる名盤。
MICHAEL LEARNS TO ROCK「S.T」デンマークのメジャーなAOR最新04年作。前作までの打ち込み色は影を潜め、非常にオーガニックでシンプルなアレンジに回帰しており、爽やかで透明感のあるメロディが一層前面に出てくるようになっています。素晴らしく美しいメロディが楽しめる好盤。
JORGEN THORUP「FREE MAN」デンマークのAORシンガー04年作。軽やかなアコギの音色とモダンなエレクトロニクスアレンジによる爽やかで美しいAORチューンがメイン。その中ではちょっと浮き気味なんですが、1曲目の"THE REASON"がMIKAEL EARLANDSSONの超名曲"IT'S ALRIGHT"に匹敵する位の哀愁アップテンポで最高に素晴らしい。"THAT'S THE WAY"も同系統の楽曲。それはそれで良い曲ばかりなんですが、その他は全体的に穏やかな楽曲主体なので1曲目で大きく膨れ上がった期待のまま聴き進めるとちょっと肩透かしかも。

05.05.05 (thu)
DREAM EVIL「EVILIZED」FREDRIK NORDSTROM率いるスウェーデンの正統派HM03年2nd。骨太で硬質なGtリフがヘッドバンギングしやすい適度なスピード感でドライヴする楽曲は、他に言いようの無いくらい真っ当な王道HM。ハイトーンながらも力強く伸びのあるVoをはじめメンバー各人の演奏はタイト。楽曲も叙情的なパワーバラードあり、シンガロングが印象的なヘヴィチューンありとバラエティ豊かでメロのクオリティも確か。良い。
PAUL ROBERTS「KETTLE DRUM BLUES」イギリスのAORシンガー87年作。元SNIFF 'N' THE TEARSというグループにいたそうで。楽曲は前作同様、英国風の暗い翳りを帯びたSTING風のムーディで繊細なアレンジのAOR。以前として地味な雰囲気は拭えないものの若干キャッチーな部分が増えたような気がします。
CINDY BULLENS「S.T」アメリカの女性シンガーソングライター89年作。プロデュースは、BOB CLEARMOUNTAIN、ブレーンはGtのDAVID MANSFIELD。(映画音楽で活躍している同名の人がいますが、同一人物なんだろうか?)GIANTあたりに通じるような、若干アーシーな雰囲気もあるストレートなアレンジに、爽やかでキャッチーなメロディを乗せたアメリカンHR。FIONAの「HEART LIKE A GUN」等にも近いか。ラストの哀愁メロハー"FIGHT FOR ME"がとても良い。ゲストにBYAN ADAMS、BOBBY MESSANO参加。
CALIFORNIA DREAMS「S.T」同名のアメリカのTVドラマ(ビバリーヒルズ青春白書みたいなモンかな?)のイメージアルバム(?)。ジャケからはダンサブルなポップソングのイメージしか沸かないんですが、いざ聴いてみたら実に極上のスムースなAORじゃないですか!STEVE KIPNERとE.G. DAILYが各々1曲だけ提供してるんですが、他の曲もクオリティは全く遜色無し。仄かな憂いを帯びた柔和なAORチューン"THIS TIME"、哀愁のヴァースからキャッチーなコーラスへの展開が見事な"CASTLES ON QUICKSAND"、サビでの爽やかなコーラスが気持ち良いアップテンポ"LOVE IS NOT LIKE THIS"等が特に良い。GtにMICHAEL THOMPSON、MICHAEL LANDAU、DrにJOHN ROBINSON参加。
GARY JOHN BARDEN「PAST AND PRESENT」GARY BARDENの初ソロ04年作。・・・なのに何で全部MSGの曲なワケ?後ろ向きだなあ・・・。"ARMED AND READY"や"LOKKING FOR LOVE"といったMSGの名曲をアコースティックにアレンジした楽曲は、意外にも元曲とは異なった魅力を発しています。特に"I'M GONNA MAKE YOU MINE"のアレンジは秀逸と言っても良い。
PRIVATE LIFE「SHADOWS」アメリカンHR88年1st。2ndではVAN HALENのプロデュースでGtオリエンテッドな作風になってましたが、このアルバムでは産業ロック色もある煌びやかなKeyをフィーチュアした哀愁メロハーをやってます。メロディのクオリティも非常に高く、メロハーファンには2ndよりこちらの方が絶対受けると思う。

05.05.04 (wed)
VERITY「ROCK SOLID」JOHN VERITY率いるイギリスのHR89年作。1、2曲目がサビメロはキャッチーながらも大味なGtリフ主導の楽曲で肩透かしを食らいかけましたが、次の"LONELY IN THE NIGHT"から雰囲気は激変。叙情的な哀愁メロと噎び泣くGt、程良いポップさを演出するKeyがフィーチュアされた極上ブリティッシュハードの連発!STEVE THOMPSONがプロデュースした本編ラストの"2 HEARTS BURNING"はSHYあたりに通じる理想的な哀愁英国メロハーの名曲。何故か曲名が載ってないのにその後3曲収録されてますが、これもまた良い曲揃いで、特にラストはGARY MOOREばりにGtが泣きまくる悶絶インスト。これは名盤。
IMPIOUS「THE KILLER」スウェーデンのデスラッシュ02年作。重心を落とした超タイトかつ激速なリズムに乗せてザクザクとしたスラッシーなリフと時折ネオクラシカルなプレイも聴かせるGtプレイが疾走しまくる様がメチャクチャ格好良い。それでいて"SICK SEX SIX"のようなゴシック風味もある重さの演出やBが醸し出す心地良いグルーヴ感もありで、文句無し。聴き終わった後に各曲の印象は何も残ってないけど(笑)聴いてる間は何も考えずヘドバンできます。
TAO「MAGICAL MOMENTS」ドイツの産業ロック88年作。全編を覆う柔和なKeyアレンジに軽快かつ哀愁を帯びたキャッチーなメロディ。要所で挿入されるムーディなサックスの音色が楽曲により一層深みを与えています。スタイルとしてはMUNICHあたりに近い雰囲気ですが、メロディのクオリティはそれを軽く上回る出来。良い。
TRYTAN「CELESTIAL MESSENGER」アメリカのクリスチャンHR87年作。RUSHのGEDDY LEEっぽい癖のあるハイトーンVoが印象的で、編成も3ピース。楽曲の方もRUSHからの影響を思わせるテクニカルな演奏にアメリカンプログレハード的な音色の大仰なKeyをフィーチュアしたドラマティックなHR。「MOVING PICTURES」の頃のRUSHをメロハー寄りにしたような雰囲気かな?テクニカルな演奏を楽曲の緊張感に繋げているのが好印象。かなり良い。
surplusrecordsからお知らせメールが来たのは良いんだが、ccにメアド入れて送んなよ!全員のアドレス見えてんじゃん!しかしやたらと日本人が多いな。知った人のメアドもあるし・・・(苦笑)。あ!「三竹占い」に「ヘビメタさん」のエアギター元チャンプが出てる!

05.05.03 (tue)
PAUL ROBERTS「CITY WITHOUT WALLS」イギリスのAORシンガー86年作。STINGを思わせる渋くムーディな大人の哀愁漂う楽曲。サックスの音色や泣きのGtが楽曲に彩りを加えます。ただ、全体的に地味な印象は拭えないか・・・。
DAVID HANSELMANN「FRONTLINE」クレジットがほとんど載ってないので詳細は良く分かりませんが、恐らくドイツ人シンガーの85年作。プロデュースと楽曲提供はROBERT PONGERなる人物。ムサいオッサンの風貌とは裏腹に線の細いハイトーンに、Key中心のエレポップ的な楽曲。時に爽やかに時に繊細な叙情味を漂わせる歌メロと、やや大仰な部分も感じさせるアレンジは往年のSTYXを彷彿させ、浮遊感のある爽快メロが印象的な"VISION"、悲哀に満ちたヴァースからパッと広がるようなサビに展開する"LOVE IS"、70年代ディスコ風のドライヴ感のある哀愁チューン"REAL ROMANCE"等が良い感じ。
THEATRE OF TRAGEDY「ASSEMBLY」ノルウェーのゴシックメタル02年作。ダンサブルなリズムに乗せてトランスっぽいデジタリィなKeyアレンジとヘヴィなGtが乱舞するノリノリの楽曲で、ORGYとかに近い雰囲気。これはこれで好きなタイプなんで、彼等にはこの路線で極めて欲しいな、と。
IN FLAMES「SOUNDTRACK TO YOUR ESCAPE」そういや聴いてなかったな、の04年作。前作と同路線のヘヴィなアグレッションを強調すると同時にモダンなKeyアレンジを導入した作風は、SOILWORKとベクトルは同じような方向なんだけど似て非なる感じ。何というか、2ndの楽曲にゴテゴテと色んな装飾を付けた印象がする。まあそれなりに良い感じ。
PRISM「BEST OF PRISM」カナダのプログレハードのRENAISSANCE盤のベスト96年作。一応ほぼ全作から選曲されていますが、メインは79年の「ARMAGEDDON」と80年の「YOUNG AND RESTLESS」からでほぼ半分。「ARMAGEDDON」までの曲は、STYXやNEW ENGLANDのようなスペーシーでドラマティックなKeyアレンジと爽快な歌メロのアメリカンプログレハード的な楽曲がメイン。一方「YOUNG AND RESTLESS」以降の楽曲はKeyアレンジに若干以前の雰囲気は残っているものの、もっとGtのエッジ感とポップな躍動感が強くなったハードポップ的な楽曲が多くなってきます。どちらの曲調にせよ非常にキャッチーな仕上がりで、彼等の美味しい所が十分に楽しめる良いベスト盤になってます。
しまった!昨日書いた文章を上書きしてもうた!・・・思い出して書こう・・・。

05.05.02 (mon)
SHA-BOOM「THE RACE IS ON」DAG FINN率いるスウェーデンのハードポップ久々の05年作。ほぼ全曲でTOMMY DENANDERが共作しており、THOMAS VIKSTROMやEUROPE人脈の参加はこの人絡みなのかな、と。内容の方は意外な程にTOMMY DENANDERの色は感じられず、ややメロハー寄りにはなっているものの爽快なノリノリハードポップなSHA-BOOMらしさ満載。欲を言えば"DANGEROUS"や"1992"みたいな哀愁キラーチューンがあれば最高だったんですが。
こんな感じの感想だったかな・・・?ベルギー象徴派展の話は、もういいか。クノップフはやっぱ良いって事で。初めて観た「メデューサの首」ってブロンズがメチャ格好良かった。

05.05.01 (sun)
WITHIN TEMPTATION「THE SILENT FORCE」歌姫SHARON DEN ADELを擁するオランダのゴシックメタル(と言って良いのか悩むが)04年3rd。格段の飛躍を見せた2ndの路線を着実に踏襲しつつも、メロディ、アレンジ共に確実に進歩の跡を見せる傑作。えてして長尺かつ冗長になりがちなこのテのシンフォメタルの中にあって、全曲が4分台かそれ以下というコンパクトな楽曲の中に全ての要素を無理なく溶け込ませた上に、更にキャッチーさも備えているのが素晴らしい。歌メロに関しては、神秘的で荘厳な雰囲気はそのままに、より暗黒/悲哀系に軸足をシフトさせたのが個人的に超ツボで、"PALE"や"ANGELS"のサビメロなんてもう鳥肌と感涙を禁じ得ない超悶絶メロ。アレンジ面でもメタル界の住人である事をしっかりとアピールするヘヴィリフが随所にフィーチュアされているのも嬉しい所。"STAND MY GROUND"なんかは意図的なのか、かなりEVANESCENCE的な楽曲で、売り方次第ではブレイクするんじゃないの?なんて思ったりして。いや、しかし本当に良い。
WIG WAM「HARD TO BE A ROCK'N ROLLER IN KIEV!」巷で話題のノルウェーのメロハー05年作。正に15年位前の煌びやかな王道アメリカンHR路線ド真ん中の楽曲揃いで、BON JOVI、DEF LEPPARD、KISSあたりの名前が思い浮かびますが、色んなバンドの美味しいトコ取りという感じかな、と。"IN MY DREAMS"はBON JOVIに北欧フレーバーをタップリ注入した哀愁キラーチューン。"THE BEST SONG IN THE WORLD"のアレンジは露骨にDEF LEPPARD、"NO MORE LIVING ON LIES"はモロ"IT'S MY LIFE"だし、かと思えば"OUT OF TIME"なんかは様式美色のある北欧メタル風パワーバラード、"MINE ALL MINE"は超FIREHOUSEタイプ等々。面白いのはインスト2曲が妙に正統派HR路線で格好良いのね。あとカヴァー曲の"I TURN TO YOU"がメチャメチャ良いんですけど、この辺りはOLE EVENRUDEのセンスが光った選曲って感じですね。ちょっと後ろ向きな感じは否めないものの内容は凄く良い。
なるほど、俺もAIR SUPPLY聴いてみよ。JUDASをBESTに入れ続けるのに無理が生じてきたので別格扱いにしておこう。妻子が実家に帰り、いよいよ本当に何も予定が無くなった。とりあえず今日はsaku sakuのDVDを観た。木村カエラ、すごく幼い!さて。明日から何しようか・・・。あ、そうそう。今日偶々駅のポスターで発見したんだが、俺が好きな画家3指に入るフェルナン・クノップフの作品も展示してあるベルギー象徴派展をやってるらしいんで、明日は渋谷に行こう。

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