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2005年5月後半

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05.05.30 - 06.01 (mon - wed)
FORTUNE「S.T」HARLAN CAGEの前身バンドの85年再発盤。リメイクを何曲か聴いてその素晴らしさは分かってはいたものの、やっぱ最高に良い。程良く華やかなKeyに、ひたすらウェットな哀愁メロの連発。僕が産業ロックに求める理想型に近いスタイル。タマランわ。
POPFILTER「S.T」デンマークのAOR02年作。優しくポップなメロディにアコースティックな感覚を随所に感じさせるアレンジといった、BEATLESの系脈に連なるスタイル。何曲か堪らなく切なく繊細なメロウチューンがあるんですが、これが超涙腺を刺激する楽曲揃いで非常に良い感じ。時に優しく時に切ないメロディが胸に染み込む、癒し系好盤。
ヤフオク出品中。iPodの曲名の取り込み方が最近ようやく使い方を覚えた。今更ながらですが、メチャクチャ便利やな。

05.05.27 - 29 (fri - sun)
SKO/TORP「RADIO SONG BOOK」デンマークのAORデュオのベスト97年作。発表順に収録されており、序盤の爽やかな中に仄かな憂いを感じさせる教科書的なウエストコースト風北欧AORから、アレンジに幅広い趣向が凝らされた深みのある楽曲への変遷が良く分かります。スムースで美しいメロディは一貫しており、彼等の楽曲を手軽に楽しむには良いアルバムとなっています。
TOUR DE FORCE「S.T」アメリカのメロディアスハード93年1st。重厚な哀愁メロをフィーチュアしたミドルテンポや、ダイナミックなリズムに乗せた快活なメロのアメリカンHRが中心。ラップがあったり、20秒程のハードコアっぽい曲をやったり、やや散漫な印象はあるものの、メロディには光るものがあります。
DIO with SPIRITUAL BEGGARS@ZEPP東京行ってきた。SPIRITUAL BEGGARSはほとんど曲を覚えてなかったものの結構楽しめた。"LOOK BACK"のGtソロとか超悶絶モノだった。ラストは"EUPHORIA"でしたが、やっぱこれは名曲だわ。で、DIO。前々回来日時に初めて目にして度肝を抜かれたパフォーマンスは全く変わってなかった。出だしの"KILLING THE DRAGON"は知らない曲でしたが、"EGYPT"に続く"STARGAZER"でいきなり会場は最高潮に。盛り上がった頃に挿入されるソロタイムですが、結構演出が凝っててそこそこ楽しめました。その後もベスト選曲的な豪華なセットリストで、ラスト"WE ROCK"の大盛り上がりで終了。開演前にフロアでビール飲んでる時にスタッフらしき人がセットリスト持ってて、のぞき込んでみるとラストに"NEON KINGHT"と"MOB RULES"が入ってたんですが、残念ながらプレイしてくれませんでした・・・。

05.05.23 - 26 (mon - thu)
DIO「HOLY DIVER」BLACK SABBATHを脱退したDIOが83年に発表した1st。1曲目の"STAND UP AND SHOUT"を初めて聴いた時の印象は強烈だったなあ。超切れ味鋭いリフに凄まじいVo。この曲と"HOLY DIVER"、"CAUGHT IN THE MIDDLE"、"DON'T TALK TO STRANGERS"という名曲連発の前半に比べて後半がちょっと弱いかな、という気もする。メロディアスな"RAINBOW IN THE DARK"は良いとして、あとはヘヴィなグルーヴ感のある楽曲が多くて。悪くないけど、DIOの粘っこい歌い回しで強引に聴かされてしまうって感じか。何にせよ強力な一枚である事は間違いない。
DIO「THE LAST IN LINE」DIOの最高傑作は?と聴かれたら10人に9人はこのアルバムを挙げるんじゃないかと思う84年2nd。永遠のHRアンセム"WE ROCK"を筆頭に、ドラマティックなミドルテンポのタイトルトラック、アグレッシヴなスピードチューン"I SPEED AT NIGHT"、メロハー的な爽快感すら漂うキャッチーなアップテンポ"EVIL EYES"、これぞDIOという中世叙事詩的な重厚長大な"EGYPT"といった問答無用の名曲群が素晴らしいのは勿論の事、他の楽曲も魅力たっぷり。ホントに全曲良い。素晴らしい。
DIO「SACRED HEART」85年3rd。このアルバムで楽曲のスタイルがちょっと変わって来たような。アメリカナイズドされたというか、クドさが無くなったというか。前作までだと、"INVISIBLE"とか"BREATHLESS"みたいな粘っこいグルーヴのある楽曲が何曲かあったけど、このアルバムでは"LIKE THE BEAT OF A HEART"がそんな雰囲気があるだけで、後は割とメロディアスでストレートな楽曲が多いかと。ある意味メロハー的にはこのアルバムが一番聴きやすいのかも。"ANAOTHER LIE"や"JUST ANOTHER DAY"とか物凄く格好良いアップテンポチューンだし、"ROCK 'N ROLL CHILDREN"や"FALLEN ANGEL"は哀愁メロハーだし、"HUNGRY FOR HEAVEN"はポップだし。ん〜、DIOにメロハーなんて安っぽい言葉使ったら怒られるかな?
週末のライヴに向けてDIO復習中。やっぱええなあ。

05.05.22 (sun)
STEVE FLANIGAN「S.T」アメリカのCCMシンガー93年作。プロデュースにCHRIS CHRISTIANが絡んでいます。BRYAN DUNCANを薄味にしたようなソウルフルなVoで、ホーリィで繊細なバラードからポップにドライヴするアーバンAOR、ハードエッジなGtをフィーチュアしたアップテンポチューンまでバラエティ豊かな楽曲を歌いこなします。TOTOを思わせる展開が見事なAORハード"NO FEAR OF FLYING"が非常に素晴らしい出来。
THE ARROWS「THE BEST OF THE ARROWS」カナダのソングライターDEAN MCTAGGARTが結成した産業ロックの84年1st「STAND BACK」と85年2nd「THE LINES ARE OPEN」の2in1。LONG ISLAND盤。1stの方は柔和なKeyアレンジに仄かな哀愁を帯びた歌メロが心地良くドライヴする産業ロックで、非常にキャッチーな出来。2ndはメジャーからリリースされただけあって、よりコンテンポラリー度の高いアレンジになり、産業ロックというよりはメインストリームなポップスに近づいた印象。どちらのアルバムでもメロのセンスは秀でたものが感じられます。
CPR「S.T」CROSBY,STILLS,NASH & YOUNGのDAVID CROSBYが自らの息子JAMES RAYMONDとツアーGtのJEFF PEVARで結成したバンドの98年作。美しいハーモニーと繊細なピアノ、アコギをフィーチュアした穏やかなAOR。ただソフトなだけでなく、ジャズやブルーズの雰囲気を随所に取り入れたプレイが楽曲に彩りと緊張感を与えており、時にプログレハード的な趣すら感じさせます。
DOMINOE「THE KEY」ドイツの名ソングライター/プロデューサーROBERT PAPSTが結成したハードポップ90年2nd。1stはW Keyを前面に押し出したダンサブルな要素さえ感じられるキャッチーなポップチューンをプレイしていましたが、この2ndではKeyが一人になり、ロック寄りのサウンドになった印象。爽快感たっぷりのメロディのクオリティは変わらず素晴らしい。
ROX「UDE PAA SKRAMMER」デンマークの産業ロック87年作。Gt、Key共に比較的厚みのあるアレンジでポップな産業系の楽曲をプレイしています。北欧的な哀愁はあまり感じられず爽やかなメロが多い。キャッチーな楽曲は悪くないんですが、印象に残るような強力なフックは無いような気がします。
OPETH「BLACKWATER PARK」スウェーデンのプログレ・デス01年5th。凄いな、これは。デスなんて一括りにしてしまうには余りにアーティスティックだ。比較するならDREAM THEATERやPAIN OF SALVATIONあたりか。繊細なアコギ、リリカルなピアノ、ヘヴィなリフを繰り返すディストーションGt、ディープに咆哮するデス声、美しく華麗な歌メロを奏でるクリーンVoといった要素が、70年代っぽいグルーヴに包まれて目まぐるしく展開する楽曲は、聴いてると心地良い酩酊感を醸し出していつの間にかアルバムが終わってるという・・・。各曲はひたすら長尺で大半が10分近くあるんですが、その割には難解さやダルさを感じる事も無い。とにかく歌メロの美しさが圧倒的で、"THE DRAPERY FALLS"や"DIRGE FOR NOVEMBER"での哀切のメロディは鳥肌モノ。今までOPETHってチェックしてなかったんですが、これは他のアルバムもちゃんと聴いてみないと。素晴らしい。強烈な名盤。
今の嗜好のままベスト10なんて挙げてたら全部デス/ゴシック系になってしまいそうだ・・・。一応メロハー/産業/AORを中心にしようとは思ってるんだけど。

05.05.20 - 21 (fri - sat)
BEAT CRUSADERS「P.O.A.-POP ON ARRIVAL」最近立て続けに聴いたシングルがどれも良かったので思わず買ってしまった日本のポップ・ロック05年最新作。ノリの良いパンキッシュなオケに極上にポップなメロを乗せた気持ち良い楽曲揃いで、あちこちに音楽的引き出しの多様さを感じさせるアレンジが顔を出します。"HIT IN THE USA"や"JAPANESE GIRL"のようなファニーな要素も含んだごキゲンなポップロック、"FEEL"や"LOVE DISCHORD"のような胸焦がす切なさを含んだ爽快アップテンポチューンといったあたりも素晴らしく良いんですが、"LOVEPOTION #9"や"DISASTER"でのヘッドバンギングを誘発する哀愁疾走チューンが最高に格好良い。シングル曲以外も含めて全曲良いわ。
BLIND ALLEY「INFINITY ENDS」スウェーデンのメロハー04年作。気持ち良く爽快に疾走する"ALL FIGURED OUT"とリリカルなKeyを伴った憂いのあるメロが秀逸な"ONE LIFE"という序盤のキラーチューンでメロハーファンの心をガッチリキャッチ。その後もT'BELLをハードにしたような哀愁と爽快感を交えた極上メロの連発。これは素晴らしい。
DEEP INSIGHT「RED LIGHTS,WHITE LINES」ライヴに触発されて買ったフィンランドのスクリーモ系メタル04年作。ライナーにはFINCHの名前が挙がってましたが、僕の少ない知識の中から近いバンドを挙げるならFUNERAL FOR A FRIEND。Voは絶叫するよりは丁寧にメロをなぞる場面の方が多い。メランコリックなGtをフィーチュアした繊細なパートとディストーションGtが激しく唸るハードなパートが絡み合うドラマティックな展開に、北欧的な憂いを帯びた歌メロを乗せた楽曲は非常に魅力的。凄く良いんですが、幸か不幸かライヴが良すぎたせいかアルバムが物足りなく聞こえてしまう・・・。
HARVEST「GIVE THEM BACK」JERRY WILLIAMSとED KERR率いるアメリカのCCMデュオの87年作。基本的には前作と同路線のホーリィなメロディとピアノを絡めた繊細なアレンジの楽曲で、バラードにせよアップテンポにせよ、どことなく神の威光を讃えるかのような威厳が漂っているのが共通点。やはりバラードが多め。

05.05.19 (thu)
JUDAS PRIEST@武道館2日目行ってきた。今日の席は1階東側でステージほぼ真横。見難い。両隣のノリは過去最悪。一番評判の悪かった横浜が隣の客のノリは一番良かった。ライヴの充実感は周りの客のノリが半分位影響するなあ。やっぱ観客の一体感みたいなのもライヴの醍醐味だし。セットリストは昨日と全く一緒。やっぱ"EXCITER"〜"PAINKILLER"の2連発は超強烈。はあ、遂に終わってしまった。GW明けからのライヴ三昧も今日で終わり。・・・と言いつつ鼻血出そうな強力なセットリストが凄すぎたのでDIOも行こうっと。

05.05.18 (wed)
JUDAS PRIEST@武道館1日目行ってきた。朝会社着いたらチケット持ってくんの忘れてて顔面蒼白。問答無用で会社ブッチして取りに帰る。そして終業後即ダッシュ。社会人失格だな。席は2階南ド真ん中でかなり良く見える。周りの客のノリはイマイチ。席が窮屈で両隣りが突っ立てるとノリ難いよ・・・。WORTH FIGHTING FORキター!EXCITERキター!!寝不足&頭振りすぎで終盤頭痛がしてきたのに「STAND...BY...FOR...EXCITER!!」なんて言われた時には俺を殺す気か!と思ったよ。終了後ホントに放心状態でしばらく立てなかった・・・。SHOUT OH YEAH!は新ネタ追加されてた。明日はいよいよオーラス。セット更に変わると良いな〜。

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