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2005年8月前半

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05.08.15 - 16 (mon - tue)
ARCANGEL「S.T」JEFF CANNATA率いるアメリカン・プログレハード83年作。シンフォ風味のスペーシーかつ煌びやかなKey、バックで刻むリフがHR的な骨格を形成するGt、美しいコーラスといった要素に、全体的に爽快感を纏いながらも要所で泣きを漂わせる極上メロが全編で堪能できる名盤。
SO WHAT「FACE YOURSELF」スウェーデンのハイテクAORデュオ89年作。プロデューサーはSTEFAN ANDERSSON・・・って、あのSTEFAN ANDERSSONだろうか?ハイテクAORというか、ダンサブルなディスコポップと言った方が良い感じのサウンドで、ビートの効いたノリの良い楽曲に爽快な歌メロ、時折北欧っぽい冷ややかな憂いを含んだKeyアレンジ。気持ち良く聴ける事は確か。
QUEENのミュージカル「WE WILL ROCK YOU」観に行った。メチャ良かった!あのコーラス生再現ってマジで強烈だった。

05.08.14 (sun)
GEMINI「GEMINISM」ANDERS GLENMARKと姉のKARINが結成したスウェーデンのハイテクAOR87年2nd。プロデュースはABBAのBENNY ANDERSSONとBJORN ULVAEUSが手掛けています。Key中心のポップでややダンサブルなアレンジの楽曲は1stと同様ですが、よりキャッチーさが増したような気がします。クラシカルな気品とポップさが同居した"GHOST TOWN"や憂いを帯びたバラード"I AM THE UNIVERSE"は良い出来。
SOS FENGER「CAMOUFLAGE」デンマークの女性シンガー96年作。ライターにはTHOMAS HELMIG、NIKOLAJ STEEN、STIG KREUZFELDTといったデンマークでは著名な面子が参加しています。AORというよりは、キャッチーなメロディを配した普遍的なポップソングという趣。仄かな哀愁を漂わせたポップな"BLIV MIN"、郷愁をそそるムーディなメロが胸に染みるバラード"MON DE KAN REPARERE DIG"等、なかなか出来の良いアルバムだと思います。
SANNE GRAULUND「BETTER GET SOME DREAMS」デンマークの女性SSW98年作。全曲自ら作曲してます。GtにOLE KIBSGAARD参加。R&B的な要素も取り込んだ繊細で洒落たアレンジのポップス。特に北欧的って部分も感じられない、女性シンガーの歌モノって感じ。

05.08.13 (sat)
WESTWOOD「BLOSSOM FROM THE DIRT」MICHAEL VESTERSKOV率いるデンマークのAOR97年2nd。スムースな北欧AORだった前作からサウンドスタイルがかなり変わっており、粘り気のあるグルーヴを伴ったポップな楽曲はENUFF ZNUFFあたりを思わせる雰囲気。郷愁を誘う憂いをたっぷり含んだメロディには北欧の空気感が確かに感じられ、"WELL,WELL,WELL"や"TURNED DOWN THE CLOWN"等で特に顕著。
ヤフオク出品しました。

05.08.12 (fri)
HANNE BOEL「SILENT VIOLENCE」デンマークの女性シンガー96年作。エレクトロニクスを効果的に用いたアンビエントかつグルーヴィな雰囲気のアレンジに、深く翳りのあるメロディとどことなく宗教色漂う荘厳なコーラスをフィーチュアした楽曲は、DIDO辺りを彷彿させます。
ALIEN「SHIFTIN' GEAR」PETE SANDBERGをVoに迎えたスウェーデンのメロディアスハード90年作。北欧らしい哀愁メロを聴かせる楽曲を、仄かに憂いを帯びつつ爽やかに聴かせる楽曲というスタイルは1stとほぼ同様ながら、若干ロック色が強くなった印象。また前任がスムースな歌唱のJIM JIDHEDだったので、ハスキーなPETE SANDBERGが歌うと少し雰囲気が変わりますね。正直1stのクオリティには及んでいませんが、これはこれで良い出来のアルバムだと思います。

05.08.11 (thu)
NANNA「ROCKING HORSE」デンマークの女性シンガー91年作。アコギを絡ませたオーガニックなアレンジの爽やかなAOR。全体的に穏やかな楽曲中心ですが、後半やや軽快でドライヴ感のある楽曲が増えてきます。時折LANA LANEを思わせるような郷愁をそそる幻想的な憂いのメロが顔を出すのが、いかにもデンマーク産という感じ。
TOMMY SHAW「AMBITION」元STYXのVo兼Gtの3rdソロ87年作。適度にエッジのあるGtプレイをフィーチュアした、タイトかつスムースなAORハード。しなやかで力強いVoの素晴らしさは言うに及ばず、メロディの充実度も半端では無く、"DANGEROUS GAME"〜"THE WIGHT OF THE WORLD"〜"AMBITION"という哀愁キラーチューンの連発は超強力。その後もSURVIVORのバラードを思わせるポジティヴなメロディが美しい"EVER SINCE THE WORLD BEGAN"、キャッチーなサビの哀愁産業曲"ARE YOU READY FOR ME"、夜の雰囲気を漂わせたアーバンなAOR"SOMEWHERE IN THE NIGHT"等、捨て曲無しと言って良いくらい。名盤。
STEALIN HORSES「S.T」KIYA HEARTWOODとKOPANA TERRYなる女性2人によるアメリカの産業ロック88年作。GtはWADDY WACHTEL。アコギを随所に活かしたアーシーなアレンジを施したキャッチーなニューカントリー調の楽曲。後半ちょっとレイドバックしすぎで辛い・・・。

05.08.10 (wed)
MUNCHENER FREIHEIT「VON ANFANG AN」ドイツのハードポップ86年作。初期作の「LICHT」と「HERZSCHLAG EINER STADT」から数曲とオリジナル曲という変則ベスト盤のようなアルバム。E.L.O.を思わせる柔和でポップなメロディ、ブ厚いコーラスと煌びやかなKeyアレンジが存分にフィーチュアされた楽曲揃いで、選りすぐりの曲だけあってクオリティは非常に高いです。特に気に入ったのはCRUMBACHERを思わせるシンセリフが気持ち良い"ICH STEH' AUF LICHT"、ハートウォーミングなメロと強烈に美しいハーモニーが胸に染み入る"TAUSENDMAL DU"、仄かな哀愁を帯びたキャッチーな哀愁アップテンポ"SOS"等。良い。
FREIHEITは是非コンプリートしたいな・・・。初期作はCDがあるのかどうかすら良く分からん。

05.08.09 (tue)
MORTEN WOODS「YOURS TO KEEP」デンマークのAORシンガー02年作。アコギを絡めたモダンでポップなアレンジに、ウエストコースト風の耳当たりの良い繊細で爽やかなメロディを乗せた楽曲。メロウなだけでなく、随所に躍動感のある楽曲を織り込んでおり、その雰囲気はベルギーのCLOUSEAUのような印象。良い感じ。
GARY MYRICK「STAND FOR LOVE」カナダの産業ロックシンガー兼Gtの85年作。適度にハードなGtに、如何にも80年代カナダ産といったニューウェーブ的なKeyアレンジを施したキャッチーな楽曲。同郷の初期HAYWIREやEYE EYEあたりをハードタッチのGtソロを加えたような雰囲気。
ず〜っと郵政民営化するって言ってた奴を党総裁に選んでおきながら、いざやるってなったら掌返して反対って、明らかに矛盾だろう。

05.08.07 - 08 (sun - mon)
PUR「SEILTANZERTRAUM」ドイツのハードポップ93年作。産業ロック的な程々のハードさを保ちつつ、躍動感溢れるキャッチーな楽曲をバックに、時に抜けるように爽快なメロディを、時に郷愁溢れる哀愁メロディを聴かせてくれます。メロのクオリティは相当なハイレベルで、OPUSやDAYTONAが好きなら必聴の出来。ちなみに歌詞は現地語。
MORTEN FILLIPSEN「HOLD OM MIG」甘いマスクのアイドル然としたルックスにアコギを携えたジャケ写からして、日本だと福山雅治あたりのポジションなのかな、と詮無き事を想像してしまったデンマークのハードポップシンガー03年作。本人も数曲書いている楽曲は、アコギを程良く導入した軽快で躍動感たっぷりの爽快ハードポップで、メチャメチャ良い感じ。一方で、胸を打つ切ない哀愁メロが秀逸な"PLUDS'LIG FORBI"での絶妙のメロディも素晴らしい。ANDERS JOHANSSONをアコースティック寄りにしてBUTCH WAKERのテイストを加えたような雰囲気というか。デンマークの名ソングライター/プロデューサーSTIG KREUZFELDTも数曲に関わっており、主にメロウな楽曲を手掛けています。これも極上。ちなみに歌詞は現地語。
今日の2枚は大当たり!久々に出来の良いハードポップを発掘できた。

05.08.06 (sat)
SPREAD EAGLE「S.T」アメリカンHR90年1st。SKID ROWタイプのワイルドでスリージーなHRで、ややブルージーな要素のあるヘヴィグルーヴな曲、ファストなHMチューン、熱い哀愁メロのパワーバラード等、典型的ですが中々格好良い楽曲が揃っています。
IDLE CURE「2ND AVENUE」アメリカのクリスチャン・メロディアスハード90年3rd。BILL BAUMGARTプロデュース。鋭くキレのあるGtに煌めくKeyと美しいコーラスアレンジが施された楽曲。キャッチーな歌メロを導入しながらも、HR的な格好良さも充分感じられるクオリティの高いアルバム。
嫁の買い物に付き合ってダイエーに行ったらレンタル落ちCD販売の催事が!前もダイエーでは美味しい思いをさせてもらいましたが、今回もあるわあるわ。1枚250円だったんで根刮ぎ引っこ抜いて来ました。

05.08.05 (fri)
VANILLA NINJA「BLUE TATOO」エストニアのガールズ・ポップ05年2nd。今作もあざとい位に計算された売れ線チューン満載で嬉しい限り。前作では往年の産業ロックからのインプット大だったのが、今回はNIGHTWISH的なアレンジが印象的。1stシングルの"BLUE TATOO"は正にそんな曲で、クラシカルで荘厳なクワイアをフィーチュアした堂々たるミドルテンポ。重厚な楽曲に乗る哀愁の歌メロが素晴らしい。"COOL VIBES"は更にNIGHTWISH的で、ストリングスアレンジをフィーチュアしたクラシカルなアップテンポ。繊細なヴァースからの盛り上がりが秀逸。格好良い。次の"NEVER GOTTA KNOW"では一転、まるっきりAVRIL LAVIGNE。この辺りの節操の無さが勘に触らないでも無いが、キャッチーな良い曲。"JUST ANOTHER DAY TO LIVE"は冷ややかなムード漂う落ち着いたヴァースから初期EUROPEあたりを思わせる北欧メタル的なサビメロへと盛り上がるパワーバラード的な楽曲。Gtも泣きまくり。"I DON'T CARE AT ALL"はこのアルバムでは異質なアコースティックなアレンジと爽やかなコーラスをフィーチュアしたTHE CORRSみたいなキュートな楽曲。"THE COLDEST NIGHT"は、北欧女性ハードポップ調の憂いを含んだバラード。TONE NORUMとかERIKAとか、そんな感じ。"HELLRACER"はユーロビート調の安っぽいKeyの音色をフィーチュアした疾走チューン。クサいサビメロが良い感じ。2ndシングル"I KNOW"はACE OF BASEをハードにしたような雰囲気のポップチューンで、朗らかなヴァースから仄かな憂いを帯びたサビメロへの流れが良い感じ。"CORNER OF MY MIND"はABBAをハードにしたような憂いを帯びたメロディアスなナンバー。これもサビメロが非常に良い。"UNDERCOVER GIRL"は前作の雰囲気に近いキャッチーなドライヴ感満点の哀愁産業ロック。このアルバムの中で良いフックになってます。"MY PUZZLE OF DREAMS"は、これもNIGHTWISHライクな楽曲で、ヘヴィなGtリフとクラシカルなアレンジとのコントラストが良い感じ。サビメロも抜群。ラストの"NERO"もNIGHTWISH風。ゆったりと大らかな導入部からストリングスリフを伴ってマーチ風に展開する雄大でドラマティックな楽曲。ただ終わり方が何か尻切れトンボというか、もっと劇的に盛り上がるかと思ったのに・・・。アルバム全編通して、欧州風の翳りを帯びたメロディ満載で、それがどれもハイクオリティ。北欧メタル好きな人はお気に召すんじゃないでしょうか。良い!
VANILLA NINJAの新作は、最初聴いて「ニヤリ」として、何回か聴いて「うーん、前作のインパクトが無いかな・・・」と思って、更に聴くと味わいを増してきた感じ。欧州テイストが堪らなく良い。"NEVER GOTTA KNOW"が余りにも浮いてるのが蛇足といえば蛇足だな・・・。

05.08.04 (thu)
SHADOWS FALL「THE WAR WITHIN」アメリカのメタルコア04年作。何かこれ、普通のメタルに聞こえるな。最近のTESTAMENTやARCH ENEMYよりも聴きやすいくらい。メタリックなリフは整合感あるし、Voはそんなにダミ声じゃないし。芳醇なフック溢れる格好良いリフ展開と、オーセンティックでメロディアスなGtソロが非常に良い感じのHM。
遂に産業/AOR系がANDERS JOHANSSONだけになってしまった・・・。

05.08.03 (wed)
STEPHEN BISHOP「BOWLING IN PARIS」ジャケットにPHIL COLLINSから"he is one of the finest in the world"と讃辞を送られているアメリカのSSW89年作。その言葉は伊達では無く、煌びやかで繊細なKeyアレンジを施した美しくメロウで、しなやかなポップセンス溢れるAORテイスト満載の楽曲はどれも見事。参加メンツはPHIL COLLINSを始め、MICHAEL OMARTIAN、MICHAEL THOMPSON、DANN HUFF、MARK SPIRO、STEVE LUKATHER、MICHAEL LANDAU、STING、ERIC CLAPTONとやたらに豪華。楽曲の内容も、SPIRO節が堪能できる爽快なサビメロが素晴らしい"KARI"、ハイセンスで洒落たメロディが素敵な"WALKING ON AIR"、LUKATHERのGtが随所にフィーチュアされたタイトで爽やかなAORチューン"INNOCENT LOV"、クレジットは無いもののSTINGの影響が顕著に伺える憂い漂うメロウな"HALL LIGHT"等が珠玉の出来。
KILLSWITCH ENGAGE「THE END OF HEARTACHE」アメリカのメタルコア04年作。1曲目の"A BID FAREWELL"が、ハードコア的なヴァース〜メロデス的なサビメロとGtフレーズという非常に分かりやすいメタルコア。そして2曲目はAT THE GATES的にスタスタと疾走〜メロディアスなサビメロという展開が素晴らしい"TAKE THIS OATH"、というこの2曲で完全にKO。格好良い!Voは暴虐デス声でも十分に起伏のあるラインを操り、普通声では堂々とした歌唱を聴かせる実力派。"ROSE OF SHARYN"もAT THE GATESのリフっぽいな。良いわ。
TASTE OF CHAOS、激しく行きたい!!今頃というかようやくというか、ADSLを導入。やっぱ速いな。Yahoo BB!にしたので、そのうちジオに引っ越すかも。

05.08.01 - 02 (mon - tue)
IDLE CURE「INSIDE OUT」アメリカのクリスチャン・メロディアスハード91年作。BILL BAUMGARTプロデュース。DEF LEPPARDばりにゴージャスなプロダクションに、適度なキャッチーさと適度なハードさを兼ね備えたハイクオリティなHRアルバム。初期のスリリングなHMっぽさよりミドルテンポの楽曲が増えており、ややヌルい印象が若干するかも。
GLAD「COLOR OUTSIDE THE LINES」アメリカのCCM95年作。清涼感のある美しいコーラスと爽やかでスムースなメロディを聴かせるAOR。バラードだけでなく要所にドライヴ感のある楽曲を配しており、アルバム全体にフックが感じられる非常に素晴らしいアルバム。
GEOFF MOORE & THE DISTANCE「EVOLUTION」GEOFF MOORE率いるアメリカのCCM93年作。適度にエッジの効いたアレンジに、爽快でキャッチーな産業ロック。
KIM HILL「BRAVE HEART」アメリカのCCM女性Voソロ91年作。BROWN BANNISTERプロデュース。ややアーシーな雰囲気のある軽やかなアレンジのアメリカンロック的な楽曲。KENNY MARKSのような雰囲気の、胸に滲みるハートウォーミングなメロディ。割と凝ったアレンジの楽曲もあり、幻想的なメロが美しい"STOP MY HEART"なんかはLANA LANEにも似た雰囲気。

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