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2005年9月前半

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05.09.15 (thu)
BRYAN WHITE「THE RIGHT PLACE」アメリカのCCMシンガーの97年作。透明感のあるハイトーンVoを活かしたアコースティックで爽やかなAOR。若干カントリー的なアレンジも顔を出しますが、それよりは軽快さや爽快さの方が前に出ており、RICK PRICEあたりを思わせるサウンド。なかなか良い感じ。
ANDROMEDA「II=I」スウェーデンのプログレメタル02年2nd。前作同様圧倒的な展開をテクニカルな演奏を見せつける怒濤の楽曲に、臭みを帯びない程度に憂いを帯びた叙情的な歌メロを載せたスタイル。前作ではあまり感じなかったんですが、SYMPHONY Xに近いような。良い感じなんですが、2ndという事で考えすぎたのか、やや展開に凝りすぎた感が無きにしもあらずで、前作で感じられた若さ故の勢いやメロディの煌めきが薄れているような気もするな・・・。
一聴した限りでは、RASMUSはとりあえず期待通りの出来っぽい。明日から聴き込もう。・・・と、寝る前にちょっと聴こうと2周目に。うわあ、"NO FEAR"マジたまらんわ。泣けてきた。とりあえず、もう1位にしとこう。これは不動かな。

05.09.14 (wed)
DANIEL BAND「STRAIGHT AHEAD/RUN FROM THE DARKNESS」カナダのクリスチャンHRの83年2ndと84年3rdの2in1。後にソロ作も発表するGtのTONNI ROSSIがメインソングライター。2ndの「STRAIGHT AHEAD」の方はその名の通りストレートなGtオリエンテッドのHR。メロディも爽快でドライなものが多くアメリカンHR的な雰囲気。その中で"LET'S GET READY"は緊張感のあるスリリングな展開を見せる格好良いHRチューンで特に良い感じ。TRIUMPHの初期に近いような気がします。3rdの「RUN FROM THE DARKNESS」はよりエッジのあるGtサウンドになると共にKeyを導入して硬軟のメリハリが顕著になった雰囲気。冒頭の攻撃的なリフが楽曲をリードする"DON'T GIVE UP"とシンセリフから始まるキャッチーなタイトルトラックの対比でも明らか。哀愁メロハーと呼んでも違和感の無い"WALLS"、繊細な哀愁メロから徐々に盛り上がるドラマティックな"IT'S OVER"等が良い。クリスチャンHRの黎明期に発表された好盤と言えると思います。
HOT BOY「BARELY LEGAL」アメリカのインディ・メロハー89年作。爽やかなメロディをフィーチュアしたアメリカン・メロハー。イントロ1曲を含む全5曲とも全て飛翔感のある爽快感タップリのメロディアスな楽曲で、どれも結構良い出来なんですが、ちょっと同じようなタイプの曲ばかりという気も。個人的には哀愁のフックがある曲がもう少し欲しかったかな。爽快メロ好きには楽しめるんじゃないでしょうか。
あ、RASMUS買うの忘れてた。

05.09.13 (tue)
TEAM「PRICHYTENY PRI ZIVOTE」チェコのメロディアスハード89年2nd。ツインKey編成でも分かるように煌びやかなKeyと、ブ厚いコーラスをフィーチュアした楽曲。東欧的(?)な独特なコーラスを持った印象的なオープニングチューン"KOL'KO JETAKYCH SIOV"、JUDAS PRIESTの"WILD NIGHTS,HOT & CRAZY DAYS"に似た明るくキャッチーなサビメロを持つ"ZENY V CLERNOM"、典型的なヨーロピアン哀愁メロハー"STATISTIKA SVIHNUTYCH"や"DIERA DO SVETA"、繊細な泣きを発するバラード"MINCA VO VZDUCHU"、爽快なサビメロが強力なアップテンポ"LIETAM V TOM TIEZ"、ジャーマンメタル的な雰囲気を持ったタイトルトラック等々、欧州メロハーの美味しい所をソツ無く押さえたアルバム。多少バンドアンサンブルが甘いのがB級っぽさを醸し出していますが、楽曲の出来はかなり良い感じ。
OLYMPIC「STEJSKANI」チェコのベテランメロディックロック04年作。淡いヴェールのようなトーンのKeyアレンジを伴った淡々としたモノトーンのゆったりしたメロディに、儚い泣きのGtがロングトーンを奏でる楽曲は、どことなく叙情プログレ的な趣。強いて例えるならCAMELあたりに近い気はします。ちょっと冗長な感は否めないですが・・・。
じゃあ、明日はHOT BOYの感想を書こうかな。6曲しか入ってないな。1曲はイントロだから実質5曲だね。送料込みで7000円ちょいだから1曲当たり1500円程度。どう考えても割に合わんのは間違いない。・・・ん〜、今聴いてるけど確かに良いわ。マンセー。

05.09.12 (mon)
BLUE X「KNOW NOW NO」恐らくアメリカのメロディアスハード92年作。結構方向性の掴み難いアルバムで、前半はややダークで憂いを帯びたメロディをグルーヴ感のある凝ったリズムアレンジで聴かせる、ややプログレッシヴな楽曲。中盤、アンニュイなメロディを配したスケールの大きいバラード"YOU'RE MORE"、アップテンポでキャッチーな"RAT RACE"を挟み、個人的には一番の聴き所の後半へ。叙情的で静謐なバラード"SHELTER"、爽やかでAOR的な魅力を備えたメロウチューン"TONIGHT I'M YOURS"、クラシカルでJOHN WETTONに通じるような趣のある美しいバラード"FOREVER"、英国ポンプロック的な気品を感じさせる叙情チューン"A PRAYER"、楽曲を支配するピアノの旋律が素晴らしく美しい"A CHANGE OF SEASONS"と、メロディの魅力を前面に押し出した楽曲が続きます。前半はちょっと取っ付き難い印象がありますが、美しく華麗なメロディに浸れる後半はかなり良い感じ。マイナーで恐縮ですが、YELLOWSTONEの雰囲気に近いような気も。
DOTS WILL ECHO「S.T」アメリカのメロディックロック91年作。アコギをメインにした大らかなメロディの軽快な楽曲。爽やかなメロディが映える楽曲や、抑制の利いた大人びた憂いを感じさせる楽曲等、出来は悪くない。如何せん3ピースのシンプルな構成でプロデュースが貧相すぎるので、個人的にはちょっと辛い。日本のインディーGtロック聴いてるみたい。
CODE Xを頼んだのに、BLUE Xが届いた。

05.09.11 (sun)
4 HIM「OBVIOUS」アメリカのCCM98年作。MICHAEL OMARTIAN、BILL BAUMGARTプロデュース。美しいコーラスはそのままに、メロウなAORだけでなくモダンなポップフィールドにも幅を広げたアルバム。多彩でモダンなアレンジに美しいメロディとコーラスをフィーチュアした楽曲が良い感じ。ラストの悲哀に満ちたバラード"THE HAND OF GOD"が強烈に良い。
4 HIM「THE BASICS OF LIFE」アメリカのCCM92年作。DON KOCHプロデュース。美しいコーラスワークを活かした、スムースで爽やかなAOR。穏やかな楽曲中心の中で、大らかなヴァースからサビで力強く盛り上がる"WHEN IT COMES TO LIVIN'"や軽快なGtをフィーチュアしたポップな"WRECKING BALL"等がフックになっています。
DEGARMO & KEY「GREATEST HITS VOL.1」アメリカのCCM94年の17曲入ベスト盤。彼等の全盛期である80年代の楽曲を中心に収録しているので、産業ロック的に洗練されたハイクオリティな楽曲ばかり。スリリングなHRチューン"BOYCOTT HELL"、ソウルフルなノリノリ哀愁シンセポップ"ARE YOU READY"、大仰で爽快なサビメロが素晴らしい"DESTINED TO WIN"辺りが特にお気に入り。
DEGARMO & KEY「TO EXTREMES」アメリカのCCMデュオの94年作。80年代には煌びやかなKey満載の産業ロックスタイルだったのが一転、Gtメインのシンプルなアレンジのアーシーなアメリカンロックに。キャッチーなメロディが聴ける"JUDGEMENT DAY"のような佳曲もあるものの、正直ピークを過ぎた感は否めない・・・。
CRYSTAL LEWIS「JOY」アメリカの女性CCMシンガー89年2nd。艶のあるハイトーンで、打ち込み系のコンテンポラリーな楽曲を歌い上げる楽曲。程良く泣きのGtをフィーチュアした哀愁バラード"GOD IS SOMEBODY"、イントロから(AORにしては)かなりハードなGtが鳴り響くキャッチーなアップテンポ"COME TOGETHER"等はなかなか良い感じ。逆にACっぽいメロウな楽曲は個人的にはちょっと刺激に欠ける感じ。
亀井が落ちるのだけを楽しみにしてたが、やっぱダメだったか・・・。しかし、あんな世迷い言繰り返してても通るんだねえ。

05.09.10 (sat)
HUMAN RADIO「S.T」アメリカのメロディックロック90年作。親しみやすいメロディをフィーチュアした軽快でポップな楽曲が基本路線なんですが、ストリングスを交えたり、細かいGtカッティングとファンキーなグルーヴを絡めてみたり、エスニックなムードを取り入れてみたりと、芸の細かい凝ったアレンジが随所に施されており、飽きさせない意欲的な造り。
MAMA'S BOYS「GROWING UP THE HARD WAY」イギリスのメロディアスハード87年作。元AIRRACEのKEITH MURRELLがVoで加入したアルバム。前作の「POWER & PASSION」が名作と言われていますが、メロディのクオリティはこちらの方が上。洗練されたKeyアレンジを伴ったキャッチーな楽曲揃いで、哀愁と爽やかさのブレンド具合が正に英国哀愁メロハーといった趣の名曲"WAITING FOR A MIRACLE"、産業ロック的なアップテンポ"HOT BLOOD"、DARE等にも通じる憂いが堪能できる"RUNNING AWAY"、GARY MOOREばりの泣きのGtをフィーチュアしたインスト"LAST THING AT NIGHT"等が聴き所。
BENNY MARDONES「NEVER RUN NEVER HIDE」アメリカのAORシンガー80年1st。ROBERT TEPPERが数曲に絡んでいます。"MIGHTA BEEN LOVE"や"CRAZY BOY"等のキャッチーで軽快なアップテンポも魅力的ですが、彼の本領発揮という点では、やはり"SHE'S SO FRENCH"や"INTO THE NIGHT"でのダイナミックで力強い歌唱を活かしたドラマティックなパワーバラードに尽きます。雰囲気としてはMEAT LOAFの1stあたりに近いものがあるかな。
TURNING POINT「RIVER DANCE」スウェーデンのメロディアスハード94年作。トラッド風のメロディを随所に導入した、爽やかなのにどこか郷愁をそそる泣きが感じられる独特の楽曲。DAREやGARY MOORE「WILD FRONTIER」で感じられる雰囲気に近いものがあります。MIKE TRAMP風のベタッとしたVoが若干気になりますが、全体的にメロディの出来は良いと思います。
MUNCHENER FREIHEIT「SCHATTEN」ドイツの産業ロック98年作。90年代に入っても彼等のメロディセンスは全く衰えを見せず、今作でもELOばりの華麗なアレンジとキャッチーなメロディを存分に聴かせてくれます。素晴らしく爽快なメロディが飛翔感と共に疾走する抜群のオープニングチューン"SO WEIT,SO LANG"、アイリッシュなアレンジを取り入れた美しいメロウチューン"DANN VERSINKT DIE WELT IN SCHWEIGEN"、余りにも美しく悲哀に満ちた繊細な郷愁バラード"2001"、KAYAKを彷佛とさせる華麗なピアノバラード"HIER,JETZT UND VIELLEICHET IN EWIGKEIT"、ROBBY VALENTINEばりの大仰なアレンジを見せるドラマティックチューン"ICH SEH' GEWALT"等々、強力な楽曲の連続。このアルバムが最高傑作と言われても全く違和感の無い素晴らしい出来。
JON「THIS SIDE UP」デンマークのアイドルシンガー02年作。ベイビーフェイスに似合わず結構芯のある良い声をしてます。全曲外部ライターによって提供された楽曲は、程良いテクノロジーとオーガニックさが融合したモダンなアレンジに、切ない憂いと爽やかさを感じさせるキャッチーなメロディが非常にハイクオリティ。正にMARTIN STENMARCKタイプという表現がピッタリとくる印象。これはかなり良いです。残念ながらコピーコントロールCDなのが珠に傷ですが・・・。

05.09.09 (fri)
HUNDRED YEARS「SKYHOOK」フィンランドのメロディアスハード97年2nd。TIMO TOLKKIプロデュース。ダウンチューニングのヘヴィなGtリフが主導する楽曲がメイン。歌メロよりはリフ展開に比重がかかった楽曲が多いんですが、ソリッドなリフが格好良い"AM I WRONG?"や"ALL MEN OVERBOARD"、叙情的なGtフレーズをフィーチュアしたメロディアスな哀愁パワーバラード"TWO WRONG WORDS"、「NUMBER OF THE BEAST」時代のIRON MAIDENを彷彿させる"RELOCATION"あたりは聴き所。MASQUARADEの2ndや3rdを評価できる人なら、聴いてみる価値はあるかも。
SAVAGE AFFAIR「DUMB AGAIN」デンマークのメロディックロック03年作。アコギを主体とした軽やかなアレンジに、親しみやすい爽やかでポップなメロディ。聴いててホッとするような暖かい雰囲気や、ジワジワと胸に染みるような仄かな憂いを帯びたメロディがとっても良い感じな和み系ロック。郷愁系爽やかポップなタイトルトラック、寂寥感タップリの泣きバラード"IF THE SPIRIT MOVES ME"、爽快なサビメロが躍動するアップテンポ"SHE'S SO YOUNG"等、佳曲多数。良い。
久々にクレジットカードの不正請求が来た。過去最高の60万。払えんって。最近無かったんで油断してカード番号をメールで送ったのがマズったのかな・・・。皆さんも気を付けましょう・・・。

05.09.08 (thu)
NATIONAL VELVET「COURAGE」女性Voを擁するカナダのメロディアスハード90年作。ディストーションの効いた結構ハード目のGtによるダイナミックなリフがリードする楽曲。ソリッドなリフがLAメタルっぽさを感じさせるHRチューン"CHALICE"、大らかさと爽やかな中に潜む微かな憂いが如何にもカナダ産だなと思わせる軽快なメロディックロック"RATTLESNAKE"あたりが良い感じ。メロの出来は全体的にソコソコといったレベル。
BACK TO BACK「CRACKSTREET」デンマークのハイテクAORデュオ89年作。「S.T」に比べるとGtのフィーチュア度が高まると共に厚みのあるKeyアレンジになり、ファンクっぽいグルーヴのある楽曲が増えた感じ。如何にも北欧らしい涼しげなメロディは健在で、"EN ELSKER SOM DIG"や"DEN JEG TAENKER PA"等は美しいメロが堪能できる佳曲。

05.09.07 (wed)
ANDY LEEK「S.T」イギリスのAORシンガー兼ピアニストのソロ90年作。ややハスキーながらもスムースかつ力強いハイトーンで、ストリングスを絡めた華麗で繊細なアレンジのAORチューンを歌い上げる楽曲。ゆったりとしたアンニュイなメロの導入部から爽やかなレゲエ調AORに展開する"PLEASE PLAESE"、FREDDIE MERCURYのソロを彷彿させる大仰で美しいバラード"WHAT'S THE PROBLEM?"、淡々とした憂いを綴るタイトルトラック、涼しげな哀愁メロを軽やかなピアノがリードするアップテンポ"ENTANGLED HEARTS"、郷愁をそそる哀愁バラード"SAILOR'S SONG"等、高品質な楽曲多数。
BEAU COUP「BORN & RAISED(ON ROCK & ROLL)」アメリカの産業ロック84年作。メインソングライターのKey+ツインVo+Bsというメンバー構成で、DrとGtは楽曲に応じてスタジオミュージシャンを起用しています。煌びやかなKeyと透明感のあるコーラスをフィーチュアした爽快でポップなミドルテンポが主体の楽曲。正に産業ロックのお手本的な"SOMEWHERE OUT IN THE NIGHT"は名曲。NEW ENGLANDを思わせるゴージャスなKeyと爽快なメロディが強力な"NEVER STOP"、タイトでハード目の哀愁メロハー"HOLD ON ME"というキラーチューン連発でラストを締めるのが非常に良い感じ。インディながらもハイクオリティな一枚。

05.09.06 (tue)
4 HIM「THE RIDE」アメリカのCCM94年作。プロデュースはBILL BAUMGART、DON KOCH、MICHAEL OMARTIAN等。スムースで爽やかなAOR。メロウなだけではなく躍動感を感じさせる楽曲が多く、アルバム全体にフックが感じられます。メロディの美しさは相変わらずグッド。
GREG LONG「NOW」CCMシンガーの01年作。モダンなアレンジのポップな楽曲。初期とはかなり曲調は変わっていますが、メロディの出来は非常に良いです。PAUL ALANやINVERTIGOに近い雰囲気もあり。
BRYAN DUNCAN「STRONG MEDICINE」アメリカのCCMシンガーの89年作。次作「ANONYMOUS CONFESSIONS〜」に通じるようなファンキーなグルーヴに溢れた楽曲と美しくホーリィなバラードで構成されたアルバム。艶と張りのあるソウルフルな絶品の歌唱はこのアルバムでも存分に味わえます。
BENNY HESTER「PERFECT」アメリカのCCMシンガーのレアな89年作。BILL BAUMGARTプロデュース。アップテンポな産業ロックチューンと繊細なバラードがバランス良く収録されており、ハイクオリティなメロディが楽しめる名作。DrにはJEFF PORCAROが参加。
iPodのFireWireケーブルがイカレたのでApple Storeで購入。昨日の夜中にオーダーしたら、今日届いた。メチャクチャ早いな。しかしApple製品の脆弱さは相変わらずで、iPodとiBookをそれぞれ2回修理出してる。iPodなんて1年間で2回新品に交換してもらったからなあ。多分この対策としてメチャクチャ手厚くしてるんだろうが、サポートの対応だけは凄まじく迅速だわ。ニーズがあるかどうか激しく疑問ですが、ケータイで見れるようにしてみました。一番下にQRコードとリンクを入れときました。

05.09.05 (mon)
DODO AND THE DODO'S「S.T」DODO GADなる女性Voを擁するデンマークのAOR87年1st。ややこしい事に、88年の2ndも「S.T」で、しかも2ndは現地語盤と英語盤があるという・・・。僕は88年作が1stだとずっと思ってましたが、87年作が1stのようです。さておき、内容の方ですが、2ndとほぼ同路線で、適度に厚みのあるKeyアレンジにスムースで程良い憂いを含んだメロディを乗せたポップな楽曲。なかなか良い感じ。
DODO AND THE DODO'S「4」デンマークのAOR92年4th。Keyは厚みを増し、Gtのフィーチュア度も高くなって、アレンジに重厚感が増した印象。初期のシンセポップのような軽快感よりは、肌触りの良いウェットでスムースなメロディがメイン。産業ロック的なGtをフィーチュアした爽快で大らかな"LEV LIVET NU"、アーバンなグルーヴ感が躍動する哀愁チューン"DET' LOGN"等が良い感じ。個人的にはこのアルバムが一番気に入った。

05.09.04 (sun)
EDDIE SCHWARTZ「PRIVATE LIFE(BEST SHOTS)」ソングライターとしても著名なアメリカのシンガー兼Gtのソロ。84年の「PUBLIC LIFE」にボーナストラックとして81年「NO REFUGE」と78年「SCHWARTZ」から数曲プラスした構成。LONG ISLAND CLASSICシリーズ。「PUBLIC LIFE」は繊細な憂いを帯びた叙情的なメロディを切々と歌い上げる楽曲が中心で、非常に素晴らしいクオリティです。時にCAMELを連想させる雰囲気もあり。あのPOWER STATIONスタジオでの録音で、TONY BONGIOVIがプロデュースを手掛けています。「NO REFUGE」と「SCHWARTZ」は逆に爽やかで軽やかなライトポップ調の楽曲中心。これも中々の出来。
MICHAEL Z「FIVE SEVEN MAYBE FIVE EIGHT」カナダのAORシンガーの84年ミニアルバムに、未発表曲を加えてリリースされたLONG ISLAND CLASSICシリーズ。まず同名の84年4曲入ミニは、爽快で快活なメロのハードポップがメインで、1曲だけ濃密な哀愁のミドルが収録。どの曲もかなりのクオリティです。お蔵入り作「STUBBORN MAN」を中心とした未発表曲もほぼ同様の音楽性で、躍動感のある爽快ハードポップをメインに、時折哀愁のフックを持った楽曲を聴かせてくれます。RICK SPRINGFIELDタイプと言えば近いでしょうか。良いアルバムです。
AL DENSON「TABULA RASA(CLEAN SLATE)」アメリカのCCMシンガーの98年作。アコギとピアノを活かしたややアーシーな雰囲気のあるアレンジに、胸に滲みるハートウォーミングなメロディのメロディックロック。最近のBON JOVIのような雰囲気もあり。

05.09.03 (sat)
JONATHAN PIERCE「FOR YOU」アメリカのCCMシンガー03年4th。元々はメロウなAOR系の楽曲がメインでしたが、このアルバムではかなりポップ寄りのスタイルになっています。程良くモダンなアレンジを取り入れた大らかで爽快な楽曲は、どれも素晴らしい出来ですが、特に"GO IN PEACE"のメロディラインは思わず息を飲むほどの出来。伸びのあるハイトーンを活かした歌唱も相変わらず見事。
FISC/JIMMY MARTIN「TOO HOT FOR LOVE/RHYTHM OF LIFE」フランスのメロディアスハードの3rdと、リードシンガーJIMMY MARTINの2ndソロのカップリング。LONG ISLAND CLASSICシリーズ。FISCの方は、切れ味鋭いリフワークの格好良い欧州型メロディアスハードでDOKKEN等に近い印象。JIMMY MARTINの方は、ダンサブルな打ち込み系アレンジのハードポップで、キャッチーかつ憂いのあるメロディをフィーチュアしたノリの良い楽曲。結構お得なカップリングでした。
GARNETT FORD「POSTCARD」カナダのAORシンガー82年作。LONG ISLAND CLASSICシリーズ。産業ロック的な厚めのKeyアレンジに叙情的な哀愁メロを乗せた楽曲。サックスをフィーチュアした爽快で大らかな"STAY THE WAY YOU ARE"、軽快なアーバン哀愁チューン"CAN'T DO WITHOUT IT"、ポップで可愛らしいメロの"TIME WON'T LET ME"、リリカルなKeyが印象的な哀愁曲"WHEN I'M BESIDE YOU"等が良い感じ。
BONFIRE「FIRE WORKS」ドイツのメロディアスハード87年2nd。湿り気タップリのキャッチーな哀愁メロが小気味良く疾走する欧州型メロディアスハードの王道パターン。特に1曲目の"READY 4 REACTION"のインパクトは強烈。程良くポップな彩りも加わったバランス感覚も良い感じで、彼等の最高傑作であると共に、欧州型メロディアスハードの名盤の一つ。
今日はご近所5家族でバーベキューに行ってきた。子供同士で遊んでるの見てるのは、なかなか楽しい。

05.09.02 (fri)
BENNY JANSSON「SAVE THE WORLD」スウェーデンのGtソロ02年作。XSAVIORでもコンビを組んだGORAN EDMANがVoを務めるプログレAORハード。XSAVIORに比べると華麗さやポップなポンプ・ロック的側面はあまり感じられず、少しフュージョンテイストの入ったシリアスでテクニカルなプログレハードの趣が強く感じられ、よりDREAM THEATERっぽい雰囲気があります。そこにフックを加えているのが、やはりマイルドで柔軟性に富んだGORAN EDMANの歌唱で、エキセントリックなインストパートとシルキィで叙情的な歌メロパートの対比が見事。XSAVIORの前身として楽しめる一枚。
BACKSEAT「HIT HOME」デンマークのメロディックロック95年作。レイドバックしたブルーズベースのHR的な楽曲に、ウエストコースト風のメロディを乗せた楽曲。"KISS A LOT OF FROGS"等は爽やかなメロディとドライなアレンジがマッチした佳曲。

05.09.01 (thu)
HALBERG-LARSEN「TRANSIT」デンマークのAOR84年3rd。このアルバムから元DE 5のMICHAEL ELOが加入してKeyサウンドがグッと厚みを増しています。楽曲的には2ndとほぼ同路線ながら、よりポップな側面を強調しただけでなく、メロディ自体にも磨きがかかり哀愁味も増した感じ。躍動感のあるキャッチーな楽曲が多く、非常にクオリティの楽曲が揃っています。このアルバムがベストという評価のようですが、それも頷ける高品質盤。
KURT NILSEN「A PART OF ME」ノルウェーのSSW04年作。最近のAAA系を思わせるアコギ中心のエモーショナルなメロディックロックに、北欧の透明感や憂いの要素をタップリと盛り込んだ楽曲。艶のあるハイトーンVoで歌われる叙情的なメロディが胸に滲みます。全くノーマークのアーティストでしたが、これはマジで良い。エモが好きな人ならハマりそう。
HELEN HOFFNER「WILD ABOUT NOTHING」恐らくドイツの女性シンガー92年作。ジャケのイメージからメロウなバラード中心の女性Voモノかな、と思ってましたが、意外にも結構ハード目のメロディックロックで軽い驚き。KeyとプロデュースにBOB MARLETTEが参加しています。叙情的なKeyアレンジと時にブルーズ的な要素も交えた、大陸的な広がりを感じさせる大らかな楽曲。渋めの哀愁を感じさせるハスキーで熱い歌唱が映えるタイトルトラック、軽やかなKeyをフィーチュアした爽快な産業ロック的な"SUMMER OF LOVE"、雄大なスケールを感じさせるサビメロの"LOVERS COME LOVERS GO"等が良い感じ。
KURT NILSENって何者?と思って調べてみたら、全11ヶ国で競われたWORLD IDOLなるコンテストの優勝者だとか。で、既にこれが2ndみたい。1stも聴きたい!しかし、歌も上手いわ作曲能力抜群だわマルチプレイヤーだわ、何で海外のアイドル系のコンテストって、こんなにアーティストとしての実力も高いんでしょうかね。RAINDANCER見つかった!

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2005年9月前半

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