06.2.18 (sat)
DAVID ZAFFIRO「THE OTHER SIDE」プロデューサーとしても活躍している元BLOODGOODのGtの1stソロ89年作。キレのある泣きのGtと美しいコーラスを存分にフィーチュアしたメロディアスハード。軽快なドライヴ感のある"STAY"、ソリッドなGtリフがLAメタル調の"WHERE
ARE YOU NOW"、泣きのイントロから軽やかで爽快なメロディに展開する"DIVERSITY"、キャッチーなハードポップ調の"YOU"等、秀曲揃いの格好良い一枚。
BURN「SO FAR,SO BAD」イギリスのメロディアスハード93年1st。BON
JOVI的なハスキーVoに、適度な華やかさを添えるKeyアレンジと適度にハードなGtリフが織り成すオーソドックスなアメリカンHR的なサウンド。B!でもそれなりに高評価されていましたが、良質な楽曲揃いの好盤かと思います。
CHASE「IN PURSUIT」アメリカのクリスチャンHRの93年作。ミドルテンポのLAメタル的な楽曲を繊細で透明感溢れるメロディと美しいコーラスで装飾した楽曲。BILL
BAUMGARTプロデュース。
CHER「HEART OF STONE」アメリカの女性シンガー89年作。JOHN
KALODNER指揮の元、豪華メンツのバックアップを受けた産業ロックの好盤。DIANE WARREN、DESMOND CHILD、MICHAEL
BOLTON、BOB HALIGAN JR.、BON JOVI & SAMBORA、JONATHAN CAINというライター陣の名前から想像できるサウンドそのままです。
CHRYZTYNE「TALES OF PARADISE」ドイツのKey入5人組メロディアスハード93年作。キラキラしたKeyに、ハードさを十分に感じさせるエッジのあるGtサウンドの欧州型哀愁メロハー。癖のあるVoが若干気になりますが、メロディはかなりのハイクオリティです。
CINEMA FACE「S.T」カナダのメロディックロック94年作。スペーシーなKeyと美しいコーラスをフィーチュアしたドラマティックな楽曲は、プログレハード的な趣もやや感じられます。トリッキーなリフをフィーチュアした癖のある"UGLY
SISTERS"、ドライヴ感のある哀愁チューン"FOR YOUR OWN GOOD"、プログレハード的な展開を見せる"CALLIN'
THE SHOTS"、爽快なメロディが細かなGtリフと共に駆け抜ける"LEAD US ON"、叙情的なバラード"HEAVEN
KNOWS"等、一筋縄では行かない個性的な楽曲が揃っています。
CITY BOY「YOUNG MEN GONE WEST/BOOK EARLY」MIKE
SLAMER率いるイギリスのハードポップの、77年3rdと78年4thの2枚組カップリング。どちらもあのMUTT LANGEプロデュース。QUEEN的なコーラスを施したポップかつコンパクトにまとまった、バラエティ豊かな楽曲。
TONE NORUM「DON'T TURN AROUND!」JOHN
NORUMの妹であるスウェーデンの女性シンガー92年4th。今作ではOLE EVENRUDEをプロデューサーに迎え、よりポップな楽曲が中心になっています。DIANE
WARRENも2曲提供しています。軽やかなKeyアレンジとOLE EVENRUDEならではの親しみやすいメロディの楽曲は、スリルは無いものの非常にキャッチー。
HUSH「II」ノルウェーのメロディアスハード01年2nd。適度にラフなエッジを残したGtと程良い彩りを加えるKeyアレンジに、爽やかなメロディを乗せた楽曲。時にDAVID
COVERDALE風のブルージーな渋みを感じさせるVoの歌唱が、キャッチーな楽曲に更なるフックを加えています。爽快な躍動感のある"THE
RESTLESS ONES"、ハートウォーミングなメロディが光る"DON'T TURN AROUND"、ハードなエッジのある哀愁メロハー"DON'T
SAY GOODNIGHT"等、佳曲多数。
GOOD RATS「COVER OF NIGHT」長いキャリアを持つアメリカのメロディアスハード00年作。MARCHELLOで活躍していたGENE
MARCHELLOがGtで、彼の親父がVoを務めています。当然Gtオリエンテッドで、ソロではテクニカルな速弾きを聴かせますが、全体的には歌メロを活かしたメロハーで、爽やかでキャッチーなメロディが気持ち良い楽曲。"MAJOR
MINOR CHORD"ではQUEENを思わせるようなドラマティックな展開もあり。なかなかクオリティの高いアルバムに仕上がっています。
SARACEN「HEROES,SAINTS & FOOLS」イギリスのメロディアスハード81年1stに、ボーナストラックとして84年の2nd「CHANGE
OF HEART」から7曲を加えた92年の再発盤。NWOBHM期にデビューしたバンドですが、メタリックなGtリフで押すスタイルでは無く、70年代的なムードのある叙情的なメロディアスHRに、徹底的に泣きまくるGtとシンフォニックなKeyを大フィーチュアした楽曲。PRAYING
MANTISをもっと叙情的かつドラマティックにしたような感じか。素晴らしい楽曲揃いなんですが、中でもラストに延々と続く泣きまくりのGtソロが圧巻な"READY
TO FLY"は超名曲。2ndの楽曲は、ややキャッチーなメロディになった分、持ち味である構成力や叙情性がスポイルされた感もありますが、それでも十分に良い曲です。名盤。
W.A.S.P.「DOUBLE LIVE ASSASINS」アメリカのメロディアスハードのライヴ盤98年作。妖しい毒を発しつつも、その実キャッチーでメロディアスな彼等の代表曲が次々に繰り出される充実の構成。特にDISC1の前半はほとんどが名曲クラスで超強力! |
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