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2006年5月前半

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06.5.15 (mon)
AMORPHIS「ECLIPSE」フィンランドのメロデス06年作。どういう心境の変化かは分からんものの、何か一気に「ELEGY」の頃の作風に戻った感じ。前作で大きくフィーチュアした彼等本来の持ち味である北欧フォーク的な臭いメロディを活かしたまま、デス声やヘヴィなGtリフの復活や"HOUSE OF SLEEP"で聴かせるゴシック風味なアプローチといった、過去の彼等のキャリアで培った様々な要素がここに融合したって感じの充実の出来映え。やっぱAMORPHISは唯一無二の凄いバンドだ。傑作!僕にとっての彼等の最高傑作は「TUONELA」でしたが、今作はこれに迫るモノがありますね。

06.5.14 (sun)
707「S.T/THE SECOND ALBUM」アメリカの産業ロックの80年1stと81年2ndの2in1。1stは軽めのGtとピアノアレンジを施した往年のアメリカンプログレハードの延長線上にあるメロディックロック。全体的に軽快で爽やかな楽曲中心で非常に気持ち良く聴けます。"SLOW DOWN"や"WASTE OF TIME"のようなしっとりした哀愁チューンもあり。2ndはGtの比重が結構高くなり、一層ハードにロック色を強めた印象。基本的な楽曲の方向性は変わりませんが、"MILLIONAIRE"や"PRESSURE RISE"といった粘りのあるGtリフで構成された骨太の楽曲が増えています。そういった意味ではBALANCEの1st〜2ndの関係に近いかも。いずれにせよ、どちらのアルバムも非常にクオリティの高い好盤です。ちなみにKEVIN CHALFANTの写真がジャケに掲載されてますが、彼はこの2作には未参加です。
ROUGH DIAMONDS「IT'S UP TO YOU」デンマークのインディ・メロディアスハード96年作。Gtオリエンテッドなアレンジで、アメリカンHR的なグルーヴ感のあるGtリフで構成された楽曲。スリリングなGtリフが格好良いアップテンポ"RUNNING WITH THE GAME"や叙情的なメロディが良い感じのバラード"SHADOWS IN THE RAIN"といったあたりは良い出来。他の楽曲は正直イマイチメロが面白くないが、1stよりは楽曲としてまとまってるかな、とは思う。
ZOLTAN「BOOK OF KINGS」デンマークの正統派HM96年作。芯の太い朗々とした歌唱で勇壮なメロディを歌い上げるVoに、メタリックなGtリフで構築された重厚な楽曲という、非常にオーセンティックなHM。ICED EARTHあたりに雰囲気は近いような。
JOHN OF MARK「S.T」カナダのTHE BOXのVoであるJEAN MARCのソロプロジェクト95年作。若干オルタナティヴで気怠げなムードが漂うスケールの大きなメロディックロック。THE BOXの「THE PLEASURE AND THE PAIN」にオルタナ色をプラスしたような印象。
COMMANDO「BATTLE OF THIS WEEK」スウェーデンのAOR90年作。勇ましいバンド名/タイトルとは裏腹に、内容はアコギとピアノによるアコースティックなアレンジとフォーキーな歌メロをフィーチュアした穏やかな楽曲。牧歌的なメロディの"BRUSHING"、渋くジャジーな哀愁漂う"TEARS AREN'T MADE OF WHISKEY"、郷愁を帯びたメロディのシャッフルナンバー"REASON TO DESIRE"、ストリングスを絡めた爽やかなメロディの"JUST A DREAM"等々、全体的に北欧フォーク的なメロディが印象的なアルバム。
JUMP THE GUN「THE RETURN OF JAMES PRUNZ」スイスのメロディアスハード93年作。程良く叙情感を演出するKeyとややヘヴィなGtリフで構成された楽曲に、パワフルなVoが堂々とした憂いのあるメロディ歌い上げる欧州型メロハー。そこまでメロのクオリティは高くないですが、JADED HEARTをヘヴィにしたような雰囲気でしょうか。

06.5.13 (sat)
ST.PAUL「DOWN TO THE WIRE」アメリカのAORシンガー90年作。Keyを多用したポップなサウンドにソウルフルな歌唱を乗せたキャッチーな楽曲は、AORというよりは当時のメインストリームなポップソングに近い雰囲気。非常にメジャーな音作りで、重厚なアレンジにスケールの大きなサビメロの"EVERY TIME I CLOSE MY EYES"や爽やかで煌びやかな"HEART TO HEART"等は、PLANET 3あたりを思わせる部分もあり。
BERLIN「PLEASURE VICTIM」ドイツのエレポップ82年作。スペーシーな躍動感のあるKeyアレンジに、TERRI NUNNのコケティッシュで憂いのあるメロディを乗せた楽曲。
CHARLIE「FIGHT DIRTY」イギリスの産業ロック79年作。アメリカンプログレハード的なスペーシーなKeyと幾重にも重ねられた厚みのある美しいコーラスアレンジに、しっとりとした憂いのあるメロディの楽曲。70年代だけあってストリングスを絡めたソウルフルなAORテイストもあり。充実したメロディが楽しめる好盤。
LANCE「WHILE THE GIANT SLEEPS」LANCE MATTHEW率いるアメリカのメロディアスハード96年作。ハスキーで熱い歌唱で歌い上げる、ややブルージーな要素もあるアメリカンHR。大らかな躍動感のある楽曲にハートウォーミングなメロディを乗せた"WALK ME THROUGH THE FIRE"、繊細なアコギをバックに哀愁メロを切々と綴る"THE RIGHT WAY"、小気味良いGtリフがステディなリズムを刻む"SHE AIN'T ONE OF THE BOYS"等、なかなかの佳曲揃い。COLD SWEATやJAGGED EDGE等を、もう少し軽くした雰囲気か。LANA LANEのアルバムにも参加していたDON SCHIFFがグルーヴ感タップリの演奏を聴かせてくれています。
JOHN WAITE「ROVER'S RETURN」イギリスの産業ロッカー87年作。適度にエッジのある Gtと軽やかなKeyアレンジに、ソウルフルな歌唱を乗せた楽曲。DESMOND CHILDとのコラボレーションが上手く機能した"THESE TIMES ARE HARD FOR LOVERS"、"MISSING YOU"の二番煎じ的な佳曲"ACT OF LOVE"、煌びやかなKeyアレンジの爽快産業チューン"WILD ONE"、叙情的なメロディを熱く歌い上げる"DON'T LOSE ANY SLEEP"等、粒揃いの楽曲が揃った好盤。
THE OUTFIELD「VOICES OF BABYLON」イギリスの産業ロック89年3rd。透明感のあるハイトーンVoを活かしたキャッチーな楽曲は過去作と同路線ですが、このアルバムではより洗練されたアレンジで産業度が増しているような気がします。どことなくアイリッシュなムードのメロディが印象的なタイトルトラック、軽やかなGtと爽やかなメロディがJOURNEYを思わせる"MY PARADISE"や"THE NIGHT AIN'T OVER"、英国的な憂いが軽やかにドライヴする"NO POINT"等々、非常に優れたメロディアスな楽曲揃い。彼等のアルバムに外れ無し。
INDEXのページが重くなってきたので、ちょっと整理しました。

06.5.12 (fri)
THE GRADUATES「THE FEELING OF LIFE」ドイツのAORデュオ92年作。アコギをメインにした繊細なアレンジに、美しいハーモニーを全編でフィーチュアした軽やかな歌メロを乗せた楽曲。爽やかで軽快なテンポの"I WILL WAIT 4 U!"、泣きのエレキGtをアコギが絡んだアレンジに物悲しい哀愁メロを乗せたキラーチューン"DON'T FADE AWAY!"、ネイティヴアメリカンをイメージした大らかなメロディが印象的な"INDIAN JOE"、ハートウォーミングなメロディを強烈に美しいハモリで聴かせる"IT'S A MYSTERY!"等々、非常に秀逸な楽曲揃い。COLESKEに近い雰囲気もあり。これはかなり良いぞ。
TOM KIMMEL「CIRCLE BACK HOME」アメリカの産業ロッカー90年作。ややアーシーな要素を含んだ、ROBERT TEPPERやJOHN WAITE等を思わせる王道アメリカンロック路線は1stとほぼ同様ですが、このアルバムではよりブルーズ的な部分がやや強く出た作風になってます。渋い哀愁漂う産業チューン"ALWAYS"、JOHN PARR的な躍動感のあるアップテンポ"SWEPT AWAY"、暖かいメロディが軽やかに流れるBILLY STEINBERGとの共作"LOVE IS MY RELIGION"等が良い。

06.5.10 - 11 (wed - thu)
ANDREAS JOHNSON「MR JOHNSON,YOUR ROOM IS ON FIRE」スウェーデンのAORシンガーの06年作。軽いディストーションの効いたGtに大仰なストリングスを絡めたPATRIK ISAKSSON的なアレンジに、BEATLES的なポップで甘酸っぱい哀愁を含んだメロディを、少し舌っ足らずでハスキーな声質で歌い上げる楽曲。これはダンサブルな要素が無いのでダンスポップっぽいのが苦手な人でもイケそうな気がする。これも良いなあ。オフィシャルで試聴できます。他のアルバムのジャケは日本でも見た事あるな。今度見つけたら買おう。
■馴染み難い音作りの場合は「アーティスティック」だな。■良し悪しのハードルがかなり低いのは自ら認めるところだが、PATRIK ISAKSSONもKURT NILSENもダメなのか。そりゃ確かに困ったね。何とかもっと良いのを紹介できるよう頑張るよ。■そんな僕の今イチオシは、AVENGED SEVENFOLD!10周以上聴いてるけど全く飽きないぜ!Voが下山氏に似てるせいか、何となくDOUBLE DEALERっぽくも思えてきた。

06.5.08 - 09 (mon - tue)
BWO「HALCYON DAYS」スウェーデンのAOR・・・というよりはポップスだな、06年作。ルックスの良い男性リードシンガーと、お姉とハゲのオッサンというトリオなんですが、後の二人のクレジットが"LAPTOPS AND BACKING VOCALS"で、ノートパソコンを持ってるという・・・何だそりゃ。メンバー構成は意味不明ですが、楽曲の方は極上。SHA-BOOMをもう少しポップにして繊細な哀愁を5割増ししたような雰囲気で、ユーロビート的な要素もあるKeyにストリングスと厚みのあるコーラスを絡めたアレンジに、胸を締め付けるような郷愁タップリの歌メロを乗せた楽曲のオンパレード。例えるならSHA-BOOM+ACE OF BASEといった感じか。ダンサブルでもKeyタップリで哀愁メロが好きな人ならドンピシャにハマる出来。僕はメチャクチャ気に入りました。
DA BUZZ「LAST GOODBYE」スウェーデンのAOR・・・というよりはこれもポップスかな、06年作。女性シンガーと男性2人というトリオ。ダンサブルなビートの効いたバッキングに軽めのディストーションGtとモダンなKeyを絡めたアレンジに、哀愁タップリの歌メロを乗せた楽曲は、軽めのサウンドになったVANILA NINJAという感じ。メロディの哀愁度合いはかなり強力で魅力タップリなだけに、ダンサブルなバッキングがややウザく感じられたりも・・・。これでメロハー的なアレンジなら最高なのにな。とはいえ、これも気に入った。
一応現地CDショップの売上TOP10からピックアップしたらしいので、どちらも現地で売れてるそうです。

06.5.07 (sun)
ART IN AMERICA「S.T」アメリカのプログレハード83年作。ハープを交えた繊細で美しいアレンジに爽やかで華麗なメロディを乗せた楽曲で、プログレハードというよりはPENDRAGONとかのポンプロックっぽさを感じます。バンドの本質とは異なるかもしれませんが、BALANCEあたりを思わせる哀愁ハードな"IF I COULD FLY"、爽快で快活な躍動感を感じさせる"LOOT"なんかも良い出来。幻想的なジャケのイメージにマッチした好盤。
GARY WRIGHT「WHO I AM」アメリカのAORシンガー88年作。GtにMICHAEL THOMPSON、BRUCE GAITSCH、KeyにALAN PASQUA、DrにTERRY BOZZIO等、AOR人脈のお馴染みのメンツが参加。アダルトな哀愁を帯びたウォームで叙情的な楽曲がメイン。時折インドの楽器を用いてエスニックなフックを設けています。穏やかながらも非常に充実したメロディの楽曲はかなり好印象。
MELODINE「OUT OF YOUR HANDS」アメリカのメロディックロック03年作。ザラついた聴感のややヘヴィなGtに少し気怠げなムードを漂わせた哀愁のメロディを乗せた楽曲は、モダンになったENUFF ZNUFFという趣。切ないトーンのGtやストリングスアレンジ、郷愁を誘うメロディ等、楽曲のクオリティはかなり高く、哀愁好きなら楽しめる一枚。
XENON「AMERICA'S NEW DESIGN」アメリカのメロディアスハード89年1st。適度にハードなGt、伸びのあるハイトーンVoとキャッチーなコーラスをフィーチュアした爽やかな楽曲。それなりのクオリティはあるんですが、ミドルテンポの楽曲が多くて構成にメリハリが欠ける印象なのが惜しい。何故かコーラスでMITCH MALLOY、REB BEACH、TED POLEYといったそれなりの有名人が参加してます。
GHOST「THE OTHER SIDE」イギリスのメロディアスハード95年作。透明感のあるハイトーンVoに、適度にハードで適度にキャッチーな楽曲。割とアメリカナイズドされた楽曲も多く、最近のFIREHOUSEなんかを思わせる雰囲気。その中でもしっとりした憂いを帯びた"CAN'T STOP"、"BRAND NEW START"等が個人的には好み。
DAVID ZAFFIRO「YESTERDAY'S LEFT BEHIND」元BLOODGOODのGtで、現在はプロデューサーとして活躍中のCCMアーティストのソロ94年作。繊細で歌心のあるGtプレイをフィーチュアした素朴で爽やかな味わいのあるメロディックロック。インストの"BOTTLE TOP"ではブルージーな泣きのプレイを聴かせてくれます。ハイトーンを活かした本人の歌唱も見事。
2ndアルバムをJOHN WETTONがプロデュースしたイギリスの産業ロックのTHE NAMEというバンドがありまして、そのバンドの1st「DANGEROUS TIMES」を買ったら、全然関係ない曲が収録されたミスプリント盤だったんです。もう1枚買っても同じミスプリで、もうこれはダメかな・・・と思いつつ先日更に買ってみたら、三度目の正直、遂に正規盤を見つけました!どうやら西ドイツ盤は当たりで、アメリカ盤は外れのようです。まあ買う人はあまりいないと思いますが、一応情報提供しときます。

06.5.06 (sat)
TOWER CITY「ALL OR NOTHING」アメリカのメロディアスハード98年作。適度にハードなアレンジを施した爽快で快活な楽曲。STEELHOUSE LANEがカヴァーしていたMIKE SLAMERとの共作の哀愁チューン"FIRE WITH FIRE"、"I WON'T SURRENDER"を収録。こっちがオリジナルです。その他も爽快メロハーの秀作であるタイトルトラックをはじめ、佳曲揃いの好盤。
SILOAM「DYING TO LIVE」カナダのクリスチャン・メロディアスハード95年2nd。1stは快活なLAメタルスタイルでしたが、今作では哀愁を含んだ叙情的なメロディの楽曲が多くなっています。タイトルトラックをはじめとする哀愁曲の出来が非常に良く、聴き応えのあるアルバムになっています。
BIG MONEY「LOST IN HOLLYWOOD」スウェーデンのハードポップ92年作。VALENTINEやVALENSIAを思わせる、Keyとコーラスてんこ盛りな華麗でゴージャスなアレンジを施したキャッチーなメロディの超甘口ハードポップ。ゴキゲンにノリの良い爽快な"RICH AND FAMOUS"、繊細で叙情的なバラード"RUBY SLIPPERS"等、クオリティの高い楽曲満載。
STORMWIND「STRAIGHT FROM YOUR HEART」スウェーデンのメロディアスハード96年1st。今では正統派HM寄りの楽曲をプレイしていますが、この時点では女性Vo入りのメロハーっぽい楽曲が中心。全体的にそこそこの出来ですが、ネオクラシカルな北欧哀愁チューン"WINGS OF TOMORROW"は飛び抜けて良いです。ABBAのカヴァー"GIMME,GIMME,GIMME"もハマっています。
GLEN BURTNICK「RETROSPECTACLE」カナダの産業ロッカー96年作。アコギをバックに切々と歌う"ROAR"、DEF LEPPARD風の重厚なアレンジを施したリズミックな"LOVE IS THE RITUAL"、MARK SPIROを思わせる仄かな哀愁が漂う穏やかな産業チューン"WOMANS POINT OF VIEW"、軽快な躍動感漲る"EVERYDAY OF MY LIFE"等、比較的バリエーションに富んだアレンジを見せつつも、基本は親しみやすいメロディの産業ロック。なかなかの佳作。
ROBIN GEORGE「ROCK OF AGEISTS」THIN LIZZYにも加入したり、DIAMOND HEADのSEAN HARRISとNOTORIOUSを結成したりと、イギリスのHR/HM人脈と繋がりのあるSSWの01年復活作。何となくオルタナ色が感じられるマッタリとした軽めのメロディックロック。色々と凝ったアレンジが施してありますが、メロディの魅力は今一つ。BEATLES的なアコースティック曲はまだ聴けるが・・・。

06.5.05 (fri)
NOCTURNAL RITES「NEW WORLD MESSIAH」スウェーデンの正統派HM04年作。1曲目のタイトルトラックからして瞬発力抜群のメロスピで、その他も全体的に初期のメロスピ路線に若干振れた印象のアルバム。超ジャーマンタイプの疾走キラーチューン"AVALON"、哀愁のサビメロが強力で最新作の楽曲に近い雰囲気の"AWAKENING"等、即効性の高い楽曲がある分、前作の「SHADOWLAND」より掴みが良いような気がする。いやあ、これも良い。
OUTSIDE EDGE「RUNNING HOT」イギリスのメロディアスハード86年2nd。煌びやかなKeyを随所にフィーチュアしたファットなアレンジを施したキャッチーな楽曲は、初期FMに通じるものがあります。前半は爽やかで大らかなアメリカン産業ロック調の楽曲がメインで、後半になるにつれて哀愁度合いを増していく構成。ハスキーで潰れたような声質のVoが珠に傷ですが、楽曲のクオリティは抜群の名盤。
PRECIOUS「TO GLORY WE STEER」梶山章率いる日本の様式美HR90年作。今とは異なり露骨にYNGWIEからの影響を剥き出しにしたジャパニーズ様式美で、CONCERTO MOONの1stに近い雰囲気。ネオクラシカルな高速Gtプレイも思いっきりフィーチュアされてます。
やっとNOCTURNAL RITESのチケット購入。めちゃ楽しみ。

06.5.04 (thu)
AVENGED SEVENFOLD「CITY OF EVIL」アメリカのメロディックHM05年作。以前会社の先輩に薦められたのを放置してたんですが、サマソニに来るみたいだし買ってみるか、と。メタルコア系かなと思って聴いてみたんですが・・・うおっ!これって最早メロスピやん!1曲目"BEAST AND THE HARLOT"、デス声をバックに不穏かつ美しいツインリードのイントロからFIGHTあたりを思わせるヘヴィなリフへ、そして飛翔感タップリのピロピロしたGtフレーズとHELLOWEEN的な超メロディアスなサビメロという展開で、いきなり悶絶KOです。その後も全曲強力。ARCH ENEMYの"SILVERWING"を彷彿させるデスラッシュパートとメロディアスパートが交錯する"BURN IT DOWN"、GAMMA RAYのクサい泣きメロと疾走感+OVERKILLのダークな雰囲気とスラッシーなリフという趣の大作"BLINDED IN CHAINS"、ザクザクしたリフにメロディアスな歌メロを乗せたメロコアっぽい雰囲気ながらも繊細な叙情パートがあったり泣きまくりのGtソロがあったりと展開は超メタルな"BAT COUNTRY"、このアルバムの中で最もメロスピ度の高くサビメロの裏で泣きまくるGtフレーズがタマらん哀愁疾走チューン"TRASHED AND SCATTERED"、GUNS 'N' ROSESの"NOVEMBER RAIN"等を思わせる泣きの叙情バラード"SEIZE THE DAY"で、前半終了のイメージ。前半は疾走感タップリの楽曲でスッ飛ばしてきましたが、後半はやや疾走感を抑え、展開とメロディで聴かせる楽曲が多くなります。IN FLAMESのミドルテンポの楽曲を思わせるドラマティックで超メロディアスな"SIDEWINDER"、最近のCHILDREN OF BODOMの楽曲を思わせるメロディアスな泣きパートとザクザクしたデスラッシュパートを組み合わせた"THE WICKED END"、叙情的なストリングスやシンガロングパートを導入した正統派メタル系の長尺曲の流れをモロに踏襲した9分超えの大作"STRENGTH OF THE WORLD"、これもIN FLAMES色が強いミドルテンポの"BETRAYED"、ラストを飾るのはまたしてもIN FLAMES的な9分弱の大作で構築美に溢れた泣きのGtソロ〜「オーオーオー」のシンガロング〜繊細で叙情的なアコギとストリングスをバックに切々と歌い上げてフェイドアウトしていくという構成が美しすぎる"M.I.A."。全体通して印象に残るのは、とにかく音数が多くて泣きまくるGtプレイ。Voはハスキーでパワフルな熱唱型でデス声じゃないです。これは凄い。マジでメチャクチャ格好良い。ICED EARTHみたいなB級ジャケも良いねえ。これがアメリカで売れてるってのもまた凄い。メロデス・メロスピファン必聴の傑作。うー、興奮冷めやらんわ。調べてみたら日本盤も出るみたいね。
今年は出演アーティストが非常に美味しいので初めてサマソニに行こうと思ってます。

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