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2006年6月後半

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06.6.26 - 7.01 (mon - sat)
GARY CHAPMAN「THE LIGHT INSIDE」アメリカのCCMシンガーの94年作。プロデュースと楽曲提供にMICHAEL OMARTIANが絡んでいます。アコギとピアノを活かしたオーガニックなアレンジのメロディックロック。CCMらしい美しいメロディの繊細なバラードと、大らかなアメリカンロック的な楽曲。手堅い出来の一枚。
GLENMARK/ERIKSSON/STROMSTEDT「S.T」ANDERS GLENMARKを含む3人のベテランアーティストが集った、スウェーデンのAORプロジェクト95年作。懐かしさを感じさせるヴィンテージ感のあるロックアレンジとBEATLES的とも言えるポップなメロディを聴かせる楽曲。素朴なアレンジの楽曲も和めるのですが、ストリングスを絡めて爆発的な盛り上がりを見せる"HON AR MIN"や郷愁を誘う泣きのバラード"FRAN DAG TILL DAG"といったPATRIK ISAKSSON的な楽曲が非常に良い感じ。
SCOCCO「CIAO!」スウェーデンのAORシンガー92年作。ビターで大人の雰囲気漂うムーディなAOR。スムースかつグルーヴ感のある楽曲がメインですが、後半にエレクトロニクス多用のアップビートな楽曲も少し出てきます。全体的にやや地味な印象はありますが、じっくり浸れるメロディはなかなか良い感じ。

06.6.25 (sun)
FLOODGATE「MORE」スウェーデンのメロディックロック04年作。適度にGtのエッジのあるシンプルなアレンジにエモーショナルな歌メロを乗せたアメリカのAAA系の雰囲気漂う楽曲は、最近のHAREM SCAREMの作風に通じるものがあります。重厚でヘヴィなアレンジにゆったりとした翳りのあるメロディを乗せた"SAVE ME"、軽やかでBEATLES的なポップ感覚のあるタイトルトラック、胸に染みるハートウォーミングなメロのバラード"RRESISTIBLE LOVE"等、良い感じの楽曲が揃っています。
ARVINGARNA「RACK MEJ DIN HAND」スウェーデンのポップバンド99年作。華やかなコーラスをフィーチュアした軽快なアレンジに、オールディーズ的な雰囲気漂う甘くポップなメロディを乗せた楽曲。一応系統としてはABBA路線という事になるのか・・・?ちょっとメロディが古臭すぎる感はあるが、まあ悪くない。
ANDY BAUM & THE TRIX「EXTRA FEATHERS」オーストリアの産業ロック91年3rd。ややブルージーな渋い哀愁メロをフィーチュアしたアメリカンHR寄りの産業ロック。かなり洗練されたメロディで土臭い印象も無く、軽やかなKeyアレンジも伴って非常にキャッチーな仕上がりになっています。ROBERT TEPPERやJOHN WAITE等に近い雰囲気で、なかなか良いアルバムです。
THE RUN「TRAINS」ドイツの女性Voメロディックロック90年作。繊細な泣きのGtをフィーチュアした叙情的な楽曲。哀愁のメロディをゆったりと綴る"CAT'S LAND"、"SUNDAY MORNING WALK"の頭2曲がかなり良い感じ。その他、叙情メロディをダイナミックに展開させるLANA LANE的な"GUN IN MY HAND"、スペーシーなKeyにスケールの大きなメロディを乗せたバラード"CRYING OUT"等、やや内省的で地味な印象もあるものの、なかなか出来の良いアルバム。
FALK「COLOURS」ドイツのKey奏者DIETER FALKによるCCM92年作。ピアノを中心とした美しいKeyアレンジが全編を彩るホーリィな楽曲で、歌モノとインストが半々。BILL BAUMGARTのソロ作に近い雰囲気。バッハにインスパイアされたという"JOY"はアルバムの中では異質ながらも、クラシカルな雰囲気漂う勇ましいアップテンポで格好良い。どうでも良い事ですが、シンガーのLARS ANDERNACH FREDERIKSENは超イケメン。
LALEH「S.T」スウェーデンの女性シンガー05年作。フォーキーな郷愁を誘うメロディを、どことなくBJORKに似た奔放な歌唱で歌い上げるアコースティックロック。前半と後半は結構分かりやすい叙情メロが聴けるんですが、中盤はジャズとフォークが混じり合ったようなフリースタイルのアーティスティックな内容でかなり取っ付き難い。DIDOにも似てるかな?"LIVE TOMORROW"や"FORGIVE BUT NOT FORGET"のサビメロ等は、なかなかの煽情力。

06.6.18 - 6.24 (sun - sat)
BOYSVOICE「S.T」ドイツのメロディアスハード90年作。適度にハードなGtに厚みのあるコーラスを被せたアレンジに、キャッチーながらも仄かにドイツらしい臭みと哀愁を帯びたメロディを乗せた楽曲は、BONFIREやSCORPIONS等を思わせます。哀愁のサビメロが秀逸な"LOVE STEALER"、明るくキャッチーなタイトルトラック、堂々としたアンセム的なミドルテンポ"TAKE IT OR LEAVE IT"等、なかなかクオリティの高い楽曲が揃っています。
BRIAN LITTRELL「WELCOME HOME」BACKSTREET BOYSのVoのソロ06年作。CCMのようです。アコギやピアノを軸としたオーガニックなアレンジに、穏やかで美しいメロディを乗せたバラード中心のアルバム。ストリングスがサビメロの盛り上がりを演出する"MY ANSWER IS YOU"、繊細で切ない哀愁メロが秀逸な"WISH"、力強くポジティヴな"WELCOME HOME(YOU)"、エモーショナルなサビメロが強力な"I'M ALIVE"等、全編ハートウォーミングなメロが胸を打つ楽曲揃い。微かにハスキーさを備えた歌唱も素晴らしい。
BYSTANDER「STRANGER THINGS HAVE HAPPENED」アメリカのメロディアスハード95年作。LONG ISLAND盤。ややプログレハード的なKeyアレンジを盛り込んだキャッチーな楽曲。IT BITESっぽいKeyやサビメロが印象的な"CHANGE OF HEART"、オーソドックスながらも哀愁が効いた産業チューン"FALLING DOWN"、爽快で軽やかなメロディが秀逸なアップテンポ"ANGELINE"等々、やや弱さが見えるVoが若干気になるものの、出来の良い楽曲が揃った好盤。
TOBY「S.T」デンマークのAORシンガー01年作。ジャケの雰囲気からしてポップアイドルっぽい印象ですが、楽曲は全て自作。軽やかなアコギに若干エレクトロニクスを絡ませたアレンジに、爽やかでポップなメロディを乗せた楽曲。同郷のJONにも似てますが、よりナチュラルでリラックスしたムードで、ハートウォーミングなメロディが豊かな良いアルバムです。
HOLLY KNIGHT「S.T」元SPIDER〜DEVICEの女性シンガー兼Keyのソロ88年作。従来は産業ロック寄りの作風でしたが、今作はぐっと落ち着いたアーバンでスムースなAOR。クリーントーンのGtがタイトなプレイを聴かせるアーバンAOR"EVERY MAN'S FEAR"、BILLY STEINBERGとの共作で哀愁が効いたメロディの"BABY ME"等はなかなか良い出来。
ANDY TAYLOR「THUNDER」元DURAN DURANのGtのソロ87年1st。Gt中心の比較的シンプルなアレンジに硬派な渋みのあるメロディを乗せたHR。フックのあるGtリフと格好良い哀愁メロが絡んだ1曲目"I MIGHT LIE"は名曲。その他にも小気味良いリズムにジワリと胸に染みるメロディを乗せたタイトルトラック、郷愁を誘う泣きメロをリリカルなピアノが演出する"NIGHT TRAIN"等、佳曲多数の好盤。
THE PROMISE「HUMANFIRE」イギリスのメロディアスハード99年2nd。適度にハードなアレンジにスムースな哀愁メロを乗せた楽曲。やや表情の無いノッペリとしたVoが弱さを感じさせますが、メロディの出来はかなり高く、軽やかな哀愁アップテンポ"LET'S TALK ABOUT LOVE"、濃密な哀愁メロが秀逸な"KISS ME AND KILL ME"、堂々としたメロディ展開のミドルテンポ"WHEN LOVE TAKES A HAND"等、前半の流れが特に良い。
STREETS「KING BISCUIT FLOWER HOUR」STEVE WALSHとMIKE SLAMERが組んだメロディアスハードのライヴ盤97年作。83年のライヴなので1stほぼ全曲とアルバム未収録の3曲という構成。アルバム未収録曲では、ピアノイントロからダイナミックな展開を見せる"I'M NOT ALONE ANYMORE"、KANSASを思わせる美しいコーラスから強力な哀愁のサビメロを持ったHRに展開する"STREETS OF DESIRE"は非常に良い出来映え。録音もクリアで、非常に良く出来たライヴ盤になっています。
MICHAEL BOLTON「EVERYBODY'S CRAZY」アメリカの産業ロックシンガー85年2nd。彼のアルバムの中でも最も産業度の高いアルバム。MARK MANGOLDのソングライティングが光る哀愁チューン"SAVE OUR LOVE"、"CAN'T TURN IT OFF"や、切ない哀愁メロが秀逸なRANDY GOODRUMとの共作曲"DESPERATE HEART"、ラストを飾る強力な哀愁メロハー"DON'T TELL ME IT'S OVER"等、非常にクオリティの高い楽曲揃い。

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