06.7.10 - 16
(mon - sun)
ALEXANDER「TAKE YOUR CHANCE」ドイツのアイドル03年1st。ドイツ版「POP
IDLE」の優勝者だとか。完璧に作り込まれたキャッチーな楽曲の数々は非常にクオリティが高く、ANDERS JOHANSSON等に近い印象。甘くメロウなバラード"TAKE
ME TONIGHT"、"ANOTHER DAY,ANOTHER HEART"、"ANYTHING
IS POSSIBLE"、朗らかで爽やかな"I DON'T WANNA SAY THAT"、"STAY
WITH ME"、ラテンの哀愁をダンサブルに聴かせる"I NEED YOU"、ダンサブルな哀愁R&Bといった趣の"BREAKIN
UP IS HARD TO DO"等、佳曲満載。MICHAEL SEMBELLOの名曲にトランスアレンジを施した"MANIAC"も収録されてますが、やっぱこの曲はどんなアレンジにしても格好良いな!
IAN CUSSICK「NECROMANCER」イギリスのマルチプレイヤーの93年作。仄かにシンフォプログレ風味もある伝統的でメロディアスなHRで、URIAH
HEEPやLUCIFER'S FRIENDを思わせる雰囲気。小曲をイントロに据える展開が多く、楽曲にドラマティックな流れを生んでいます。タイトルトラックはスリリングなメロディアスHRで非常に格好良い。
ANNE-LIE RYDE「PRIMA DONNA!」スウェーデンの女性シンガーの94年作。ダンサブルな要素もあるKey主体のハイテクAOR。何かどこかで聴いた事のある曲も多く、もしかしたらカヴァー集みたいなものなのかも?
THOMAS HELMIG「STUPID MAN」ソングライター/プロデューサーとしても著名なデンマークのAORシンガー94年作。仄かに枯れた味わいのロック色をAORなアレンジに潜ませた、穏やかながらも芯のある楽曲は、STAGE
DOLLSの「STRIPPED」にも似た味わいがあります。特に郷愁を帯びたハートウォーミングなメロディのタイトルトラックは素晴らしい出来。一方でムーディなバラード"INTO
YOUR EYES"やファンキーなビートを効かせた"I LOVE IT"等、懐の深さを感じさせる楽曲も多数。彼の才能の多彩さを感じることができる一枚。
MAGNUM「KINGDOM OF MADNESS」イギリスのメロディアスハード(?)78年1st。後の彼等のアルバムからするとやや異質な雰囲気のするこのアルバムは、プログレッシヴと言っても良い程に、非常に大仰でドラマティックな展開を随所に見せるスリリングな楽曲揃い。中でも繊細なアコギとフルートの絡みから雄々しく盛り上がっていく名曲中の名曲のタイトルトラックと、QUEENばりのイントロから哀愁リフが炸裂するアップテンポの名曲"INVASION"は、彼等の楽曲の中でも屈指の出来映え。他にも"IN
THE BEGINNING"、"THE BRINGER"、"ALL COME TOGETHER"等、ドラマティックかつ心奮わす楽曲揃い。名盤。
MAGNUM「VISILANTE」イギリスのメロディアスハード86年作。彼等の産業ロック化とブリティッシュHRらしさが最もバランス良く機能していた最盛期のアルバムの一つ。キャッチーでハートウォーミングなメロディがコンパクトにまとまった"LONELY
NIGHT"、骨太でタフなHRの側面を伺わせつつもサビメロはキャッチーな"SOMETIME LOVE"、雄大な広がりを感じさせるスケールの大きなバラード"WHEN
THE WORLD COMES DOWN"、そしてこれぞMAGNUM!と溜飲を下げるドラマティックかつメロディックな名曲のタイトルトラック等、素晴らしい楽曲揃い。名盤。 |
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