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2006年10月後半

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06.10.30 - 11.3(mon - fri)
SOIL WORK「NATURAL BORN CHAOS」DEVIN TOWNSENTをプロデューサーに迎えて彼らの音楽性を確立したスウェーデンのメロディックデス02年4th。彼らの出自であるARCH ENEMY的な楽曲構成をベースに、これでもかという位に塗り込めた重厚でスペーシーなKeyアレンジと、普通声によるメロディックなシンガロングパートを導入した楽曲は、ちょっと行儀良すぎる感もあるものの、非常に完成度が高いです。"THE BRINGER"での泣きのGtと歌メロとか超強力。
ILLUSTRATOR「S.T」アメリカのCCM87年作1st。叙情感のある繊細で落ち着いた雰囲気の美しい楽曲。派手さはありませんが、非常にハイクオリティなメロディが楽しめる一枚。
INGA & ANETE HUMPE「SWIMMING WITH SHARKS」INGA & ANETEのHUMPE姉妹によるエレポップ87年作。あのFREIHEITのプロデューサーARMAND VOLKERプロデュース。スペーシーで柔和なKeyアレンジを施した親しみやすいポップなメロディと優しげなハーモニーワークは、確かに80年代後半のFREIHEITの雰囲気が感じられます。ニューウェーブ風のアンニュイなムードも強く感じられ、舌っ足らずなVoの印象も相まって、TRANSVISION VAMPからGtを弱くしたような雰囲気もあり。
INSANIA「WORLD OF ICE」スウェーデンのメロディックパワーメタル99年作。典型的なHELLOWEENタイプで詰めの甘さも随所に感じられますが、疾走感のある哀愁曲はまずまずの出来。
IT BITES「ONCE AROUND THE WORLD」イギリスのプログレハード88年名盤2nd。捻りの効いたポップなメロディとテクニカルな楽曲構成、躍動感のあるKeyとエッジのあるGtのバランスが取れたアルバム。総じてクオリティの高い彼等のアルバムの中で、最もメロハーファンにフィットするアルバムのような。
IT BITES「EAT ME IN ST.LOUIS」イギリスのプログレハード89年3rd。捻りの効いたポップなメロディとテクニカルな楽曲構成はそのままに、かなりGtサウンドを強調してHR寄りになったアルバム。
PAUL SMITH「EXTRA MEASURE」アメリカのCCMシンガーの94年作。彼の過去作同様、あまりCCMを意識させない比較的ポップで普遍的なメロディをフィーチュアした楽曲中心ですが、今作ではアコギとピアノによるアレンジを施した、ややレイドバックしつつもハートウォーミングなメロディを穏やかに聴かせる楽曲が目立つ印象です。R&B的なグルーヴ感が気持ち良くスイングする"EVERY LITTLE THING"が若干趣が異なるものの、他の曲は大体同じような雰囲気。

06.10.29 (sun)
AGENT「S.T」カナダの産業ロック96年作。元々87年にリリースされたアルバムを、VoをTROY REIDに変えてリ・レコーディングしたアルバム。深みと包容力のある絶品の歌唱に、柔和なKeyアレンジと、大らかで程良く憂いを帯びたメロディをフィーチュアした楽曲。どの曲も高品質ですが、特に"CAN'T STOP"と"SURRENDER"の哀愁メロディの煽情力は強烈。
DAN LUCAS「NEWS」元KAROのVoのソロ96年3rd。ややハスキーな声質のVoに、軽やかなアコギと厚みのあるKeyアレンジを施した産業ロック。郷愁を誘う憂いのメロディが名盤1stの楽曲を思わせる"LOVE IS THE ANSWER"、軽快で開放感のある爽やかなメロディの"IN THE RAIN"、スリリングな哀愁メロをダンサブルなアレンジで聴かせるアップテンポ"BELIEVE IN MAGIC"等が印象的。ROBERT PAPSTが手掛けた過去のシングル"HEART OF AMERICA"の原曲と96年バージョンを収録しているんですが、正にROBERT PAPSTという感じの爽快な原曲と、大胆にムーディなアレンジを施した96年バージョンの対比が面白い。

06.10.23 - 10.28 (mon - sat)
T.O. JOKER「UNSIGNED」カナダのメロディアスハード自主制作93年6曲入りミニ。躍動するリズムがEXTREME的な"MONEY & SEDUCTION"、哀愁メロハー"TIME HAS NO MERCY"、爽快なアップテンポ"OUT OF CONTROL"等、典型的ながらも質の高い楽曲が揃っています。ややこもり気味の音質ながらも、自主制作にしては良好。
IRON MAIDEN武道館行ってきました。やはり新譜完全再現。いやあ、キツかった。正に拷問。唯一"FOR THE GREATER GOOD OF GOD"のみは今後の定番にしても悪くないかな、くらいの出来でしたが、その他は本当に・・・。その反動というか、終盤の定番5曲は怒濤の盛り上がりでした。当然次はEARLY DAYS 2で来てくれるんだよな・・・?次も来なかったら、本当に海外で観る事にしよう。

06.10.22 (sun)
MASTODON「BLOOD MOUNTAIN」アメリカのエクストリームHM06年3rd。ファストでスリリングな展開が格好良い1曲目"THE WOLF IS LOOSE"や叙情的でメランコリックな旋律を導入したミドル"SLEEPING GIANT"等からも感じ取れるように、前作に比べて聴き易さが増したような印象。とはいえ超アヴァンギャルドかつテクニカルなインスト"BLADECATCHER"に代表されるようなプログレッシヴな展開も随所に聴かれます。B!のレヴューで「DEATHを思い出させ」ると書いてありましたが、なるほど、といった感じ。
OPETH「STILL LIFE」スウェーデンの叙情デス99年作。既にこの時点で現在のOPETHらしさが感じ取れます。繊細なロマンチシズムを発するアコギパートから咆哮型のデスヴォイスを交えた、ややヴィンテージなロックの躍動感を感じさせるヘヴィパートへ展開する1曲目の"THE MOOR"を聴いた時点で、このアルバムの完成度が知れようというもの。多分LOUD PARKでもプレイしてた、あまりに美しい叙情バラード"BENIGHTED"も素晴らしい。
BACKYARD BABIES「MAKING ENEMIES IS GOOD」スウェーデンのハードR&Rバンドの01年3rd。1曲目の"I LOVE TO ROLL"から3曲目まで、カラッとした抜けの良いアメリカンな雰囲気のキャッチーな楽曲が続きます。これはこれで気持ち良く聴けるんですが、やはり続くメランコリックな哀感の滲むスローテンポ"COLOURS"や、ちょっとTHE 69EYES的なゴス風味の入ったR&R"THE CLASH"、気怠くダークなムードの"EX-FILES"といったフックとなる楽曲が魅力的なのが美味しい。
IRON MAIDEN、新譜全曲演奏ですか・・・。何か微妙だなあ。「7TH〜」でやってくれりゃ言う事無しなんですが、今回のアルバムだとなあ。その意気や良しとは思うものの、中盤寝るんじゃないか、俺?まあ今から頑張って聴き込んでみるか・・・。

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