06.11.12
(sun)
ANA JOHNSSON「THE WAY I AM」スウェーデンの女性シンガーの04年作。「スパイダーマン2」の主題歌"WE ARE"が非常に僕好みの楽曲だったので、少し期待して聴いてみたんですが、これはかなりツボ。AVRIL+EVANESCENCEというようなサウンドスタイルで北欧系ポップスをやってみたらこうなったという感じの楽曲で、"WE ARE"以外はもっとポップ寄りなんですが、どれも高品質でかなり楽しめました。僕の嗜好的には"I'M STUPID"や"LIFE"のような軽くゴス風味が入った楽曲が非常に良い感じです。
AMAZONE「ROUGH,TOUGH」ドイツの女性シンガーの87年作。適度にハードなGtアレンジを施したハードポップで、例えば同郷のJOALをもう少しポップなアレンジにしたような楽曲。哀愁の効いた"THE REVOLUTION OF YOUR EYES"、"ANOTHER LIER"といった楽曲が良い感じ。但し歌唱力はイマイチ。
ANDERS GLENMARK「BOOGIE I MITT HUVUD」ABBAのバックバンドを務めていたスウェーデンのAORシンガー93年作。ハードポップからブルーズまで、割と音楽性を変えている器用な人ですが、このアルバムでは穏やかでアトモスフェリックな浮遊感のあるアレンジに、BEATLES的なポップさのあるメロディを乗せた、独特な音楽性を披露しています。面白い部分も随所にあるんですが、個人的には今一つピンと来ない・・・。
ANDY BAUM & THE TRIX「WHAT'S WRONG?」オーストリアの産業ロック89年作。胸に染み入るような渋い哀感を漂わせた楽曲は、アメリカの産業系バンドのサウンドを思わせます。洗練されたアレンジと大らか広がりを感じさせるメロディは、産業ロック産業期の38 SPECIALなんかを思わせます。なかなか良い感じ。
AOR「L.A ATTRACTION」FREDERIC SLAMAのAORプロジェクト06年作。相変わらず洗練されたメランコリックな憂いを帯びたウエストコーストAORを聴かせてくれています。バックで咽び泣くGtフレーズも非常に美味しい。いつも通り満足の行く出来なんですが、どうも初期のしっとりとした湿度感が失われ、サラっとした肌触りのサウンドになってる気がするのが個人的にはちょっと残念。これてTOMMY DENANDERの影響なんだろうか?
KERRY LIVGREN「ONE OF SEVERAL POSSIBLE MUSIKS」元KANSASのKERRY LIVGRENが、プログレッシヴな感性を前面に押し出したオールインストの89年作。KANSAS初期の大作をよりシンフォニックに繊細にしたような、スリリングで叙情的な楽曲が楽しめます。
KERRY LIVGREN「WHEN THINGS GET ELECTRIC」元KANSASのGtのソロ94年作。ややブルージーな感覚を取り入れた比較的ストレートなアメリカンHRにドラティックな展開とキャッチーなコーラスをフィーチュアした産業ロック的なメロディを導入したスタイルは、所々でKANSASを連想させます。
KILLERS「MISE AUX POINGS」フランスの正統派パワーメタル87年3rd。疾走感とパワー溢れる楽曲に、荒々しくも雄々しいメロディが全編に渡って楽しめる強力盤。
KIM HILL「SO FAR SO GOOD」アメリカのCCM女性Voソロ94年作。WAYNE KIRKPATRICKプロデュース。アーシーな雰囲気は一層強くなり、爽快感のあるカントリー風ロックという雰囲気に。タイトルトラックや"WISE BEYOND HER TEARS"等の爽やかなメロディは結構いけます。
KIM HILL「TALK ABOUT LIFE」アメリカのCCM女性Voソロ89年作。BROWN BANNISTERプロデュース。ややアーシーな雰囲気のある軽やかなアレンジのアメリカンロック的な楽曲。KENNY MARKSのような雰囲気の、胸に滲みるハートウォーミングなメロディ。
KIM HILL「THE FIRE AGAIN」アメリカのCCM女性Voソロ97年作。DAVID KERSHENBAUMプロデュース。深みのある力強いVoに、アーシーな雰囲気のあるアコギを活かした包容力と暖かみのある穏やかな楽曲。今作ではリリカルなピアノや大らかなKeyアレンジが導入されており、叙情的なAORという感じの楽曲が多くなっています。
KIM KYUNGHO「03」韓国人シンガーの98年3rd。彼のアルバムの中でも最もHM色の強いアルバム。力強い正統派HM、爽やかでキャッチーなメロディアスハード、泣きのGtをフィーチュアした繊細な哀愁バラード、チェンバロ風KeyとネオクラシカルなGtをフィーチュアした様式美HM等、様々なスタイルの楽曲をパワフルなハイトーンVoで聴かせるハイクオリティな一枚。
KIM KYUNGHO「1997」韓国人シンガーの97年2nd。伸びのあるクリアかつパワフルなハイトーンは絶品。ネオクラシカルでドラマティックなメタルチューン"DRACURA"、"AID & AIDS"、"OUR SON"、物悲しい哀愁メロを情感たっぷりに歌い上げる3曲目、6曲目(ハングルなので読めません・・・)等、非常にクオリティの高い楽曲揃いです。
KING JAMES「S.T」WHITE CROSSのGt、REX CARROLL率いるクリスチャン・メロディアスハード94年作。テクニカルでフラッシーなソロプレイとフックのあるリフを弾きこなすGtに、STRYPERをハードにしたようなキャッチーな楽曲。 |
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