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2006年11月前半

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06.11.13 - 18 (mon - sat)
BACKSEAT ROMEO「S.T」アメリカのメロディアスハード93年作。典型的なアメリカのインディ・グラムメタルで、カラッとしたGtサウンドに適度にキャッチーなメロディを乗せた楽曲は、どこかで聴いたような雰囲気満載。このテの楽曲が好きなら、それなりに聴き所ありかな。
BENJAMIN ORR「THE LACE」元THE CARSのBのソロ86年作。重厚なKeyアレンジを施したポップでキャッチーな産業ロック。オープニングに最適なノリノリのハードポップ"TOO HOT TO STOP"、シングルヒットしたのも頷ける秀逸な哀愁メロの"STAY THE NIGHT"、美しいコーラスをフィーチュアしたサビメロが素晴らしい"SKYLINE"等、産業ファンのツボにハマりそうな楽曲揃い。
BEN GLOVER「26 LETTERS」アメリカのCCMシンガーの01年作。包容力のある優しいVoで、穏やかながらもポピュラリティのあるキャッチーな楽曲を歌い上げています。軽やかなアコースティックロックのタイトルトラック、BEATLES的なポップ感覚のある"TOO MANY MIRACLES"、浮遊感のある大らかなメロディが美しい"STOLEN BY MERCY"、心安らぐメロディが染みる"RUNNING AFTER ME"等、かなりクオリティの高い楽曲が揃っています。
GARNET CROW「THE TWILIGHT VALLEY」J-POPの06年5th。陰りのある歌メロに軽くゴシックタッチのアレンジを施した1曲目の"ANYWHERE"を聴いた時点でかなり好感触。僕の好きな1stの雰囲気が感じられる。その予感は当たっていたようで、浮遊感のある哀愁バラード"まぼろし"、お得意の郷愁をそそるメロが泣ける"RUSTY RAIL"、往年の歌謡曲的なメロディをラテンディスコタッチにアレンジした名曲"夢・花火"、彼らの本領発揮とも言える秀逸なメロディ展開のキラーチューン"かくれんぼ"、スケールの大きな大仰なメロディが中島みゆきっぽさも感じさせる"YELLOW MOON"等、僕がGARNET CROWに求めていたものが、かなり戻って来た感じ。これは久々に良い出来で嬉しい。
THE ARROWS「THE LINES ARE OPEN」カナダのソングライターDEAN MCTAGGARTが結成した産業ロック85年2nd。産業ロックというよりは、メインストリームのポップスという感じに洗練されたKeyアレンジを施したポップな楽曲揃い。LONG ISLAND CLASSICSシリーズでラストの"HAMPTON AVENUE"以外は全曲収録されているんですが、この曲が超強力!まるでCRUMBACHERを彷彿させるような美しく華麗なコーラスアレンジを施したキャッチーなアップテンポで、他の曲と比べるとちょっと毛色が異なるんですが、間違いなく一番良い曲。何でベストからこの曲外すかな!と思いつつも、このCDを発見できた事に密かな喜び。

06.11.12 (sun)
ANA JOHNSSON「THE WAY I AM」スウェーデンの女性シンガーの04年作。「スパイダーマン2」の主題歌"WE ARE"が非常に僕好みの楽曲だったので、少し期待して聴いてみたんですが、これはかなりツボ。AVRIL+EVANESCENCEというようなサウンドスタイルで北欧系ポップスをやってみたらこうなったという感じの楽曲で、"WE ARE"以外はもっとポップ寄りなんですが、どれも高品質でかなり楽しめました。僕の嗜好的には"I'M STUPID"や"LIFE"のような軽くゴス風味が入った楽曲が非常に良い感じです。
AMAZONE「ROUGH,TOUGH」ドイツの女性シンガーの87年作。適度にハードなGtアレンジを施したハードポップで、例えば同郷のJOALをもう少しポップなアレンジにしたような楽曲。哀愁の効いた"THE REVOLUTION OF YOUR EYES"、"ANOTHER LIER"といった楽曲が良い感じ。但し歌唱力はイマイチ。
ANDERS GLENMARK「BOOGIE I MITT HUVUD」ABBAのバックバンドを務めていたスウェーデンのAORシンガー93年作。ハードポップからブルーズまで、割と音楽性を変えている器用な人ですが、このアルバムでは穏やかでアトモスフェリックな浮遊感のあるアレンジに、BEATLES的なポップさのあるメロディを乗せた、独特な音楽性を披露しています。面白い部分も随所にあるんですが、個人的には今一つピンと来ない・・・。
ANDY BAUM & THE TRIX「WHAT'S WRONG?」オーストリアの産業ロック89年作。胸に染み入るような渋い哀感を漂わせた楽曲は、アメリカの産業系バンドのサウンドを思わせます。洗練されたアレンジと大らか広がりを感じさせるメロディは、産業ロック産業期の38 SPECIALなんかを思わせます。なかなか良い感じ。
AOR「L.A ATTRACTION」FREDERIC SLAMAのAORプロジェクト06年作。相変わらず洗練されたメランコリックな憂いを帯びたウエストコーストAORを聴かせてくれています。バックで咽び泣くGtフレーズも非常に美味しい。いつも通り満足の行く出来なんですが、どうも初期のしっとりとした湿度感が失われ、サラっとした肌触りのサウンドになってる気がするのが個人的にはちょっと残念。これてTOMMY DENANDERの影響なんだろうか?
KERRY LIVGREN「ONE OF SEVERAL POSSIBLE MUSIKS」元KANSASのKERRY LIVGRENが、プログレッシヴな感性を前面に押し出したオールインストの89年作。KANSAS初期の大作をよりシンフォニックに繊細にしたような、スリリングで叙情的な楽曲が楽しめます。
KERRY LIVGREN「WHEN THINGS GET ELECTRIC」元KANSASのGtのソロ94年作。ややブルージーな感覚を取り入れた比較的ストレートなアメリカンHRにドラティックな展開とキャッチーなコーラスをフィーチュアした産業ロック的なメロディを導入したスタイルは、所々でKANSASを連想させます。
KILLERS「MISE AUX POINGS」フランスの正統派パワーメタル87年3rd。疾走感とパワー溢れる楽曲に、荒々しくも雄々しいメロディが全編に渡って楽しめる強力盤。
KIM HILL「SO FAR SO GOOD」アメリカのCCM女性Voソロ94年作。WAYNE KIRKPATRICKプロデュース。アーシーな雰囲気は一層強くなり、爽快感のあるカントリー風ロックという雰囲気に。タイトルトラックや"WISE BEYOND HER TEARS"等の爽やかなメロディは結構いけます。
KIM HILL「TALK ABOUT LIFE」アメリカのCCM女性Voソロ89年作。BROWN BANNISTERプロデュース。ややアーシーな雰囲気のある軽やかなアレンジのアメリカンロック的な楽曲。KENNY MARKSのような雰囲気の、胸に滲みるハートウォーミングなメロディ。
KIM HILL「THE FIRE AGAIN」アメリカのCCM女性Voソロ97年作。DAVID KERSHENBAUMプロデュース。深みのある力強いVoに、アーシーな雰囲気のあるアコギを活かした包容力と暖かみのある穏やかな楽曲。今作ではリリカルなピアノや大らかなKeyアレンジが導入されており、叙情的なAORという感じの楽曲が多くなっています。
KIM KYUNGHO「03」韓国人シンガーの98年3rd。彼のアルバムの中でも最もHM色の強いアルバム。力強い正統派HM、爽やかでキャッチーなメロディアスハード、泣きのGtをフィーチュアした繊細な哀愁バラード、チェンバロ風KeyとネオクラシカルなGtをフィーチュアした様式美HM等、様々なスタイルの楽曲をパワフルなハイトーンVoで聴かせるハイクオリティな一枚。
KIM KYUNGHO「1997」韓国人シンガーの97年2nd。伸びのあるクリアかつパワフルなハイトーンは絶品。ネオクラシカルでドラマティックなメタルチューン"DRACURA"、"AID & AIDS"、"OUR SON"、物悲しい哀愁メロを情感たっぷりに歌い上げる3曲目、6曲目(ハングルなので読めません・・・)等、非常にクオリティの高い楽曲揃いです。
KING JAMES「S.T」WHITE CROSSのGt、REX CARROLL率いるクリスチャン・メロディアスハード94年作。テクニカルでフラッシーなソロプレイとフックのあるリフを弾きこなすGtに、STRYPERをハードにしたようなキャッチーな楽曲。

06.11.5 - 11 (sun - sat)
ANNE-LIE RYDE「MELLAN LJUS OCH MORKER」スウェーデンの女性シンガーの89年作。プロデューサーとKeyにMATS OLAUSSONが参加しています。厚みのあるKeyを多用しつつも、適度にエッジのあるGtアレンジを施したハードポップ。透明感と浮遊感のある北欧らしいポップなメロディが印象的で、時折ムーディでジャジーな渋い楽曲あり。爽やかなメロディが軽やかに流れる"MITT HJARTA SLAR BOM-BOM"、キャッチーな躍動感のある"STRMEN HAR LAGT SIG"等、なかなか良い感じの楽曲が揃っています。
A.L.I.「BIG DEAL」ドイツのメロディアスハード90年作。GtにBOBBY ALTVATERが参加。適度にハードなGtにKeyが彩りを加えるアレンジの楽曲は、BONFIREやBOYSVOICEといったジャーマンメロハーの流れを汲むスタイルかと思いますが、レベルはもっと低いかな。高音部が厳しいVoと安っぽいKeyの音色がB級感を感じさせます。開放感のある爽やかなメロディが気持ち良い"GR8 2 C U"、リリカルなKeyが叙情味を掻き立てる哀愁ハード"SAVE ME"等はまずまずの出来。

06.11.4 (sat)
AINA「LIVING IN A BOY'S WORLD」ノルウェーの女性シンガーの88年3rd。ボートラ5曲を加えてMTM CLASSIXからの再発盤。バックにはROLF GRAFを始めとするノルウェーのAORマスターLAVAのメンバーが参加。その面子から想像するとやや意外というか、結構ハードなアレンジの楽曲。打ち込み色があるもののボトムの効いたステディなリズムにキャッチーな哀愁のサビメロを乗せた"ROCKS OFF"、軽快な産業ハードチューン"SHOT DOWN IN FLAMES"、叙情的な泣きのバラード"YOU BABE YOU"等、なかなか粒の揃った楽曲が揃っています。
AOR「L.A CONCESSION」FREDERIC SLAMAのAORプロジェクト00年1st。半分以上の楽曲が後のアルバムでリメイクされているので、まあ当たり前ながら期待通りの充実振り。まろやかな憂いを帯びたメロウでミディアムテンポのメロディに、泣きのGtフレーズが随所に絡む極上のAOR。素晴らしい。
ANNETTE HOPFENMULLER「BEHIND THE DUNES」ドイツの女性シンガー87年作。産業系の厚みのあるKeyと時折エッジのあるプレイを聴かせるGtアレンジを施したハードポップ。しっとりした憂いのあるメロディを適度なポップ感覚で聴かせる楽曲。哀愁を帯びている事は間違いないんですが、今一つフックに欠けるメロディがもどかしい。
JACKLYN「MARBLE ROSE」オランダの女性ハードポップ96年作。適度にエッジのあるGtと程よいKeyをフィーチュアした躍動感のあるキャッチーな楽曲。ロングアイランド盤の中でも上位に入るであろうクオリティ。ERIKAやTONE NORUMといったハード目の女性Voモノが好きな方にはアピールするものがあると思います。
JADED HEART「INSIDE OUT」MICHAEL BOMANN率いるドイツのメロディアスハード94年1st。最近は比較的アメリカナイズドされた明るめの楽曲もありますが、この頃は濃密な哀愁メロディが全編を覆っています。「哀愁」という意味ではこの1stが一番強力でした。メロディも当時から実に魅力的。
JAIME KYLE「THE PASSIONATE KIND」アメリカの美人シンガーソングライターの92年1st。GtにMICHAEL THOMPSON、BRUCE GAITCH参加。ややハスキーなVoがマッチする、渋みのある哀愁を漂わせるメロディアスなアメリカンロック。
JAY SEEVER「NO MORE MONEY」元DOMINOEのVoのソロ94年作。Key主体だったDOMINOEとは異なり、アコギをメインにした軽快なアレンジに、名ソングライターROBERT PAPSTが全編を手掛けたキャッチーなメロディ。
JIM「S.T」元ALIENのVoのソロ90年1st。ALIENのメロウな楽曲を集めたような、爽やかさの中に仄かな哀愁を滲ませたキャッチーな楽曲満載の名盤。
JIMMY BARNES「FREIGHT TRAIN HEART」オーストラリアのハードロッカー87年作。JONATHAN CAIN、NEAL SCHON、JIM VALLANCE、DESMOND CHILD等が楽曲提供しています。彼の持ち味であるアーシーな男臭いロックの格好良さ、産業ロックの達人によるキャッチーなメロディが融合した楽曲。
JOAL「WHO'S GOT THE FEELING」ドイツの女性シンガーの93年2nd。1stではハードポップ的な楽曲をやっていた彼女ですが、このアルバムではかなりレイドバックしたブルーズ寄りの楽曲が増えています。渋みを帯びたハスキーなVoが楽曲にマッチしています。特に出だしはホーン等を交えた最近のGARY MOOREばりのブルーズ路線。中盤にかけてブルーズテイストを取り入れつつもメロディアスな楽曲が増えてきます。"FOOL"、"CHANGES"あたりはそれが上手く結実した秀曲。
JOHN ELEFANTE「WINDOWS OF HEAVEN」元KANSASのVoにして、数々のCCM系アーティストを手掛けるプロデューサーの95年1stソロ。透明感のあるスムースで親しみやすいメロディのAOR。マイルドで耳当たりの良いVoも魅力的。
JOHN ELEFANTE「CORRIDORS」元KANSAS〜MASTEDONのCCMシンガー97年2nd。透明感のある美しくスムースなメロディのAOR。
JOHN ELEFANTE「DEFYING GRAVITY」元KANSAS〜MASTEDONのCCMシンガー99年3rd。優しく大らかでスムースなメロディのAOR。
JOHN PARR「RUNNING THE ENDLESS MILE」アメリカの産業ロッカー86年2nd。SURVIVORのような爽快感と躍動感のある楽曲。メロディも素晴らしい出来です。

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