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2006年11月後半

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06.11.27 - 12.2 (mon - sat)
TROY NEWMAN「IT'S LIKE THIS」オーストラリアのシンガーソングライターの95年作。繊細なアコギをバックにハートウォーミングなメロディを歌い上げる楽曲。カントリー的な土臭さはあまり感じさせず、時に爽やかに、時に切ない憂いを含んだメロディが静かに胸に染み入ります。
ATTRACTION 65「S.T」元BLUE TEARSのVo兼GtとBの二人が中心となって結成されたアメリカのメロディックロック03年作。BLUE TEARSの面影は全く無く、アコギとラフなディストーションGtによるシンプルなアレンジに、エモーショナルな歌メロを乗せたモダンなアメリカンロック。少しオルタナティヴ的な気怠げなムードもあり。叙情的なメロディはなかなかのもので、悪くない出来。
TRIVIUM「ASCENDANCY」、持ってたのか俺・・・。中古ならまだしも、新譜でダブって買ってしまった。痛い・・・。

06.11.26 (sun)
BILGERI「LONELY FIGHTER」オーストリアの産業ロックシンガーの91年作。ハスキーで包容力のあるVoで柔和でハートウォーミングなメロディを歌い上げる楽曲。力強いサビメロに向けて徐々に盛り上がって行く"TICKET TO LOVE"、ムーディな哀愁を感じさせる"TANGO ME"、大らかで開放感のあるサビメロが気持ち良い産業チューン"MIDAS TOUCH"等が良い感じ。スタンダード曲"ONLY ONE WOMAN"のカヴァーもあり。
AVA「S.T」ドイツの女性シンガー89年作。次作ではもう少し産業寄りになるんですが、このアルバムでは厚みのあるKeyを前面に出したメインストリームなポップスという雰囲気。快活でポップなメロディの"TRUE LOVE"のような楽曲もありますが、メインは欧州的な陰りを帯びたメロディが主体の哀愁曲。スケールの大きなダイナミックなメロディ展開の哀愁バラード"FIRE"、哀愁ハードポップと呼んでも良いくらいの適度なハードさを帯びた"I WANT WHAT I WANT"、濃密な憂いを帯びたサビメロが秀逸なミドル"WAITING FOR THE ORDER"等、メロディの出来はなかなかのもの。

06.11.24 - 25 (fri - sat)
SURE CONVICTION「GET READY」アメリカのクリスチャン・メロディアスハード95年作。タイトに締まったGtオリエンテッドなアレンジに、仄かな憂いを含んだ適度にキャッチーなメロディを乗せた楽曲。例えるならクリスチャン版BONFIREとでもいった趣。構築美のあるドラマティックなGtソロも魅力的。
ELEMENTS OF FRICTION「S.T」ROBIN MCAULEY、RICKY PHILLIPS、TOMMY ALDRIDGE等が参加したプロジェクトの01年作。MARK SPIRO、DAN HUFF、JOHN WAITE、JOHNATHAN CAIN等、多彩なメンバーが楽曲提供しています。楽曲はMARK SPIROが書いた哀愁メロハー/産業曲と、RICKY PHILLIPSが書いたややブルージーでストレートなアメリカンロックに二分されている印象。ROBIN MCAULEYの湿った歌声は、やはり前者の哀愁曲ではハマって良い感じなんですが、後者の楽曲ではややミスマッチな感が否めません。
DEVONSQUARE「BYE BYE ROUTE 66」アメリカのメロディックロック91年作。繊細なアコギと美しい男女ハーモニーを活かした穏やかな楽曲。爽やかなニューカントリー調の"THE CLOWNS LEAD THE BAND"といった楽曲も和めるんですが、個人的に彼らの楽曲の魅力は郷愁を掻き立てる哀愁曲にあり、そういう意味ではAMERICA等に近い雰囲気。物悲しいヴァイオリンの音色が叙情をそそる"IF YOU COULD SEE ME NOW"、泣きのGtが楽曲をリードする"RAINING DOWN ON BLEECKER STREET"、ハートウォーミングなメロディの中に哀愁を潜ませたタイトルトラック等が秀逸な出来。
TALK OF THE TOWN「S.T」THOMAS VIKSTROMが在籍したスウェーデンのメロディアスハード88年1stにボーナス8曲を加えて再発された99年盤。本編の方は正に理想的な北欧メロハーで、透明感と憂いを感じさせるメロディをクリアなハイトーンで歌い上げる素晴らしい楽曲揃いで、全11曲捨て曲無し。2nd「REACH FOR THE SKY」からの4曲は出来にバラつきがあるものの、良い曲もあり。レアなTHOMAS VIKSTROMのソロ「IF I COULD FLY」からの2曲は爽やかなアコースティックロックとブルーズロックで悪くないです。最後の未発表2曲は2ndの捨て曲路線で、大した事の無い出来です。
STEELHOUSE LANE「METALLIC BLUE」CITY BOY〜STREETS等で活躍したメロハー職人MIKE SLAMERが指揮を執るメロディアスハード98年1st。HOUSE OF LORDSの"METALLIC BLUE"、TOWER CITYの"SURRENDER"、WALL OF SILENCEの"ADDICTED"、HARDLINEの"DR.LOVE"等、過去に他のアーティストに提供した楽曲のリメイクが何曲かあり。リメイク曲の方が総じてレベルが高いものの、他の曲もMIKE SLAMERらしいGtオリエンテッドな作風を貫いた佳曲揃い。これぞメロディアスハードな一枚。
SONS OF ANGELS「THRILL OF THE FEEL」日本人Gtの瀬上純が、元HARDLINEのJOHNNY GIOELIと組んだプロジェクトの00年作。切れの良いGtプレイを随所にフィーチュアした、爽快でキャッチーなアメリカンHR。JOHNNY GIOELIファンである瀬上が彼の歌唱の魅力を見事に引き出した好盤です。
ALLEN-LANDE「THE BATTLE」RUSSELL ALLENとJORN LANDEという二人の実力派シンガーが、LAST TRIBEのMAGNUS KARLSSONの楽曲を歌い上げるプロジェクトの05年作。LAST TRIBEで聴かせるテクニカルなプレイはそのままに、大仰なメタル色やプログレ色を抑えて歌メロを軸に据えた楽曲にしてみたら、実に理想的なメロディアスハードになった、というような雰囲気。彼らのキャリアからすると、この路線はやや方向性が違うのかもしれませんが、メロハー好きにとっては正に溜飲が下がる充実のメロディと、スリリングなインストパートが絶妙に絡み合う最高の楽曲になっています。素晴らしい出来。惜しむらくは、次はあるの?という事だけでしょうか。

06.11.21 - 23 (tue - thu)
I AM GHOST「LOVERS' REQUIEM」スクリーム系の男性Voと女性VoのツインVoを擁するアメリカのスクリーモ系(?)の06年作。最近色んな人の購入リストに入っていたのと、北欧ゴシックっぽいという前評判を聞いて気になっていたので買ってみました。一聴した感じ、北欧ゴシック色はどちらかというと装飾的に色々な部分で使われている印象。"OUR FRIEND LAZARUS SLEEPS"の疾走感はMY CHEMICAL ROMANCEを思わせるし、メタリックなリフカッティングが格好良い"KILLER LIKES CANDY"はAVENGED SEVENFOLDやBULLET FOR MY VALENTINEっぽさがあるし、流麗なGtプレイとKeyが絡み合いつつ疾走する"DARK CARNIVAL OF THE IMMACULATE"はCHILDREN OF BODOMなんかをちょっと感じさせるかな?そんな感じで勢いのある楽曲でグイグイ展開していくんですが、どの曲も切れのあるGtリフ、大仰な展開、キャッチーなシンガロングといったメタル色満載で非常に格好良い。ラストの"BEYOND THE HOURGLASS"の後半の展開は正にドメタルで悶絶な強烈さ。ゴシック系と呼ぶにはちょっと疾走感ありすぎで重厚感に欠けるんですが、(あ、終盤の"THE DENOUEMENT"と"THIS IS HOME"はかなりメランコリックでゴスっぽいね。)そんな事は抜きにしてメチャクチャ気に入った!

06.11.20 (mon)
BAGHEERA「DOOR TO DELIVERANCE」オランダのプログレッシヴ・メロディアスハード95年作。明らかにGEOFF TATEに影響を受けた線の細いハイトーンVoに、繊細なピアノを絡めつつドラマティックに展開する楽曲。強引に例えるなら、QUEENSRYCHEをポンプ的なアレンジを加えつつメロハーにした、というような雰囲気。やや音程が外れ気味のVoの弱さが気になるものの、楽曲のクオリティ自体はなかなか高く、特に1曲目の"THE LAGGARD"の躍動感は秀逸。
BIG WHIP「SHE'S GOT THE NEWS」ドイツのメロディアスハード91年作。ハモリのコーラスワークを活かした朗らかなメロディの楽曲。ちょっとオールディーズ的なメロディが顔を出す辺りが、PRAYING MANTISの1stの"CHEATED"や"FLIRTING WITH SUICIDE"といった明るめの楽曲の雰囲気に似ているかも。

06.11.19 (sun)
ARCANGEL-CANNATA「TAMOROK」JEFF CANNATA率いるカナダの産業ロックの02年作。新曲は数曲だけでARCANGEL〜CANNATAの3枚のアルバムから選曲された再録ベスト盤的な内容。映画のサントラを思わせるような、様々なサウンドを多層的に重ねたゴージャスなアレンジを施した重厚でゆったりとした楽曲。過去の楽曲も一層大仰にリアレンジされています。
BEYOND THE BLUE「S.T」アメリカの黒人1人を含むCCMコーラスグループ96年作。AORというよりは、ブラコン的なスムースでソウルフルな楽曲。

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