pseudology by yas-noMAININDEXLISTBESTCD HUNTLINK

BACK

2006年12月前半

NEXT

06.12.4 - 16 (mon - sat)
HAREM SCAREM「HUMAN NATURE」カナダのメロディアスハード06年作。そういや前作買ってないなあ。彼らの場合、割と節操無く音楽性を変えちゃうので、原点回帰というような言葉が当てはまるかどうか分かりませんが、彼ららしいキャッチーなメロディ、美しいコーラス、適度にテクニカルなGtプレイをフィーチュアしたメロディアスハードな楽曲は、彼らに期待しているものズバリの内容。1st、2ndの内容を目指したらしいですが、むしろ「HIGHER」にメロハー的なアレンジを施したような印象。今更「おおっ!」となるようなインパクトは無いですが、非常に高品質な楽曲揃いの好盤。
WETTON/DOWNES「ICON II-RUBICON」JOHN WETTONとGEOFFREY DOWNESが組んだプロジェクトの06年2nd。僕は前作の穏やかな雰囲気も好きだったんですが、1曲目の"THE DIE IS CAST"を聴いた瞬間に、やっぱ「これ!」と思っちゃいますね。叙情的なイントロからダイナミックに疾走しだして、あの歌メロが入ってきた途端「キター!!」って感じ。素晴らしい名曲。爽やかな躍動感を感じさせる"FINGER ON THE TRIGGER"も初期ASIAをモロに彷彿させます。実は前作同様、穏やかな雰囲気の楽曲が多かったりするんですが、要所にこういう躍動感のある楽曲があると、アルバム全体の印象が変わりますねえ。ANNEKE VAN GIRSBERGENの歌唱が絶品に映える"TO CATCH A THIEF"、歯切れの良いヴァースからスケールの大きいサビメロへ展開する"WHIRLPOOL"、タイトルトラックに相応しい堂々たる威厳を備えた"RUBICON"等も非常に素晴らしい出来。素晴らしい。
TRIVIUM「THE CRUSADE」アメリカのHM06年3rd。前作では北欧メロデスの影響が顕著に見えていましたが、今作では更に先祖帰りというか、スラッシュテイスト満載。特にスクリームを抑えたVoの声質、歌い回しがJAMES HETFIELDに似ているので、METALLICAっぽさを強く感じます。いや、むしろ「LIFE UNTIL DEAF」の頃のOUTRAGEか?ザクザクとした切れの良いGtリフが疾走するスラッシュパートとシンガロングを誘発する歌メロのブレンドが絶妙で超気持ち良い。特にアタマ4曲の流れは最強で、"ANTHEM(WE ARE THE FIRE)"は正にアンセムで、聴いてて目頭が熱くなった。メンバーの先人へのリスペクトがありありと感じられ、とにかく全編これメタル!な一枚。最高!!ライヴが超観たい!!
TRIVIUM「ASCENDANCY」アメリカのHM06年2nd。このアルバムでは、IN FLAMESをはじめとする北欧メロデスの影響が強めのメタルコアといった印象。煽情力豊かなフレーズを奏でるGtソロや、ライヴでの盛り上がり必至なシンガロングが随所に盛り込まれているのも凄くオーセンティックなメタルっぽい。確かに非常に格好良いんですが、3rdを先に聴いてしまったので、そこまでにインパクトは受けなかったかな。メタルの美味しい要素を全部ブチ込んだようなドラマティックな展開が強力な"A GUNSHOT TO THE HEAD OF TREPIDATION"が最高に良い。
と思ったら東京公演は速攻売り切れており、今日追加公演を取ろうと思ってたんですが、ちょっと寝坊して11時前にネットを立ち上げたら・・・既にイープラスとローソンは完売!マジ!?慌ててぴあに電話をかけまくるも繋がらず・・・。焦りだした頃にようやく繋がってチケットゲット。良かった・・・。これ見逃したらメチャクチャ後悔するところだった。最近はひたすらTRIVIUMの2枚をリピートし続けてるので、他のアルバムは全く聴いてません。

06.12.3 (sun)
WARRIOR「FIGHTING FOR THE EARTH」アメリカの正統派USメタルの85年作。重厚なリフと芳醇なフレーズを聴かせるGtに、陰りのあるメロディを歌い上げるパワフルなVo。欧州的なムードを漂わせた楽曲はCHASTAINあたりを思わせ、どの曲も非常に格好良い。名盤。
AVALON「OXYGEN」アメリカのCCM4人組コーラスグループ01年作。BROWN BANNISTERプロデュース。ダンサブルなKeyと軽いディストーションGtを絡めたモダンなアレンジに、厚みのあるコーラスを乗せたポップな楽曲。一方で繊細でソウルフルな美しいバラードもあり。
TRIUMPH「THE SPORT OF KINGS」カナダのHRトリオの86年作。ポップになったと非難される事もあるアルバムですが、ことメロディの充実度では彼らのアルバムの中でも一二を争う出来。哀愁の産業ロック的なミドル"TEARS IN THE RAIN"、爽やかでポップな"SOMEBODY'S OUT THERE"、繊細な泣きのGtフレーズがたまらない"IF ONLY"等が佳曲なんですが、フラメンコ調のインスト"EMBRUJO"を導入部とする、泣きまくりのGtが強烈な叙情HRの名曲"PLAY WITH THE FIRE"は、正にRIK EMMETT入魂の一曲!捨て曲無しとは言えませんが、良いアルバムです。
THE OUTFIELD「DIAMOND DAYS」イギリスの産業ロック90年4th。初期の軽快な躍動感は徐々に薄れ、広がりのある爽やかなメロディを聴かせるスケールの大きな楽曲スタイルになっています。アメリカのバンドとは一味違う、どことなくアイリッシュな趣が漂うメロディラインが非常に気持ち良いです。

BACK

2006年12月前半

NEXT