07.3.12 - 21 (mon - wed)
PRIDE OF LIONS「THE ROARING OF DREAMS」世界最強のソングライター(と僕が信じている)JIM PETERIK率いるメロディアスハード07年3rd。過去2作も非常に素晴らしいアルバムでしたが、この最新作はそれらを更に凌駕する傑作に仕上がってます。「PREMONITION」の頃のSURVIVORに、アメリカン・プログレハードやAOR的なアレンジを取り込んでメロハー化させた楽曲の粒の揃い方は尋常では無く、過去2作の中から最良の曲を集めてきたかのようです。緊張感のあるスリリングなHRチューン"BOOK OF LIFE"、哀愁のヴァースからポジティヴなサビメロへの展開が秀逸な産業チューン"LOVE'S ETERNAL FLAME"、正に「PREMONITION」の頃のSURVIVORを彷彿させるアップテンポなキラーチューン"LANGUAGE OF THE HEART"、AORハードの趣を漂わせた"LET ME LET YOU GO"、歌メロの裏で泣きまくるGtフレーズが堪らない"DEFYING GRAVITY"、ソウルフルな哀愁を帯びたハイセンスなAORバラード"ASTONISH YOU"、軽やかな躍動感とポジティヴなメロディが溢れるアップテンポ"TALL SHIPS"、悲哀に満ちたメロディをドラマティックに展開させる、GARY HUGHESの楽曲を思わせるようなバラード"TURNAROUND"等々、充実しまくりの楽曲陣。ここまで楽曲が素晴らしいと、力強いハイトーンが魅力の実力派シンガーTOBY HITCHCOCKの青さが気になってきたり。特にAOR的な要素の強い曲では、もう少し深みのある歌唱が出来る人が歌った方が良いような気がしますねえ。JOSEPH WILLIAMSとかが歌ったら凄そう。 |
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