pseudology by yas-noMAININDEXLISTBESTCD HUNTLINK

BACK

2007年3月前半

NEXT

07.3.12 - 21 (mon - wed)
PRIDE OF LIONS「THE ROARING OF DREAMS」世界最強のソングライター(と僕が信じている)JIM PETERIK率いるメロディアスハード07年3rd。過去2作も非常に素晴らしいアルバムでしたが、この最新作はそれらを更に凌駕する傑作に仕上がってます。「PREMONITION」の頃のSURVIVORに、アメリカン・プログレハードやAOR的なアレンジを取り込んでメロハー化させた楽曲の粒の揃い方は尋常では無く、過去2作の中から最良の曲を集めてきたかのようです。緊張感のあるスリリングなHRチューン"BOOK OF LIFE"、哀愁のヴァースからポジティヴなサビメロへの展開が秀逸な産業チューン"LOVE'S ETERNAL FLAME"、正に「PREMONITION」の頃のSURVIVORを彷彿させるアップテンポなキラーチューン"LANGUAGE OF THE HEART"、AORハードの趣を漂わせた"LET ME LET YOU GO"、歌メロの裏で泣きまくるGtフレーズが堪らない"DEFYING GRAVITY"、ソウルフルな哀愁を帯びたハイセンスなAORバラード"ASTONISH YOU"、軽やかな躍動感とポジティヴなメロディが溢れるアップテンポ"TALL SHIPS"、悲哀に満ちたメロディをドラマティックに展開させる、GARY HUGHESの楽曲を思わせるようなバラード"TURNAROUND"等々、充実しまくりの楽曲陣。ここまで楽曲が素晴らしいと、力強いハイトーンが魅力の実力派シンガーTOBY HITCHCOCKの青さが気になってきたり。特にAOR的な要素の強い曲では、もう少し深みのある歌唱が出来る人が歌った方が良いような気がしますねえ。JOSEPH WILLIAMSとかが歌ったら凄そう。

07.2.27 - 03.11 (tue - sun)
仕事が忙し過ぎて全然更新出来てません・・・。最近はEXTREME THE DOJOとASIAの予習をしてました。
で、まずはDOJO。初参戦のDOJOなんですが、会場の渋谷クワトロはフロアの上のバーカウンター付近まで人が溢れる超満員。今回のメンツの強力さを物語ってます。まずはCRYPTOPSY。とにかくテクニカルで激しくて速くて、何をやってるのかサッパリ分からない!せめてリズムが安定してたら何となくノレるんですが、リズムすら取れない・・・。メンバーの超絶技巧ぶりは存分に堪能出来ましたが、殆どポカーンと観てるだけの時間が多かったです・・・。続いてVADER。序盤は比較的遅めの重厚感のある楽曲が多く、何となくマッタリした雰囲気だったんですが、徐々にアクセルを踏んでいくように楽曲もスピードアップし、観客のノリもクレイジーに。大好きな"THIS IS WAR"もやってくれて、大満足。格好良かった。トリはBRUTAL TRUTH。今まではフロアに降りてたんですが、バーカウンターに移動してマッタリ。だってアルバム聴いても全然理解できないんだもの・・・。ライヴでもやはり同様で、ここまで来ると最早僕には音楽と感じられない領域。クレイジーに暴れまくるハードコア的な観客のノリ方を興味深く観てました。痙攣しながらクラウドサーフしてる人がステージまで辿り着けず頭から沈没していく様や、シャツやズボンがフロアを舞ったあげくトランクスを放り投げたと思ったら天井のライトに引っかかって落ちてこなかったのとか、かなり面白かった。一緒に行ってた子が途中で会場から出ちゃったので、僕も終演を待たずに帰っちゃいました。
翌日はASIA。凄いギャップ。久々の新宿厚生年金で、ちょっと迷子になってしまい、開演ギリギリに到着。流石に年齢層高いなー!オープニングの「威風堂々」が流れ出しても観客は誰も立たず、「え?座って観るの?」と、ちょっと焦りましたが、メンバーが出てくると皆立ちだして一安心。セットリストはB!で見たのと全く同じ。JOHN WETTONが凄く調子が良くて、数年前にソロで観た時より声が出てますし、心無しか体型の方もスリムになったような。前日に物凄いプレイを観てるだけに、演奏の方に凄みは感じませんでしたが、まあ充分に安心して観られるベテランらしい堅実なプレイ。YESの"ROUNDABOUT"は、ちょっとテンポが遅かったのが残念。アコースティックセットでは、"THE SMILE HAS LEFT YOUR EYES"が絶品の出来。オリジナルより良い出来かも?"DON'T CRY"は思ったより良い感じで悪くなかったですが、やはりこの曲はバンドで聴きたいよなあ・・・。僕がライヴで一番嫌いなDrソロは案外楽しめました。特にギミックがあるわけでもないDrソロでしたが、やっぱプレイヤーのセンス次第という事か。ライヴ全体で感じたのは、やはりASIAの楽曲は最高!という事で、やる曲やる曲全てが名曲、佳曲なんだから、そりゃ悪いワケが無いわな。特に"CUTTING IT FINE"、"THE HEAT GOES ON"、"ONLY TIME WILL TELL"辺りは最高に良かった。あと改めて感じたのは、ASIAの1stって、やっぱプログレハードだな、と。産業色は強いですが、プレイや音色の端々にプログレ臭を感じる場面が多々ありました。非常に楽しめたライヴでした。

BACK

2007年3月前半

NEXT