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2007年4月前半

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07.4.9 - 15 (mon - sun)
11日にLORDIを観てきました。O-EASTはかなりの客入りで、お子様連れの外国人ファミリーなんかも来てて、彼等の人気振りが伺えるというもの。で、その内容なんですが、結論から言うと凄く楽しめた良いライヴでした!バラバラ人肉模型を引っさげてチェーンソーを振り回したり、背中の羽根が広がったり、「W.A.S.P. かよ!」とツッコみたくなるような色モノギミックも楽しめたんですが、やはり印象に残ったのは、その外見とは裏腹に普遍的な魅力に満ちたメロディアスな楽曲の数々。1stのインパクトが強くて、その後やや伸び悩み?みたいな印象もあったんですが、やっぱ良い曲持ってるなー、と。正直演奏はアマチュアに毛が生えたようなレベルなんですが、とにかく楽曲の良さで約80分、あっという間のステージでした。唯一残念なのは、仕事が忙しくて歌詞をちゃんと覚えられなかったので、キメのフレーズが歌えなかった事・・・。

07.4.8 (sun)
RPM「S.T」アメリカのメロディックロック82年作。ARCANGELなんかに近い雰囲気で、いくつかの楽曲がカヴァーされているのからも分かるように、素晴らしい楽曲揃い。ARCANGELがキラキラしたKeyアレンジで華麗に聴かせるなら、こちらはハード目のGtを軸に据えたHR寄りの楽曲聴かせるという雰囲気。後にカヴァーされた"A LEGEND NEVER DIES"、"2+2"や"FIRESTARTER"等で顕著なんですが、哀愁と勇壮さを兼ね備えたメロディが非常に格好良い。他にも、メランコリックなバラード"I DON'T FEEL THE SAME"、キャッチーなメロディの"RENDEVOUZ"、濃密な哀愁メロの"ENVY"、ハモリのコーラスが気持ち良い"YOU"等々、全曲レベルが高く、捨て曲の見当たらない傑作。
ONE「FIRST ONE」アメリカのインディ・メロディアスハード87年ミニ。適度な彩りを加えるKeyアレンジに、憂いを帯びたメロディを乗せた軽めのメロハー。1曲目の"REJECTION"がMASTER'S CHILDあたりを思わせる欧州的な哀愁メロの楽曲でかなり良い出来。他の楽曲もなかなか良い感じで、インディメロハーとしてはかなり聴ける方かと。
OMNIUM GATHERUM「STEAL THE LIGHT」フィンランドのメロデス02年5曲入りミニ。初期のAT THE GATESとかIN FLAMESを思わせる、泣きを帯びたGtリフによる楽曲構成に、CHILDREN OF BODOMの流麗なネオクラシカルなフレーズを存分に絡ませるという、非常に美味しい楽曲スタイル。フォロワー色は多分に感じられるものの、個々の楽曲のクオリティは非常に高く、悶絶ポイントが次々と出てくるんですが、特にラスト曲"LOST AND FOUND"の終盤、泣きに次ぐ泣きの展開は超強烈。
FSB「ANTHOLOGY」「ブルガリアのTOTO」と呼ばれているらしい、ブルガリアのメロディックロックの3枚組ベスト99年作。長いキャリアを誇るバンドで、時期によって若干音楽性が異なるものの、一番印象が強いのは80年代以降のTOTO/AIRPLAY路線のAORハード的な楽曲。タイトでキレのある気持ち良い楽曲が多いです。70年代後期の楽曲は、ユーロ・プログレぽかったり、ジャジーな雰囲気もあったりと、よりバラエティに富んだ作風が伺えます。いずれにせよ、全体的にハイクオリティな楽曲集でした。

07.4.2 - 7 (mon - sat)
PALLAS「THE WEDGE」イギリスのポンプロック86年3rd。85年作のEP「KNIGHTMOVES」がカップリングされています。前作「THE SENTINEL」に比べると、ややマイルドでポンプっぽい雰囲気が強いですが、充分にHR的なエッジを感じさせる格好良いアルバム。・・・というか、これ既に持ってた「KNIGHTMOVES TO WEDGE」と全く同じだったのね・・・。
PER ERIK HALLIN「PER ERIK」スウェーデンのCCMアーティストのベスト。少しファンキーな要素もあるスムースなウエストコーストAOR。EDIN-ADAHLなんかに近い雰囲気があります。
PHIL VINCENT「LIFE IS A GAME」アメリカのインディ・メロディアスハード97年2nd。リフ・オリエンテッドでややダークな楽曲もあるものの、メインは叙情的な哀愁メロをフィーチュアしたメロハー曲。音質はショボいものの、メロ自体は悪くない出来。
RATATA「SENT I SEPTEMBER」スウェーデンのシンセポップ85年作。厚みのあるキラキラしたKeyアレンジに、北欧らしい透明感のあるスムースかつポップなメロディを乗せた楽曲。キャッチーでノリの良い"INGENSTANS ATT GA"、ビターな哀感を伴ったスローチューン"GE INTE UPP"、ポジティヴに盛り上がるサビメロとバックのGtが産業ロック的な"OM DU KOMMER TILLBAKS"等、かなりクオリティの高い楽曲が揃っています。
RESTLESS「WE ROCK THE NATION」ドイツの正統派HM85年作。UDO DIRKSCHNEIDERを思わせるヒステリックでしゃがれたハイトーンVoが熱唱する、硬質感と重厚感を備えた楽曲は、様式化する前のACCEPTを思わせる雰囲気。リフ、ソロともにGtプレイが良い感じで、なかなかの好盤。

07.4.1 (sun)
OUT LAW「TRAPPED IN PARADISE」ドイツのメロディアスハード03年作。アルバムデビュー前のHOTWIREに在籍していたRUDOLF HALBMEIRのソロ・プロジェクトのような形態。ちなみにHOTWIREの1stの楽曲クレジットに名前が載っています。軽めのアレンジにキャッチーなメロディを乗せたポップなメロハーで、爽やかなKeyフレーズが気持ち良い"BROKEN HEART"、北欧的な哀愁に満ちたメロディが素晴らしいタイトルトラック、朗らかでポップなメロディの"LIKE ICE IN THE SUN"、物悲しいバラード"ICH LIEBE DICH"、アーバンな哀感を滲ませたAOR"LONGING FOR LOVE"等、なかなかクオリティの高い楽曲が揃っています。

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