SAND & GOLD「REMEMBER MY NAME」PETE SANDBERGが盟友JONAS REINGOLDと結成したAORユニット97年作。アコースティックなアレンジの軽快でポップな楽曲。爽快感のあるキャッチーな楽曲が中心ですが、胸に滲みる仄かな哀愁もあり。過去色々なスタイルの楽曲をプレイしてきた彼等ですが、その中でもかなり上位に来るであろう素晴らしいアルバム。
SAY「FOOLCHILD」アメリカのメロディアスハード2nd。1stでは柔和なハードポップをやっていましたが、このアルバムではガラリと作風を変え、プログレAORハードとでも呼びたくなるような楽曲をやっています。ややフュージョンっぽさもあるタイトなAORで、DREAM THEATERがAORをやったらこんな感じ?という印象。テクニカルなプレイと味わい深い構成の妙が楽しめる好盤。
SCORPIONS「SAVAGE AMUSEMENT」SCORPIONSのアルバムの中でも最も産業ロックの強いキャッチーな楽曲が楽しめる一枚。哀愁に満ちたメロディの出来は流石。
SCOTT SPRINGER「HELLO FOREVER」元HALOのVoソロ93年作。ELEFANTE兄弟プロデュース。HALOの2ndに近い非常に洗練された透明感のあるメロディアスな楽曲揃い。
SHOOTING STAR「IT'S NOT OVER」アメリカのメロディアスハード91年作。産業ロック色は薄れ、比較的ストレートなHRになっていますが、"BELIEVE IN ME"での爽やかなメロディと巧みなKeyの導入や、"DANCING ON THE EDGE"でのドラマティックな展開、"IF YOU'VE GOT LOVE"での哀愁メロディ等では、往年のセンスを未だに感じさせてくれます。
SHOUT「IN YOUR FACE」元JOSHUAのVoのKEN TAMPLINと元IDLE CUREのCHUCK KINGが結成したクリスチャン・メロディアスハードの89年2nd。テクニカルでフラッシーなGtと厚いコーラスアレンジに彩られた爽快な楽曲。非常にクオリティの高い楽曲揃いで、KEN TAMPLINの歌唱も見事。
SLYBOY「BROWNBAGGIN' IN FUNKYLAND」ノルウェーのメロディアスハード。タテノリのアメリカンなテイストの楽曲ですが、サビの歌メロでは北欧らしい透明感のあるメロディとコーラスが顔を出します。
STAIRWAY「STATE OF WAR」スイスのメロディアスハード94年作。96年に隠れた好盤「SYMPHONY OF LIFE」をリリースしていますが、これはその前にリリースされていた4曲入りEP。Keyと泣きのGtをふんだんにフィーチュアした哀愁メロディアスハード。PRAYING MANTIS的な趣のある一枚。
STEEL DAWN「MIRROR IMAGES」ドイツのメロディアスハード94年作。LONG ISLAND盤。MICHAEL BOMMANプロデュースで、楽曲の方も熱さのある哀愁メロディをフィーチュアしたJADED HEARTタイプ。マイナーなバンドですが、楽曲のクオリティは初期JADED HEARTと肩を並べるくらい良い出来。
STEPHEN CRUMBACHER「TAKE IT IN」CCM史上に残る名作を残すCRUMBACHERのリーダーソロ91年作。マイルドで叙情的なメロディの美しさはそのままに、よりメロウなAOR路線の楽曲。
STEVE CAMP「AFTER GOD'S OWN HEART」CCMシンガーのレアな87年作。前作までの産業ロック的な楽曲から、ややAOR寄りにシフトしています。ポップ感覚のある軽やかな楽曲に、ゴスペル調の荘厳な雰囲気が加味されたアルバム。
STEVE CAMP「DOING MY BEST」アメリカのCCMシンガー90年ベスト作。2曲の未発表曲と主に80年代のアルバムからバラードを中心に12曲を収録したアルバム。非常にレアな「SHAKE ME TO WAKE ME」から2曲、「FIRE AND ICE」から1曲、「ONE ON ONE」から2曲収録されているのが目玉。
STEVE CAMP「DOING MY BEST VOLUME 2」アメリカのCCMシンガー91年ベスト盤。レアな80年代の5枚のアルバムから14曲を収録。前のベスト盤がバラードを中心にピックアップしたものなら、こちらは逆にハード、というかキャッチーな躍動感のある楽曲を中心に選曲したアルバム。特に「FIRE AND ICE」からのタイトルトラック、"SQUEEZE"、「ONE ON ONE」からの"FOOLISH THINGS"、「SHAKE ME TO WAKE ME」からの"HELP IS ON THE WAY"あたりは極上の産業ロックチューンです。
STEVE CAMP「JUSTICE」CCMシンガーのレアな88年作。前作同様ポップで軽快な楽曲とゴスペル的な荘厳な雰囲気を感じさせるホーリィな楽曲で構成されたアルバム。
STEVE PLUNKETT「MY ATTITUDE」元AUTOGRAPHのVoソロ91年作。AUTOGRAPH時代とほぼ同様の音楽性で、これぞアメリカンHRという感じの厚いコーラスアレンジを施した爽快でキャッチーなメロディ。Keyは少し控えめなせいか、ロック的な躍動感が強く出ているような気がします。全編非常に安定した高品質な楽曲ばかりですが、特に哀愁ハードな"EVERY LITTLE WORD"は名曲と言って良い出来。
STEVEN CURTIS CHAPMAN「THE LIVE ADVENTURE」アメリカのCCMシンガーのライヴ盤93年作。「THE GREAT ADVENTURE」ツアーを収録したアルバムで、想像以上に熱いロック色豊かな前半から、中盤のアコースティックメドレーを挟んで後半は穏やかなバラードをしっとりと聴かせるという構成。
SWEET COMFORT BAND「CUTTING EDGE」BRIAN DUNCANと後にALLIESを結成するRANDY THOMASが在籍したアメリカのCCMの82年5th。彼等のアルバムの中でも産業度の高いアルバムで、タイトな演奏とスリリングなメロディ展開が素晴らしい"RUNNIN' TO WIN"、"VALERIE"、"ARMED AND READY"といった楽曲はALLIESの楽曲あたりを思わせます。一方でCCMらしい美しいピアノバラード"HAVEN'T SEEN YOU"、ウエストコーストAOR的な"BREAKDOWN LOVE"、アーバンな哀愁漂うAOR"LIVE IT"等もあって、産業ロックとAORの両面の魅力が楽しめる好盤になっています。
SWEET COMFORT BAND「PERFECT TIMING」アメリカのCCM91年6th。DINO ELEFANTEプロデュース。彼等のアルバムの中でも最も産業ロック色の強い一枚で、重厚なKeyをたっぷりとフィーチュアしたキャッチーな楽曲が満載の好盤。特にハードタッチの哀愁メロディが光るタイトルトラックと"DON'T BOTHER ME NOW"は名曲。 |