CIRCLE II CIRCLE「WATCHING IN CHILENCE」元SAVATAGEのVoが結成したアメリカのHM03年作。ダークでドラマティックなメタルサウンドとシアトリカルなアレンジを組み合わせたSAVATAGEのスタイルをそのまま継承したような作風。殆ど本家と同じ雰囲気なので、敢えて脱退してまでやる必要があったのか?という疑問は残りますが、クオリティ自体はなかなかのもので、SAVATAGEファンなら外さない一枚。
LUCA TURILLI「THE INFINITE WONDERS OF CREATION」RHAPSODYのGtのソロ06年作。男女ツインボーカルを擁するシンフォニックメタル。オーケストレーションを徹底的に施した華麗な楽曲は、RHAPSODYに通じるものが勿論あるんですが、このソロ作の方がかなりソフィスティケイトされた雰囲気で、メタル度は圧倒的に低いです。洗練された聴きやすさはあるものの、ちょっとエキサイトメントに欠けるのかも・・・。
SOUL DOCTOR「BLOOD RUNS COLD」FAIR WARNINGのVoのソロ07年作。伸びやかなハイトーンVoを活かしたシンプルでブルージーなアメリカンHR。基本は大味なGtリフが引っ張っていく楽曲なんですが、結構味わい深い歌メロも聴けて、案外悪く無い出来。HARDLINEのアルバムからソコソコの出来の楽曲を抜き出してきたような雰囲気?
THE CROWN「HELL IS HERE」スウェーデンのデス98年作。CROWN OF THORNSから改名して心機一転なのか、音楽性も以前のメロデスなスタイルから、R&Rノリを取り込んだDEATH 'N' ROLLにシフトチェンジしており、自らのアイデンティティを確立した傑作「DEATHRACE KING」への布石になっています。随所にメロディアスなフレーズを織り込みつつも、とにかく爆走していく展開がヘドバン必至で超格好良い。 |