油絵制作ブログ3(化身2) 全体表示

 『化身2』の制作過程をアップします。(2020. 1. 3 ~ )

ブログ3一覧(新着順)

描いているうちに


 絵とは不思議なもので、描いているうちに、また描き足りないところを発見し、少しずつ描き足し描き足しします。まさにエンドレス。ただ、濁ってくることがあるので、新鮮さを失わないよう気をつけたいです。同時進行を3枚抱えているので、時間が許せば毎日描くべきでしょうね。パンなんて焼いている場合じゃない?

2020年09月13日

間違い探し


 上塗り18回目です。立体感を表現したかったのですが、またしてもできず。んー、向こう側が描けない。描けたら完成です。前回と比較してどこが変化したかわからないと思います。まさに間違い探し。

2020年08月19日

パン作りの極意


 上塗り17回目です。描けば描くだけの変化があります。それを一歩前進と見るか、一歩後退と見るか。
 最近、パン作りで学んだことを絵に生かしています。パン作りはレシピ通りにやれば、おいしいパンが焼けるわけではありません。また、おいしいパンが焼けたからといって、次回も同じに再現できるものでもありません。その時の室温、湿度、強力粉の種類等によって微妙に条件を変える必要があります。失敗の原因を探り、次回に生かします。そうやって経験が生かされ、勘が働いていくのだと思います。絵も、足りていないところを見つけ、解決策を考えます。その繰り返しです。なんとなく描き進めるということがなくなり、今日の課題を考えてスタートするようになりました。まさにパン作りの極意です。

2020年08月16日

上塗り16回目



 最初から正しく数えていないので、大まかですが、上塗りを重ねて16回目くらいです。1日正味3~5時間くらい描けるので、少しずつではあっても、進んでいくと思います。現在同時進行させている「化身」は、「上塗り11回目」なので、あまり重ねていないことがわかってしまいました。
 日替わりで交互に描いている効能は、「夏場なので乾いている(重ね描きができる)」と「リフレッシュできる(加筆すべき点が見つかる)」と「互いの作品がライバルになる(モチベーションが上がる)」です。いいかも、いいかも。今回は骨盤を矯正しました。

 

2020年08月10日

お久しぶり



 1ヶ月ぶりどころか、40日ぶりの再起動になりました。夏休みを取っているので、かけるのかもしれません。暑い中、外出自粛をして5時間ほど描き進めました。
 夏休み中の計画表&カウントダウンシステムを作り、実行しています。エクセルファイルを開くと、「夏休み終了まであと○日」の表示とともに、自分が立てた計画一覧が表示されます。実行欄とかけた時間、評価を記入します。すでに計画に沿って、母の80号と自分の120号のキャンバスを張り、下地塗りを済ませました。驚いたことに、1日で乾いてしまいました。新品のクレサンキャンバスNo.12のニカワの匂いと、下地のファウンデーション絵の具の匂いで鼻がもげそうでしたが。
 ところで、今回の写真は一眼レフとスマホの両方で撮って比べてみたところ、スマホの方がピントがしっかりして、色再現もよかったので、そちらを採用しました。一眼レフは、ぼかすのを得意としているからかな?

 

2020年08月08日

描けないのは


描けないのは、描かないだけ。
描かないのは、向き合っていないだけ。
向き合っていないのは、逃げているだけ。
描けないと思わず、逃げずに少しずつ描けばいい。

ほぼ一ヶ月ぶりの着手。

 

2020年06月28日

久しぶり


 油絵制作ブログは久しぶりのアップです。工作の部屋は連日、パン生活は3~4日に1回更新しているというのに。油絵は完成に近づくと、少しずつしか進まないので、数日分描きためてアップしました。日常的にいろいろな創作活動をしていますが、一番難しいと感じるのが絵画であり、一番充実感を得られるのも絵画だと感じています。
 今回はコントラストが増し、細部が少し進みました。依然立体感(裏側を描く)が課題です。

 

2020年05月23日

少しずつ


 少しずつ進んでいます。前回から2週間も経っているので、ずいぶん進んでいてもよさそうなものを。もっともっと描き込まないといけないようです。客観的に見ると、この絵は、この人は、何を言いたいんだろうと思います。そう思わせるのは、圧倒感がまだ足りないのだと思います。

 

2020年05月05日

一歩前進


 前回に引き続き、明暗、濃淡、メリハリをつけました。立体感は依然としてまだ不十分なので、追及していきます。
 外出禁止で、外へ一歩も出ない日も増えてきましたが、やることはいっぱいあります。

 

2020年04月21日

立ち直り


 コロナウイルス対策としての「春陽会開催中止」が決定してから、例年だと締め切りに追われるように制作に打ち込んでいた3月下旬は、気が抜けてしまい、絵筆を取ることができませんでした。
 コロナウィルスに負けない気持ちで、今ようやく立ち直り、出品するはずだった作品の制作を進めることにしました。まずバックを薄い灰色で塗り替え、同じ色調の白黒でメリハリをつけました。黒は青みがかったランプブラック、白は酸化チタンのチタニウムホワイトです。立体感を含め、もう一度やり直そうと思います。

 

2020年04月13日

春陽会開催中止

 速報です。今年の春陽展開催中止の報が入りました。招待券は幻になりました。複雑な気持ちです。

2020年03月23日

ボルドー


 赤い部分は、値段の高いバーミリオン(朱色)にこだわっていましたが、何かしっくりしていませんでした。NHK「カネオくん」のランドセル特集を見ていたら、小学生の女の子が自分のランドセルを指して、「ボルドー、赤と茶色を混ぜた色。」と言っていたのを聞いて、「これだ!」と思いました。バーミリオンの上から、混ぜて作ったボルドーを塗ったら、少し血を連想するような色合いになり、より「化身」に近づいた気がします。
 ところで、4月15日から開催予定の「春陽展」ですが、実施の方向で準備は進めるとのことです。搬入の業者はぎりぎりの4月1日に作品を取りに来ることになりました。審査も命がけです。会場が国立新美術館で、現在は休館中です。4月からの開館が認められるかどうかにかかっていて、開催は流動的です。

 

2020年03月22日

立体感



 立体感がまだ出ません。描いてはいますが、もがいでいます。そろそろ現場(現地)に戻った方が良さそうです。

 絵の写真は、作品を置く場所、照明(調光LED)、角度などで常に変わってしまいます。この写真が、実際の作品の色に近いかも。次はストロボのバウンス撮影もやってみます。

 

2020年03月16日

加筆



 加筆していくと、だんだん鈍くぼやけてくるので、もう一度はっきりさせました。おそらく締め切りは3月末なので、ゆっくりはしていられません。
 しかし、4月15日からの展覧会が無事開催できるのか、心配です。

 

2020年03月08日

迫力不足


 2月23日(日)の春陽会神奈川研究会の本展直前の批評会は、コロナウィルス蔓延を考慮して参加しませんでした。本展直前の批評会に作品を持っていかなかったことはないし、欠席するのも初めてです。
 ここからは自分の責任において、仕上げまでアドバイスなしの一人旅の制作となります。狭い部屋で大きな絵を描いているので、正しい判断ができなくなることがあります。でも、こうやって写真に撮ると、まだまだだめなところに気が付きます。巨木なのに、圧倒的な迫力が足りません。立体感、重みが足りません。わかりきったことですが、解決には、向こう側を描くことです。

 

2020年02月24日

コロナウィルス余波


 来週2月23日(日)は、4月の春陽展本展に向けての最終の作品批評会があります。それに向けて、鋭意制作を進めている訳ですが、横浜市の会場の大会議室は、狭い密閉空間に50名前後の人が集まります。ちょっと心配です。出席すべきかも含めて検討しなければなりません。

 

2020年02月16日

「感銘」「驚き」を目指して


 1月27日(月)放送のNHK「逆転人生」で、スターウォーズ製作まで上り詰めたCGデザイナー?の成田さんの言葉に感銘を受けました。
 「感銘や驚きを与えたい。」「夢を諦めなかった。」「遅すぎることはない。」
 そう言えば、自分が中学生の頃、家で長時間かけて仕上げた美術の作品をクラスに見せて、「おー!」の一言が聞きたくてがんばったことを思い出しました。
 「おー!」と言ってもらえる作品を目指したいです。

 

2020年02月09日

いつもの壁


 描き進んでいくと、パーツや細部が描けていきます。それとともに、欠点も目立ってきます。自分の場合は、立体感、具体的に言うと、樹の向こう側が描けていないと指摘されることです。写真を基にしていることも多少影響しているでしょう。自分が描きたい「色のハーモニー」を優先してしまい、立体感がなおざりになっているとも思います。簡単に言えば、「描けない」のでしょうね。残念。

 

2020年01月26日

自分に見えるもの


 ますます混沌としてきているように見えます。が、自分に見えるもの、自分だけに見えるものを信じて描いてみたいと思います。

 

2020年01月19日

どこへ向かっていくのか?


 描き初めからおよそ10日目です。この描き方は、どこへ向かっていくのでしょうか? 明確なビジョンはあるのでしょうか? 自問自答しています。でも、何も恐れずに進もうとは思います。

 

2020年01月13日

まだ下塗り


 制作3日目ですが、まだ下塗りです。
 コバルトグリーンとライトレッドを追加しました。樹の色は本来『色味』や『色気』が乏しいですが、誇張することで補えると思います。またそれをやっていいのが絵なので、思い切っていきたいと思います。
 厚く塗るつもりが、なかなか厚くなっていきません。全面に塗っているので油臭いですが、乾くまでしばらく我慢。(冬場は1週間かな?)

 

2020年01月04日

描き初め

例年に習い、2020年1月2日に「書き初め」ならぬ「描き初め」をしました。ようやく新作に着手です。


 

 まずはスケッチからです。今回は荒い描き方になりそうです。


 120号のキャンバスを昨年暮れまでに準備しました。キャンバス地は昨年と同じクレサンのNo.12を割安で手に入れました。まともに買うと、10m巻きで15万もします。
 初日(2日)はあたりだけで終わってしまいました。


 翌3日、キャンバスの白地をなくしました。今回はペインティングナイフも使い、絵の具を多めに使っていきたいと考えています。また今回の色は黒系が増えていくのですが、まだ黒の絵の具は使っていません。コバルトブルーディープとバーントアンバーを混色した黒で描き進められるか、挑戦です。

 

2020年01月03日