山と蝶と自然

山の記録詳細ページ (2010年詳細ページ)

トップページ 山の記録チョウ花・鳥・その他近江の風景掲示板
日本三百名山関西百名山蝶図鑑
 2020        
2019 2018 2017 2016  2015
 2014  2013  2012  2011  2010
  2009  2008  2007  2006  2005
  2004  2003  2002  2001  2000
 
2010年
番号   山名 日程 高度  ポイント 
 1 三峰山  2010.02.20 1235.4m  霧氷
 2 赤坂山  2010.03.20  824m  雪の縦走路
 3 霊仙山  2010.03.27 1083.5m  霧氷とフクジュソウ
大日ガ岳   2010.04.04 1709m  山スキー
 5 綿向山  2010.04.18 1110m  早春
 6 奄美大島(湯湾岳&油井岳)  2010.04.30 694m,484m 沖縄の山々 
 7 鈴鹿釈迦ガ岳  2010.05.30 1092.2m アカヤシオ 
安平路山  2010.06.26 2363m 三百名山 
経ヶ岳(滋賀県高島トレイル)  2010.07.10  889m 高島トレイル終点 
 10 北海道の山々(石狩岳、富良野岳、ニセイカウシュッペ山他)  2010.07.15〜07.21   花の百名山 
11 北アルプス表銀座(餓鬼岳、燕岳、大天井岳)  2010.08.15〜08.17   眺望の縦走路 
12  剱岳(早月尾根)  2010.09.04 2999m 日帰り登山に挑戦 
13  北アルプス裏銀座(烏帽子岳、野口五郎岳)  2010.09.18〜09.19   槍ヶ岳眺望 
14  石垣島於茂登岳  2010.11.03 526m 水害の登山道 
 
 
1)三峰山  関西百名山 1235.4m :2010年2月20日


登山口(御杖旅行村)−35(登り尾コース)-小屋-1:25-山頂(35分昼食)−53-新道峠-41-登山口

近鉄の霧氷バスを利用する。近鉄榛原駅から3台のバスが出発。例年のように山頂からは、八丁平を回り、新道峠から下山した。今回は登り尾コースを利用
した。ほとんどは、滝経由で行く。こちらは最初の登りを過ぎれば少しなだらかになる。途中の小屋は立派でトイレもある。しばし休憩の後、山頂まで一気に登
る。山頂付近は霧氷で覆われていた。猛烈に大きな霧氷も見れた。八丁平も一面にわたり、霧氷だった。

         
 幹にも霧氷  霧氷の中を  山頂から曽爾方面  八丁平の樹木  猛烈な霧氷

今回は、Kさん、Kさん、Yさんの4人連れだった。下山後は、テントで暖かいものを買い、体を休める。バスは近くの温泉まで送ってくれ、ゆっくりと入浴後、榛
原駅まで行く。

2)赤坂山 :2010年3月20日

登山口(マキノ高原)−1:56(10分休憩)-赤坂峠-山頂(35分昼食)−1:35-登山口

マキノ高原の登山口から出発する。登山道は雪で覆われている所があるが、アイゼンの必要はない。途中、10分ほどの休憩を取り、2時間弱で山頂に着く。
スナップ撮影のとき、同行者Yさんの乗った岩が傾き、足を打ったため、大事をとって、大谷山までの縦走を取りやめ、昼食後下山した。下りは、1時間20分ほ
どであった。

     
 登山道  大谷山方面  赤坂峠から先の稜線

赤坂山は明王禿から三国岳に周るコース(4月にはイワウチワの群落)と栗栖峠から大谷山(4月には、下山時の道にはカタクリソウ他の花が多い)に周るコ
ースがある。後者がお奨め。


3)霊仙山 1083.5m :2010年3月27日 

登山口(今畑 8:55)−近江展望台(10:15)−東霊仙最高峰(11:57〜12:12)−山頂1083.5m(12:27〜12:32)−汗拭き峠(13:35〜13:40)−駐車(14:05)

今畑の廃屋の庭先に車を止め、少し戻った登山道から登りだす。廃屋が幾つか残っており、このあたりでもフクジュソウが見られる。笹峠へは、笹の中を巻く
ように少し下って行くが、最近では、直進して西南尾根の取り付き、笹峠まで行くことが多い。足元も濡れないし、歩きやすい。近江展望台への尾根筋は、例
年ならミスミソウの白い花が見られるが今年はやや早いと思われる。今日は朝から冷え込んでいる。展望台前から、霧氷が見え始め、展望台から山頂、汗
拭き峠まで霧氷のパレードだ。フクジュソウの花に時期に来ているが、こんな体験は初めてだ。南霊岳付近までのフクジュソウはいつもながら素晴らしく、1時
間以上、写真に使った。最高峰で昼食を済ませる。このあたりも霧氷で、下の笹も霧氷に覆われている。また、経塚山から汗拭き峠への木々も霧氷で真っ白
だ。綺麗な光景が展開する。お虎ヶ池は、この時期(日は不明)、地元の方がお参りをし、お神酒が供えられる。お参りの最中出くわし、神酒をいただいた経
験がある。汗拭き峠からは、落合方面へ下山する。

         
 近江展望台を過ぎて  左に霧氷右下にフクジュソウ  最高峰への途中前方   最高峰への途中右方  山頂と最高峰を見る
         
 最高峰から来た道を  山頂を見る  経塚山から汗拭峠へ 同左   同左

フクジュソウ
         

例年、フクジュソウ目当てに出かけている。年によって1週間から10日くらいのずれがある。最も花の多い、西南稜からのコースは東向きの雪解け後でも、西
向き斜面は雪が残り、かなりの期間にわたって花が楽しめる。山頂から経塚山への小さな渓流を下っていくのもフクジュソウのもうひとつの見所だ。今年のよ
うに霧氷まで見れことは珍しい。

 
4)大日ガ岳(三百名山) 1709m: 2010年4月4日 

リフト最上(10:40)−山頂1709m(11:41)−リフト最上(12:35)

スキー場の最上リフトに到着した。山スキーの出来ない私はスノーシューでKさんの後をついていく。この頃には雪はしまり、歩きやすい。また、何人かの歩い
た跡がある。1時間ほどで山頂だ。山頂からは、すぐ目の前に白山の白い姿が見える。三の峰まで稜線をたどる。特徴的な山並みだ。ひるがの高原スキー場
を利用する手っ取り早いアプローチだ。前には、檜峠のウイングヒルズスキー場から3時間30分の長い道のりを歩いたことがある。こちらは手軽で、スキーを
楽しみながら、山歩きも出来る楽しい1日だった。戻ってから、スキーを十分楽しんだ。
山頂スナップ写真、後方の山並みが白山。
 

5)綿向山 1110m : 2010年4月18日

駐車場(9:20)−水無山(10:50)−山頂1110m(11:22〜11:52)−竜王山(12:52〜12:59)−駐車場(13:46)

綿向山は1110mの高さから、11月10日が綿向山の日となっていて、集中登山が例年実施される。その準備のため、守る会の方が5合目小屋や登山道の整備
をされている。登山は普通この小屋経由で、往復するか、竜王山に周り、西明寺に下りるコースが出ている。もっとも長いのが今回のコースで、水無山によっ
ていくコースである。ここからの綿向山の眺めはなかなかで紅葉の時期もお奨めである。水無山にはさらに置くにピークがあり眺めが良い。こちらに登ってくる
ルートがあるらしい。綿向山はブナ林も素晴らしく、真冬の霧氷も簡単に楽しめる山の一つである。この時期、綿向山から竜王山の途中、カタクリやイワウチ
ワが咲いている。麓では、サクラが満開である。また、シャクナゲも多く、後一月もすれば見ごろである。近所では、正法寺のフジ、鎌掛谷のシャクナゲが有名
で時期には相当の人出だ。紅葉の時期か、冬の霧氷がほとんどでこの時期は始めてである。晴天の冬の眺めは素晴らしく、白山、北アルプスも望め、幾つ
かの山が確認できる。

         
 水無山から綿向山  水無山(右)と奥のピーク  雨乞岳、国見岳、御在所岳 御在所岳・ 鎌ヶ岳と鈴鹿の峰  雪で曲がったブナ


6)奄美大島の山(油井岳&湯湾岳): 2010年4月30日 


奄美といえば、ハブとクロウサギで知られている。全体の様子は、その他に譲り、奄美で山らしい山の油井岳と湯湾岳に登った。どちらも植物や昆虫で豊かな
ところといわれているが、この時期にはまだ早いとの印象であった。油井岳や隣の高知山は(展望台)は、車で行け、加計呂麻島との間の大島海峡の絶景ポ
イントである。南の島々は、情報誌が充実しており、ネット経由で頼めば資料を手に入れることが出来る。

@油井岳 484m

展望駐車場−30−山頂−30−展望駐車場

展望台駐車場から約2km、高度もあまり変らず、山登りというよりは散歩である。 車で行くには難しい道を、30分ほどで山頂である。山頂といっても立派な電
波塔があり、勿論中には入れない。麓からの登山道はあるが、地元の方から、展望台から行けばよいといわれそれに従った。展望台からの大島海峡の眺め
は見事だ。

     
 展望台から大島海峡  眺望  加計呂麻島


A湯湾岳 694m

展望駐車場−40−山頂−35−展望駐車場

奄美で一番高いところであり、やはり登っておかなければならない。登山口は、湯湾岳頂上への登山口は二つあるが、行程の長い宇検村の湯湾岳展望台か
らスタートした。頂上までは約50分とあるが、写真を撮りながらでも40分で着いた。神社が途中あって、それからは木の中を進む。山頂は見通しが利かず、写
真の通り。数多くの貴重な奄美・南西諸島の固有種が生息しており、頂上付近全体が国の天然記念物、国定公園特別保護地区に指定されている。

         
 こちらを登っていく  風景  途中の神社  登山道  湯湾岳山頂


7)鈴鹿釈迦ガ岳 1092.2m :2010年5月30日

朝明渓谷駐車場(9:38)−庵座の滝(10:37)−最高点(11:36)−山頂1092.2m(11:43〜12:10昼食)−猫岳(12:32〜12:37)−最高点(13:02〜13:05)−駐車場(
14:37)

いつもの顔ぶれ、KさんとYさんの3人だ。駐車場では駐車料をとられた。鈴鹿一の庵座の滝を通るコースを往復した。猫岳まで足を運んだ。ぐるりと周回コー
スもあるが、取って返し、駐車場に戻った。この時期はアカヤシオ、シロヤシオ、シャクナゲ、イワカガミ等が見られた。御在所から滋賀県への道は不通のま
まであった。温泉に入り、新名神経由で帰路についた。

         
 庵座の滝  アカヤシオ  シロヤシオ  シャクナゲ  猫岳

8)安平路山 (三百名山) 2363m: 2010年6月26日

途中林道(10:02)−天然公園分岐(10:40)−摺古木山山頂(11:00〜11:10)−シラビソ山(11:46)−避難小屋(12:04〜12:15)−安平路山山頂2363m(12:48〜
12:53)−小屋(13:17〜13:27)−シラビソ山(13:54)−摺古木山(14:30〜14:34)−天然公園−合流地点(15:03)−自然公園休憩舎(15:34)

JR南木曽にて待ち合わせ、大平峠を越えた数km先のから大平宿から林道に入る。すぐに、ダート道である。かってこれほどの悪路に入ったことはない。勿論
一人ならすぐに引き返す。水に削られ、轍に入り込めば、戻らない。慎重の上にも慎重に、歩く速度なみで進む。結局、案内にある、摺古木山自然公園休憩
舎までたどり着けない地点で車を降り、歩きはじめる。ここまで1時間あまりを要する。4輪駆動、SUVで来るところだ。歩きは快調だ。Kさんと友人の3人、健
脚を発揮した。花もほとんどなく、天気もいまいちのため、時間をとられるところも少ない。比較的急なところは摺古木山までで、それほどでもない。アップダウ
ンを繰り返しながら、シラビソ林の中を行く。避難小屋は少々荒れ果てていたが、休むにはありがたい。小屋からは避難一歩きで山頂である。見通しはきかな
い。天気も悪く早々に後にする。帰りは、天然公園展望台へ周る。渓流があってなかなか良い所だ。石楠花が多く最盛期には綺麗だろう。急ぎの山歩き、コ
ースタイムの6割程度であった。道悪の中、来て良かった。次回では、どこまで入れるやら。

         
 出発休憩舎のスズラン  安平路避難小屋  山頂 オサバグサ   天然公園のシャクナゲ

他には、ミヤマカタバミ程度であった。

9)経ヶ岳(朽木) 889m : 2010年7月10日

桑原口駐車(9:10)−登山口(9:16)−稜線分岐(10:40〜10:50)−経ヶ岳1092m(11:43〜12:10昼食)−少し戻った下山道−桑原口(13:10)

高島トレイルは旧マキノ町から旧朽木村に延びる80kmほどの中央分水嶺である。この経ヶ岳はその最終地点にある三国岳(959mで最高峰)のすぐ南に位
置する。今回は、三国岳への取っ付きの登山道を登り、稜線に出て南の経ヶ岳まで足を伸ばし、最終ルートを下りて来ることにした。稜線のところからは三国
岳まですぐである。
.
         
 高島トレイル終点      クモの餌食  

いつものKさんとYさんの3人で。下山後は天空温泉で汗を流した。
10)北海道の山々(ニセイカウシュッペ山、石狩岳、東ヌプカウシヌプリ、白雲山、富良野岳)

  例年のごとく、大阪の山さんと北海道に来た。今年で何回目の北海道になるだろうか。今回は、セイカウシュッペ山を皮切りに、石狩岳、東ヌプカウシヌプ
リ山、白雲岳、富良野岳が目的だ。最後の富良野岳は花百名山で有名だ。

@ニセイカウシュッペ山 1883m(三百名山): 2010年7月16日

登山口(8:05)−大槍(10:05〜8:10)−山頂1883m(10:53〜11:18)−見晴台(12:16〜12:26)−登山口(13:36)

 上川の民宿をでて、国道273号線の中越から林道に入る。芽刈別林道、古川砂金越林道、古川林道と長いダートの道を進む。10数kmにはなるだろうか。ゲ
ートがあるため、森林管理局への事前確認が必要だ。この林道は蝶が多い。山と蝶と花が楽しめる贅沢な山行きになった。駐車場は広く、すでに数台の車
が止まっている。最初は、ダケカンバやチシマザサが多い。花も多く、楽しめる山だ。尾根筋を登っていくが、潅木の中なので見晴らしは良くない。半分位すぎ
たところで見晴らしが良くなり、右手に表大雪が見える。左手になだらかな山頂が見える。前の大槍が印象的だ。この頃から、花が増えだす。大槍を過ぎる少
し急坂になる。山頂は広く、大槍越しに表大雪の眺望が楽しめる。山頂では、コヒオドシを加えたノゴマがいた。

         
前方に大槍  表大雪  雪渓  大槍付近から山頂  広い山頂

次の目的地、糠平温泉に向かった。夜は幌加温泉で露天風呂を楽しんだ。

A石狩岳 1996m (三百名山): 2010年7月17日

シュナイダーコース登山口(6:14)−コース取り付き(6:48)−稜線(8:27〜8:37)−石狩岳山頂1,966m(10:08〜10:35)−稜線分岐(10:00〜10:15昼食)−登山口(
12:07)

今日は単独登山だ。コースタイムは8時間程度。シュナイダーコースの急坂が待っている。稜線にはカラフトルリシジミが期待できる。YHを5:30に出発した。
273号線、十勝三俣から林道に入る。しばらくして、ニペソツへの道を避け、右方向に走る。林道から30分ほどで登山口だ。すでに車がある。沢沿いの道を歩
く。渡渉2回、かなり気を使う。雨の後では靴を脱がないと渡れないだろう。40分ほどでシュナイダーコースへの取り付きに到着した。その間、忘れ物をしてとり
に戻った人とであった。シュナイダーコースの急登山は確かに角度があるが、ずーっと連続するものでなく心配したほどではなかった。途中の小休止を含め、
1時間40分ほどで稜線に着いた。しばらく休んでいると、カラフトルリシジミが飛んできた。写真におさめる。その後、ハイマツの中でもであった。稜線はさすが
に眺望がすごい。特徴ある山容のニペソツやウペペサンケ、大雪山などが迫力ある姿を見せる。花も想像以上に多い。あちこちにお花畑だ。コマクサ、エゾノ
ハクサンイチゲ、チングルマ、エゾツツジ、エゾコザクラ、ウサギギク等々おなじみの花の群落だ。山頂から少し離れた最高点にまで足を運んだ。360度の大
パノラマを満喫して、もときた道を引き返す。分岐点で、山頂でであった若い人に再会した。急ぎすぎて、先まで行き、戻ってきたと。一緒に下りる事になった。
かなりのよな健脚だ。途中、遠くで熊の気配がした。下りにかかりすぐに、シュナイダーコースの取り付き後すぐに追い抜いた男女2人ずれに出会った。これか
ら山頂まで行くとのことであった。遅れることなく、下山した。駐車場付近で、岩間温泉に行く人と話した。昨年聞いた、少し気をつけるところがあることを知ら
せて別れた。

         
 シュナイダーコースと石狩岳  原野  糠平湖と右にウペペサンケ山  稜線からニペソツとウペペサンケ  稜線分岐からの登り
         
 大雪山  稜線上にはお花畑が  稜線から山頂(奥)  山頂はもうすぐ  山頂から稜線を振り返る

帰り着いて時間があったため、白樺峠にある東ヌプカウシヌプリに登った。同行の山さんを誘ったが、今日は休養日だと。

B東ヌプカウシヌプリ 1252.2m : 2010年7月17日

白樺峠登山口(13:00)−山頂1252.2m(14:07〜14:32)−登山口(15:00)

糠平から85号線(パールスカイライン)で然別湖へ行き、さらに白樺峠に出る。ここに登山口がある。登山口から1時間程度で山頂だ。登山道は、あちこちに
風穴があり、顔を近づける涼しい風を感じる。山頂から、さらに奥に行くと岩がごろごろしたところがある。ナキウサギで有名なところだ。しばらくいたが見るこ
とは出来なかった。時間にもよるのであろう。峠には花があって、ヒメカラフトヒョウモンの写真が撮れた。勿論撮った後、確認して分ったことだ。望外の喜び。


 登山口付近この中を進む  あちこちに風穴  山頂奥の岩場

BS放送でこの山が特集されていた。カラフトルリシジミとナキウサギだ。いずれも空振りだった。後はゆっくりと温泉で汗を流した。翌日は白雲岳を登った後、
富良野へ移動だ。

C白雲山 1186m: 2010年7月18日

登山口(8:52)−山頂(10:10〜10:18)−コル(10:46〜10:51)−湖畔の遊歩道−登山口(11:41)

昨日と同じく、然別湖を目指す。湖の南端が登山口だ。トウマベツ川の前か渡ってから左折すれば登山口になる。林道脇に車を止め歩き出す。ここは、遊覧
ボートの船着場だ。曇り空の中、湖を左手に見ながら歩く。1時間20分程で山頂だ。花はすくなくさびしい。山頂は大きな岩がごろごろしたところだ。然別湖は
見えるが、遠くまでは見渡せない。天望山へのコルに出て、湖畔に下りる。このあたり、やや荒れてはいるが良い雰囲気が漂っているところだ。遊歩道を登山
口へ戻る。

         
 然別湖  山頂表示  山頂から然別湖  イワブクロ  コル

この後、狩勝峠により雄大な眺めを見てから山部へ。いつもの農園へ寄り、メロンを3軒分買った。大きなミドリメロンを2個もらい、山部太陽の里で山さんと
1個づつ食べた。お腹いっぱいになった。本当においしかった。

D富良野岳 1912m 花百名山: 2010年7月18日

十勝温泉駐車場(6:30)−上ホロ分岐(7:10)−上ホロへ−途中で引き返し−上ホロ分岐(8:30)−縦走路分岐−山頂1,912m(10:00〜10:18)−縦走路分岐(
10:30)−登山口(12:14)

花百名山の山だ。花はエゾルリソウ、今が時期だ。朝6:15に白銀荘を出発した。駐車場には10分程度で着く。朝から強い風が吹いている。十勝温泉にある駐
車場が登山口だ。ここの駐車場での宿泊組みが結構いる。係りの方に報告し、出発する。当初、上ホロカメットク山から三峰山経由の周遊コースを選んだ。し
かし、引き返してくる人たち、縦走をあきらめた人たちから止められた。とりあえず稜線までがんばることにした。風は強い。いったん分岐まで引き返し、直接
富良野岳に行くことにした。火口を過ぎ、稜線を目指すにつれ、大小のお花畑が現れてくる。花は別の項に譲る。稜線に出ると原始ガ原の眺めが目に入る。
三峰山から上ホロカメットク山への縦走路もなかなか良い。自然指導員に出会い、話をした。今日くらいだったら十分縦走できるとのことだった。残念。縦走
分岐付近でエゾルリソウに出会えた。天気は段々によくなり、斜面の花々が生き生きと見える。山頂付近はガスがかかり、十分な眺望は楽しめなかった。しば
し休んだ後、もときた道を引き返した。

         
 火口付近  富良野山麓  縦走分岐付近 風景   山頂

登山終了後、上富良野博物館(結構良かった)、日の出公園、千望峠を見学した。十勝岳噴火による大災害は大正14年、ちょっと一昔の出来事だ。数百名
の人名が損なわれた。今はその気配は微塵もうかがえない。

 
11)北アルプス表銀座 (中房温泉〜餓鬼岳〜燕岳〜大天井岳〜燕岳〜中房温泉) 2010年8月15日〜17日

@中房温泉〜餓鬼岳 2647m 三百名山

自宅(3:30)−中房温泉駐車場(8:15着、8:29出発)−東沢乗越まで2.1km地点(9:46)−東沢乗越(11:09)−餓鬼岳まで3.1km地点(11:55〜12:00)−餓鬼岳山
頂小屋(14:12)- 山頂までは5分

ほとんどは合戦尾根を登り、燕岳へ行く。電話で餓鬼岳に宿泊をお願いした。小屋からは、昨日雨が降り、渡渉できない時は、連絡するように注意された。い
よいよ、中房川沿いを登る。最初から急坂である。川の左側を進みしばらくして右に出る。ブナ平まで又急坂である。川沿いでは、花も結構あり、目を楽しま
せてくれる。沢沿いが続き、最後にお花畑の中を登るが、急坂の途中で休みを入れざるを得なくなった。乗越まで二回の小休止を入れた。東沢岳への登りも
厳しく、直前でお昼にした。途中の登山道で、ミヤマモンキチョウに出会う。つい1週間前の常念岳で出会ったばかりだ。縁とは不思議なものだ。その後も、ア
ップダウンを繰り返し、時間以上に疲れる行程だった。天気は曇り、晴天にはならなかったが、見晴らすことは出来た。そんな苦労の甲斐あって、夕焼けが楽
しめた。北には北アルプスの裏銀座の山並みが見える。烏帽子だけは特徴ある姿をシルエットで見せる。小屋は古く、食事も寝床も同じ大広間だ。管理人さ
んが独特で、さすがに人の訪れる少ない山域だ。宿泊人総勢20名以下で、なんとなく睦ましくおしゃべりが出来る。

         
 東沢岳より剣ズリ・餓鬼岳  ダム越しに烏帽子・野口五郎  小岩塔が乱立  小屋越しに餓鬼岳  縦走路を振り返る
         
 雲間より陽光  雲海  暮れ行く山頂  烏帽子岳(裏銀座稜線)  三日月に裏銀座稜線

A餓鬼岳〜燕岳(三百名山)2763m〜大天井岳(三百名山)2922m

山小屋(5:40)−東沢乗越(8:09〜8:19)−北燕岳(10:00〜10:05)−燕岳(10:23〜10:30)−燕山荘(10:49〜11:09)-蛙岩(11:39)−大下り(11:49)−為右衛門岩
ハシゴ(12:56〜13:02)−槍分岐(13:07)−大天荘小屋(13:26)−山頂へは7分

早く起床(食事と寝る所が同じ)させられ、朝食をとり出発する。あたりはまだ暗く昨日の道を戻る。途中休憩を1度取り、結構いいペースで東沢乗越に着く。結
構辛い登りを行く。途中、ガスがかかり、遠くの見通しが利かない。いつの間にか道を間違え、方角を確認すると北へ北へと進んでいる。どこかで南に折れる
位置を間違えたらしい。戻ると元の見慣れたところがあり、表示を確認できた。結構、だだっ広く、注意がいるようだ。晴れていれば苦労ないところである。北
燕岳に近づくころからお花畑になり、目を楽しませてくれる。北燕岳に寄った後、さらに進むと砂礫になり、あちらこちらにコマクサの群落が目に付く。燕岳は
ガスがかかり見通しがあまり良くない。どうせ明日、大天井からの帰りに再訪するのでそこそこに出発する。燕山荘で眺めの休憩を取る。鳥の写真に時間を
取る。特に注意の入るところはなく、順調に進む。切通岩でハシゴを登り、槍ヶ岳への縦走路を右に分け進む。お花畑を2度ばかり過ぎると、大天荘小屋に着
く。山頂は5分ほどだ。ライチョウがいた。

 
 小屋からの朝の雲海  中沢岳〜東沢岳〜北燕岳  燕岳の山頂マーク  大天井への道 大天荘小屋 

やや曇り空の1日だったが、花や鳥にも会えた。翌日はそれを取り戻すかのような快晴だった。小屋は、各人にシュラフが用意され、食事も洋食、和食と選択
できる。快適で立派な小屋だった。次回は、ほとんどの人がそうであるように、常念や槍に抜けたいと思う。

B大天井岳〜燕山荘〜燕岳2763m〜燕山荘〜中房温泉

大天荘小屋(4:50)−山頂(5:00〜5:55)−大天荘小屋(6:00)−大下り(7:15〜7:23)−燕山荘(8:00〜8:08)−燕岳(8:25〜8:40)−燕山荘(8:55〜9:05)−合戦小
屋(9:28)−中房温泉(10:45)

朝、ご来光を見に山頂へ行く。槍ヶ岳〜穂高連峰が目の前だ。朝日に輝く稜線を写真におさめる。HPのTOPページを飾る写真だ。360度の大パノラマを十分
楽しんだ後、縦走に移る。稜線上から、槍・穂高、立山連峰、剱岳、後立山連峰を眺めながら、足元の花を見ながらの行程だ。大下りでさらにパノラマを楽し
む。様子は写真を参考にしてほしい。

大天井岳及び大下り前のピークからのパノラマ
         
 立山・剱岳・燕岳・後立山  槍ヶ岳と穂高  裏銀座の稜線  常念稜線上に富士山  大天井岳と槍ヶ岳
         
 大天井岳(大下りより)  槍ヶ岳(同左)  剱岳・立山(同左)  燕山荘・燕岳先の縦走路  燕岳・立山・剱岳

燕岳よりの眺望
         
 燕岳〜大天井岳の全縦走路  燕岳・北燕岳先の縦走路  大天井岳と槍ヶ岳  北燕岳・剱岳・立山・後立山  槍ヶ岳と裏銀座稜線

下山後、有明荘の温泉に入り、帰宅した。いい湯だった。割引券が大天荘にてもらえる。有明山は三百名山ゆえ、もう一度こなければならない。最終日は本
当にこの上もない晴天だった。素晴らしさは写真では表現できない。

12)剱岳 (百名山) 2999m 早月尾根コース:2010年9月4日

馬場島駐車場(4:24)−1000m地点(4:54〜4:59)−1400m地点(6:10〜6:20)−早月小屋(8:30〜8:48)−山頂まで0.7Km地点(11:03)−剱岳山頂(11:30〜
12:19)−早月小屋(14:35〜14:45)−登山口(18:15)

前日の夜について、幕営する。時々車が来て、音や明かりで寝つきが悪い。朝4時にKさんに起こされる。少しお腹を膨らませた後、出発だ。徐々に高度を上
げる。長い道のりだ。小刻みに休憩を取りながら、早月小屋まで4時間以上かかって着く。山頂まで0.7Km地点からは、さらに急坂、岩場となる。山頂からの眺
望は素晴らしいに尽きる。まだ行っていない、大日岳〜奥大日岳の稜線、この2年くらいで登った、猫岳や室堂〜薬師岳、雄山越しには槍ヶ岳が、目の前に
は、白馬〜鹿島槍ヶ岳の後立山連峰がすぐ前に見える。なんとも素晴らしい景観だ。帰りも同じ時間をかけて、出発から14時間で無事たどり着いた。登山道
は、真っ赤に染まった夕日で気持ちが悪いほどだ。長い1日だった。Kさんも私も疲れ果てた。

 
 早月尾根と剱岳 毛無三山の稜線 大日岳〜奥大日岳   室堂  雄山奥に笠ヶ岳 
 
 唐松岳〜鹿島鑓ヶ岳  白馬岳〜後立山連峰  立山・奥に槍ヶ岳 毛無三山  登山道が夕日に染まる

登山後は、黒部市に出て、駅前で宿泊した。遅くからの予約で夕食にはありつけず、スーパーで買い込み宿で食べた。久しぶりにアルコールを飲んだ。あくる
日は、温泉、黒部川近くでの名水を仕入れ、車を走らせた(私は同乗者)。


13)北アルプス裏銀座 (高瀬ダム〜烏帽子岳2628m〜野口五郎岳2924m ピストン) 2010年10月8日〜10日

@高瀬ダム〜烏帽子岳2628m(三百名山)〜野口五郎岳2924m(三百名山)

自宅(20:25)−梓川IC(24:10〜5:00)−七倉(6:00〜6:45二便のタクシー)−高瀬ダム(7:06〜7:11)−狸岩(9:06)−烏帽子小屋(10:01〜10:10)−烏帽子岳(
10:39〜10:49)−烏帽子小屋(11:20〜11:40)昼食−野口五郎小屋(13:48)−山頂往復(15分*2)

夜、自宅を出て、ICで仮眠、七倉に入る。6:30がタクシーの始発だが、乗員多く、二便になる。ダムをわたり、橋を渡り、濁沢の河原を突っ切れば、いよいよブ
ナ立尾根の登りだ。ここは、北アルプス3大急坂のひとつである。烏帽子小屋までは、小休止を2回取り、思ったよりも早く小屋に着いた。昼食休憩を取り、荷
物を置いて、烏帽子岳に登る。特異な山容で、翌年の餓鬼岳登山で夕焼けに染まる稜線で確認できた。山頂からは、立山が目の前に見える。剱岳は雲がか
かっていた。烏帽子から北には、後立山連峰が連なっている。南にはこれから行く野口五郎岳と縦走路が見渡せる。小屋に戻り、縦走を開始する。小屋周辺
で、コマクサの花が咲いていた。この時期、驚いた。小屋を出て、大きな山容の三ツ岳に近づくにつれ、上昇気流に乗ってガスがあがってくる。中間地点で小
休止を取り、2時間程度で小屋に着いた。途中、ホシガラスを何匹も見た。小休止の頃には、ガスがかかり見通しが悪くなった。小屋で手続きを済ませ、しば
らく休んだ後、ガスがかかった山頂に行った。明日の朝もう一度来るとして、早々に引き上げた。小屋は比較的すいており、ゆったりとした雰囲気で食事・睡
眠が出来た。

 
烏帽子岳稜線に登る 烏帽子岳 山頂より立山 三ツ岳・野口五郎岳 野口五郎岳への途中 

時間から考えて、十分水晶小屋までは行ける。以前、三俣山荘に泊り、水晶岳を往復しているので今回水晶小屋まで行けば裏銀座は完成したことになるが、
結局、真砂からの部分が未踏になった。この周辺、赤牛岳には行っていないが、又来る機会はあるだろうか。ブナ立尾根をかなり下ったところで、東京からの
方と一緒になりタクシーを相乗りし、七倉に戻った。

A野口五郎岳〜烏帽子小屋〜高瀬ダム

野口五郎小屋(5:45)−山頂(5:58〜6:22)−野口五郎小屋(6:32)−烏帽子小屋(8:41〜8:49)−高瀬ダム(10:51)−タクシーにてー七倉へ

小屋からご来光を見て、早々に山頂へ。朝日に染まる槍ヶ岳や水晶岳・鷲羽岳への稜線、立山・後立山に見入った後、小屋に戻る。これから戻る稜線に見と
れ、その先の蓮華・針の木岳、その奥の後立山連峰に向かって歩く。時々振り返っては槍ヶ岳を確認する。快適な縦走で2時間程度で烏帽子小屋に到着する
。再度の烏帽子岳はやめて、急坂を下りる。下りも2時間程度で着いた。

         
 槍ヶ岳方向(山頂)  水晶岳・鷲羽岳方向(山頂)  立山・五郎小屋(山頂)小屋越 表銀座稜線  薬師方向の稜線 
         
 立山を望遠で  蓮華岳・針の木岳方向  西の稜線  槍ヶ岳と東鎌尾根  
         
 ウラシマツツジの紅葉  蓮華岳・後立山連峰  高瀬ダムを眼下に見て  餓鬼岳・燕岳稜線  烏帽子岳・立山・剱岳

素晴らしい天気に恵まれた。縦走路からは左右、前後に展開するパノラマを満喫した。小屋から、ブナ立尾根をかなり下ったところで、東京からの方と一緒に
なりタクシーを相乗りし、七倉に戻った。今年は、アルプス表&裏銀座の最初を経験することが出来た。


14)於茂登岳 526m :2010年11月3日

於茂登岳入口(9:35)−登山口(9:40)−山頂及び周辺(10:40〜11:15)−駐車(12:05)

嵩田林道ががけ崩れで不通、登山口駐車場まで入れない。逆から入り、荒れた道を歩く。しばらくしてすぐに、苔むしたような渓流が無残な姿になっている。
登山道も分らない。とはいえ、山頂付近の中継所には自家発電用に油が必要で、装置に定期的に追加がいる。この為、係りの方が入る必要があるのだ。そ
れで、ふみ跡がある。1時間ほどで山頂に出る。曇り空もあり、春から夏の華やかさわない。この山も4度目、来る度に登っている。周辺を歩いた後、車のとこ
ろに戻る。天気がよければ、北西の海は、ブルーに輝くのだが。

 
登山道が壊滅 亜熱帯らしい雰囲気 緑深き渓流が無残 山頂から北の野底岳  隣の中継所(自家発電燃料補給

台風による豪雨でがけ崩れが起こる。低い山で、なだらかな所がこれほどのことになるとは恐ろしい。

山の記録トップページへ戻る

更新日2013年11月29日