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 1.2012年
番号   地域名 日   トピックス  
 1 北海道紀行T(糠平温泉〜釧路湿原) 2012.01.27〜02.01 タウシュベツ橋梁  
 2 自宅周辺の鳥たち 通年    
 3 スキー場から見る山々の眺望 2009〜2012 八ヶ岳連峰他  
 4 猪名川渓谷と高原寺の桜 2012.04.12 エゾヒガンほか  
 5 芦生の森と美山 2012.04.15 大芦生杉、かやぶきの里  
北海道紀行U(道東の旅) 2012.05.20〜05.26 知床、厚岸、摩周湖  
 7 北岳(南アルプス) 2012.07.05〜07.07 キタダケソウ、その他の花々   
北海道紀行V(トムラウシ山、大平山、狩場山) 2012.07.17〜07.22 オオヒラウスユキソウ、カラフトマンテナ、花の楽園   
八ヶ岳・霧が峰  2012.07.29〜07.31 白いコマクサ、高山植物の宝庫   
10 薬師岳  2012.08.26〜08.28  イワショウブ、キンコウカ、リンドウ   
11 立山縦走、奥大日岳〜大日岳〜大日平  2012.09.15〜09.16  ミヤマリンドウ、イワショウブ   
 12 北陸三山(人形山、大門山、大笠山))  2012.10.06〜10.08  ツリフネソウ、五箇山・白川郷見物   
 13 春日山原始林の散策 2012.10.27  イベント「春日奥山古事の森」を知る   
 14 権現谷ハイキング(滋賀多賀町観光協会企画)  2012.11.03  紅葉   
15 平家物語 in 京都ハイキング  2012.11.14  OB会、紅葉   
 16 カンボジア(シェムリアップ)  2012.11.26〜11.29  アンコールワット他の遺跡、トンレサップ湖   
17 九州(熊本、出水、天草)  2012.12.05〜12.07 出水のツル、天草観光、阿蘇山   
18 北海道W ニセコスキー  2012.12.18〜12.21  深雪体験   























































1)北海道紀行 T : 2012年1月27日〜2月1日

 札幌からの無料送迎バス「きたとかち満喫号」を利用して糠平温泉で楽しんだ。パックでは日曜日の札幌帰着だが、別途、糠平温泉からバスで帯広に
出て、さらにJRに乗り継ぎ釧路に出て宿泊した。釧路では、定期観光バス「冬のたんちょう号」を利用して、釧路湿原とタンチョウツルを見学し、途中、
標茶駅にて下車、ここからから釧路までSL“冬の湿原号”に乗車した。冬の北海道も良いものだ。天気もまずまずであった。

@糠平温泉 2012年1月27日〜1月30日
 無料送迎バス「きたとかち満喫号」は、糠平温泉、然別温泉、十勝温泉の2泊を利用することによって、札幌往復バスが無料で利用できる企画だ。金曜日、
札幌駅12:00発のバスで、糠平には、17:10着(実際には1時間弱早かった)である。今回は、依然泊った糠平YHを利用した。個室が利用でき、アットホーム
な雰囲気で、いろいろなツァーが独自企画されている。今回は3泊した。早々、翌日には終日スキー場でスキーをした。9:00にご主人に送ってもらい(歩きでも
5分、大変便利)、15:15分の終了間際まで楽しんだ。晴天率が高い東大雪だけのことはあり、ゲレンデから見るパノラマはなかなかのものだった。3日目は、
ガイドツアーのタウシュベツ橋梁ツアーに午前中参加した。糠平湖をスノーシューで歩き、旧JRのアーチ型橋梁をめぐるツアーだ。絶好ポイントは、ニペソツ山
を背景に橋梁の写真を撮るものであり、最初雲がかかっていた山も次第に様子を表し、評判どおりのものとなった。帰りには、ワカサギつりを見学し、12:30には
糠平に戻った。午後は、スキーを楽しんだ。糠平の朝は、−25℃以下、日中でもー10以下だったろうか。手足のつま先が本当に冷たかった。以下、その時の
様子をあげる。30日は、10時過ぎのバスで帯広に出た。

     
 ニペソツ山を背景にタウシュベツ川橋梁  朝焼けのウペペサンケ山(気温‐25℃以下)  タウシュベツ川橋梁


         
 パノラマゲレンデから糠平湖  きのこ雲(切り株)  橋梁風景  同左  同左
         
 奥にウペペサンケ山  ワカサギ釣りのテント  ニペソツ山  ウペペサンケ山  コガラ
         
 帯広へのバスから  音更川より大雪山系方向      

A釧路 2012年1月30日〜2月1日
 帯広からJRに乗り、釧路に着いたのは15:00を少し過ぎていた。歩道は氷が張り、本当に危ない。ホテルにチェックイン後、和商市場に行ってみた。
勝手丼で有名だが、食べる気にはなれなかった。それほど安いとも思わなかった。釧路は漁港で魚貝類で有名だが、魚は豊富にそろっていた。
 翌日は、阿寒バスの冬のたんちょう号で湿原とタンチョウ鶴のバスツアーに参加した。釧路の見所は、観光協会に頼めば、資料を送ってくれる。
バスの回る先は、鶴公園〜釧路市動物園〜釧路湿原展望台〜鶴見台〜標茶駅 〜細岡展望台(釧路川の蛇行が見れるスポット)である。標茶駅で
下車し、SL冬の湿原号に乗り換えた。1時間20分の乗車だが途中の駅で7分程度の停車があり写真を撮ることができる。見所の写真をあげる。

タンチョウツルあれこれ

     
 タンチョウツル  優雅な踊り  飛翔
       
       幼鳥  
         
         

SL冬の湿原号
 5両編成からなるCL1125。運行日によって、機関車が2両編成であったり、逆連結があったりする。社内は石炭ストーブで、売店で買った
スルメなどが焼ける。アイスクリームはおいしかった。沿線では、鉄道マニアが盛んに写真を撮っていた。車窓からは、釧路湿原、釧路川、
エゾシカ、タンチョウツルを見ることが出来る。

     
 CL1125(冬の湿原号)    

その他
車窓からの釧路湿原風景、釧路動物園(日本で唯一、シマフクロウがいる)等を取り上げた。

         
 釧路川 エゾシカ  エゾシカ   トビ  
         
 エゾリス  エゾリス  クマタカ  シマフクロウ  

2)自宅周辺の鳥たち : 通年

自宅に訪れた鳥や、散歩の途中で出会った鳥たちを取り上げる。意外な鳥が自宅に来てくれる。過去、数年分を集めたものだ。
また、自宅の屋根の隙間には、数年ムクドリが子供のために巣を作っていたが、あるときカラスに生まれて間もない子供を犠牲になり、その
後来なくなった。

         
 ケリ  カワセミ(決まった時間に)  ケリ  アオサギ  ホオジロ
         
   キビタキ  セグロセキレイ    カワウ
         
   ヒバリ  同左  ウグイス  トビ
         
   カルガモ  アマサギが行列(中段白点) オオサギとカワウ   スズメが一休み
         
雪の上をスズメが乱舞  ツグミが集まって     モズ  ハクセキレイ
         
 クサシギ   シロハラ   ツグミ カルガモ 
         
   ヒバリ(虫をくわえて)  ダイサギ ウグイス   アマサギ
         
カワセミ   カワセミ  カワセミ コサギ  チュウサギ 
         
 ジョウビタキ  シロハラ   ツバメ   
         
 メジロ ホオジロ  ウグイス     アオサギ
         
 キジバト  ジョウビタキ   カラスの行列   

昆虫他

         
     クマゼミ    
         
   シオカラトンボ  オハグロトンボ    
         
     アメンボウ    

3)スキー場から見る山々の眺望 : 通年(2009年〜2012年ウインターシーズン)
スキーを始めたのが2009年である。奥伊吹の冬のブンゲン山はスキー場のリフト最上からが手軽で、約1時間余りで山頂まで着く。その帰り、時間が
余り、Tさんに教わったのが最初である。このシーズンはあと2日通っただけだったが、次の年から本格化した。今シーズンもそろそろ終わりであるが、
何人かの方にいろいろな所に誘っていただいた。2011年〜2012年のシーズンは自宅から25分程度で行ける琵琶湖バレイでウイークデイのシーズン券を
購入して、ずいぶん通った。気持ちよく滑る快感もさることながら、好天気の眺望は捨てがたいものである。

@ブランシュたかやま :2012年3月19日 
年末の計画が叶った。1泊2日で春スキーを楽しんだ。ご覧の晴天で、申し分ない。八ヶ岳を前に、スイスイと・・・といきたいところだが、私には少々きつ
かった。これくらいの坂がスイスイ行くようにと、アドバイスを受けた点を地元で研鑽した。成果は次年度に・・・、

     
 蓼科山と北八ヶ岳  八ヶ岳連峰  八ヶ岳
     
 北八ヶ岳〜八ヶ岳  一緒した山蔦さん  私


A富士見パノラマ :2012年3月20日
上を参照。3kmのロングコースで下まで行くと疲れ果てる。良い勉強になった。

     
 蓼科山〜八ヶ岳(ロープウェイから)  八ヶ岳(最上リフト)  甲斐駒ヶ岳〜仙丈ケ岳〜北岳〜間ノ岳(車中)

B奥伊吹スキー場:2012年3月18日

最初のスキーを始めたのがここ。ブンゲン山への登山の後に初心者ゲレンデで何本かトライした。2009年1月25日が記念の日だ。パウダーで最高の条件
だった。北方向の眺めはご覧の通り。右端に白山をはじめ、奥美濃の山々が一望できる。

       
 最上リフトからの北全景(同行の清水さんから拝借)20120318  伊吹山方向(同左) Tさんと(20110219) 20090125(ブンゲン山より) 
     
 金糞岳(左方向)20110219  中央に訴麦山(正面)  右端に白山(右方向)

Cジャム勝山 :2010年3月22日

何回か通ったが、一人で行ったのが下の写真。法恩寺山から経ヶ岳がすぐ目の前に見える。白山、別山、赤兎をはじめ、大日ガ岳方向まで眺望が広がる。
法恩寺山から経ヶ岳までの稜線コースは是非トライしてみたい。

     
 法恩寺山から眼前に経ヶ岳  白山〜別山〜赤兎〜大日ガ岳(前方は経ヶ岳への稜線) 荒島岳 
         
 法恩寺山から最上のリフト   大日ガ岳〜鷲ガ岳  白山をバックに  経ヶ岳  


D糠平温泉スキー場 :2012年1月28日

初の北海道でのスキーである。東大雪にあるため雪は多くはないが晴天の日が多く、糠平湖でのタウシュベツ橋梁(旧国鉄の橋)見学やワカサギつりと
合わせて楽しめる。日曜日でも悠々と滑れ、リフト待ちもほとんどない。雪質も良い。高速第二ゲレンデからは、ウペペサンケ山やニペソツ山が見える。
最上のリフトを下りれば、パノラマコースから糠平湖が一望できる。

     
 糠平湖と取り巻く山々(パノラマコースから)  ウペペサンケ山(高速第二リフトから中央)  奥にニペソツ山


E白馬八方スキー場 :2011年1月20日

最後のリフトをおりると後立山連峰が目の前に広がる。雪に覆われた杓子岳から白馬岳への見慣れた稜線がなんとも素晴らしい。素晴らしい眺望の後は、
恐怖のゲレンデが待っていた。それにしても、このスキー場は本当にいいスキー場だ。今回は@項の山蔦さんに連れてきてもらった。感謝感謝である。

     
 杓子岳〜白馬岳(後立山連峰) 行きの車中から。目的地直前   杓子岳〜白馬岳(リフトの最上)

Fひるがの高原 :2009年4月4日
Kさんに連れて行ってもらった。スキーを始めた年であり、恐る恐る最上リフトから滑り降りた記憶が生々しい。リフトからは1時間程度で大日ガ岳の山頂で
ある。目の前に白山の端麗な姿が広がっている。

 
白山をバックに( 大日ガ岳山頂より)

G琵琶湖バレイ :2011〜2012年シーズン

ウイークデイのシーズン券を購入し、12月末より通い詰めた。最終は4月2日で長い間すべることができた。後半は課題の克服を中心にしたが、なかなか
難しかった。沢山の高齢者(65歳以上)と顔なじみになった。80歳を越える人も結構いて驚きだった。

     
 武奈ヶ岳(ジャイアントコースから)  琵琶湖大橋と比叡山  蓬莱山とゲレンデ

他にもいろいろな所に連れて行ってもらったが、残念ながら写真に残っていない。

4)猪名川渓谷と高原寺の桜 : 2012年4月12日
山の会の会長に案内をして頂き、地元の桜を見る機会ができた。猪名川渓谷はエドヒガンで、ボランティアの方々の世話が行き届き、見事な開花状態だった。
開花の時期が当初の予定よりもかなり遅れたが、おかげで、高原寺のシダレザクラと同時に見ることができた。写真でどこまで表現できたかは難しいところで、
是非現地に行って楽しんでほしい。来年の話ではあるが・・・。公園では、花盛りの下で楽しい昼食をとった。

     
 猪名川渓谷のエドヒガン  同対岸のエドヒガン  公園のサクラ
     
 同サクラ  高原寺のシダレサクラ  同左(以下同じ)
     
   サクラにメジロ  

5)芦生の森と美山 : 2012年4月15日

佐々里峠〜大芦生杉群生地 周遊 歩行時間1時間15分

芦生の森といえば、京大演習林であるが、最近は研究林と呼ぶようだ。見学も結構制約が出てきており、事前申請が必要だ。この時期では、芽吹きにも早く、
花にもやや早いと思われる。研究林を見学する前に、まず、佐々里峠から歩いて1時間くらいのところにある大杉を見学した。途中、道を間違え、いつの間
にか元へ戻ってしまった。3〜4人が抱えるほどの杉が何本家あり、結構楽しめた。時々、残雪が目に入り、北山の奥深さを感じた。佐々里峠で待つ間、コンコンと
木を突っつく音が聞こえてきたが、コゲラだったのか。道中、ミヤマカタバミと咲く寸前のイワウチワ、ミツバオウレンが楽しめた。研究林では、往復1時間程度に
とどめた。ミヤマカタバミやスミレが少し。その後、少し先のかやぶきの里を訪問した。かなりの人出で人気ぶりがうかがえた。

         
 佐々里峠の大杉  立派な杉の木  少し離れて  囲むのに4人は必要  大杉を見上げて
     
 コゲラ  ミヤマカタバミ  ミツバオウレン
         
 開花直前のイワウチワ  コゲラ    大杉を前に  

佐々里峠から大杉(台杉)群生地マップ(清水氏より拝借)

美山のかやぶきの里風景

     
     上はかやぶきの里風景

6)北海道紀行U:: 2012年5月20日〜5月26日
今年2度目の北海道になる。一番の目的は、アポイ岳のヒメチャマダラセセリの写真が目標だ。こちらは首尾よく撮影できた。写真はチョウの項を参照して
欲しい。残りは道東の海岸にそってぐるりと回る1300km以上の、ドライブの旅になった。山は3山(アポイ岳、藻琴山、雄阿寒岳)を入れた。
@新千歳空港〜(235号線)〜新ひだか町(二十間道路)〜様似町(観音山ほか)
A様似町(アポイ岳)〜(236号線天馬街道)〜豊似〜(336号線、38号線)〜釧路市〜(44号線)〜厚岸(エゾヤマザクラ)
B厚岸(公園)〜霧多布(湿原と湿原センター)〜納沙布岬〜北方原生花園〜根室市(明治公園)〜(44号線)〜春国岱(風連湖)〜244号線〜標津町(野付半島)
C標津町〜(244号線、335号線)〜羅臼町〜知床峠〜知床5湖〜ウトロ〜(334号線)〜斜里(以久科原生花園)〜(244号線)〜小清水原生花園〜サロマ湖周辺
(ワッカ原生花園、ところ遺跡の森)〜網走湖温泉
D網走湖温泉〜(39号線、122号線)〜北見(フラワーパラダイス)〜美幌(博物館)〜(334号線、102号線)〜藻琴山芝桜公園〜藻琴山〜川湯温泉(硫黄山)
E川湯温泉〜(52号線)〜摩周湖〜(52号線、241号線)〜阿寒湖(雄阿寒岳、温泉)〜(241号線、242号線)〜音更町(トイピルカ北帯広YH)
F音更町〜帯広市〜(236号線)〜紫竹ガーデン〜緑ヶ丘公園(野草園)〜(38号線)〜十勝千年の森〜(道東道)〜新千歳空港

最終日は最近注目の北海道ガーデン街道に指定されている7つの花園・森から2つを選んで訪れた。YHで紹介された、緑ヶ丘公園の野草園は立派であった。
ニリンソウ、オオバナノエンレイソウ(最盛期を少し過ぎている)であたり一面が多い尽くされている。規模もなかなかだ。連日200kmあるいはそれ以上のドライブ
だったが、比較的天気に恵まれトラブルもなく、無事終えることができた。

@新千歳空港〜(235号線)〜新ひだか町(二十間道路)〜様似町(観音山ほか)5月20日
いつもと同じワンズレンタカーで手続きを済ませ、一路様似へ向かう。市街地を離れれば、かなりのスピードで走ることが出来る。途中、ウトナイ湖に立ち寄るが、
時期が時期だけに、渡り鳥には遅く、花には早く中途半端な時期である。235号線は快調に進んだ。途中のコンビニで弁当と飲み物を買い、まずは新ひだか町
の二十間道路を目指す。日本桜100選に選ばれたところだが、この時期では遅すぎる。少し花が残った木もある。5km程もある長い桜並木だ。最盛期には、
牧場の緑とのコントラストが素晴らしいだろう。公園もあり、しばらく散歩してから様似町まで一気に進む。様似では、アポイビジターセンターに寄って、ヒメチャマダラ
セセリの情報や花の様子を仕入れる。良い感触だ。様似の見所は、エンルム岬(ここからの夕日は格別)、観音山、ローソク岩などだ。中でも、観音山の花リレーは
4月下旬から、エゾエンゴサク、カタクリ、オオバナノエンレイソウと続く。ニリンソウの群落もあり、なかなかのものだった。ここからの景色も素晴らしい。様似町の
立派なパンフレットがある。空港から、155km程度。宿は民宿で、日曜は夕食がないため、近くのスーパーでいろいろと仕入れて食べた。女将さんも親切だ。
今回で二度目になる。鹿の姿がすぐそばで見られ、驚いた。

     
 二十間道路(新ほだか町)  左の3つの岩は親子岩、右はローソク岩(観音山より)  エンルム岬と様似漁港(同左)
     
 右からアポイ岳〜吉田岳〜ピンネシリと続く 観音山と様似漁港(エンルム岬上から)  漁港内のソビラ岩 
     
 カタクリの群落があちこちに(観音山)  シラネアオイ(同左)  オオバナノエンレイソウ(同左)

A様似町(アポイ岳)〜(236号線天馬街道)〜豊似〜(336号線、38号線)〜釧路市〜(44号線)〜厚岸(エゾヤマザクラ):5月21日
アポイ岳の花をあげる。この時期、アポイアズマギクにはヒメチャマダラセセリが吸蜜に訪れる。1合目あたりにはエゾオオサクラソウ、林間にはオオバナノ
エンレイソウが白い花を咲かせる。5合目から本格的に花が見られ、アポイタチツボスミレ、アポイアズマギク、ヒダカイワザクラ、サマニユキワリ、ヒメアズマイチゲ
、チングルマなどが目を楽しませてくれる。鳥の声も聞かれるが、なかなか写真には撮れない。今回は吉田岳まで足を伸ばした。道すがら、エゾヤマザクラが
綺麗だった。吉田岳のあたりにはキジムシロが綺麗だった阿他林は山の記録とチョウは別項目に詳細を記述した。

     
 エゾオオサクラソウ(1合目)  タチツボスミレ  アポイタチツボスミレ
     
 アポイアズマギクとヒメチャマダラセセリ  サマニユキワリ  ヒダカイワザクラ
     
 エゾキスミレ  ヒメイチゲ  フイリミヤマスミレ
           
 ヒダカイワザクラ   サマニユキワリ  キジムシロ  エゾヤマザクラ   チングルマ エゾムラサキツツジ

登山口には、13:40に戻ったが、ここから厚岸までは250km以上、本当に長かった。北海道の道路事情で何とかなったが、普通なら食事までに着くような距離
ではない。結局、17:30過ぎに目的の厚岸の旅館についた。近くの国泰寺は、江戸後期にロシアの南下や場所請負人制度の弊害など北辺の危機が叫ばれる
中で、箱館奉行の願い出により文化年に設置された。蝦夷三官寺の一つで、道東随一の古刹として有名。古来有名なオオヤマザクラ(エゾヤマザクラ)が綺麗
だった。また、夕日もなかなか良かった。厚岸には、子野日(ねのひ)公園があり、1100本のエゾヤマザクラが有名である。翌日の朝、訪問したが合わせて紹介
する。牡蠣とオオヤマザクラ祭りが開催されていた。このあたり、昨年の東北地震では津波で床下まで浸かったところがあるようだ。

     
 国泰寺のオオヤマザクラ  厚岸の夕日 子野日(ねのひ)公園のオオヤマザクラ 

海水温が高く、気温が低いため、朝から昼頃まではガスがかかる。アポイからの眺めも海岸線は確認できなかった。朝夕は、10℃以下、本当に冷たい。
道東の海岸線は、サクラの開花も遅い。

B厚岸(子野日公園)〜霧多布(湿原と湿原センター)〜納沙布岬〜北方原生花園〜根室市(明治公園)〜(44号線)〜春国岱(風連湖)〜
244号線〜標津町(野付半島):5月22日

この日は、あちらこちらに立ち寄り、最終の標津まで行った。オヤマザクラ(エゾヤマザクラ)が1100本もある子野日(ねのひ)公園を皮切りに、原生花園
あやめが原(ここはガスがかかり眺望はなし)に行った。もう一月もすればあやめの花が楽しめる広大な地域だ。この後、通称、北太平洋シーサイドラインと
呼ばれる123号線を通り、次に、浜中町の霧多布湿原へ行った。湿原センターがあり、しばし散策する。その前に、霧多布湿原トラストにも寄った。
琵琶瀬木道とヤチボウズ木道、仲の浜木道が少しである。春なお遠し問いいた雰囲気だった。ここはエゾカンゾウが日本一の群落いわれているから、
7月がベストだ。北海道の湿原や花園は、6月からがシーズンで、5月にはまだまだ早い。その後、霧多布岬にも立ち寄った。エゾエンゴサクがいっぱいであった。
根室半島を海岸線に沿って進む。納沙布岬は何の変哲もない岬であるが、このあたりに来ると北方領土の最前線だ。あいにく見通しが悪く、貝殻島の灯台の
奥に水晶島が見える程度だ。35号線を通り、北方原生花園(ミズバショウ)、根室市に入り、明治公園にも立ち寄った。
春国岱では結構な時間を使った、木道を、森林部分まで行った。ミズバショウの群落があちこちに見られた。エゾシカにもであった。風連湖には、タンチョウも
見られた。北海道では、各地にあるビジターセンター、エコセンター、あるいは保護センターではかなりの情報が入手でき、パンフレットも充実しているので
まめに立ち寄るのが良い。いろいろアドバイスを受けるのが当地を良く知る最も良い解決手段だ。標津には思ったよりも早かったため、旅館のすぐ近くにある
望ヶ丘公園に行き花の写真を撮った。宿では、暑かった1日の汗を流した。旅館の奥さんに、野付半島の夕焼けが良いとの話を聞き、食事前に20km程を車で
走った。知床半島が夕日に染まるなか、何とか写真になった。野付半島の突端までは距離が長く、どこが夕焼けの良いポイントかが難しい。夕焼けも終わり、
吉田旅館に帰ったのは19:00も十分すぎた頃だった。この旅館、町役場で安くて料理が良いと紹介されたが、愛想も良く、お奨めだ。今日22日は、この旅行中、
もっとも長い1日になった。

厚岸〜霧多布

     
 霧多布湿原風景  霧多布岬(灯台)  霧多布岬からの風景
         
 コンコウソウ  エゾネコノメソウ  サマニユキワリ    エゾエンゴサク
   
   コガラ  

納沙布岬〜春国岱

     
 納沙布岬からの風景  納沙布岬の灯台  春国岱の湿原
     
  春国岱の湿原  キョウジョシギ  
         
 ミズバショウ(春国岱森林部) エゾシカ(同左)  ミヤマカタバミ(同左)  ヒメアズマイチゲ(同左)  

標津町付近(野付半島)

     
 夕焼けの知床半島(野付半島)  夕日の斜里岳(同左)  斜里岳〜海別岳(同左)
     
 望ヶ丘公園のエゾヤマザクラ  エゾエンゴサク(同左)  標津の町と斜里岳

C標津町〜(244号線、335号線)〜羅臼町〜知床峠〜知床5湖〜ウトロ〜(334号線)〜斜里(以久科原生花園)〜(244号線)〜
小清水原生花園〜サロマ湖周辺(ワッカ原生花園、ところ遺跡の森)〜網走湖温泉


標津町からは、知床半島全景、斜里岳、国後島が眺望出来る。また、この町は鮭の博物館で有名である。朝、漁業組合の販売所で野付半島のホタテ、
明太子(これも有名)を購入し、3箇所に送る。その後、羅臼の町に入る。知床半島の縦断道路に入るとすぐ残雪が目につく。道すがら、写真を撮る。
エゾシカ、キタキツネ、羅臼岳等、題材が多い。雪はまだまだ深いようだ。峠で目の前の羅臼岳に見入る。時間に余裕があるようなので、知床5湖と
フレペの滝を追加した。知床5湖は、何年か前に訪問したときは地道を歩き、全ての湖を回れたが、今では、第一の湖のみで全て木道、後の4湖は高い
お金を出して、案内してもらう形式になっていた。残念である。フレペの滝は自然保護センターの横から歩きで20分程度でつく。絵になる風景に出会う
ことが出来る。森は鳥のさえずりで賑やかだ。ウトロで丼を食べ、道横のオシンコシンの滝を見た後、網走方面に向かう。以久科原生花園はハマユウで
有名だが、花の時期にはまだまだで特に何もない。ただ、ここから見る知床半島、連山の眺望はなかなかのものだ。小清水原生花園では、クロユリ、
エゾエンゴサクなどいくつかの花が見られる。サロマ湖周辺(ワッカ原生花園)は、以久科原生花園同様に、ハマユウで有名だが、事情は同じである。
そのすぐ近くに、縄文時代の遺跡、ところ遺跡があって、ここはなかなかのものであった。さすがに東大が手をつけるところだと感心した。網走湖から、
わざわざ出向いたがこの遺跡で救われた気がした。温泉はごく普通であったが、十分に旅の疲れを癒した。部屋も大きく、立派であった。

知床連山(右から羅臼岳〜左端は硫黄岳)

     
 標津の町、後方は斜里岳  羅臼岳  第一湖に映った羅臼岳
     
 オシンコシンの滝  以久科原生花園からの知床半島  斜里岳
         
 キタキツネ(知床峠直前))  エゾシカ  硫黄岳  フレペの滝付近の断崖  フレペの滝
         
 ツルキジムシロ(小清水花園) スミレ( 小清水花園)  クロユリ(小清水花園) トーフツ湖  アカゲラ(フレベの滝付近) 
         
 ノビタキ(フレベの滝付近)  ヒバリ   ところ遺跡の森   ところ遺跡


D網走湖温泉〜(39号線、122号線)〜北見(フラワーパラダイス)〜美幌(博物館)〜(334号線、102号線)〜藻琴芝桜公園〜
藻琴山〜川湯温泉(硫黄山)


朝から温泉につかり、おいしい朝食の後、北見に向かって出発した。途中、高速道(無料)を利用する。朝、小雨交じりだったが、すぐにやんだ。
北見のフラワーパラダイスは無料で、山頂まで車で行くことができる。新緑と花の道を上り詰めると市内が一望できる広場に着く。しばらく散策し、
所々で、車を止めながら花や、景色を楽しむ。時期的に花は早いが、芝桜、チューリップ、スイセンなどが楽しめる。
この後、途中の美幌博物館に寄った。幾つかの郷土展示に加え、美幌町在住の画家 横森政明氏の油彩やペン画、更に柳瀬俊雄氏の作品が
展示されていた。展示品を観賞した後、東藻琴芝桜公園に行った。入場料がいるとはいえ、芝桜の規模や美しさには圧倒される。中を一通り歩く。
1時間以上はたっぷり必要だ。赤、ピンク、白に染まった丘陵、山肌、点在するツツジ等を楽しんだ。
この後は、登山口のハイランド小清水725で少し遅めの昼食をとり、予定通り藻琴山に登った。詳細は山の記録に記載した。登山口の展望台からは、
絶景の屈斜路湖の眺望は無理だったが、川湯温泉に向かう途中の休憩場所からは眺めることができた。川湯温泉に入る前に、硫黄山にも立ち寄った。
川湯温泉は北海道でも屈指の泉質を誇る。食事前、寝る前、早朝と3度温泉を楽しんだ。

     
 北見フラワーパラダイス  北見フラワーパラダイス  カワラヒワ?
     
 藻琴芝桜公園  藻琴芝桜公園  硫黄山

E川湯温泉〜(52号線)〜摩周湖〜(52号線、241号線)〜阿寒湖(雄阿寒岳、温泉)〜(241号線、242号線)〜音更町(トイピルカ北帯広YH)

天気予報がはずれ、朝から申し分ない天気になった。急遽、摩周湖に立ち寄ることとし、雄阿寒岳登山を復活させた。摩周湖の眺望も素晴らしく、昨日
登った藻琴山、斜里岳、阿寒の山々が一望できた。この後、横断道路国道241号線(阿寒国立公園パノラマライン)で阿寒に向かった。途中の、双岳台と
双湖台で山と湖を眺望した後、雄阿寒岳の登山口に到着した。登山の詳細は山の記録に記載した。恐らく、一番最後の出発だったと思われる。なかなか
タフな山だが、それに答えるだけの眺望が楽しめた。この後は、阿寒湖見学と町の運営するひなびた温泉にゆっくり浸かった。山の疲れと汗を流した後、
音更のYHに向かって車を走らせた。途中、いくつかのポイントに立ち寄った。

     
 硫黄山全景  摩周湖と左手奥が斜里岳  屈斜路湖と奥に藻琴山
     
 摩周湖  雄阿寒岳(双岳台より))  


F音更町〜帯広市〜(236号線)〜紫竹ガーデン〜緑ヶ丘公園(野草園)〜(38号線)〜十勝千年の森〜(道東道)〜新千歳空港
いよいよ最終日である。YHのペアレントに薦められた、北海道ガーデン街道と緑ヶ丘公園の野草園を見ることに決めた。チャマダラセセリも目的だったが、
天気もそれほど良くないため、花観賞に変更した。紫竹ガーデンは帯広市の南に位置し、この時期チューリップが満開である。鮮やかな色に目を奪われた。
なかなかに魅力的なガーデンである。この後、市内に戻り、広大な緑ヶ丘公園に着く。動物園がそばにある。野草園の入り口は何箇所かあるが、入るとすぐに、
オオバナノエンレイソウに囲まれる。これでも旬が過ぎているとか。ニリンソウもあちこちに群落をつくている。野草の多さ、規模の大きさは相当なものだ。
1時間は必要だろう。パンフレットでもあればありがたいのだがと思う。花にはそれぞれ、名札がついておりその点では良かった。
最後の訪問先は、十勝千年の森だ。車で走っていてすぐに気がついた。昨年訪れた、芽室岳の登山口のすぐそばだ。ここも、広大な敷地に、森や花園がある。
花は、オオサクラソウやシラネアオイが目に付いた。エゾノリュウキンカも園内の小川で咲いている。他にもいくつかの花があった。花の時期はこれからだそうだ。
この後、道東道に入り、一路、新千歳へと向かった。
北海道は広く、天気予報も良い方向にはずれ、好天が多い今回の旅を終えることができた。

         
 紫竹ガーデンのチューリップ  同左   紫竹ガーデン  緑ヶ丘公園の野草園  同、イカリソウ
         
 同、オオバナノエンレイソウ  十勝千年の森(芽室岳を見る)  同、シラネアオイ  同、オオサクラソウ  同、オオサクラソウ

北海道ガーデン街道は、旭川の上野ファームに始まり、富良野を経由して、中札内の六花の森まで7箇所が選ばれている。

7)北岳(南アルプス) : 2012年7月5日〜7月7日 
 山の記録にまとめて掲載
キタダケソウ、キタダケナズナ、チョウノスケソウ、ハクサンイチゲ、イワウメ他の花々の記録。

8)北海道紀行−V(トムラウシ山、大平山、狩場山) :  2012年7月17日〜7月22日


今年3度目の北海道になる。百名山で十勝と大雪の中間にある雄大な花の山、トムラウシ山、オオヒラウスユキソウをはじめとした貴重な高山植物の
宝庫の大平山、渡島半島の付け根にある三百
名山の狩場山を訪れた。今回は、山の会の清水さんに同行し、夏の北海道の山々をを味わった。
天気は晴れわたり、足元には花々が咲きそろい、素晴らしい山行きだった。北海道の花の規模はいつ来ても驚くばかりだ。
山の記録とチョウは別途記載

@トムラウシ山 2141m 百名山: 2012年7月17日〜7月20日
トムラウシ温泉〜南沼キャンプ地〜ヒサゴ沼〜トムラウシ山〜南沼キャンプ地〜トムラウシ公園〜トムラウシ温泉


花のポイントは、コマドリ沢の雪渓付近、前トム平、トムラウシ公園、南沼キャンプ場(分岐点)、日本庭園近辺で、チングルマの大群落、エゾコザクラ、
ツガザクラ等々、数十種が見られる。山々を背景にした花は、格別である。
また、道中、ずっとナキウサギの声を聞いていたが、姿を見て、写真に
撮れたのはヒサゴ沼からの帰り、ロックガーデンのみであった。

   
     
 チシマギキョウ(前トム平)  お花畑(前トム平)  お花畑(前トム平)
     
 お花畑(トムラウシ公園  日本庭園のチングルマ群落  チングルマの群落(南沼キャンプ場)
     
 チングルマの群落(南沼キャンプ場)  アオノツガザクラ・チングルマの花畑(同左)  イワブクロ後方は大雪旭岳(トムラウシ山頂)
     
 エゾコザクラ、アオノツガザクラ、チングルマ  コマクサ  トムラウシ公園のエゾコザクラ
         
 サンカヨウ(コマドリ沢)  ミヤマキンポウゲ(同)  ウコンウツギ(同)  チシマフウロ  エゾコザクラ
         
  チシマツガザクラ   チシマキンレイカ  テングクワガタ  キバナシャクナゲ(トムラウシ公園)
         
 エゾノツガザクラ  イワイチョウ  マルバシモツケ  チシマノキンバイソウ  チングルマ
         
 イワヒゲ  イワブクロ  ヨツバシオガマ  ミヤマリンドウ チングルマの実  
         
エゾイワツメクサ   ユキバトウヒレン  イワウメ チシマクモマグサ   エゾノハクサンイチゲ
         
 ツマトリソウ  エゾシオガマ ニシキツガザクラ(?)   ミヤマキンバイ コマクサ 
         
   カラマツソウ    イソツツジ  ゴゼンタチバナ

A大平山 : 2012年7月21日(土)

大平山は、石灰岩地帯特有の高山植物で有名で、一握りの人たちには良く知られているそうだ。勿論私は知る良しもなく、今回は貴重な体験で、
思う存分に花を楽しむことができた。石灰岩の山は、地元伊吹山が有名で、今回も良く似た雰囲気の中を歩くことができた。中でも、この大平山には
ヨーロッパアルプスの名花、エーデルワイスに最も似ているオオヒラウスユキソウと言う特異種が生育している。時期的にはこれからが最盛期だ
そうだが、十分すぎるほど満喫した。他には、カラフトマンテナ、ヒメエゾギクなどこの山独特の花をはじめ、撮った花の数は数多く、名前の良く
分らないものも相当数あった。

     
 キバナカワラマツバ  オオヒラウスユキソウ  お花畑
     
 お花畑  エゾハナシノブ  シナノキンバイ花畑
     
 お花畑  カラフトマンテナ(イワオウギの左手の白い花)  
         
オニノヤガラ?  エゾノレイジンソウ  ホソバノキソチドリ?   ギンリョウソウ  ヤマルリトラノオ
         
 イワオウギ  カンチコウゾリナ    ミヤマウツボグサ  イブキトラノオ
         
 ミヤマシシウド  イブキジャコウソウ ヒメエゾネギ     エゾアザミ
         
 マルバダケブキ  ミヤマオグルマ  イワベンケイ  クルマユリ  ツリガネニンジン
         
 エゾシオガマ      オオヒラウスユキソウ  オオヒラウスユキソウ
         
     タカネナデシコ  ヤマブキショウマ タカネミミナグサ 
         
 シナノキンバイ  ヤマハハコ  エゾゼンテイカ    テガタチドリ
         
 オニシモツケ  イワギキョウ  ハイオトギリ    
         
 クワ?  キノコ      カラフトマンテナ

昆虫・その他

         
 親子のバッタ      あちこちで見られる  ヒグマの大きな落し物
         
 海岸にもキタキツネが  島牧の海岸の花  ハマベンケイソウ(島牧海岸)    


B狩場山 : 2012年7月22日(日) 
道南の最高峰、狩場山は日本三百名山に選ばれている。2009年に、麓まで来たが、雨脚が強く中止した。今回の遠征で、
清水さんに頼み、この山を入れてもらった。天気には恵まれ快適な登山だったが、花はこの時期には、やや遅く少し残念だった。

         
マイズルソウ  エンレイソウ  ハイオトギリ  エゾゼンテイカ  イワイチョウ(山頂の湿原付近)
         
 オオバフギレキスミレ    シナノキンバイ    ヨツバシオガマ
         
チシマフウロ?  ミヤマキンバイ    ヤマブキショウマ   ツルアジサイ

9)八ヶ岳(2899m)・霧が峰(1925m) 百名山: 2012年7月29日〜7月31日
@ 八ヶ岳 : 2012年7月29日〜7月30日

 
八ヶ岳には、10年以上前、赤岳鉱泉に泊り、翌日、赤岳から権現岳を経由して、甲斐大泉までの10時間10分のコースを歩いた。今回は、滋賀在住の
総勢4名で、花の山、八ヶ岳に再度訪れた。多彩なルートがあり、白山や白馬岳とともに高山植物の3大宝庫の一つとして知られ、八ヶ岳のみの花を取り
上げた本も多数出版されている。この時期、花々を目的に多くの登山客が訪れる。売りのひとつである、ウルップソウはやや遅く、日陰にわずかに残って
いる程度、ハクサンイチゲやチングルマも、少なくなっている。それでも、見られる花の数は多く、とりわけコマクサの群生地は規模も大きく、秋田駒ケ岳を
思い出させる。また、白っぽいコマクサを見ることができた。
山の記録とチョウは別途記載

花々

     
 白いコマクサ  コマクサ群生地  何とか残っていたウルップソウ
     
 チシマギキョウ  ムシトリスミレ  シコタンソウ
     
 咲き終わったチョウノスケソウ越しに赤岳   
         
コバノコゴメグサ  ミヤマダイコンソウ(赤岳斜面)  ハクサンシャクナゲ(横岳付近)  イワギキョウ  ミヤマシオガマ
         
   コマクサ  イワオウギ    
         
  タカネツメクサ   チョウノスケソウ  コケモモ ミヤマミミナグサ 
         
 ウサギギク  残っていたハクサンイチゲ ミヤマオダマキ  ミヤマウイキョウ  ミネウスユキソウ 
         
 イワベンケイ  イブキジャコウソウ      
         
 ミヤマダイモンジソウ   コケモモの実がついて  キバナノコマノツメ   
         
 ヤマホタルブクロ   キバナノヤマオダマキ  ギンリョウソウ   

鳥やその他
高山でおなじみのホシガラスやイワヒバリにも会えた。

     
 ホシガラス  イワヒバリ  

A霧が峰 : 2012年7月31日
霧が峰は、車山から鷲ヶ峰にかけて、ゆるやかな起伏が続く霧ヶ峰高原一帯から構成されている。季節ごとに、レンゲツツジ、ニッコウキスゲ、マツムシソウ
など、高山植物が緑の草原を色とりどりに染め上げる。ここからの眺望は特に素晴らしく、富士山、北〜中〜南の各アルプス、八ヶ岳連峰などが一望できる。
今回は、車山付近で1時間30分、霧が峰高原口付近で1時間それぞれ散策した。

花々

     
 ウスユキソウ  ニッコウキスゲ花畑  タカネグンナイフウロ
         
 ウスユキソウ  ハクサンフウロ    アカバナシモツケ  ノコギリソウ
         
 ニッコウキスゲ  ツリガネニンジン  イブキトラノオ  マツムシソウ  ヤマハハコ
         
 イブキジャコウソウ  ノハナショウブ  ヤナギラン  クルマユリ  ワレモコウ
         
   コオニユリ  エゾカワラナデシコ  ハナチダケサシ  シシウド

その他

     
     

10)薬師岳・宇奈月温泉・ケヤキ平 (2926m) 百名山: 2012年8月26日〜8月28日
  イワショウブの白い花、キンコウカの群落、リンドウ各種、わずかに残ったスミレなど。2012年の山の記録にまとめて記載。
2012年山の詳細記録

11)立山縦走、奥大日岳〜大日岳〜大日平〜称名滝 百名山、三百名山 : 2012年9月15日〜9月16日
 
イワショウブの白い花、ミヤマリンドウ、ハクサンフウロなど。2012年の山の記録にまとめて記載。2012年山の詳細記録

12)北陸三山(人形山、大門山、大笠山) 三百名山:2012年10月6日〜10月8日
ツリフネソウ、オヤマリンドウなど。五箇山の相倉、白川郷の合掌つくり見学。2012年の山の記録にまとめて記載。2012年山の詳細記録                                                            

13)春日山原始林の散策:2012年10月27日 イベント参加

日山原始林は、1100年以上前に狩猟や伐採が禁止されて以降、春日大社の聖域として守られてきた。国の特別天然記念物に指定され、
世界遺産として指定されている。春日山原始林を周回する全長9.2kmの遊歩道があり、鬱蒼とした手付かずの巨木があり、昆虫や鳥類の観察など
に訪れる人も多い。今回は、通常立ち入りの禁止されている原始林内を散策出来る。散策はイベンンとの後半で、前半は奈良の町屋と町並みの
基調講演、パネルディスカッション「木造建築物の良さを活かしてまち並み再建」
があった。主催は「春日奥山古事の森」育成協議会で、定期的に
開催されるイベントである。
 会場−春日大社参拝−春日奥山遊歩道(仏頭石〜月日亭〜洞のもみじ〜五色のモミジ〜滝坂妙見宮)−若宮神社をめぐる5.3kmの行程だ。
グリーンあすなろの皆さんの説明を聞きながらのハイキングで、シカによる植生の変化の問題も聞くことが出来た。150人定員、幾つかに分かれての
散策は、実りあるものだった。なお、国有林の『古事の森』は、そのほかを合わせ、全国に9箇所ある。

       
 七五三の親子ずれで賑わう春日大社  これより禁止の立て札  大木  原始林

14)権現谷ハイキング(多賀町観光協会企画):2012年11月3日 イベント参加
 
毎年秋のこの時期に開催されるハイキングのイベント。今年は権現谷で、通常、車でも通れる道を歩く。ただし、雪も多く、がけ崩れなどもあって、いつも
道の保全が必要とのことだ。8:30に多賀大社前駅に集合(休みの日は診療所の駐車場がOK.勿論多賀大社の駐車場でも可能)、車で、出発地点の
河内風穴手前の中村に向かう。参加者は20名強、いつもの常連さんが多く、和気藹々とした雰囲気だ。皆さん足取りも軽く、最初の休憩地点河合不動まで
一気に歩く。コースは17.5km、ここが約3km地点になる。あたりは石灰岩で、河原には大きな石がごろごろいている。このコースは、南谷川沿いを歩くことに
なる。5km地点には、霊仙山への林道が枝分かれしている。ここからの山は、落合い近辺に比べ、相当長いとのこと。車でのアプローチもきかないようだ。
辺りには、花も残っており、良い雰囲気だ。ただ、紅葉には少々早い。保月への道を、右に分け更に進むと立派な道に合流する。三重県(時山〜多賀林道)
への道が開かれているが、現在は通れない。五僧峠は歴史的にもいわれのある所で、こちらに立ち寄る。三重側の谷が見えるが見通しは良くない。
しばし進み、10km地点で昼食となる。三角山(760m)が印象的な姿を見せる。あたりの山は紅葉が美しい。30分ほどの昼食休憩の後、なかなか早い
ペースで進む。ちょうど、鍋尻山と高室山の間にあたる。ここからは峠を下り、下り坂になる。なおも、7km以上、大君ヶ畑のステーションまで結構な道のり
だった。15km地点で鞍掛峠への306号線に出会う。ステーションでは。お茶をいただき、竹炭を購入した。ここからは駅まで送ってもらいハイキングを終えた。
多賀大社に立ち寄り、参拝、お土産を買うことを忘れなかった。

     
     五僧峠のいわれ
     
   三角山(昼食地点から)  峠を越え、下り道


15)平家物語 in 京都ハイキング (ゆうすい会企画):2012年11月14日
 グループ各社のOB会にあたるゆうすい会の企画である、わが町探訪ハイキング「平家物語in 京都ハイキング」に参加した。退職してまだ1年足らずの
私は、若手にあたる。見知らぬ人の多い中で、同じ会社の先輩と挨拶を交わしながら、和気あいあいと歩く。京都の町を歩くのは6月以来だが、この時は
チョウの写真目当てで、場所が違う。順路は以下に示すとおりで、平家のゆかりのある寺社を歩いた。個別の詳細は省くが、予め、訪問先の説明をメール
にていただいた。いずれも歴史的にいわれのある所ばかりで、自分の浅い知識を恥じ入るばかりだったが、今頃になってでも知ることができたことは幸い
だった。コースは、結構な距離で、2時過ぎには時折小雨に見舞われた。それでも、久しぶりの有名どころを巡るハイキングは印象的だった。長楽寺、
六波羅蜜寺、三十三間堂は中を拝観した。写真を少しあげる。

八坂神社(10:00)→円山公園→(10:20)長楽寺(10:40)→(10:45)吉水弁財天(10:50)→(10:55)知恩院鐘楼(11:00)→(11:10)千姫墓(11:15)→
(11:20)勢至堂(11:30)→(10:40)知恩院(11:45)→知恩院三門→(12:00)円山公園(昼食:雨天の時は知恩院の休憩所で)(13:00発)→祇園女御供養塔
→西行庵→高台寺→二年坂→産寧坂→清水坂→(13:45)六道珍皇寺(13:50)→愛宕念仏寺跡→(14:00)六波羅蜜寺(14:30)→(14:35)若宮八幡宮(14:40)
→方広寺→豊国神社→(15:10)三十三間堂(15:40)→後白河天皇法住寺陵→法住寺→(16:00)新熊野神社(16:20) 時間は元々の計画

     
 知恩院の大鐘楼 円山公園の紅葉   長楽寺参道
     
 禅寺八坂の塔をる  六波羅蜜寺  今熊野神社の樟の木


16)カンビジア・シェムリアップ : 2012年11月26日〜11月29日 アンコールワット他の遺跡群、トンレサップ湖ほか
 アンコールワットの観光ツアーに参加した。現地2泊、3日目の深夜便にて帰る忙しいツアーだ。見どころは、アンコールワットに代表され世界遺産と
水上生活者のトンレサップ湖の見学になる。私には初めての東南アジアで期待が大きい。混然とした町の雰囲気も楽しいものだった。遺跡めぐりの
所々で、チョウに出会うことができた。ツマベニチョウ、タテハモドキなど石垣島でもおなじみのチョウも多かった。2012年チョウの項に記載した。

@日本〜カンボジア シェムリアップの夜 アンコール・ナイト・マーケット :11月26日
 スキー・登山を一緒するご夫婦を含め、一行4名が6時に集合、関空に向け出発した。結構強い雨の中を車に同乗する。途中、事故渋滞に会うが
幸いにも30分ほどのロスで予定の時間に空港に到着する。飛行機はベトナム航空で、途中ハノイを経由する。1人ならいやになるほどのハノイでの
待ち時間を経て20時にシェリムアップに到着する。阪急旅行社の扱うツアーだが、トラピクスではなく、某旅行社の企画で我々4名だけのものだった。
ホテルにチェックイン後、早々にナイトマーケットに行き、夜の街を楽しんだ。ライブの聞けるレストランで、スタンダード曲を聴きながらの楽しい食事
だった。盛況になった頃に突然の停電、あたりは真っ暗になるが、レストランは要領よくロウソクを用意する。ここからはライブはなしの会話の食事
になる。これはこれで楽しい経験だ。帰りに、道路わきで足のマッサージを体験(私は見学のみ、30分1ドル)、トゥクトゥク(4人乗りの車体をつけた
バイク)でホテルに戻り、1日を終えた。さすがにぐっすりと眠ってしまった。2時間程度の時差で、何ら問題はなかった。

     
 ナイトマーケット  ライブレストランから(この後すぐに停電騒ぎ)  足のマッサージ


A遺跡跡めぐり アンコールワット、アンコールトム、タ・ブローム、パンテアイ・クディ : 11月27日
 朝8時、ツアーのピックアップあり、アンコールワットに向かう。現地人の案内でおよそ2時間半かけて遺跡内を観光する。回廊のレリーフ、祠堂、中央塔等、
遺跡の数々に感激しながらの見学だった。その後、アンコールトムの南大門まで送ってもらい、足のトゥクトゥクを探すが、ほとんどが予約のため、昼食を兼ね、
アンコールワットの駐車場まで戻り、足を確保する。トゥクトゥクは12:00から16:30まで20ドルであった。以下に遺跡めぐりの様子を記載する。
・アンコール・ワット
 サンスクリット語でアンコールは王都、クメール語でワットは寺院を意味する。南北1300m、東西1500mの堀で囲まれ、参道は600mである。正面に立つと
おなじみの景観が飛び込んでくる。このアンコールワットは、大伽藍と美しい彫刻からクメール建築の傑作と言われている。国旗の中央にも描かれている。
12世紀の前半に、アンコール王朝のスーリヤヴァルマン2世によって、ヒンドゥー教寺院として30年余りを費やして建立された。およそ30年前の内戦で、
クメール・ルージュが立てこもったため、祠堂の各所に置かれた仏像が破壊を受けた。各国の援助によって修復されてはいるが、一部には弾痕などが
残っている。

 
 聖池より中央祠堂
     
 西塔門  回廊のレリーフ  中央祠堂から西門をみる
     
 南からの第一回廊  中央祠堂   中央祠堂

・アンコール・トム
アンコール・ワット寺院の北に位置する城砦都市遺跡で、12世紀後半ジャヤーバァルマン7世により建設された。アンコールは、サンスクリット語の王都で、
トムは、クメール語で「大きい」という意味を持つ。一辺3kmの堀とラテライトで作られた8mの高さの城壁で囲まれている。外部とは南大門、北大門、西大門、
死者の門、勝利の門の5つの城門でつながっている。各城門は塔になっていて、東西南北の四面に、観音菩薩の彫刻が施されている。アンコール・トムの
中央には、バイヨン (Bayon) がある。その周囲にも象のテラス、ライ王のテラス、プレア・ピトゥなどの遺跡があり、案内板の順序に従って回ることが出来る。
数kmを歩くことになるが、その規模に圧倒される。

 
 アンコール・トムめぐりの最後にあたるゾウのテラス
     
 南大門  バイヨン  同左石塔
     
 バイヨンの観世音菩薩  バイヨンの塔  パプーオン
     
 ピミアナカス  同上部  ライ王のテラスの彫刻

・ タ・プローム
シュメール語である、12世紀末に仏教寺院として建立され、後にヒンドゥー教寺院に改修されたといわれている。創建は、クメール人王朝、
ジャヤーヴァルマン7世といわれている。常緑樹木のカシュガルによる浸食が激しい。三重の回廊にに覆われた遺跡には、文字通り樹木が食い込んで
いる。あまりの酷さにインドに政府はタ・プロームの修復計画を発表した(インドはタ・プロームの修復を担当)。しかし、熱帯の巨大な樹木は遺跡を破壊して
いるのか、それともいまや遺跡を支えているのかという議論が沸き起こっている。大木が遺跡の建物に食い込んだ様は中々に見ごたえのあるものである。

     

・パンテアイ・クディ
「僧房の砦」という意味があるこの遺跡は、ヒンドウー教寺院として建てられたが、その後、ジャヤヴアルマン七世によって仏教寺院にに改造された。
東西を貫く道沿いにはリンガの台座や新しい仏像などが祭られているヒンドゥー敦様式と、仏教様式が混ざり合っている。 寺院の構成はバイヨンと
共通するものがあり、四重の周壁で囲まれた中に伽藍が展開している。ラテライトで囲まれた周壁を東塔門より入ると、東テラス、楼門、参道テラス、
前柱殿、中央祠堂などの中核を担う施設が立ち並ぶ。 この寺院も幾度となく増築が繰り返されたとされ、周壁の構造や建築資材などにより垣間見る
ことができる。現在は十字形の回廊で囲まれた内部構成をしているが、当初は独立した祠堂となっていた。外側の周壁の内側も散策できる。規模も
それほど大きくなく、
見学には良い。ただ、同行の3人は疲れたらしく、手前のテラス風なところで休むこととなって、1人見学になった。

     

この後は、予定が終り、トゥクトゥクでホテルに戻った。、元気な私は、ホテルのプールで1時間以上泳いだ。
夜は、アサブラ・ダンス・ショウが見られるレストラン・バイヨンUに出かけ楽しいひと時を過ごした(次の項で写真を掲載)。

Bトンレサップ湖とオールド・マーケット : 2012年11月28日昨日のトゥクトゥクを1日チャーターし、トンレサップ湖の水上生活見学、アンコール博物館、
オールド・マーケットの買い物を楽しんだ。水上生活は文字通り、湖に、簡単な住いが林立する中で営まれている。子供は何処でも元気だ。濁った水の中で
泳いだり、裸ではしゃいだりしている。生活の基本は、魚(養殖もある)である。観光客相手の、カヌーの操舵も収入源だ。乗った小さな船も、中学生が操って
いた。英語を話し、特に不便はない。トンレサップ湖のクルーズは、グループ単位で、数によって、料金が変わる。4人で各30ドル、トゥクトゥクと較べるとやや
高い気もするが、3時間は楽しめる。遅い食事を。博物館の近くで済ませ、歴史に触れる。ヒンズー教から仏教に変わった暦史であるが、所々のビデオは
日本語版もある。昨日の、アンコール遺跡のおさらいだ。荷物は、受付で渡し、ゆったりと見学できる。ここで大事な帽子を忘れた。この後、オールド・
マーケットで買い物をする。値切るのもお遊びのひとつだ。特産のひとつである、黒コショウを買った。ホテルの戻り、身支度を整える。トゥクトゥクは、
朝9:00〜17:00(ほとんどが待ち時間で、湖までは1時間かかる)で、30ドル(勿論交渉)、チップに5ドル渡し喜んでもらった。ちなみに、市内の簡単な
移動では1ドル程度。3人は、1時間10ドルのマッサージでリラックス。チェックアウトはしていても、シャワーは使わせてくれる。夜、空港まで送ってもらい、
23:00のフライトで、ハノイを経由し、関西空港に戻った。朝の6時、食事は機内で済ませたため、山蔦さんの運転で滋賀県に戻った。空港駐車場は、
料金も安くなり、事前の登録で更に安くなる。

 水上生活    
     
     
 アンコール国立博物館近くのレストランで  アプサラの踊り(バイヨンUにて)  記念ショット

17)九州 (出水、天草、熊本) : 2012年12月5日〜12月7日

2010年の夏、北アルプス野口五郎岳小屋で出合った出水の方と話しているうちに、出水のナベズル、マナズルの写真を撮りたくなった。名刺を頂き、その
冬にも行く計画だった。その冬は、鳥インフルエンザ問題が生じ、出水でもお騒ぎになった。あれから2年、やっと具体化した。今回は久しぶりの阿蘇山
(高岳、中岳)と組み合わせ、更に、まだ行っていなかった天草観光を取り入れ、充実の3日間となった。直前の悲観的な天気予報は見事にはずれ、
よい旅を味わうことができた。山で出会ったNさんにも再会し、思いがけなく、釣りを楽しむこともできた。阿蘇登山は、2012年山の記録に記載した。

@出水のツル観察 2012年12月5日 & 12月6日AM
 9:20には熊本空港に到着する。レンタカーに乗り、120km、2時間20分弱でツル観察センターに着く。この時期のレンタカーは、込みこみの特別料金だ。
鶴の撮影は、規制のかかったセンターよりは、周辺にポイントがある。西及び東干拓地には、沢山のナベズルやマナズルがいる。海岸近くには、カモも多い。
車で静かに近づけば逃げることもなく、車内からゆっくりと撮影できる。他に、数は少ないが  もいるとのことだったが。結局確認できなかった。膨大な数の
写真から検めて探すほかはなさそうだ。5日は、ツル観察の後、山で出会った中野さんを訪問した。長島はなかなか良いところだった。フェリー乗り場のある
蔵之元で、船を出していただき、1時間強ていどのつりを楽しんだ。20年ぶりだったが、手ごたえも良く、大いに楽しませてもらった。本当にありがたかった。
夕方17:00から雨になったが、翌日にはすっかり晴れ上がった。
 翌日6日は、朝、ツル博物館の傍の、米ノ津川の川べりで、カモの写真も予定に入れた。こちらは、地元、琵琶湖のほうが楽しめる。この後、再度ツル観察
センター付近で写真を撮影した後、昨日のフェリー乗り場に戻り、蔵之元から牛深港(天草の最南端の港)に出て島内を巡った。

     
 ナベヅルの親子  ナベヅルの飛翔  同左
     
 東干拓地   マナヅルの飛翔  マナヅルの親子
     
つる観察センターから   東干拓地 優美な姿 

A天草 12月6日PM
 フェリー乗り場では、観光バスや輸送用トラックが下船してくる。11:20の牛深港行きは私1人の乗船かと思ったが直前に、女性一人が乗り込んだ。
車は私の1台のみ、王様のような感じだ。昨日の釣り場を見ながら、少々寒いなか、景色を楽しむ。30分ほどで港に入るが、カモメとトビが群れをなしている。
水揚げの魚目当てだろう。コースは左の海岸線回り、崎津天主堂や大江天主堂が最初の訪問先だ。厳かな雰囲気を味わい、海岸線を北上する。
夕日が綺麗と天草ロードマップに書いている。所々で車を止め、景色を楽しむ。富岡では、富岡城跡を見学し、雲仙岳を背景に写真を撮る。この先、
左手には常に雲仙岳が目に入る。瀬戸大橋を渡り、上天草に入る。324号線を進み、松島有明道路(有料)を利用する。橋を3つほど渡り、上天草に
別れを告げるが、島々が点在する景勝の地だ。ここから先、ホテルのある水前寺公園に入る頃にはすっかり暗くなっていた。今日は、寒波で、明日
予定の、阿蘇山もかなりの積雪と、凍結とのことだった。阿蘇登山は、登山の記録に記載した。

     
 長島(鹿児島)の海岸(蔵ノ元への途中))  同、天草を見る  ア津天主堂
     
 羊角湾(チャペルの鐘展望公園から、ア津)    大江天主堂
  富岡城跡からの展望。左手奥が、雲仙岳


18)北海道W ニセコヒラフ :2012年12月18日〜12月21日 スキー
山の会の清水さんと一緒し、待望のニセコでのスキーが実現した。予定より遅れの伊丹空港を出発し、雪降る新千歳空港に到着する。今年は12月
としては雪が多いとのことで、バスから見る景色も真っ白であった。支笏湖越しに恵庭山が見える。怖いようなスピードでバスが走る。国道276号で
支笏湖、美笛峠、喜茂別、ルスツ経由でヒラフに着いた。早々に、小雪降るゲレンデに繰り出す。10年以上も通い続ける清水さんの後を追い、
センターフォーリフトを中心に、グリーンコース、国体コースそしてアルペンコースを滑った。1年ぶりの滑りで緊張するが、雪質の良いコースは
下手糞な私でも何とかついていける。少し欲張って、1人でナイターを経験した。
翌日は、"ひとり歩きの北海道山紀行"を開設されている函館の坂口さんと合流し、アドバイスを受けながら、昨日のコースを滑る。この4日間の中で、
唯一晴れ間が覗き、、白一色のニセコアンヌプリ(1308m)が姿を見せた。夜は、ホテルの寿司店で会食しながら、山談義で楽しいひと時を過ごした。
3日目は、お昼過ぎに坂口さんと別れ、倶知安にお土産買いに出かけた清水さんとも別れ、1人で滑った。少し雪にもなれ、コースを少しはずして、
深雪の中を滑った。16:00には、ホテルに戻り、サービスでもらったプール利用券を使って1時間あまりの水泳を楽しんだ。
 最終日は、一通り標準コースを滑った後、シングルリフトキング第4で最上部にあがり、非圧雪のダイナミックコースを滑った。 この後、第3リフト沿い
の林間コースの深雪を経験した。恐る恐るの経験で、深い雪の中にスキーの片足を見失った。それでも何とか深い雪の中を滑ることができた。この
コースは深雪初心者の練習に最適なところのようで、結構スリルを味わうことができた。11時半頃には、スキー終了を終了し、荷造り、昼食、入浴と
慌しく時間の後、13時40分発の新千歳空港行きのバスに乗り込んだ。帰路にも、支笏湖畔の不風死岳や恵庭岳が見えた。4日間無事に過ごし、
楽しいスキーツアーを終えることができた。

     
 ニセコアンヌプリを背景に  ゲレンデ風景  ナイタースキー

この後、26日には、琵琶湖バレイで滑った。雪降る中のすべりだったが、しまったやや堅い雪の上に、10cm程度の新雪が積もったコンディションで、
危なっかしい琵琶湖バレイでのデビューとなった。
                                                更新日2012年12月29日