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 1.2012年
番号   地域名 日  ポイント 
 1  自宅周辺のチョウたち 4〜10月 自宅周辺のチョウ
 2 八重山諸島のチョウたち(石垣島、与那国島、西表島、竹富島) 5月7日〜5月14日 イワサキタテハモドキ、オジロシジミ、オオシロモンセセリ、ウスイロコノマチョウ
 3 アポイ岳のヒメチャマダラセセリ(北海道紀行U) 5月21日 ヒメチャマダラセセリ
 4 長岡京市光明寺付近のミズイロオナガシジミ 6月7日 ミズイロオナガシジミ
 5 京都左京区のキマダラルリツバメ 6月18日 キマダラルリツバメ
滋賀県大津市のウラナミジャノメ 6月22日 ウラナミジャノメ
 7 比良山系のミドリシジミ 6月27日 ヒサマツミドリシジミ、フジミドリシジミ、メスアカミドリシジミなど5種
長ノ山湿原・清岳向山湿原・葦毛湿原のヒメヒカゲ 6月29日 ヒメヒカゲ
北岳のミヤマシジミ  7月5日〜7月7日  ミヤマシジミ、ヒオドシチョウ 
10 北海道紀行V(トムラウシ山、大平山、狩場山) 7月17日〜7月22日  メスアカミドリシジミ 
 11 八ヶ岳・霧が峰  7月29日〜7月31日  ナミヒカゲの集団 
 12 薬師岳・けやき平  8月26日〜8月28日  ベニヒカゲ 
13 立山縦走、奥大日岳〜大日岳〜大日平〜称名滝  9月15日〜9月16日  クモマベニヒカゲ、ベニヒカゲ 
 14 北陸三山(人形山、大門山、大笠山)  10月6日〜10月8日  ミドリヒョウモン 
 15 アンコールワット遺跡周辺(カンボジア)  11月26日〜28日  東南アジアのチョウ 





















































1)自宅周辺のチョウたち : 周年(4〜10月)

 自宅に訪れたチョウや、散歩の途中で出会ったチョウたちを取り上げる。意外なチョウが自宅に来てくれる。過去、5〜6年を集めたものだ。
ホソオチョウをここ守山で初めて見た。場所は野洲川の川べりだが、誰かが放蝶したのか、翌年にはいなくなっていた。

@自宅を訪れたチョウ

         
キマダラセセリ(8月) チャバネセセリ(7月) ツバメシジミ(8月) ゴマダラチョウ(9月) 同左
ナミヒカゲ(9月) ナミアゲハ(9月) ウラギンシジミ(4月) ツマグロヒョウモン(4月) アサマイチモンジ(8月)
コムラサキ(8月) コミスジ(8月)      

A散歩や近所で出会ったチョウ

         
 ホソオチョウ(6月)交尾  ホソオチョウ(6月)メス  ホソオチョウ(6月)オス  ウラナミシジミ(10月)  キタテハ(10月)
         
 ヤマトシジミ(10月)  キタキチョウ(10月)  イチモンジセセリ(6月)  ヒメジャノメ(6月)  ベニシジミ(4月)
         
 モンキチョウ(4月)  ナミアゲハ(8月)  アオスジアゲハ(8月)  コミスジ(5月)  キアゲハ(5月)
         
 ヒメアカタテハ(5月) クロコノマチョウ(5月)   ムラサキシジミ(10月)  ハナセセリ(10月)  ヒメアカタテハ(10月)
         
 モンシロチョウ(10月) ヒメジャノメ (8月)  ナガサキアゲハ(8月)  チャバネセセリ(9月) ムラサキシジミ(9月) 

2)八重山諸島のチョウたち : 2012年5月7日〜14日
八重山諸島も今回で4度目になる。今回は、竹富島を皮切りに、与那国島2日、石垣島3日、西表島2日の計8日間の滞在だ。今回は新たに、タイワンモン
シロチョウやイワサキタテハモドキを追加することだできた。与那国の宇良部岳ではテリトリーをはるシロミスジにも再会できた。今年は入梅宣言が連休に
あり、例年より10日以上早かったが、雨にあったのは半日だけで後は良い天気に恵まれた。ただし、今年は昨年からの天候不順に加え、2〜3月にも雨が
多く、チョウや花がイマイチだった。あちこちで迷蝶目当ての方に出会い、いろいろ教わった。4度目ともなると、場所も良く分り能率よく何事も対応できた。

@竹富島のチョウ : 2012年5月7日
全体に蝶が低調な中、ここは比較的ましであった。あまり変わった蝶にあえる期待は少ないが、飛び交う様を見ることが出来るのがこの島の良いところだ。
10:40過ぎにい石垣島に到着し、そのままタクシーで石垣港に直行、荷物を預け、竹富島に渡る。島でレンタサイクルのお世話になり、アイヤル浜とナーラサ
浜を目指す。4時間もあれば、一応の場所を回ることが出来る。今回、西浅橋でNHKのドラマの撮影が行われていた。
沢山のキチョウが飛びかう中、タイワンキチョウと明らかに分るチョウに出会った。シルビアシジミも、南では、ヒメシルビアシジミの分類になる。特に、ここ
竹富島では容易に出会える。クロボシシジミ、今回はじめてのオオシロモンセセリ、リュウキュウムラサキにも出会った。真夏のような暑さの中、一通り
チョウの写真を撮った後は島見物をした。どこまでも晴れ上がった空、コバルトブルーの海、綺麗な集落、ブーゲンビリアの真っ赤な花、どれをとっても
思い出に残るものだ。

   
タイワンキチョウ クロボシセセリ オゴマダラ
     
 リュウキュウムラサキ  タイワンアオバセセリ  ナミエシロチョウ
     
 オオシロモンセセリ  ヒメシルビアシジミ  シロオビアゲハ(オス&メス)
     
スジグロカバマダラ  リュウキュウアサギマダラ   タイワンクロボシシジミ
         
 タテハモドキ  イシガケチョウ  ユウレイセセリ  リュウキュウミスジ  ウラナミシジミ

アオタテハモドキ、キチョウ、ヤマトシジミは沢山いた。

その他の昆虫や花などをあげる。

     
   海岸の浅瀬  
     
 アイヤル浜への道すがら  アイヤル浜  アイヤル浜

島の風景

     
 左手は崎枝・屋良部岳  石垣島市街をみる  NHKドラマ撮影風景(西浅橋)
     
 ブーゲンビリアの咲く道  集落風景  なごみの塔からの眺め

A与那国島のチョウたち : 2012年5月8日〜9日
2日目は早々に与那国島に飛んだ。飛んだかと思うとすぐ下降する。下には、サンゴ礁とコバルトブルーの海が広がる。早々に情報入手の出来るアヤミハ
ビル館に向かったが、月曜日は閉館、周辺の散策道を歩く。前回よりはチョウが少ない。次に、宇良部岳に向かう。アヤミハビル館を出て、反対方向に道
なりに進めば、表示がある。山頂にある中継所までは車でいける。駐車スペースがあり、階段を登ればすぐに山頂だ。ここからの眺めはほぼ全島を見渡
せる。シロミスジがテリトリーをはっている。ツマグロヒョウモンのオスが時々現れては、テリトリー争いをする。3年前と同じだ。宇良部周辺はチョウもたくさん
いる。次に久部良岳に向かう。こちらは山頂まで歩きだ。シロミスジやリュウキュウミスジ、ヒメアサギマダラも見ることが出来る。この麓もなかなかで、翌日に
細い道を車で乗り入れ、止めてはあたりで写真を撮った。タイワンモンシロチョウ、タイワンキチョウ、ネッタイアカセセリ、ヒョウモンモドキなどたくさんが飛び
交っている。ポイントは、宿で一緒した、迷蝶を求めて毎年の様にこられている方にお伺いした。成果はまずまずだった。

     
 タイワンモンシロチョウ  同左  タイワンキチョウ
     
 クロテンシロチョウ  シロミスジ  リュウキュウミスジ
     
 ネッタイアカセセリ  ヒメアサギマダラ クロセセリ 
         
  タイワンモンシロチョウ  ヒメ(アマミ)ウラナミシジミ  タイワンクロボシシジミ  テングチョウ  リュウキュウアサギマダラ
         
 シロオビアゲハ(メス)  タテハモドキ ルリタテハ  ヤマトシジミ  トガリチャバネセセリ 

その他、アマミヒメジャノメ、ウラギンシジミ、ユレイセセリ、スジグロカバマダラ、クロアゲハ、アサギマダラ、アオスジアゲハ、ツマグロヒョウモンなどの写真
を撮った。ミカドアゲハには出会えなかった。
その他の昆虫、鳥、花などをあげる。

     
     
     
 オキナワチョウトンボ    
     
 リュウキュウメジロ  リュウキュウヒヨドリ  アマサギの群れ
         
  オキナワチョウトンボ   リュウキュウメジロ      ナンバンギセル
         
   宇良部岳横の林道  帰りのプロペラ飛行機    

島の風景

     
 西崎から久部良の港と久部良岳  久部良港付近の海  西端の地・西崎
     
 立神岩付近の海岸  東崎より軍艦岩方面  東崎の灯台と馬の放牧

両日とも、天気に恵まれた。東崎灯台付近の素晴らしい眺め、久部良付近や西崎の眺望、祖納の集落、ティンダハナからの眺め、比川付近、いずれも素晴
らしかった。

B石垣島のチョウたち : 2012年5月10日〜11日、14日
石垣島では、ホタル観賞と天文台を加えた。天文台は今回で3回目の予約になるが、13日の夜は、天文台のある前勢岳はすっぽりとガスが出て、道も分り
にくいほどであった。街中はすっきりと晴れ、西表から帰ってる信じられないくらいであったが、ここは駄目だった。よって、説明のみの結果となってしまった。
3度目の正直とはならず。代わりと言ってはなんだが、その代わり万勢山林道のホタルを見ることができた。途中までは、絶好ポイントでは車が止まり、沢山
がホタル観賞をしていた。それに加え、更に先では、一人での観賞となった。ヒメボタルが林道一杯に飛び交い、それはもう素晴らしいの一言だった。時期的
にはややおそいのだが、それでもすごかった。11日の、バンナ公園のホタルツアーとは問題にならない。
 さて、チョウだが、名蔵ダム周辺、真栄里周辺(水源地含む)、於茂登岳周辺、於茂登林道、伊野田〜浦底間の林道、バンナ公園(ここでのチョウ採取は
厳禁、ゆえ、写真には最適で、種類を結構いる)。ただし、保護団体の横やりで於茂登岳は登れず(山道が危険との理由)。こんなことをしていては観光客の
反感を買うだろう。本意はアサヒナキマダラセセリの捕獲禁止だと皆が言っている。この時期には、アサヒナキマダラセセリを目的にたくさんの人が訪れる。
勿論、周辺にもいるが、登れば簡単だ。歩いているうちに、於茂登岳周辺で撮影できた。思ったよりもあちこちで見られた。
今回は、イワサキタテハモドキが初めてだ。あと、天然記念物のセマルハコガメも屋良部で写真におさめた。リュウキュウアカショウビンもOKだった。少ない
チョウの中でまずまずだった。

バンナ公園(5月14日)

     
 イワサキタテハモドキ  ツマムラサキマダラ(オス)  ツマベニチョウ
     
 コノハチョウ  ウスキシロチョウ(ギンモン)  ヤエヤマイチモンジ
         
 イワサキタテハモドキ  マサキウラナミジャノメ  キミスジ  ベニモンアゲハ  オオゴマダラ
         
 ナミエシロチョウ  ルリタテハ  クロマダラソテツシジミ  クモの巣のヤマトシジミ  

その他、クロアゲハ、ユウレイセセリなど。

於茂登岳周辺:名蔵ダム、於茂登林道、嵩田林道、真栄里ダム周辺)、伊那田〜浦底、野底岳

     
 オジロシジミ  ヤエヤマウラナミジャノメ  ツマムラサキマダラ(メス)
     
 タイワンクロボシシジミ  バナナセセリ  ヒメウラナミシジミ
     
 アサヒナキマダラセセリ  オオシロモンセセリ  ジャコウアゲハ
     
 クロボシセセリ   ヤエヤマカラスアゲハ  シロミスジ
         
 リュウキュウヒメジャノメ  アマミウラナミシジミ  コノハチョウ  ウラギンシジミ  ユウレイセセリ
         
 幼虫(オオゴマダラ)  アサギマダラ(野底岳)  アオタテハモドキ(オス)  アオタテハモドキ(メス)  

その他、ヒメウラナミシジミ、マサキウラナミジャノメ、クロアゲハ、ユウレイセセリ、タイワンクロボシシジミ、オオゴマダラ、イシガケチョウ、クロマダラ
ソテツシジミなど。

屋良部岳、屋良部林道、川平周辺、富野周辺
屋良部岳登山中にウスイロコノマチョウに出会った。今回は何度か遭遇しているが、よい出来ではない。残念だ。上とあまり変わらないが、セマルハコガメ
に気づいた。文字通り、首と手足を引っ込めなかなか出てこない。

     
 タイワンクロボシシジミ  ウスイロコノマチョウ  ヒメウラナミシジミ
     
 アサヒナキマダラセセリ   アサヒナキマダラセセリ(オス)  キミスジ
     
 ベニモンアゲハ    

その他、ツマムラサキマダラ、イシガケチョウ、アオタテハモドキ、マサキウラナミジャノメ、ヤエヤマウラナミジャノメ、ヤマトオシジミ、クロアゲハ、ユウレイセセリ、
リュウキュウアサギマダラ、アサギマダラ、キチョウ、シロミスジ、ナミエシロチョウ、ルリタテハ、アマミウラナミシジミ、クロマダラソテツシジミなど。

その他、石垣島の鳥や昆虫、風景など
トンボ

     
     
     
     オオシオカラトンボ
     
     
     
   コナカハグロトンボ  

     
 リュウキュウアカショウビン  リュウキュウシジュウカラ  同左

動物(トカゲ、クモ、昆虫他)

     
     
     
     
     
 セマルハコガメ    

その他(花や風景)

     
     タカサゴユリ
     
 ナンバンンギセル    
     
   バンナ公園内  バンナ公園の展望
     
 浦底〜伊野田林道の橋より(米原方向)  川平湾  御神崎灯台風景
     
  御神崎灯台風景(底地ビーチ方向)  御神崎灯台風景(屋良部崎方向)  バンナ公園展望台より石垣港付近の夜景
     
     

C西表島のチョウたち : 2012年5月12日〜13日
8:00の船に乗り、大原港に行く。レンタカーを借り、早々に大富林道に行く。ここ、西表島でもチョウが少ない。東屋までの1km手前で戻る。横浜や東京から
来た人に出会う。迷蝶目当ての人だ。じゅっくりと時間をかけ目的のチョウを狙っている。ちょうど、11日石垣島の同じポイントですれ違っていたようだ。
そこでお目当てのチョウがいたそうだが、取り逃がし大変残念がっていた。しばらく一緒に歩いたが別れを告げた。その後、高那、祖納、白浜、白浜
旧林道と歩いた。旧林道では、大富林道で出会った方と再会した。旧林道から枝分かれした道を1時間ほど歩いた。夕暮れでもあり、あまり沢山のチョウ
には出会えなかった。高那では、キミスジ、タイワンキマダラ、オオゴマダラ、クロテンシロチョウ、コノハチョウなど結構出会えた。宿泊は、白浜の金城旅館だ。
ここの女将さんは自然保護関連の方で、とても詳しい。夜にはヒメボタルの見学に連れていてもらった。いろいろ行き先も教えてもらったが、翌日はあいにくの
雨で断念した。雨は降ったりやんだりだったが、チョウの出る雰囲気ではなかった。ここにある学校の校庭に、早朝、カンムリワシがえさをとりに来るそうだ。
見たい方はこの旅館に泊るとよい。気さくで良い。以下にチョウをあげる。今回はチョウよりも、セマルハコガメやリュウキュウキンバトなどの天然記念物の写真が
成果だ。白浜林道でもキンバトを見ることができた。

     
 ヤエヤマイチモンジ  キミスジ  クロマダラソテツシジミ
     
 マサキウラナミジャノメ  ヤエヤマカラスアゲハ  タイワンキマダラ
     
 オゴマダラが寄り添って  コノハチョウ  ヒメアサギマダラ
         
 アマミウラナミシジミ  クロアゲハ  クロテンシロチョウ  ユウレイセセリ  

その他、ウラナミシジミ、リュウキュウヒメジャノメ、ヤマトシジミ、リュウキュウアサギマダラ、シロミスジ、アオタテハモドキ、アオスジアゲハ、リュウキュウミスジ、
タイワンクロボシシジミ、(トガリ)チャバネセセリ、キチョウなどが見られた。

     
  セマルハコガメ  セマルハコガメ裏面  ハラビロトンボ(メス)
     
     
     
 ズグロミゾゴイ(祖納)  リュウキュウキンバト  

島の風景

         
 高那付近の海岸  白浜港  新盛家住宅(祖納)  干立天然保護地区  月が浜(夕日が良い)

3)アポイ岳のヒメチャマダラセセリ(北海道紀行U):2012年5月21日

今年2度目の北海道になる。今回はアポイ岳のヒメチャマダラセセリの写真が目的だ。首尾よく撮影できた。
アポイ岳は花百名山で有名だ。また、5月のヒメチャマダラセセリが特に有名で、このチョウを目当てに訪れる人も多い。
様似の民宿に泊り、アポイ山麓
ファミリーパークの登山口を8:30にスタートする。馬の背で、10:00くらいになるように考えてのことだ。前日、ビジターセンターでヒメチャマダラセセリが十分
見れることを確認、意を強くした。道中、ピンク色のエゾオオサクラソウ、白のヒメイチゲ、サマニユキワリ、アポイタチツボスミレ、少ないがチングルマ、
アポイアズマギクが現れ始め、吸蜜に訪れるヒメチャマダラセセリが気になりだす。心配もつかの間、目立たない小型のヒメチヤマダラセセリ現れる。馬の
背辺りで十分に時間を取り、沢山の写真を撮ることができた。本当に目だたないチョウで、動いてくれないとどこにいるのか分らない。幸いすぐにとまって
くれるのでシャッターチャンスは十分にある。今月はじめ、西表島で出会った横浜からの方に、十分に写真が撮れますからと補償していただいていたの
だったが、さすがにほっとしたというか、目的がかなえられてうれしかった。アポイ岳山頂からの帰りにも馬の背辺りで蝶に再度めぐり合い、しばし時間を
取る。登りに出会った女性が、その場所でがん
ばっていた。話を交わすうち、共通に知っている人がいることが分り、チョウの世間は狭いと感じた。下を
ご覧ください。他にはコツバメとヒオドシチョウがいた。

     
 オスと思われる    オスと思われる
     
 後はオス    

北海道紀行Uは花・鳥・その他に記載しました。登山記録のみ、山の記録に纏めました。ついでにご覧ください。

4)長岡京市光明寺付近のミズイロオナガシジミ: 2012年6月7日

6月上旬、この界隈ではウラジロミドリシジミが有名だ。乙訓郡の保護団体が鑑賞会を企画している。このあたりはナラガシワが多く、地域限定のチョウ
ということになる。日中は、じっと木陰にいて、夕方に飛び回り、鑑賞会もこの時間帯だ。じっとしているならこちらで近づけば良い、あるいはその辺りに
行けば何とかなるとの前提で、JR長岡京駅の観光案内所で自転車を借り(地域MAPもある)、出かけた。まずは、子守勝手神社に行く。ナラガシワは
畦に結構ある。太陽ががんがん照っているところにいるはずがないと判断し、横手の踏み後からずんずんと山を登っていく。上で分ったことだが、道は、
長方寺〜光明寺、分岐で子守勝手神社へとついていた。このあたりで小1時間、更に光明寺の山手側で小1時間、いずれの場所でも確認できたのは、
残念ながらウラジロミドリシジミでなく、ミズイロオナガシジミだった。ナラガシワには、アカシジミもいた。こちらは栗の花で吸蜜中を撮った。久しぶりに
ナミヒカゲにも出会った。このあたり、多そうだ。更に足を伸ばし、大原野神社、勝持寺、正法寺の見学もした。京都第二外環状道路の工事中で自然が
痛めつけられている。光明寺は初めてだったが、立派なお寺だ。秋の紅葉はさぞかしと思われる。最後に、長岡天満宮により、1日を終えた。暑い1日だった。

     
 ミズイロオナガシジミ(子守勝手神社裏山)  ミズイロオナガシジミ(光明寺付近)  アカシジミ(吸密)
     
 アカシジミ クロヒカゲ  モンキアゲハ(光明寺)

この他には、キタテハ、サトキマダラヒカゲ、テングチョウ、モンキチョウ、ウラギンシジミ、クロヒカゲ、コミスジ、モンシロチョウが次々に現れた。次に、昆虫や
花を少し挙げる。

         
 ウバタマムシ  スズメバチの死骸  ジンジソウ(子守勝手神社)  ホタルブクロ  畑の一角の花畑

寺社めぐり(子守勝手神社〜光明寺〜勝持寺〜大野原神社〜正法寺〜長岡天満宮)

     
 子守勝手神社前  子守勝手神社裏山より光明寺と市街  本堂横のもみじ新芽(光明寺)
     
 参道の新緑(光明寺)  正面参道(同左)  勝持寺山門の仁王
     
 大野原神社の御池  錦鯉とスイレン(同左)  正法寺本堂前
     
 正法寺塔  長岡天満宮本殿  天満宮八条ヶ池

5)京都市左京区のキマダラルリツバメ: 2012年6月18日
 6月中旬から下旬にはキマダラルリツバメが見られる。採取目的でがんばる人たちも少なからずいる。アリが育てる蝶として有名だが、門外漢の私には
コメントするのはおくがましい。時々メールをさせていただき、アドバイスを受ける京の方から情報を頂き、梅雨の合間に早々に出かけた。今日は候補地を
2箇所に定め、車で出かけた。当地には、7:45分頃にはついた。車の止める場所にはいつも気を使うが、幸い道端に良い場所を見つけ、早々に歩き出す。
タイミングと運任せの私には、今日は幸運だった。たった1回の遭遇ではあったが、結構長くとまってくれたため、そこそこの写真になった。早めに目的達成で、
後は、気楽さも手伝って、あたりを散策した。蝶もそこそこ出ており、ヒメジャノメ、ヒメウラナミジャノメ、ナミアゲハ、キタテハ、ギンボシヒョウモン、ナミヒカゲ、
ルリシジミ、ツバメシジミを確認した。キジが畑に出ており、こちらも写真に撮った。ここには、1時間半あまりいて、その後は宝ヶ池にお昼までいた。月曜日だが、
女性や中年男性がそれぞれ、散歩やジョギングなどを楽しんでいる。隣の国際会議場には、会社員時代には何回か来た経験があるが、公園内を歩いた経験が
思い出せず、そのせいもあってあちらこちらと新鮮であった。曇り〜薄日のさす空で、湿度も高く、少々不快な環境ではあったが、気分は最高に近かった。帰りも、
367号線を通り、滋賀県に向かった。早々に、結果報告をさせてもらった。よし良しの1日だった。

     
 キマダラルリツバメ  キマダラルリツバメ  ナミヒカゲ
     
 キジ    ???
         
 カルガモ      マガモ  

6)滋賀県大津市のウラナミジャノメ: 2012年6月22日
前日は台風の影響で雨が強かったが、朝から天気が回復した。急遽、ある方にお聞きしたポイントに出向いた。前日が1日中の雨で、その後の上がりだった
こともあって、沢山のウラナミジャノメが現れた。何の苦労もなく、写真を撮ることができた。いる所にはいるものだなと感心した。少し時間があったため、
あちこち歩いた。その他のチョウとしては、ホシミスジ、キマダラセセリ、ダイミョウセセリ、キタテハ、サトキマダラヒカゲ、ナミヒカゲ、ツバメシジミ、ヒメウラナミ
ジャノメ、ヒメジャノメ、ベニシジミ、ヤマトシジミがいた。この後、伊香立まで足を伸ばした。融神社は初めてで、お参りをした。

     
 ウラナミジャノメ  ウラナミジャノメ  ホシミスジ
     
 キマダラセセリ  ダイミョウセセリ  

7)比良山系のミドリシジミ : 2012年6月27日
当初予定した撮影地点が不可となったため、琵琶湖大橋に戻り、途中から比良山の麓に車を走らせた。比良山には何度も登山をしているが、たくさん
ある具体的な山頂をまで行かなかったのは今回がはじめてである。過去には、ミドリシジミの撮影目当てで数年前に2度をトライしている(イン谷)。不鮮明な
写真で、なかなか判別がつかなかった。検索からは結構多彩なミドリシジミが確認されている。これを頼りに、林道と登山道をあちらこちら歩いた。過去の
記憶の呼び戻しと次の登山のした調べ、体力の維持等を目的にした。
写真は判別が出来るくらいに撮ることができた。悲しいかな、詳細な判別は無理で、蝶や昆虫の会の方のお世話になった。写真からだけでは決定的な判断
が難しいようで、一番高い可能性を教えていただいた。レンズ越しに覗く、光輝くミドリシジミのきらめきは何とも言えない感激だ。テリトリー争いで、2匹が
くるくる輝きながら舞う様は写真には鮮明に収められなかった
がなかなかのものだった。
結果、ウラクロシジミとフジミドリシジミ(横山岳以来)は容易に判別できた。メスアカミドリシジミとアイノミドりシジミは、お世話になった。加えて、ヒサマツ
ミドリシジミとエゾミドリシジミの可能性を指摘してもらった。13種類中、5種のミドリシジミ類が撮影でき幸運だった。次々に飛来するミドリシジミをうまく写真
撮影できたため、余勢を買って登山道をかなり奥まで登った。二汗はかいた。

     
 メスアカミドリシジミ(メス)  フジミドリシジミ(メス)  フジミドリシジミ(メス)
     
 ウラクロシジミ(メス)  ウラクロシジミ(メス) ヒサマツミドリシジミ(オス)
     
 メスアカミドリシジミ(オス)  エゾミドリシジミ  アイノミドリシジミ
     
 トラフシジミ  ミスジチョウ  ヒメキマダラセセリ

このほかには、ウラギンシジミ、ムラサキシジミ、イチモンジチョウ、テングチョウ、コミスジ等もいた。

         
 初めて見たヘビ        
         
   幹から幼木   三段の滝  ワサビ谷の滝


8)長ノ山湿原・清岳向山湿原・葦毛湿原のヒメヒカゲ : 2012年6月29日

長ノ山湿原は、以前、NHKのBS放送で見る機会があった。ひらひらと飛ぶヒメヒカゲが印象的だった。また、葦毛湿原は都市型の湿原としてよく知られ
ている。この機会に両方を訪問するべく出発した。
朝、5:15に出発する。栗東ICから新名神で豊田JC経由、豊田松平ICで降りて、301号で田原に出て、長ノ山湿原には、7:45には着いた。途中のPAで
少し眠気を覚ました。8:00では早いかなと思ったが、時間的にはかえって良かったのか、あちこちで飛び交うヒメヒカゲに出会えた。裏の眼状紋の数は
いろいろあって、さすがに数が多いと多様だなと感心した。特に散策路が設けられているわけでもなく、木道もないため、普通の靴では無理である。
立ち入り禁止の柵に沿って歩いた。トキソウには遅かったが、わずかに残っていた。この長ノ山湿原には2時間弱滞在した。農家の方に聞くと、作手支所の
近くに、もうひとつの湿原(清岳向山湿原)があるという事で、支所に立ち寄り、パンフレットと情報を入手した。車で5分程度で着いた。小さな湿原だが、
全国500箇所の湿原に選ばれているという。ここには10:30〜11:15までいた。時間に余裕があったため、40km離れた葦毛湿原を目指した。葦毛湿原には
12:15に到着、湿原前の休憩広場で弁当を食べ、湿原を散策した。こちらは知名度が高く、平日にもかかわらず訪れる人が多いのに驚いた。ただし、規模は
思ったよりも小さく、花もこの時期には少なく、あっと今に終わった。そのため、湿原から出ている岩崎自然歩道を1時間20分程歩いた。赤岩山への途中の
NHKの中継上からは遠州灘が見渡せた。14:15には駐車場に戻り、豊川ICから帰途についた。
@長ノ山湿原
長ノ山湿原は 新城市作手岩波にあり、県指定の文化財/天然記念物である。面積は34,000m2で、東海地方最大の湿原である。泥炭湿原で海抜500mの
作手高原にある中層湿原として貴重である。地表には、オオミズゴケ、ハリミズゴケ等のミズゴケ類、その上にヌマガヤ、ミカヅキグサ、ヨシ、マツバイ等が
繁り、湿地性ラン科植物も豊富で、春から夏にかけさまざまな花が咲くと記されている。昆虫としては、今回の目的であるヒメヒカゲやハッチョウトンボ等が
生息する。
朝、8:00、湿原に着くとあちらこちらでヒメヒカゲが飛んでいる、早速、カメラを向ける。裏の眼状紋の数はいろいろあって面白い。結構枚数を重ねた。
ハッチョウトンボも撮ることができた。メスは黄色だが良く分らなかった。オスの赤ばかりが目に付くからだろうか。足元は悪く、登山靴を用意してきて良かった。
湿原は、杭と綱だけで仕切られた簡単なものだった。散策路は特になく、杭に沿って歩くことになるのだが、歩いているところも湿地帯でぬかるんでいる。
もう少し保護に力を入れると良いだが・・・・

ヒメヒカゲを眼状紋の数で分けた。前翔(0,2,3)、後翔(2,3,4)の組み合わせからなる。かすかに前翔1箇所に紋がるようにも見える固体もあった。前翔紋オス
では0〜2、メスでは3〜4と言われている。後翔裏の紋内側の白条はメスが強いと説明されている。

     
 前翔(0)、後翔側紋(2)  前翔(2)、後翔側紋(2)  前翔(3)、後翔側紋(2)
     
 前翔(0)、後翔側紋(3)  前翔(2)、後翔側紋(3)  前翔(3)、後翔側紋(3)
     
 前翔(0)、後翔側紋(4)  前翔(2)、後翔側紋(4)  前翔(3)、後翔側紋(4)

かすかに前翔にあるものもあるが・・・・

 
 前翔(かすかに1)、後翔側紋(4)

その他のチョウは、イチモンジチョウ、ハナセセリ、コチャバネセセリ、ウラナミシジミ、ツバメシジミ等であった。

         
 長ノ山湿原掲示板  湿原風景  わずかに残ったトキソウ  ノハナショウブ  ホタルガ
         
 色素抜けの??  ハッチョウトンボ   ハッチョウトンボ    ハラビロトンボ(メス)
         
 ハラビロトンボ(オス?)  ユキノシタ  ホタルブクロ  コチャバネセセリ  ハナセセリ


A清岳向山湿原

清岳向山湿原は水田で消滅した大野原湿原(約50ha)が残ったもので、木道250mくらいの小さな湿原である。記載によれば、泥炭が堆積し、植生は
ヌマガヤ−ミカヅキグサ優占群落に属する典型的な「中間湿原」となっている。貴重な動植物の生息する場所で、作手村の中間湿原群は2001年
10月11日に環境省の全国重要湿地500ヶ所に選定されている。
この湿原でも、ヒメヒカゲがいた。また、ここのトキソウはまだまだ大丈夫だった。チョウは他には、ヒメキマダラセセリとウラギンスジヒョウモンがいた。
ノハナショウブもここにもあった。この訪問の後、一路葦毛湿原を目指した。

         
 掲示板  入口風景  短い木道  トキソウ  ノハナショウブ
         
 ヒメヒカゲ  ヒメヒカゲ  ヒメキマダラセセリ   ハラビロトンボ交尾 

B葦毛湿原 
葦毛湿原は愛知県豊橋市岩崎町にあり、愛知県指定の天然記念物に指定されている。「東海のミニ尾瀬」とも云われ、都市近郊として全国にも珍しく
、約5haの原野に高山性植物のミカワバイケイソウ等の湿性植物など約250種が自生し、四季折々に花が楽しめる。湿原の入り口は、そのまま
赤岩山へつながっており、今回、時間に余裕ができたため、途中の、NHK中継所まで足を伸ばした。
清岳向山湿原からは、40km弱離れたていた。12:15に到着、湿原前の休憩広場で弁当を食べ、湿原を散策した。知名度が高く、平日だったが
訪れる人が多かった。考えていたよりも規模が小さかったが、モウセンゴケやサワシロギクの花、ヒメヒカゲも楽しめた。湿原から赤岩山に続く
岩崎自然歩道を1時間20分程歩いたNHKの中継上からは遠州灘が見渡せた。14:15過ぎには駐車場に戻り、豊川ICから帰途についた。

         
 花の掲示板  湿原風景  モウセンゴケの花    
         
 サワシロギク   ヒメヒカゲ   ヒメヒカゲ  岩崎自然歩道のササユリ  オオシオカラトンボ

9)北岳のミヤマシジミ : 2012年7月5日〜7月7日

梅雨空の中、南アルプスの北岳に登った。以前に登ってから10年は過ぎている。記憶もほとんどなく、初めてに等しい。一番の目的は、
キタダケソウの写真である。お花畑は想像以上によかった。花の種類と規模は相当のもので、感激した。さて、チョウだが天気もあまり良く
なく、また珍しいチョウにはお目にかかれなかった。南アルプスへの拠点、仙流荘バス停では、テングチョウ、カラスアゲハ、ウラギンヒョウモン
と思われる程度である。御池小屋で目もあざやかんなヒオドシチョウにお目にかかった。ヒメウラナミジャノメも見られた。最後に、スタート地点、
仙流荘バス停に戻ったときに、ミヤマシジミの写真が撮れた。昨年の蓮華温泉〜白馬〜朝日〜蓮華温泉の縦走で、それらしいと思われる
写真を撮っていたが、今回は特徴もはっきりと出ていた。登山記録は、山の記録に記載。

   
 ミヤマシジミ(仙流荘バス停駐車場)  ヒオドシチョウ(御池小屋にて)

10)北海道紀行−V(トムラウシ山、大平山、狩場山) :  2012年7月17日〜7月22日
今年3度目の北海道になる。百名山で十勝と大雪の中間にある雄大な花の山、トムラウシ山、オオヒラウスユキソウをはじめとした貴重な
高山植物の宝庫の大平山、渡島半島の付け根にある三百
名山の狩場山を訪れた。今回は、山の会の清水さんに同行し、夏の北海道の
山々をを味わった。天気は晴れわたり、足元には花々が咲きそろい、素晴らしい山行きだった。チョウについては残念ながら収穫は少な
かった。

@トムラウシ山 2141m 百名山: 2012年7月17日〜7月20日
トムラウシ温泉〜南沼キャンプ地〜ヒサゴ沼〜トムラウシ山〜南沼キャンプ地〜トムラウシ公園〜トムラウシ温泉


トムラウシ温泉近辺でホソバヒョウモン、ヒメウラナミジャノメ、チャバネセセリ程度だった。コマドリ沢付近では、ヤマキマダラヒカゲ、ヒメ
キマダラヒカゲ、コヒオドシ程度、南沼キャンプ地のお花畑では、沢山のコヒオドシが飛びかっていた。途中の縦走路では、会うことができ
なかった。カムイ天上を下った登山道では、ヤマキマダラヒカゲ、ナミヒカゲが多く見られた。

         
 ホソバヒョウモン  ヒメウラナミジャノメ  コヒオドシ(南沼キャンプ場)  クロヒカゲ  チャバネセセリ

A大平山 : 2012年7月21日(土)

 早朝発で、ガスがかかっていたため、登るときにはチョウの姿は見えなかった。
一等三角点がある頂上からは雲海の上、東に
羊蹄山を望め、西には狩場山が見えた。昼食の後、もと来た路を下るが、1109mピークからの下りはお花畑になっており、朝には
全く見られなかったチョウが、暖まってきた気流に乗って上昇してきた。あちらこちらで吸蜜している。ギンボシヒョウモン、
コヒオドシ、エゾスジグロシロチョウ等だ。更に、下った山道は樹木で覆われ、うっそうとしていたが、陽だまりで、メスアカ
ミドリシジミとキバネセセリに出会った。今まで写真に撮れていないミドリシジミではと期待したが、後で確認したところそう
ではなかった。それにしても、花の多い山だ。花はその他に記載。登山記録は、山の記録2012年に記載した。

   
 メスアカミドリシジミ  メスアカミドリシジミ(オス)
       
 ギンボシヒョウモン  エゾスジグロシロチョウ   コヒオドシ  キバネセセリ

B狩場山 : 2012年7月22日(日) 
道南の最高峰、狩場山は日本三百名山に選ばれている。2009年に、麓まで来たが、雨脚が強く中止した。今回の遠征で、
清水さんに頼み、この山を入れてもらった。この山の花の時期には、やや遅く、従ってチョウも少なく、写真には撮れなかった。
残念だった。

11)八ヶ岳(2899m)・霧が峰(1925m) 百名山: 2012年7月29日〜7月31日
@ 八ヶ岳 : 2012年7月29日〜7月30日
 
八ヶ岳には、10年以上前、赤岳鉱泉に泊り、翌日、赤岳から権現岳を経由して、甲斐大泉までの10時間10分のコースを歩いた。今回は、
滋賀在住の総勢4名で、花の山、八ヶ岳に再度訪れた。多彩なルートがあり、白山や白馬岳とともに高山植物の3大宝庫の一つとして知られ
ている。この時期にはコマクサを代表とする花々を目的に多くの登山客が訪れる。チョウについては残念ながら平凡なチョウしか出会えなか
った。イブキジャコウソウに吸蜜するクジャクチョウが印象的だった。

   
 クジャクチョウ(イブキジャコウソウ)  クジャクチョウ(イブキジャコウソウ)
         
 コムラサキ(登山口の美濃戸口)  ヒメキマダラセセリ(同左)  クジャクチョウ(横岳付近)  ミドリヒョウモン  キアゲハ(横岳)
         
 ルリタテハ(北沢登山口)  ヒメウラナミジャノメ      

A霧が峰 : 2012年7月31日
霧が峰は、車山から鷲ヶ峰にかけて、ゆるやかな起伏が続く霧ヶ峰高原一帯から構成されている。季節ごとに、レンゲツツジ、ニッコウキスゲ、マツム
シソウなど、高山植物が緑の草原を色とりどりに染め上げる。ここからの眺望は特に素晴らしく、富士山、北〜中〜南の各アルプス、八ヶ岳連峰などが
一望できる。今回は、車山付近で1時間30分、霧が峰高原口付近で1時間それぞれ散策した。車山では、ナミヒカゲの集団にお目にかかった。普通種
だが、ウラギンヒョウモン、ギンボシヒョウモン、アサギマダラ、ハナセセリ、クロヒカゲ、ヤマキマダラヒカゲなどが沢山飛び交っていた。

     
 ナミヒカゲの集団(ミネラル補給)  ウラギンヒョウモン  ギンボシヒョウモン
         
 クロヒカゲ  ウラギンヒョウモン  ギンボシヒョウモン  アサギマダラ  ナミヒカゲ

12)薬師岳・宇奈月温泉・ケヤキ平 (2926m) 百名山: 2012年8月26日〜8月28日
  ベニヒカゲが例年どうり沢山見られた。薬師平付近では、キベリタテハとアサギマダラが見られたが、写真には撮れなかった。稜線では、
キアゲハがいた。コヒオドシやタカネヒカゲ(少々時期が遅い)らしきら蝶がいて、鷲羽岳以来かと期待したが、止まってくれず、確認できなかった。
モンキチョウもいた。2012年の山の記録にまとめて記載。2012年山の詳細記録

13)立山縦走、奥大日岳〜大日岳〜大日平〜称名滝 百名山、三百名山 : 2012年9月15日〜9月16日
立山縦走では、残念ながらチョウは見かけなかった。翌日は早朝発だったため、大日平あたりでチョウを見かけた。その後の、急坂や、下り道で何度となく見かけた。大日平では、小屋の前の木道で、ベニヒカゲに混じり、クモマベニヒカゲを撮ることができた。アサギマダラは見かけたが写真には撮れなかった。大日平小屋を過ぎた辺りには、イワショウブに群がるベニヒカゲ、ヒョウモンチョウが、更に進むとおなじみのヒメキマダラヒカゲやミドリヒョウモンが何度となく現れた。

     
 クモマベニヒカゲ  ベニヒカゲ  ヒョウモンチョウ
         
  クモマベニヒカゲ   クモマベニヒカゲ  ベニヒカゲ  ベニヒカゲ  ミドリヒョウモン

14)北陸三山(人形山、大門山、大笠山) 三百名山 :  2012.10.06〜10.08 
 10月に入り、富山と岐阜の県境にある五箇山や白川郷周辺では、朝晩が冷え込み、蝶の姿もまばらである。見られるチョウも、キタキチョウやモン
シロチョウくらいであった。大笠山の登山口にあたる桂湖では、下山時、ミドリヒョウモンのメスのやつれた姿、ヤマトシジミが加わった。チョウの季節も
終りに近づき、越冬組みが残ることになる。

   ミドリヒョウモンのメス

15)アンコールワット周辺(カンビジア): 2012.11.26〜11.28
アンコールワット遺跡をめぐるツアーに参加した。7月の下旬、蓬莱山を登ったなかまと一緒させてもらった。雨季があけた11月で、真夏のような気温の中を歩いた。メンバーは、スキーを一緒する山蔦夫妻、元気の良い唐木さん。皆さんとの遺跡めぐりの中、チョウの写真を撮るため、あちこちと忙しくした。
写真には撮れなかったがツマベニチョウ、その他、石垣島をはじめとする八重山諸島でもお馴染みの南のチョウに出会えることができた。初めての海外でのチョウの撮影だったが、わずかな間に結構数多くの種類に出会えた。これを機会に東南アジアも目的地に入れることが出来ればと思った。カンビジアでは、遺跡めぐり、博物館、ナイト・マーケット、オールド・マーケット、トンレサップ湖を訪問した。2012年の花・鳥・その他にまとめて記載

     
 クロテンシロチョウ  クロテンシロチョウ  クロマダラソテツシジミ
     
 クロマダラソテツシジミ  ヤマトシジミ  ハイイイロタテハモドキ
     
 ヤエヤマシロチョウ  ウスキシロチョウ(?)  ルリボシタテハモドキ
     
     ルリボシタテハモドキ
     
 ヤエヤマシロチョウ  
     
  ヤエヤマシロチョウ  
         
 タテハモドキ  同左オス(秋型)  ルリボシタテハモドキ  スジグロカバマダラ  
         
  メスアカムラサキ        
     
     
     

                                           
         更新日2014年3月5日