万朶 |
きっと僕は何年経っても。何十億光年経ったとしても。君に恋をするのだろう。 |
開来 |
だからどうかこの先、何度でも教えて欲しい。 |
假睡 |
何と温かな寛ぎに満ちた瞬間であろう。 |
恋衣 |
紡ぐ言葉も、織る声も。全て己のものにできたのなら。 |
落暉 |
何時か、複雑に絡み縺れ合う因果の糸が解ける日がくるのだろうか。 |
祈誓 |
今年も彼と共に在れますように。 |
甘苦 |
甘い諦めの感情を持て余しながら、夢よりも確かなものに触れる。 |
妬心 |
沁み出した想いばかりが胸に積もって、如何にも辛い。 |
天鏡 |
平生とは異なるけれども、二人にとっては尊い日常。 |
悔悟 |
一度放たれてしまった言葉は、二度と元へ戻らない。 |
遺物 |
遠回しではあるが、この男はこの男なりに俺のことを気遣っている。 |
七夕 |
呪いが自分たちに齎したものは、決して傷ばかりではない。 |
幽玄 |
この世に生きとし生けるもの、全てに限りはあるさ。 |